第16回穴窯焚きに続く

平成27年11月1日 石の上にも3年
今回の窯焚きは、最後の日に夫婦で焚いていて温度を30度ほど上げたため、中の段の赤土がへたりました。
二晩連続徹夜はそろそろ限界かとおもうほど、私の体調回復が遅れました。
陶芸を始めて24年、あと6年はこのまま頑張るつもりです。つまり。
  石の上にも30年?


平成27年10月28日 紅葉終り
28日は夜小雨。紅葉は全て落葉になりました。
熊手で集めて堆肥にします。

平成27年10月21日  窯出し2
奥の段、備前は十分に焼けて紫蘇色も出ている。
窯の内部を掃除して、コンパネで蓋をする。
作品に灰でくっついた道具土を取り、金剛砂でバリ取り。
奥の段 奥の段 10番ゼーゲル融ける 温度高く赤土融ける
空の窯 岩田さんの作品品 生徒作品

平成27年10月20日 窯出し1
70何時間も寝ない通称『寝ず身小僧』の私ですが、窯を閉めた当日は14時間死んだように眠り、次の日は12時間眠るも悪夢を見て、一週間は体調が戻らない。もう歳だから、次回は2・3時間寝させてもらおうかと思います。
長岡・古川・加藤・武井・角坂さん夫婦が応援に来る。
鉄べら、タガネ、木槌など窯出しの準備する。ロストルを開け、灰を回収する。
今回の窯焚きは、奥に備前土をつめたため、火前を1300℃、奥を1200℃に設定。
奥下のゼーゲル7・8番が倒れた。火前のゼーゲル10番は高温で融けてしまった。
作品の灰は十分に融けて素晴らしい焼けである。
前面のレンガを開ける ロストル 灰被り 全体の作品
前の段 応援の生徒さん 中の段

平成27年10月11日 窯焚き 五日目
10月11日 日曜日   朝の気温5℃
             AM8:00〜PM1:00 1330℃   秋晴れの青空。見学者二名
              朝から夫婦二人で最後の薪くべ。
              奥のゼーゲル8番を倒すためロストルの煉瓦を5枚にして下からも薪をくべる。
             、上の口は入り口を薪で一杯にするかけくべで昇温に成功。
              PM1:00窯閉め開始。焚口・ロストルを閉じて耐火モルタルを塗る。煙突を閉じる。
              火がつかないよう周囲に水を撒いて終了。
               70時間ぶりに眠れる。窯出しは一週間後の20日を予定。

            
今年は例年より一週間早く窯焚きを始めたので紅葉はなし。
早朝の窯焚き ゼーゲル確認 朝の煙突 昼間
窯焚き終わる 空のパレット 窯を閉める

平成27年10月10日 窯焚き 四日目
10月10 土曜日   朝の気温6℃
              AM8:00〜PM5:00  火前1280℃  奥1180℃  
              煙道のドラフトを一枚、捨て間のドラフトを全部あける。
              応援 角坂好昭・平林靖久・古川未和子。見学者二名
              PM2:00〜PM9:00 若松夫妻・塚田
              
ロストルのレンガ8個積む

              PM7:00〜10月11日 AM8:00 手前1280℃ 奥1180℃  応援 岩田信一、小池邦明
              
              火前1300℃  奥1200℃
を維持する。
煙突から炎出る。
              応援の人たちが赤松の薪を手渡しで大量に運んだので夜は薪の心配なし。
              AM4:00 色見にいれたゼーゲルを見ると、7番(1230℃)が少し傾いている。
              8番(1250℃)を倒すため、温度を30度上げるよう煙道を閉める。
             気温9℃で寒く、深夜から小雨、朝10時に止む。パレット三枚。徹夜 一睡もせず。
古川さんがサンマを焼く 平林さん 捨て間
角坂さん 薪運び 若松夫人 塚田・若松さん
岩田・小池さん 引出 引出 ゼーゲル

平成27年10月9日 窯焚き 三日目
10月9日 金曜日  朝の気温6℃
             焙り焚き AM6:00〜AM9:00 200℃-350℃  ロストルで焚く。
             
