あとがきがわりの座談会ッ! 第二十一話「振り返ってみよう」

 

ろう・ふぁみりあ(以下ろう):・・・また、アルファベット一巡してしまった。

セシル=ハーヴィ(以下セシル):話としては、カインとバッツが喧嘩して、僕&カインがオーディン様と決闘しただけなのにね。

バッツ=クラウザー(以下バッツ):おい。どーして俺とカインの ”決闘” が喧嘩扱いなんだよ。

ロック=コール(以下ロック):原因は単なる痴話ゲンカだろ、あれ。

ギルバート=クリス=フォン=ミューア(以下ギルバート):・・・内容は、 “喧嘩” ってレベルじゃなかったけどね。

カイン=ハイウィンド(以下カイン):フッ・・・全く良い迷惑だ。俺とサリ―――ファリスの甘い一時を邪魔されてな。

ファリス=シュルヴィッツ(以下ファリス):・・・甘かったか?

セシル:・・・どっちかっていうと、カインが駄目男に降格しただけのシーンだったような・・・・・・。

カイン:なんだと・・・!

ろう:・・・ていうか、ホントになんでこんなに長くなったんだろ? ああ、昔が懐かしい・・・・・・。

ギルバート:第四章なんて、Fで終わってたよね。

バッツ:げっ!? 俺が本格的に登場した章って、プロローグとエピローグ入れても10話もないのかよ!?

セシル:しかもレオ将軍とバトルまでして、これだけの分量―――今までが全部このペースだったら、もうFF4IF終わってるんじゃないか?

ろう:ていうか逆に、もしも第四章を今書き直したとしたら、アルファベット一巡させる自信があります(苦笑)。

 

プロローグ

ろう:さて、遠い昔のことを思い返していても仕方ないのでちゃっちゃと行きますよー。

セシル:このプロローグ読み返してふと思ったんだけど、出番が少ない割にシドって要所要所を抑えた登場するよね。

ローザ=ファレル(以下ローザ):私がセシルとケンカしちゃった時も、シドが登場しなかったら絶交してたかもしれないしね!

シド=ポレンディーナ(以下シド):ほっほっほ。キーポイントキャラクターと呼ぶがいいゾイ。

ろう:というか、なんかさり気なく登場させやすいんですよ、この人。

シド:ゾイ?

ろう:例えば・・・ローザさんの時は、なんか知らないけれど和解するはずのところで、セシルさんがへたれちゃってすげえ困ったんですよ。

セシル:え?

ろう:ほら16章のASでセシルさんが「本当はここで君を強く抱きしめて “愛しているから” とか言えば格好良いんだろうけど」とか言ったじゃないですか。

セシル:・・・言ったっけ? そんなこと。

ろう:言いました。で、本当はその言葉の通りに、ローザさんを強く抱きしめて「愛してる」って言ってハッピーエンド、のはずだったんですよ。

セリス=シェール(以下セリス):でも土壇場で逃げ出したわね(←こっそり覗いてた奴)。

キャシー=リン(以下キャシー):まったくあそこで逃げ出すなんて。へたれにもほどがありますね(←こっそり覗いてた奴)。

リサ=ポレンディーナ(以下リサ):そこへいくとロイド君は積極的だよー。セシルの部下とは思えないくらい(←こっそり覗いてた奴)。

ベイガン=ウィングバード(以下ベイガン):まあまあ皆様それくらいで。結果的に上手く行ったのだから良いではないですか(←こっそり覗いてた奴)。

セシル:お前らああああああああああああああああああああっ!

ろう:まあなんにせよ、あの時は誰かが取り持ってくれないとマジヤバイなー、と思ってた所に、丁度シドさんが通りかかってくれたわけです。ビバご都合主義。

ギルバート:そう言えば、この話を更新したときのTOPでも、ろう君絶叫してたね。「出すつもり無かった人も出てくるし!」って。

ろう:うい、それはもちろんシドさんの事だったり。

セシル:ていうか16章の話になってるんだけどっ。21章の話をしようよ21章!(←半ギレ)

ろう:今回も、本当だったら前章辺りで伏線出すつもりだったのを、すっかり忘れていて、慌ててシドさんに登場願ったわけです。

シド:・・・なんか便利屋扱いだゾイ。

 

A.「死者蘇生」

ろう:ここもちょっと悩んだ話。

クノッサス=アーリエ(以下クノッサス): “レイズ” の設定について、ですな。

セシル:あ、クノッサス導師。

ろう:RPGの二次創作書く上で一番悩むのがズバリ “生き返らせることができるか?” ですよね。

セシル:大概のRPGだとキャラクターが死んでも魔法とかアイテムで生き返ることができるからね。

ろう:その一方で、イベントでキャラが死ぬと、死んだままになっている―――オルデカさんが死んだ時「ザオリク使えよ」とか思ったのは私だけではないはず(笑)。

セシル:それで結局FFIFの場合は、 “魔法で生き返らせることが出来るけど、制限がある” ってことかな?

