「ロックッ!」

 セリスが悲鳴をあげる。
 倒れたロックの胸は赤く染まっている。ギルガメッシュの薙刀に貫かれたようで、じわりじわりと地面に血の海が広がっていく。

「嘘だろ・・・おい・・・!」

 バッツも愕然とする。
 確認するまでもない。ロックはもうすでに―――

「おおおおおおおおっ!」

 カインが、立ちつくしたままのバッツやエッジを吹き飛ばしながら跳躍。
 腰の剣を抜きはなち、ロックからクリスタルを奪い取ったギルガメッシュに斬りかかる―――が。

 

 ギルガメッシュジャンプ

 

 ギルガメッシュの大跳躍が、カインたちの頭上を飛び越える。

「残念、ってな。槍だったら捕らえられたかも知れないけどよ」

 へへっ、と笑いながらギルガメッシュは着地すると同時、さらに跳躍してゴルベーザの元まで下がった。

「ご苦労だった」
「・・・あんまり気分の良い役目じゃなかったけどな」

 少し表情を渋くして、ギルガメッシュはクリスタルをゴルベーザに渡す。
 クリスタルを受け取り、ゴルベーザは高らかに笑い声を上げた。

「これで全てのクリスタルが揃った! 月への扉が開かれる!」
「ゴルベーザァァァァァッ!」

 カインが剣を手に、ゴルベーザに向かって突撃する。
 それをシュウのムチが牽制し、カインは一瞬動きを止めた。

「スカルミリョーネ!」
「御意」

 ゴルベーザに名前を呼ばれ、ローブに身を包んだ死霊術士はしわがれた声で呟いた。

「出でよ・・・スカルゴレム・・・!」

 スカルミリョーネの呼び声に応え、周囲の地面からぼこりぼこりと、ゾンビの群れが涌き出てくる。
 いや、姿形はゾンビのそれだが、形作っているのは人の死体ではなかった。

「ゾンビではないな・・・死霊に土塊を与えたか!」

 エニシェルが叫んだとおり、土の人形に死者の魂を与えたものだ。
 フシュルルル・・・とスカルミリョーネは薄気味悪い声を立てて呟く。

「ほう・・・気づくか。スカルナント達よりも脆いが、足止めにはこれで十分・・・」
「逃がすか!」

 カインは蠢く土の人形を蹴散らしながらゴルベーザに肉薄するが―――遅い。

「開け・・・」

 

 ダームディア

 

 ゴルベーザの手にした暗黒剣が怪しく輝き、ゴルベーザ達が闇に包まれ―――それが晴れた時には、その姿は消え去っていた。
 直後、赤い翼の飛空艇が始動し始める。

 スカルゴレムに足止めされたまま、カイン達は飛空艇が飛び立つのを、ただ眺めることしかできなかった。

「ゴルベーザアアアアアアアアアアアアアッ!」

 迫る土の人形達を叩っ斬り、元の土塊に変えながら、カインは跳び去る飛空艇に向けて絶叫した―――

 

 

******

 

 

 ゴルベーザ達にクリスタルを奪われて数分後。
 我に返ったバッツやエッジ、リディアの力もあり、スカルゴレムはあっさりと片づいた。

 だが―――

「ロック・・・なんで・・・!」

 ロックの死体の側に跪いて、セリスが顔面蒼白になって呟く。
 涙は流さなかった。
 未だに目の前の死体がロック=コールのものであることを心が拒絶しているかのように、彼が死んだ、という事実を受け入れられていない。

「おい、生き返らせることはできるんだろ? アイツなら絶対に “戻ってくる” はずだ!」

 バッツが叫ぶ。
 死んだ人間を生き返らせる蘇生魔法には、幾つかの条件が必要となる。
 魂が再び生きることを望むこと。そして―――

「駄目・・・」

 呆然とセリスは首を横に振る。

「なにが駄目なんだよ!?」
「私の力じゃ、ロックの肉体を蘇生出来ない・・・」

 ロックは人間が生きる上で最も大切な臓器―――心臓を貫かれていた。
 セリスの “レイズ” では心臓を完全に蘇生することは出来ない。心臓が貫かれた状態のまま蘇らせても、生き返った瞬間に即死してしまう。

「リディア、お前は・・・」
「だから、今の私は白魔法は・・・」

 悔しそうに言うリディア。

「畜生、なんとかなんねえのかよ!?」
「手はあるぞ」

 そう言ったのはエニシェルだった。

「ホントかよ!? どうするんだ!?」
「以前、セシルが死んだ時に使った方法だ。妾の強大な力を使い、それで無理矢理高位の蘇生魔法を使う」
「 “アレイズ” ・・・でも、それは」

