穴窯を焚く12回に続く

        
      


平成25年10月27日 薪割り
伊藤さんから頂いた丸太をパレット1枚分薪に割る。
玉切り用の馬を作りました。今日から長い薪割が始まる。

平成24年10月23日 窯出し2
作品を入れた梶田さん夫婦が応援に来る。
奥の段下のゼーゲル
8番は倒れていないが、備前は十分に焼けてシソ色になっている。
窯の内部を掃除して、コンパネでふたをする。
作品に灰でくっついた道具土を取り、やすりでバリ取。
奥の段 奥の段上 ゼーゲル8番倒れず 奥の段
空の窯 茶碗(梶田) 生徒作品 生徒作品
食器 灰被りの花入れ 花器

平成25年10月22日 窯出し1
60何時間も寝ない通称『寝ず身小僧』の私ですが、窯を閉めた当日は14時間死んだように眠り、次の日は12時間眠るも悪夢を見て、一週間は体調が戻らない。今回は体重が2Kg減少していた。
台風が毎週末来るが、ちょうど谷間にあたり晴れる。
いまだに「じこぼう」が採れます。
長岡・濱・古川・高木・角坂さん夫婦・小池さんが応援に来る。
鉄べら、タガネ、木槌など窯出しの準備する。ロストルを開け、灰を回収する。
今回の窯焚きは、奥に備前土をつめたため、火前を1270℃、奥を1170℃に設定。
奥のゼーゲル7番が倒れ8番は少し傾いた。火前のゼーゲル9番は高温で融けてしまった。
作品の灰は十分に融けて素晴らしい焼けである。
前面のレンガを開ける ロストル付近 灰被り 灰被りの作品
前の段 9番ゼーゲル融ける 前の段上 前の段上
中の段 中の段上 中の段上 古川・高木・角坂さん夫妻

平成25年10月13日 窯焚き 五日目
10月13日 日曜日   朝の気温5℃
              
AM8:00〜AM10:00 1270℃   秋晴れの青空で昼間は暑い。見学者二名
              応援 佐藤夫妻・中澤さん。木村将司・明子夫妻。他二名。
              日中温度を落とさないようにしながら、ねらし焚き。
              AM10:00窯閉め開始。焚口・ロストルを閉じて耐火モルタルを塗る。煙突を閉じる。
              火がつかないよう周囲に水を撒いて終了。
               60時間ぶりに眠れる。窯出しは一週間後の22日を予定。
              今年は例年より一週間早く窯焚きを始めたので紅葉はなし。
朝の窯焚き ゼーゲル確認 朝の煙突 木村将司・明子夫妻と孫
佐藤・中澤さん 空のパレット 窯焚き終わる 窯を閉める

平成25年10月12日 窯焚き 四日目
10月12日 土曜日 朝の気温19℃
              AM8:00〜PM5:00  火前1250℃  奥1150℃ 煙道のドラフトを一枚あける。
              応援 
 角坂好昭佐原美雪・平林靖久・古川夫妻。見学者二名。
   
                 ロストルのレンガ8個積む
              PM5:00〜10月13日 AM8:00 手前1280℃ 奥1180℃  応援 岩田信一 
小池邦明
              
    朝から快晴で今回は雨はない。
              火前1250℃  奥1170℃
を維持する。
              
煙突から炎出る。応援の人たちが赤松の薪を手渡しで大量に運んだので夜は薪の心配なし。
              PM11:00 色見にいれたゼーゲルを見ると、7番(1230℃)が少し傾いている。
              8番(1250℃)を倒すため、温度を30度上げるよう煙道を閉める。
             気温9℃で寒く前日とは大違い。パレット三枚。徹夜 一睡もせず。
古川夫妻・平林・佐原さん 赤松の3パレット 捨て間
夕方 捨て間 深夜の窯 岩田・小池さん
深夜の岩田さん 煙道 朝の煙突 夜明け