ろう:ですね。死んだ直後なら、割と高確率で生き返らせることが出来ますが、肉体が修復不可能だったり、魂が “自分が死んだことを受け入れる” とアウト。

クノッサス:前者については、戻るべき肉体がなければ戻ることは敵わぬというわけですな。そして後者は―――

セシル: “もう一度苦しい想いをするために生き返りたくない” ―――そんなふうに、蘇ることを魂が拒めば呼び戻せないと言うことだね。

クノッサス:・・・ただ、死霊術―――ネクロマンサーの使う邪悪な術ならば、壊れた肉体に魂を宿すことも、嫌がる魂を無理矢理に反魂することも可能らしいですが。

セシル:あー、あのフシュルルー、とか言ってるようなのが使う術か。でもそれは―――

クノッサス:はい。それで蘇ったモノはすでに人間とは―――生者とは呼ぶことはできませぬ!

ろう:・・・・・・あ。今、 “クノッサスVSスカルミリョーネ” とか書きたくなった気がする。そんな予定カケラも無いけど。

 

B.「帰還」
C.「仇」
D.「失わぬために」

エドワード=ジェラルダイン(以下エッジ):オヤジの仇―――!

ユフィ=キサラギ(以下ユフィ):エッジ! やめなよ!

ベイガン:・・・まったく。これがオーディン様の盟友であった、エドワード殿ご子息であるとは―――少々期待外れですな!

エッジ:てめえ!

ユフィ:だからやめなってば!

ろう:・・・と、まあ。ここら辺のやりとり、実は全く予定にありませんでした。

エッジ:なにぃ!? なんでだよ! 俺のオヤジの仇だぜ!?

ろう:いやー、拍手コメントでそこんとこ指摘されるまで全く忘れてました。エッジさんの見せ場は次の章なんで。

エッジ:お。そーいや次が原作では初登場のシーンじゃねえか。つまりアレか? 俺が華麗にルビカンテをズンバラリンと。

ユフィ:いや、どうだろう。むしろ無様に負けるんじゃない?

ベイガン:ユフィ殿、夢は長く見せて上げた方が優しさというものですぞ?

エッジ:こ、コノヤロウ! そりゃどーゆー意味だッ!

セシル:・・・ベイガンがそう言うこと言うのは珍しいなあ。

 

セシル:しかしあそこでリディアが泣くとはね。

リディア:うー・・・・・・・。

バッツ:なにィ!? リディアが泣いた!? 誰が泣かせたんだ!?

セシル:ああそれはエッジが―――

エッジ:ちょっと待て! 俺は別に―――

バッツ:俺の怒りにハリセンが唸るッ! 喰らえ必殺ッ、しゃりばんくらーーーーーしゅっ!

エッジ:のわああっ!?

ギルバート:・・・うん、ハリセン持ってる以上、いつかやると思ってた。

ろう:それはともかく、なんか段々とリディアさんが可愛くなってきているような気がします。

リディア:か、可愛いっていうなっ!

ろう:ていうか、後にある “とあるシーン” まで、リディアさんはツンツンしっぱなしの予定だったんですが。あれえ?

バッツ: “とあるシーン” ?

ろう:ふふふ、それはあとでのお楽しみです(にやりんぐ)。

 

E.「死なせぬために」

ロック:「セシルのヤツは、お前に見せたかったんじゃないか? この戦いを―――これからの戦いを」

セシル:いやそんなことは全然ないんだけどね。

ロック:へ?

セシル:僕がバッツを戦闘に参加させなかった理由は、最初にロックが言ったとおりで、ほぼ正解。

ロック:ええと、「人を殺すことができないヤツが戦場で出来ることはなにもない」ってあれか?

