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第1回 4月号 |
あやとりの基礎知識 |
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さかずき |
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四段ばしご |
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本連載で取り方の手順を説明するために必要なあやとり紐の糸や輪の呼び方などをご説明しました。
美しい創作作品の例として「アンドロメダ」「ケルトのタペストリー」の画像を載せました。
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第2回 5月号 |
あやとりが「同じ」とは? |
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鳥の群れ |
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ダンスの舞台 |
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交差の上下が変わることで異なるあやとり図形ができることをご紹介し、代表例として伝承作品の「鳥の群れ」「ダンスの舞台」をご紹介しました。
指の輪をひねる操作、「ダンスの舞台の終了処理」を掲載しました。
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第3回 6月号 |
あやとりの「交差」と「絡み」 |
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二段ばしご |
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二段ばしご(横絡み) |
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たくさんの星 |
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たくさんの星(アレンジ) |
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あやとり研究でよく取り上げられる「交差」と「絡み」を取り分ける話を書きました。
- 四段ばしごの中央の交差を絡みにしたり、左右の絡みを交差にする方法
- 長方形に対角線、「3つのX」
- 「二段ばしご」の中央を横絡み、縦絡みにする方法
- 「たくさんの星」(ナバホ)と、絡みを交差に変えた「たくさんの星」アレンジ
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第4回 7月号 |
「かたちを整える」ということ |
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アムワンギヨ(ナウル) |
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アムワンギヨのアレンジ |
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マット(ナウル) |
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足跡(ボリビア) |
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たんぽぽ(夏堀謹二郎) |
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自然にかたちが決まるあやとり作品と、最後に整える必要があるあやとり作品があることをご紹介しました。
- 劇的に現れる例として「アムワンギヨ」「テントの幕」
- 調整が必要な例として「アムワンギヨのアレンジ」「マット」
- 手から外して整える作品として「足跡」「たんぽぽ」
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第5回 8月号 |
「糸を取る」という動作 |
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ナウルの太陽(途中) |
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ガイアナの星(途中) |
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あやとりの自然言語表記のおさらいの回です。
糸を上からひねって取ったり、下から取ったりするという表現の意味や、別の輪の上を通ったり下を通ったりして取る表現の意味を図を使って説明をしました。
あわせて、「カロリン展開」を初めてご紹介しました。
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第6回 9月号 |
エガラウィナゴ ナウルの技法 |
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エガラウィナゴ(ナウル) |
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5本指の構え→エガラウィナゴをメインに、「ククイの終了処理」の話を書きました。
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第7回 10月号 |
「テントの幕」の発展 |
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エガラウィナゴ(ナウル) |
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中央にエガラウィナゴ |
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花(イヌー族) |
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中央に「花」 |
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人気のある作品である「テントの幕」(ナバホ)のアレンジと応用をご紹介しました
- 「テントの幕」の中央の4つのダイヤ型の交差を絡みにするアレンジ
- 「テントの幕」の格子を増やす「大きいテントの幕」
- 「大きいテントの幕」のテクニックで中央に様々なあやとり図形を配置できること
いずれも50年ほど前に発表されている内容です。
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第8回 11月号 |
n本指の構え 「聖なる円」の一族 |
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n=3 焼け焦げた葉のククイ (ハワイ) |
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n=4 |
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n=5 聖なる円(ナバホ) |
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n=6 |
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n=7 |
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n=8 |
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ナバホの伝承作品「聖なる円」は5本指の構えから始めるあやとり作品ですが、実はこれは「人差し指の構え」から始めるハワイの伝承作品「焼け焦げた葉のククイ」と同じ構造だということに気付いたので、最初の構えの指の本数を変えた系列の作品を取ってみました。
また、連載第1回でご紹介した「アンドロメダ」という現代創作作品がありますが、これが「エガラウィナゴ」の手順から「聖なる円」を取ることで「アンドロメダ」射影図が同じになるあやとり作品になることをご紹介しています。
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第9回 12月号 |
イヌイットの網とその応用 |
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イヌイットの網(アレンジ) |
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ナウルの太陽 →イヌイットの網 |
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ガイアナの星 →イヌイットの網 |
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エガラウィナゴ →イヌイットの網 |
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ダイヤ型が4個2列になっている作品の仲間のひとつとしてイヌイットの「網」(漁網)をご紹介して、そのアレンジ(絡み→交差)をご紹介しました。
その仲間と言えなくもない「十人の男」(オセアニア各地)を完成写真のみ掲載しました。
「イヌイットの網」を終了処理とみなして、典型的な3本指の状態の作品を開始状態とした組合せ作品を3つほどご紹介しています。
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第10回 1月号 |
4本指の終了処理・輪の入替処理 ケルトのタペストリーを取る |
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ケルトのタペストリー |
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丸太の沼のアレンジ1 |
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丸太の沼のアレンジ2 |
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連載第1回でご紹介した現代創作作品「ケルトのタペストリー」の取り方を説明する準備がようやく整ったので、満を持して取り方を説明することにした回です。
この作品は「タイガーショベルノーズキャットフィッシュ」もしくは「丸太の横たわった沼」と呼ばれる伝承作品の終了処理(最後の展開の仕方)を用いています。最初に「丸太の横たわった沼」を説明して、そこからのアレンジとして内側の2本の指の輪の入替処理を加えたり、さらに親指小指の輪を1回転ひねったりするアレンジを加えることで作れる斜め格子を基本とした作品をご紹介し、これを5本指の構えから始めるて、うまいこと内側の3つの指の輪を入れ替えることで本命の「ケルトのタペストリー」が取れることをご紹介しています。
「ケルトのタペストリー」の手順の構造をこのように理解することで、他の作品との関係がわかりやすくなりますし、手順が覚えやすくなると思います。
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第11回 2月号 |
エオンガツバボ ナウルの技法(その2) |
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エオンガツバボ平行型 |
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→大きいテントの幕 |
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エオンガツバボ交差型 |
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→ダンスの舞台 |
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「エオンガツバボ」というナウルの技法を説明する回です。シンプルな人差し指の構えに対して「エオンガツバボ」を行うと何が起こるのかを図示しました。
ナウルの伝承作品ではこの「エオンガツバボ」を終了処理として用いられる作品が多いですが、これを開始処理として利用することであやとり作品のアレンジの幅が広がることをご紹介しています。
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第12回 3月号 |
あやとりの状態遷移 |
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ビヤトエイディオウィナゴの途中まで |
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上記に続いて ククイの終了処理 |
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上記に続いて 大きいテントの幕 の終了処理 |
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本連載の初年度のまとめとして、「人差し指の構え」を含む3本指の4種類の開始状態から
- 焼け焦げた葉のククイ
- ダンスの舞台
- 大きいテントの幕
- アムワンギヨ
の4つの終了処理を行う4×4の組合せの作品をマトリクス状に掲載した回になります。
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