平成25年10月11日 窯焚き 三日目
10月11日 金曜日  朝の気温16℃
             焙り焚き AM6:00〜AM9:00 210℃-350℃  ロストルで焚く。煙道のドラフトを1枚あけ.る。
             中焚き  AM9:00〜PM2:00 350℃-600℃  焚口開けロストルのレンガ8個詰める。
             応援 角坂好昭・島田博子・浜典子・武井梢・中澤智寿・宮坂美奈恵・林啓子・宮坂邦子・宮沢寿美子
                ・友野房子・長岡美由紀。

             PM4:00〜PM9:00 永田陽一
             攻め焚き10月12日PM2:00〜 AM8:00 600℃-1250℃    応援 森元康仁
              朝五時起床。気温16℃。焚き始めは風強く落葉松の落ち葉が舞う。
             雲早く、すぐに秋晴れで暑い。
             応援の人たちが薪を手渡しで大量に運んだので夜は薪の心配なし。
             朝の火前は210℃、今回は赤松を焚く。
             夜はブルーシートで囲い寒さを防ぐが22℃と暑いくらい。こんなの初めて。
             パレット四枚の赤松の薪を使う。徹夜。一睡もせず。
月曜日教室の生徒さん 夜用の薪準備 月曜日教室の生徒さん
パレット四枚 夜の窯 角坂・森元・永田さん 夜の窯場
森元さん 夜の窯場

平成25年10月10 窯焚き  二日目
秋晴れ。暑い
10月10日 木曜日  焙り焚き AM6:00〜PM4:00   火前 160℃〜600℃  朝の気温14℃  見学者一名
            2日目朝五時に起床。朝から秋晴れ。朝から一日中暑い。
            
朝の火前は160℃、ロストル内で長い木の枝を焚く。恒例の焼き芋と昼食の土鍋うどん。
          煙道のドラフトを1枚あけ.る。捨て間のドラフトを全部あける。
           パレット四枚分の木の枝で焚き、昇温は快調。熾きを出して炭にする。
          暗くなったら窯を閉め、温泉へ行き、九時に就寝。
日の出 朝の窯 ロストル 一休み
交代 焼き芋 密閉して二日目終了

平成25年10月9日 窯焚き  一日目
10月9日 水曜日  神事、    御神酒・塩・洗米    朝の気温12℃ 窯の中15℃  見学者、佐藤・中澤さん三名。
             火入れ、  捨て焙り・湿気抜き  AM6:00〜PM4:00   火前400℃
            朝五時に起床。煙道のドラフトを一枚、捨て間のドラフトを全部あける。

                焚口を閉めロストルの前でパレット二枚の柴を焚く。
            朝。天気は晴だが台風24号で昼過ぎ小雨。すぐに曇りとなる。
             午後四時窯を閉め、
温泉へ行き、九時に就寝。
洗米・塩・酒 御神酒は松本のワイン 神事 ロストルの前で焚く
一服 温度管理のパソコン 密閉して一日目終了

平成25年9月18日 窯詰め4
灰被りとロストルを詰め、窯前面を煉瓦で閉める。
窯の周りにあぶり焚き用の柴を積みます。

平成25年9月15日 窯詰め3
前の段の窯詰めが完了しました。0×10、5×12、10×10、10×10、10×10、18×15。棚板13枚分入りました。
今回は生徒さんの作品が多くて、私の作品は半分が積み残しです。

平成25年9月11日 窯詰め2
中の段の窯詰めが完了しました。
水平器で確認し、もみ殻を撒いて、作品を道具土と貝殻の上に配置する。
生徒さんの作品も今回は沢山。12×12、12×12、11×11、12×12。棚板10枚分入りました。
中の段1段 備前徳利 中の段一段目 中の段二段目
カップ 中の段上 皿に牡丹餅 中の段完成

平成25年9月7日 窯詰め1
ゼーゲルは前の上に9番・、奥の下に7・8番を準備する。
炭・貝殻・藁・ わら・もみ殻・灰・道具土・サヤ・水平器・槌・銀砂を用意して奥の段の窯詰め開始。
サマ穴に緋色土の徳利を置きます。
奥の段の窯詰めが完了しました。棚板十枚。12×12、10×10、10×10、10×10。
ゼーゲルを準備 炭など サマ穴 奥の段一段目