バッツ:・・・・・・なんだよ。やっぱり俺が役立たずだから外されたってことか?

セシル:いや役立たず以下。

バッツ:なんだとう!

セシル:君の場合、下手すれば敵を倒すどころか、逆に守ろうとしかねない。例えば騎士が民兵に斬りかかろうとすれば・・・・・・。

ロック:そいつをを殴り倒してでも止めただろうな。

バッツ:・・・うぐ。

セシル:君の “覚悟” は解ってる。だから “敵を殺すための戦場” には参加させず、 “誰かを救うための戦い” をしてもらったんだ。

クノッサス:・・・やはり “護衛” というのは建前でしたか。

セシル:まあね。バッツの “覚悟” は周囲の活力になると思ったからこそ、導師に同行させたんだよ。

バッツ:・・・ふん。

セシル:なんだい、まだ “役立たず” 扱いしたことをすねているのか?

ロック:いや違うぜ、口元がにやけてる。認められていたことが嬉しいんだろうさ。

バッツ:う、うっせーよ!(照れ)

 

F.「キス」

ろう:カインさんの変態性が暴露された話です。

カイン:殺すぞ。

ろう:いやいやだって、こんなコメントが来ていますし。

更新お疲れ様です。…カイン、許すまじ!!>バツファリ派の戯言(いや、バツファリ抜きにしても、カインが変態ぽくなるのはセシル相手だけで充分なんですが。
一体どうして『妹萌え』属性が付いてしまったのでしょうか;)

ろう:とか。

三角関係キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!! でもカインが若干気持ち悪いです

ろう:とか。

「キス」読みました。最近更新早いですね。
カインがもうギャグキャラになっています。シリアスキャラだと思っていたのに。
きっとロックがバロン中にカインはホモだと言いふらすんですね。

ろう:なんかカインさんが普通に変態認定されてますな。はっはっは。

カイン:ドラゴンダイブ!

ろう:ぐぎゃああああああああああっ!?

カイン:貴様が思いっきりギャグ調にしたせいだろうが!

ろう:(復活)・・・いや、ホントはもうちょっとシリアスというかもうちょっとアダルティな感じになるはずだったんですがね。それこそ18禁になるくらい。

ファリス:すんな。

ろう:ていうか、一番の原因はファリスさんだと思います。

ファリス:俺?

ろう:うい。本当はカインさんに迫られて、もっと乙女チックに狼狽するはずだったんですが―――すげえ勢いでブチギレてますな。

ファリス:あのな、普通はいきなりキスされたらキレるだろ。普通の女だってビンタの一発くらいはすると思うぜ?

ろう:そうかも。あと、予定では「サリサ、お前胸にさらしなんか巻いてるのか・・・? 胸の発育に良くないな。どれ揉んでやろう」とかカインさんがファリスさんの胸に

ファリス:シルドラ! サンダーストーム!

シルドラ:シャギャアアアアアアッ!

ろう:のげええええええええええええええええっ!?

カイン:・・・というか、それでは俺がただのエロオヤジだ。

 

G.「決闘」
H.「言い訳」
I .「力と技」
J.「 “僕が認めた最強だ” 」
K.「決着」

ろう:ホントはここら辺、あっさりと決着が着くはずでした。

バッツ:俺の圧勝で?

ろう:いやカインさんの圧勝で。

バッツ:なんでだよ!?

ろう:以前に言った「バッツさんに圧勝できる二人」の内の一人がカインさんでした。

セシル:カインの “跳躍” が、バッツの “無拍子” と真逆にして似た能力をもっているからだね。

ろう:はい。カインさんの “跳躍” はバッツさんの “無拍子” を無効化できる―――はずでした。それがなんであんなことになったのか。

カイン:・・・チッ。

セシル:まあ、一つはバッツの運が良かったって事だね。本当なら、カインの先制の一撃で終わっていた試合だったし。

バッツ:あ、あれは油断していたせいで・・・。

セシル:で、そのあと先制攻撃に調子に乗ったカインはそれこそ油断して、バッツを見くびった。

ロック:それでバッツの “仕掛け” に気がつかず、考え無しに跳躍しまくって体力削られてへろへろになっちまったと。

カイン:チッ、あれは俺が悪いんじゃない。セコイ手を使ったコイツが・・・。

バッツ:なんだとこの虚弱体質! たったあんだけで息切らせやがって!