煙道のドラフトを一枚、捨て間のドラフトを全部あける。
             中焚き  AM9:00〜PM2:00 350℃-600℃  焚口開けロストルのレンガ8個詰める。
             応援 角坂好昭・島田博子・武井梢・中澤智寿・宮坂美奈恵・林啓子・宮坂邦子・宮沢寿美子・小松真弓
             攻め焚き10月10日PM2:00〜 AM8:00 600℃-1250℃    応援 森元康仁
              朝五時起床。気温6℃。焚き始めは風強く落葉松の落ち葉が舞う。
             雲早く、すぐに秋晴れで寒い。
             応援の人たちが薪を手渡しで大量に運んだので夜は薪の心配なし。
             朝の火前は200℃、今回は赤松を焚く。
             夜はブルーシートで囲い寒さを防ぐがとても寒い。
             パレット四枚の赤松の薪を使う。徹夜。一睡もせず。
朝の煙突 月曜日教室の生徒さん お昼 月曜日教室の生徒さん
パレット四枚 夜の窯 夜の窯場

平成27年10月8 窯焚き  二日目
秋晴れなれど寒い。風強。
10月8日
木曜日  焙り焚き AM6:00〜PM4:00   火前 140℃〜600℃  朝の気温5℃  
見学者3名
            
2日目朝五時に起床。朝から秋晴れ。一日中寒い。
            
朝の火前は140℃、ロストル内で長い木の枝を焚く。恒例の焼き芋と昼食のうどん。
            煙道のドラフトを1枚あけ.る。捨て間のドラフトを全部あける。
           パレット四枚分の木の枝で焚き、昇温は快調。熾きを出して炭にする。
          暗くなったら窯を閉め、温泉へ行き、九時に就寝。
日の出 朝の窯 ロストル 一休み
七輪のうどん 後少し 密閉して二日目終了

平成27年10月7日 窯焚き  一日目
10月7日 水曜日  神事、    御神酒・塩・洗米    朝の気温3.5℃ 窯の中11℃  見学者、大葉・二階。
             火入れ、  捨て焙り
湿気抜き  AM6:00〜PM4:00   火前400℃
            朝五時に起床。煙道のドラフトを一枚、捨て間のドラフトを全部あける。
            焚口を閉めロストルの前でパレット二枚の柴を焚く。
            朝。天気は晴だが息白く寒い。昼過ぎ風強く落葉松が散る。
            久しぶりの寒い窯焚きである。
             午後四時窯を閉め、
温泉へ行き、九時に就寝。
洗米・塩・御神酒は秋田の銘酒 神事 ロストルの前で焚く 温度管理のパソコン
ロストル 昼食うどん 一休み 密閉して一日目終了

平成27年10月4日 黒田草臣
無類の織部好きだった魯山人は、昭和30年に文化財保護委員会から「織部焼」国指定重要無形文化財保持者、いわゆる人間国宝の認定を文部技官の小山富士夫から打診されたが、
「君の言うことは何でも聞きたいが、それだけは受けたくない。お断りします。位階勲等は一切お断りです」
といい、翌年もこれを拒否した。この時、推薦した小山富士夫は、父に、
「私も、魯山人は拒否すると思いましたよ」 といったという。
肩書嫌いの魯山人だったが、ほんとうに無冠の帝王でよかったと思っていたのだろうか。人間国宝という地位にあれば作品を求める人も多くなる。芸術家としての地位が上がるのだ。しかもこの頃、外遊の借金に追われていた魯山人にしてみれば「国指定」を受ければ少しは楽になるはずだが、それをあえて拒否したのである。
魯山人は生涯、名刺に肩書きを書いたことがない。魯山人には必要ないことだったかもしれない。

平成27年9月20日
火色による測定
赤味出る 650℃。 暗い赤色 800
℃。 やや明るい赤色 900℃。 紅赤色 1000℃。 オレンジ色 1100℃。
明るいオレンジ色 1180℃。黄色 1230℃ゼーゲル7番。 黄白色 1250℃ゼーゲル8番、 1280℃ゼーゲル9番。
 輝く白色 1300℃ゼーゲル10番
。 