 セリスの不安を読み取って、エニシェルは頷く。

「成功率は極めて低いだろうな。セシルの時は、未熟とはいえ白魔道士として修練を重ねてきたポロムだったから辛うじて成功したようなものだ。魔法の素養が有るとは言え、白魔法専門ではない貴様が同じ事をやれば、最悪の場合魔力が暴走して死んでしまうかもしれん」
「・・・・・・」

 エニシェルの言葉に、セリスはしばし悩み―――しかしすぐに決断する。

「やるわ。それしか方法がないのなら」
「うむ。では―――」
「残念だけど、そういうわけにはいかないの」

 不意に、この場にいないはずの女性の声が響く。
 同時、エニシェルの背後に声の主―――金髪の美女が現れた。

「バルバリシア!? 貴様―――」
「この方は戴いていくわよ?」

 エニシェルをそっと後ろから抱きしめる。

「妾を―――って、まさか貴様そっちの趣味の人間かーーー!」
「・・・申し訳ありません、セシリア様」

 エニシェルの叫びを無視しつつ、バルバリシアはどこからともなく拳大の宝石を取り出した。

「クリスタル・・・!?」

 そう。
 バルバリシアが取り出したのは、今し方奪われたクリスタルと同じものだった。
 ただし、こちらは色が付いて居らず無色透明だ。

 そのクリスタルが光り輝く―――と、その光はエニシェルの姿を包み込んだかと思うと、次の瞬間には。

「クリスタルの中に吸い込まれた!?」

 エニシェルは小さくなってクリスタルの中に収まっていた。
 クリスタルの中で、エニシェルがなにやら喚きながらクリスタルを叩く―――が、それで壊れる様子もない。

「それは返してもらう!」

 カインが剣を抜きつつ跳びかかる。
 「遅いわよ」と、彼女は軽やかに身を引いて回避する―――が。

 バルバリシアが引いた先、その側面にすでにバッツが回り込んでいた。
 無拍子で回り込んだためにバルバリシアは気がついていない。無防備なバルバリシアの、手にしたクリスタルを狙ってエクスカリバーを叩き付けようとする―――が。

「な・・・に・・・?」

 思わずバッツの動きが止まる。
 いつの間にか、バッツの前に居たのはバルバリシアではなく、死んだはずのロックだった。
 ロックはバッツの姿に気がついて、驚いたような顔をして慌てて空へと飛び上がる。

「・・・危ない危ない。油断も隙もあったもんじゃないわ」

 ロックがバルバリシアの声で呟く―――否、それはバルバリシアが姿を変えたものだった。
 しかしそれはバルバリシアの能力ではない。

「助かったわ、カイナッツォ」
「カカカッ。貴様が礼を言うとは珍しい―――だが遠隔ではそう何度も使えるものではない。さっさと戻ってこい」
「言われなくても―――おっと」

 地面の方で魔力が高まるのを感じる。
 リディアが魔法を唱えようとしているのだ。

「 “ファイガ” !」

 高速詠唱で発動する火炎魔法―――だが、一瞬遅かった。
 バルバリシアの姿は掻き消え、地底の空に爆炎が舞っただけだった。

「逃げられた・・・」
「なんでだ・・・? なんであいつら、エニシェルを・・・?」

 バッツが呟く―――が、それに応えられるものは誰一人としていなかった。
 ただ一つ解っているのは・・・。

「ロックは・・・ロックはどうするの・・・?」

 呆然とセリスが呟く。
 その瞳に、大粒の涙が溢れていく。

 助ける、生き返らせると決意した直後の絶望だ。
 ロックを救う方法が失われたという現実の前に、今度こそセリスは思い知る。

 ロック=コールは死んだのだと。

 もう、蘇らせることは出来ないのだと。
 希望を失い、セリスはただただ涙を流し、泣くことしか出来なかった―――

 

 

第23章「最後のクリスタル」 END


 

次章予告ッ!

 

なんだかとっても久しぶりな感じがするけど次章予告!

さて、なんか死んじゃったロック。

 

ロック「軽いなおい!?」

 

蘇らせるために、リディアはセリスと共に幻獣達の住む幻界へ行くことを決意する。

 

リディア「そいつを助けたいなら力を貸しなさい」

セリス「リディア・・・」

レイア「いかん! いかんぞリディア、そいつは我らの敵じゃ!」

 

そう。幻獣たちにとって、ガストラ帝国の人間は仇そのもの。
その魔導戦士を連れて行くことは、幻獣達にとって裏切りとも呼べる行為だった。

案の定、幻界に辿り着いたリディア達は、敵意をもって迎えられる。
そして、ロックを蘇らせるために幻獣王リヴァイアサンは一つの条件をリディアに出した。

 