フライヤ=クレセント(以下フライヤ):あれだけ、と言っても並の竜騎士の倍以上は跳躍し続けていたんじゃが。

カイン:黙れこの逃げることしかできない臆病者がッ!

ロック:逃げるだけって、俺だったら中庭の外でマジ逃げしてるぜ。アンタの突進に臆さず立ち向かえる奴がどれだけ居るっていうんだか。

ベイガン:・・・というか、陛下は最初からこの結果がわかっていたようですが。

セシル:まあね。最終的にどちらが勝つかはともかく、どちらも打つ手無しでタイムアップになるとは思ってた。

ベイガン:だから最初にどちらが勝つか「言いたくても言えない」と仰ったのですな。

 

L.「リターナ」
M.「バッツVSロック」
N.「最強の理由」

リディア:・・・こーしてみると、バッツって強いのか弱いのかよくわかんないわよね。

ロック:いや強いぜ? まともにやったら俺なんか勝てるわけねーって。

バッツ:でも勝ったじゃねえか(←悔しそう)。

ロック:そりゃあ勝てる条件でやったからなー。わざわざ負けると解って勝負するわけねえだろ。

セリス:・・・くっ。

ローザ:あら? どうしてセリスが悔しがってるの?

セシル:それは、セリスもロックに負けた一人だからだよ。

セリス:うるさいっ! 実力で負けたんじゃない! あれは、あれは・・・・・・。

ロック:解ってるって。実力を比べたら、俺がお前に敵うわけないだろ?

セリス:うううう・・・その余裕がすっごく腹が立つ!

セシル:ところでロック、いつか僕と勝負してみないかい?

ロック:一生しねえよ!

 

O.「涙」
P.「隠し通路」

ろう:質問がありまーす。ファリスさんって、カインさんのコトをどう思っているんですか?

ロック:・・・なんで作者が知らないんだよ?

カイン:俺も気になるな。どうなんだ、ファリス!?

ファリス:聞きたいか?

カイン:・・・もちろんだ。

ファリス:本当に聞きたいのか?

カイン:・・・・・・だ、だから聞きたいと言っている!

ファリス:後悔するかもよ?

カイン:・・・・・・・・・くどい! いいから話せ!

ファリス:まず「キ」だな。

カイン:「キ」?

ファリス:次に「ラ」。

カイン:・・・・・・。

ファリス:そして「イ」。

カイン:・・・それがお前の本心か?

ファリス:ああ。

カイン:そ、そうか・・・・・・すまん、ちょっと席を外す。

ファリス:あれ、どっかいくのか? まだ終わってないんだけどな。

カイン:は?

ファリス:次が「じゃ」。

カイン:「じゃ」?

ファリス:そんでもって「な」で、最後に「い」。

カイン:・・・「キライじゃない」?

ファリス:そゆこと。

カイン:紛らわしい言い方をするなああああああああああああああっ!

ろう:・・・・・・うーん、なんかキスしたコトといい、普通にファリスさんが悪女になりつつあるよーな。

セシル:カインを手玉に取れる女性って、ローザ以外では初めて見るなあ。

 

Q.「潜む敵」
R.「扉」

ロック:てゆーか、リディアってセシルのこと―――

リディア:シャーーーーッ!

ロック:うお怖え! 解ったよ言わねえよ!

セシル:うん? なんの話?

ロック:・・・もしかして、気がついて―――

リディア:・・・・・・。

ロック:すんません。怖いんで、バリバリに殺意こもった目で睨まないで下さい。

ローザ:セシルって、そーゆー話は全然駄目なのよ。

ティナ=ブランフォード(以下ティナ):・・・そうよね。なんだか私の想いにも気づかなかったくらいだし。

セリス:確かに鈍そうではあるわね。

リディア:・・・ちょっと待って、もしかしてその・・・・・・気づいてた?

ローザ:ええ。

ティナ:うん。

セリス:・・・私は気づかなかった、というかそれほど付き合い無いしな。

 

S.「凶刃」
T.「白昼夢」

バッツ:えーと。つまりなんだ、これ?

