パ リ の 旅
2014/05/12~27
パリについては、その宿泊費があまりにも高額で腰がひけてしまい、むかし、33年ばかりも前に、家族で訪ねた1981年4月旅行が、私のパリ訪問の記憶中心になっている。それ以来時間も経ち、記憶も風化してしまって、ルーヴルの階段のニケのビーナス(現在修理中、参考:パイオニオスのニケ)とモナリザを見た記憶がかすかに残っているくらいになってしまった。
パ リ の 旅
2014/05/12~27
5/20 ヴェルサイユ宮殿(1)、(2)、(3)、(4)、(5)
5/21 オランジュリー美術館、
マルモッタン・モネー美術館
ロダン美術館、
ギュスターヴ・モロー美術館
5/22 フォンテーヌブローへ日帰り旅行(1)、(2)
5/23 プロヴァンへ日帰り旅行(1)、(2)
5/16 ルーヴル美術館(2回目)(1)、(2)、(3)、(4)、(5)
5/17 オルレアンへの日帰り旅行(1)、(2)
5/18 ランスへの日帰り旅行(1)、(2)、(3)
5/19 モンマルトル周辺散策、
サンドニ大聖堂
5/12 パリ到着
5/13 チュイルリー宮殿界隈散策、
オルセー美術館
5/14 ルーヴル美術館(1)考古学部門(2),(3)
5/15 ノートル・ダム寺院、
国立中世美術館(クリュニー)(1)、(2)
フランス国立近代美術館(ポンピドー)、
ギメ東洋美術館
Tsuguharu Léonard
Foujita 1886-1968
Vierge et Enfant,
1959
Huile sur toile, 81.5
x 54.2 cm. Dépôt, 1975.
Inv.D.975・5
"Le Musée des Beaux-Arts, Reims"
David Liot
Fondation BNP
PARIBAS
Ville de Reims
Réunion des Musée nationaux
2002
写真:ランス美術館
そこで調べ抜いて、今年の一月、観光客がほとんどいなくてパリの街に閑古鳥が鳴いている頃、計画を実行にうつした。まず飛行機だが、H.I.S.で運賃を調べ、全日空エコノミーで往復15万円、燃料サーチャージ込みというのを探しだして手を打った。ホテルもH.I.S.のホテル欄を探し抜いて、H.I.S.一押しの宿に決めた。一人旅だから、シングルの部屋で最安がKyriad Bercy Village, Parisだった。H.I.S.の紹介文句は、葡萄酒貯蔵庫の跡地が再開発されて、「安全で、賑やかで、交通便利な」素晴らしい環境のホテルができた。しかも一泊1.3万円ぽっきり、というのをさらに早割りして貰って、一泊1.2万円になった(ちなみに5月時点での価格は2.6万円)。ということで飛行機代、14日分の宿代、合計32万円で決着した。
つまり、とてもとてもの貧民旅行ということになった。
かみさんが言うには、こうやってきめてしまえば、「あとはパリに居ようが、蓼科に居ようが、生活費にあまり差は生じない」という言葉に励まされ、滞在期間を延ばして2週間にした。
上記訪問先につき、順次報告書を作成していくこととします。
では皆様、ご機嫌よう。
写真:シャンゼリゼ。メルセデス車のショールーム。
これ、ひょっとしたらシャネルピンク??
地方回りを楽しんでおられる日本人観光客にもときどきですがお会いしました。
私には少しばかりフランス語の知識がありましたので、フランス的な時間感覚さえ身につけてしまえば、あとは楽な一人旅になりました。
でも、私は年寄りだから、リドのナイトショーだとか、シャネルのファッション・ショー、三つ星レストランでのフレンチ・キュイジーヌなど、普通の観光客が喜びそうなパリの「おもてなし」には一切関わりませんでした。
計画的に機械的に事を進めよう、と思うのですが、やれ、フランス国鉄のコンピューター故障によるナンシーへの旅行の中止だとか、パソコンによるフランス国鉄の時刻表の不調だとか、フランス的な不具合がいろいろありました。でもこれはフランス流な時間の潰し方なのだ、と割り切ることにして苛立つジャパニーズ・センスを抑えました。
写真:中世の街プロヴァンの城壁
写真:クリニャンクールの蚤の市
5/24 クリニャンクールの蚤の市
オペラ座近辺の散策
シャンゼリゼ大通りを散歩
5/25 味噌関係の調査、
ヴォジラールの「かなえ」
プティシャン通り「京子」
Sentier のNaturalia
France
5/26 パリCDGから離仏
写真:モンマルトル
写真:市役所前広場
いや、楽しかったですね。
見て歩くところが多くて、一日平均8時間は外を歩き回っていて疲れ果てるから、夜は7時(ときには6時)から翌朝5時か6時まで眠りこける日が続く結果となりました。平生パソコンの前に坐り続け、散歩もしなくなっていた私の鈍った身体がもつかどうか危なかったと思うのですが、好奇心が肉体に勝ってしまいました。
別に事前の予定などたてていなかったのですが、結果的に次のスケジュールで動きました。
写真:ギメ東洋美術館 弥勒菩薩 クシャーナ時代 1世紀末~2世紀初
赤色砂岩 マトゥラー
写真:モンマルトルにて
パリは美しいというけれど、パリが美しいのは4月半ばから9月までで、この間にパリに観光客が殺到するのです。
本ホームページ「パリ断簡」でちらと述べたように、イランのスーサを訪問したことで、ルーヴル美術館見物に火がついてしまった。これは是が非でも、身体が元気なうちに見ておかなければならない。そう思い込んで用意周到に計画をたてて、この五月にやっと実現することとなった。
写真:ピラミッド広場のジャンヌ・ダルク
写真:1981/04/19 Fontainebleau