平成25年9月4日 窯焚き準備
穴窯を開け点検し、棚板にアルミナを塗布しました。

平成25年9月2日 作品完成です
7月から作品作りを始めて、300Kgの作品が出来ました、やっと完成です。
生徒さん(備前土)と、窯焚き応援の人たちの作品も集まりました。

平成25年9月01日 吉田明のやきもの道場  入門者 立松和平
立松 職人は生身の人間で死んだら肉体は滅びるでしょう。
    弟子は、師匠のもちもので「一番ほしいものは何か」と聞かれれば、「その手」だって答えるでしょう。
    でも残るのは茶碗の方。滅びやすいものが永遠を作る面白さが、やきものなんじゃないかなあ。
吉田 ・・・・・オレさあ、昔、花火って好きじゃあなかったんだよ。バーンと上がって終りでしょ。
    でもさあ、宇宙から見れば、人間の生きている時間なんて花火みたいなもので、
    作った茶碗も、割れて流れて海の砂になるのも、一つの流れのような気がするんだ。
立松 ただ、人間の作りだしてきたもののなかで、一番形を残してきたのは、書物でも建築でもなくて、焼き物でしょう。 

平成25年8月25日 吉田明のやきもの道場  入門者 立松和平
立松 このあいだ、友達の葬式で、山口県の周防大島へ納骨に行ったんですよ。
    その時に入れた骨壺が、何だか無味乾燥でね。もっと良い器に入れてあげたかったってね、思ったの。
吉田 骨壺って、土も釉も、トイレの便器と同じなんだよね。真っ白で冷ややかで。
立松 わりに粗末なのね。だから一人一個、生きているうちに作っておいた方が良いかもしれないなあ。自分のをね。
吉田 大柄な人は大壺、小柄の人は小壺、青磁が好き、黄瀬戸が好き、焼締が好き・・・・・。そんな選択肢があってもいいんだろうなあ。
立松 ・・・・・しまっておいてもしょうがないから、生きている間は花瓶にしてさあ。酒を入れておいてもいいよなあ。
    そうしたら、死を迎える意識も変わってくると思うよ。入るのが楽しみだ。

平成25年8月18日 作品4
徳利の口の大きさは人差し指一本。それより大きいと酒はドクドク、毒、毒と出て気分が悪い。指一本だと、トクトク、徳、徳と音が良い。

平成25年8月11日 作品3
穴窯の作品作りの粘土を追加しました。
の瀬土20Kg、信楽の緋色土40Kgです。

平成25年7月28日 作品2
穴窯を開け点検し、掃除をしました。
作品作り継続しています。

平成25年7月14日 作品1
穴窯の作品作りをはじめました。
信楽の緋色土(古代、万葉)80Kg黒土40Kg、信楽の大物土(槙山)80Kg、古信楽60Kgもぐさ土5Kg
備前土60Kg、赤土40Kg、
の瀬土20Kg、伊賀緋色土20Kg、で始めます。

平成25年7月7日 続薪割り
唐松を薪割し、パレット2枚積みました。裏山のカラマツは全て薪になりました。
四月に頂いた桜をパレット2枚の薪にしました。薪割は冬までお休みです。

平成25年7月2日 薪割り
赤松を薪割しました。新薪小屋は一杯です。

平成25年7月1日 陶素人(とうしろう)  夢枕獏
陶芸を始めた人-----つまり初心者がおちいる大きなあやまちが幾つかあります。その代表的なものが、
 
@形が歪な茶碗はおもしろい。自分でも作れるのではないか。
 A形は失敗したが、なあに火がなんとかしてくれるだろう。

この二つです。
はっきり言っておきますが、これは大きな間違いです。
あの子供が作ったできそこないのごとき汚い茶碗が一つ何百万円もするんかいな。あのくらいなら自分にだって作れるんじゃないの。
まあ、火だな、火の神様が微笑んでくれれば、この俺の不格好な茶碗もそこそこのモノになるんじゃないの。
こら。
いいかげんにしなさい。

そんなことは絶対にありません。
丸いものを丸く、四角いものを四角く、きちんとできるようになってはじめて、ゆがみも面白みも出てくるのであって、そういう方なら、火の神様も微笑されることでしょう。