リディア:白昼夢、って言ったでしょ。

バッツ:言われても良く解らん。

ろう:ぶっちゃけ、元ネタは “なりゆきダンジョン” の最終話だったりします。

リディア&バッツ:なにそれ。

ろう:くそう、今時の若いモンにはわからんかー! その昔、NORAという雑誌で連載されていた漫画があってですね。

バッツ:知らない。

リディア:なにそれ。

ギルバート:今(2010年4月現在)ではコミックラッシュで新章が連載してるよ。

ろう:・・・とにかく、その “なりゆきダンジョン” の最終話が、主人公達が白昼夢の世界というかなんというかに突然迷いこんだ話で―――

ギルバード:ぶっちゃけ、雑誌が廃刊になったんで打ち切り同然に強引に最終話に―――

ろう:黙れへたれーーーーーーーーー!

リディア:で、結局なにこの “仮初めの空間” 。原作じゃ、こういう設定はなかったよね?

ろう:うい、オリジナルです。というか、この時点じゃあまり必要じゃない設定だったんですが。

バッツ:は?

ろう:実は当初は、オーディンさんと戦うのはセシルさんとカインさんにセリスさんを加えた三人で、普通に連携してオーディンさんを倒す話でした。

セリス:私、出てきてないんだけれど。

ろう:それは色んな事情で(苦笑)。ともあれ、今後のために、この “仮初めの空間” を設定しておく必要があったわけで。

バッツ:必要って?

ろう:(バッツを見てにやりと笑う)

バッツ:な、なんだよ気味悪いな・・・・・・。

ろう:キョーッキョッキョ! とりあえず、後のお楽しみということで。

ティナ:その笑いかた、思いっきり殴り倒したくなってくるんだけど。

 

U.「オーディンの剣」
V.「“英雄”」

ろう:毎度お馴染み元ネタのコーナー! 「転」――― “まろばし” の元ネタは “太閤立志伝V” だったりします。

ギルバート:ていうか某ウィキで調べたところ、これは新陰流の根義―――

ろう:はいストップ。それ以上言うと色々と面倒になるので、FFIFに置いては単に後の先の極み―――ぶっちゃけカウンターの奥義と言うことで。

バッツ:先生、よくわかりません。

ろう:・・・貴方が解ってくれないと困るんですが、ぶっちゃけ、ドルガンさんの技であり、バッツさんが某ルパインなアタックを防ぐ時に使わせる予定なんで。

バッツ:なんの話だよ?

ろう:そのうちに解ります、多分。

 

W.「セシルの怒り」
X.「セシルVSオーディン」

バッツ:「 “諦めない” ってのはな、勝てないって解ってても戦い続けることじゃねえ! ほんのわずかな可能性でも勝てる可能性にかけ続けるのが “諦めない” ってことなんだよッ!」

ろう:・・・自分で書いてて感動した台詞。 “諦めない” というのは “最後まで戦い続ける” ことではなくて “最後まで勝ちに行く” ことなんだなと再認識した台詞、

バッツ:自分で書いたくせに。

ろう:でも、これは多分、私の言葉じゃありません。某アイシールド21を読んでたからこそ出た台詞だと思います。

ロック:って、漫画かよ!?

ろう:漫画を馬鹿にするなあ!? 直接的でも間接的でも。漫画に影響されずに成長した日本人がどれだけ居るって言うんだ!

 

Y.「天地交錯」
Z.「天地崩壊」

ろう: “天地崩壊” は、ずっと前から考えていた、セシルさんとカインさんの連携のバリエーションの一つだったりします。

セシル:天地交錯のような?

ろう:うい。天地交錯が上下の連携なので、前後の連携として考えていたのがこの “天地崩壊” 。
   ダークフォースと竜気をぶつけ合う技だってことは、割と早くに決まってたんですが、どう考えてもセシルさんのダークフォースに対して、
   カインさんの竜気では力不足だからどうしようかなーと、見送っていた技だったりします。

カイン:で、考えたのが俺の “ドラゴンバースト” か。

ろう:はい。ちなみに元ネタは、龍神合体する某勇者ロボ(笑)。

カイン:最終的には、セシルと友情合体するのか・・・?

ろう:その場合、セシルさんは真っ裸ですな。

セシル:なんで!?

ろう:なんにせよ、今回の章で一番書きたかったシーンだったり。もうこのシーンが書けて、私は満足です・・・。

TOPの香奈子さん:FFIF、完。

ろう:いやいやいやいや! いきなり出てきて何をのたまってるんですか! まだ終わりませんよッ!