平成27年9月15日
窯の周りにあぶり焚き用の柴を積みます。

平成27年9月13日 窯詰め4
灰被りとロストルを詰め、窯前面を煉瓦で閉める。



平成27年9月9日 窯詰め3
前の段の窯詰めが完了しました。10×10、6×6、10.5×15、0×12、0×6、棚板10枚入りました。
今回は生徒さんの作品が多くて、私の作品は半分が積み残しです。

平成27年9月3日 窯詰め2
中の段の窯詰めが完了しました。
水平器で確認し、もみ殻を撒いて、作品を道具土と貝殻の上に配置する。
生徒さんの作品も今回は沢山。10.5×10.5、10×12、6×6、11×11、12×12。0×10(45×30)棚板11枚分入りました。
水平器で確認 中の段1段 皿に牡丹餅 中の段四段目
一休み 中の段五段目 コーヒーカップ 急須
中の段上 中の段上 中の段完成

平成27年8月30日 窯詰め1
奥の段の窯詰めが完了しました。棚板十枚。10.5×12、10×10、10×10、10.5×15。
奥の段一段目 備前土 奥の段二段目 ぼたもち
ワラ 奥の段四段目 最上部 奥の段五段目

平成27年8月28日 窯焚き準備
穴窯を開け点検し、棚板にアルミナを塗布しました。
ツク(柱)をサイズ別に整理しました。
炭・貝殻・藁・ わら・もみ殻・灰・道具土・サヤ・水平器・槌・銀砂を用意。
ゼーゲルは前の上に10番、下に9・10番・、奥の下に7・8番を準備する。

サマ穴に備前土の徳利を置きます。


平成27年8月25日 作品完成です
7月から作品作りを始めて、300Kgの作品が出来ました、やっと完成です。
生徒さんと、窯焚き応援の人たちの作品も集まりました。

平成27年8月23日 作品6
の瀬土の食器50sほど出来ました。

平成27年8月16日 作品5
の瀬土の大物作品60Kgと古信楽の大物作品20kgほど完成です。

平成27年8月9日 作品4
古信楽の食器50sほど出来ました。

平成27年8月2日 作品3
穴窯を開け点検し、掃除をしました。
備前の作品です。

穴窯の作品作り
の粘土をの瀬土40Kg追加しました。

平成27年7月26日 作品2
作品の高台作りで使う「しった」を30個ほどいただきました。
粘土も前回120キロ、今回も120キロ頂きました。
陶芸教室を辞める方の工房は宝の山です。
作品作り継続しています。粉引の作品です。

平成27年7月19日 作品1
穴窯の作品作りをはじめました。
古信楽の細目70Kg古信楽の荒目70Kg、黒土45Kg、信楽の陶板土40Kg、備前土40Kg、赤土40Kg、
の瀬土60Kgで始めます。

山小屋の工房で備前土の徳利を作り、乾燥後穴窯に入れます。

平成27年7月15日 高麗青磁
高麗青磁の釉薬を80KG頂きました。土と焼きはこれから研究します。
その他電動ろくろ、釉薬、ツク。棚板もたくさんいただきました。

平成27年7月12日
お隣の大庭さんから柴を頂きました。柴小屋は一杯です。
赤と白のやまぼうし。

平成27年7月5日 引退
また、この地方の陶芸の先駆者が引退します。
今、陶芸の仲間が次々引退しています。
ガス窯は友人に引き取りを頼みましたが、電動ろくろ・土錬機・粘土・釉薬・他を頂きました。

平成27年7月1日 季節は移ろう
冬の間はっきり見えていた八ヶ岳の山頂が霞んでくると春である。
湿った空気と、カッコーの鳴き声は夏の初め、
草の匂いは夏の盛り、
秋は白樺やカラマツの葉が黄色になる紅葉の季節であるが、どこか寂しい。
風に舞う落葉の音は冬の始まり、
空気がひんやりして、陽が短くなってくると外の作業時間が少なくなり焦る。