 

AA.「 “最強” の継承者」
AB.「最強たる者」

セシル:それで、決着ついて―――結局、皆生きていた訳だけど。

リディア:ていうか、普通はみんな死んだ―――と見せかけて、実は生きていたって、最後の最後に明かすものよね。

バッツ:そーいや割と最初っから、俺ら生きていること解ってたよな。

ろう:・・・・・・そう言うの嫌いなんですよ。

バッツ:死んだと見せかけて、実は生きていたって展開が?

ろう:というか、読者を騙すような展開が。もの凄く上手い伏線を張っていたならともかく、絶対に死ななきゃおかしい場面で、理由もなく実は生きていたという展開が嫌いなんで。

ギルバート:だから早々に、リディア達が実は生きているってことを描写したわけかい?

ろう:うい。ただ、これは考え方の違いなんでしょうけどね。
   キャラクターを殺した方が盛り上がるのは事実ですし。現にS.「凶刃」でリディアさんがあっさり “死んだ” 時は、割と反響もありましたし。

バッツ:ところでさ、オーディンが自分を「必要になったら召喚しろ」みたいなこと行ってたけど・・・なんかその時のリディアの様子、おかしくなかったか?

リディア:・・・・・・。

ろう:リディアさんはオーディンさんに “殺された” わけですから。

セシル:・・・そうか、肉体に傷は残らなくても精神にトラウマは残る。自分を “殺した” 相手を召喚出来るかというと―――

リディア;(嘆息)・・・そうね、今の私ではちょっと召喚出来ないわね。どうしても “殺された” 時のことを想像して召喚出来ない。

ろう:真に切羽詰まった状況でないと召喚出来ないかもしれませんね。

 

エピローグ

ろう:さて、エピローグ―――危うく長くなるところでした。

バッツ:なんで?

ろう:いや、クノッサス導師が極力白魔法を使おうとしないくだり、あそこでネタを思いついてしまって。

クノッサス:・・・実は私にはとある幼馴染が居ました。あまり取り柄がなかったが、走ることだけは得意で大好きなランナーでした。

ロック:語り始めた!?

ろう:彼はさらに早く早くと、毎日走り込みを続けました。あまりにも走りすぎて、膝がおかしくなるくらい。

クノッサス:当時私は白魔法を覚え始めたばかりでした。それで、彼が無理して足を痛めるごとに白魔法で癒やしてきたのですが―――

セシル:・・・だんだん話が見えてきたけど―――それで?

クノッサス:白魔法を使い続ける事によって、彼の膝は立つことが出来ないほどに脆くなってしまいました。当然、二度と走ることも敵いませんでした。

バッツ:・・・ふうん。それで、そいつはどうなったんだ?

クノッサス:死にました。失意のうちに崖から飛び降りて。

バッツ:・・・なっ!?

クノッサス:夜中のうちに家を抜け出し、高い崖まで這いずった痕が残されておりました。―――その痕はとうの昔に消え去りましたが、私ははっきりと覚えております。

ろう:そんなわけで、クノッサスさんは白魔法に頼りすぎることを忌避している・・・という話。

 

セリス:ところでセシルの代理としてエブラーナに行く “彼女” って誰のこと?

セシル:さてねえ・・・。

エニシェル:誰のことかわからんなあ。

セリス:・・・今、解った気がする。

ロック:成程な。エニシェルならセシルと “繋がって” る。バロンにいながらにして、現場の指揮をとれるってわけだ。

セシル:ま、そう言うことだね。

 

ろう:さて、というわけで、2章続いたバロンでのお話も終わり。次からはようやく物語の本筋に戻るわけですが―――

ポロム:ちょっと待って下さい!

ろう:おやポロムさん、どうしました?

ポロム:どうしました、じゃありません! 私達の復活話はどうなったのですか!

ろう:・・・あ。

ポロム:あ。ってなんですか、なんなんですか! まさか忘れてたわけじゃ―――。

ろう:えーと、そのうちに外伝として書こうかと。

ポロム:そのうちっていつですか!

ろう:えーと・・・・・・脱兎!

パロム:あ、逃げた。

ポロム:こらああああっ、お待ちなさいいいいっ!

ギルバート:・・・ええと、ろう君もいなくなったし、今回はこれでおしまい、かな。

セシル:ですね。

ロック:おっし、解散解散―――あ、どっか飯でも食いにいかね?

バッツ:お、いいなー。じゃあリサのトコでも行くかー。

 

とかなんとか。なし崩しに、了。

 

 


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