リヴァイアサン「リディアよ、お前の仲間の命を救いたくば、その女を殺すのだ・・・」

リディア「セリスを・・・・・・?」

 

セリスを殺してロックを救うか。
ロックを見捨ててセリスを生かすか。

果たしてリディアはどちらを選ぶのか―――

一方で、武器を失ったカインはトメラの村長に、地底で一番の鍛冶職人を紹介してもらう。

 

ククロ「ぬう、まさか貴様はドルガンの息子か!?」

バッツ「へ? 親父を知ってんのか?」

 

しかしその鍛冶職人はなんとバッツの父、ドルガン=クラウザーと因縁のある者だった。
かつての屈辱を晴らすべく、ククロはバッツに勝負を申し込む!

 

ククロ「かつてのワシと思うな・・・! このワシが全身全霊を込めて作り上げたエクスカリバーの切れ味、見るが良い!」

バッツ「エクスカリバーって・・・偽物だろそれ」

ククロ「うるさい、黙れぃ!」

 

さらにさらに、ドワーフの城に戻ったリディアは風の妖精シルフと遭遇する。
秘密の抜け道を通り、シルフの住処を訪れたリディアは思わぬ人物と再会する!

 

リディア「ここら辺、原作やった人にはバレバレだけどね」

ヤン「そういうことを言うな」

 

・・・と、まあエピソードが三つほどてんこ盛り!
なんかまた書ききれずに別の章に分けたり外伝になったりするとか思いつつ!

―――とりあえず次章!

 

ファイナルファンタジー4 IF(仮)

第24章 「幻界」

 

読んでくれないとリフレクしちゃうぞっ♪

セリス「魔法を跳ね返さないとか?」

ティナ「いややっぱり反射するどころか倍になっちゃうとか」

あの、普通に魔法を反射するわよ?

セリス「解った! きっと何十倍にもなって辺りに無差別に跳ね返すとか!」

ティナ「うわー、阿鼻叫喚!」

だから! 普通に跳ね返すだけだってば!

セリス&ティナ「そんなことあるはずないじゃない」

うう・・・信じてくれない・・・

 


 

あとがきがわりの座談会ッ! 第二十三話「トトリのアトリエ」

 

全員:待て。

セシル=ハーヴィ(以下セシル):・・・なにこのサブタイ。

バッツ=クラウザー(以下バッツ):そりゃ、使い魔がやりたがってたのは知ってるけど・・・あれ、使い魔は?

ギルバート=クリス=フォン=ミューア(以下ギルバート):トトリやりたいから、適当に勝手にやってくれって。

ロック=コール(以下ロック):そういうわけに行くかーーー! リディア、頼んだっ!

リディア:はいはい―――というわけで召喚!

ろう・ふぁみりあ(以下ろう):ようやく、ようやくトトリの封を切る時が来た―――って、ここどこ!?

セシル:座談会会場。

ろう:なじぇーーーー!?

リディア:あたしが召喚したから。

ろう:だああああ! なんでそんなことするんですか! これからって時に―――

ロック:やっかましい! ンなことよりもどーして俺が死ななきゃいけないんだよ!

ろう:う、そのことですか・・・実は、最初はロックさんが死ぬ予定はなかったんです――――――でも、こんなコメントが送られてきて・・・!

 

京都府警の著作権Gメンだ。ロック処刑のシーンはまだか。本気で逮捕するつもりだ。書かなかったら覚悟しておけ。

 

ロック:・・・・・・。

ろう:というわけで、ロックさんを殺さなければ逮捕されてしまうので、仕方なく・・・

ロック:・・・・・・。

ろう:私だって本当は脅迫に屈したくはなかった! でも、もしも私が逮捕された場合、誰がFFIFの続きを書くというのですか!

ロック:ミラージュダイブ。

ろう:のぎえええええええええっ!? い、いきなり何を・・・!

ロック:うるせえ馬鹿! これ、いつのコメントだよ!?

ろう:二年くらい前ですかね?

ロック:そんなもん今更引っ張り出してきて言い訳すんじゃねえ! 絶対コメント関係ないだろ!

ろう:・・・・・・―――さて、それじゃあ、各話解説行きましょうか。

ロック:無視するんじゃねえよ!?

 

プロローグ

ろう:なんか久しぶりに普通のプロローグっぽい話になったような・・・。

ギルバート:確かにね(苦笑)。ちゃんとエピソードの取っ掛かりの部分が描かれてるし。

ローザ=ファレル(以下ローザ):数少ない私達の出番もあるしね♪

セシル:・・・出番なんて無い方が平和だよね・・・・・・。

バッツ:昔、 “主人公じゃなきゃいやだー” とか駄々こねていたヤツの台詞とは思えねえな。

 

A,「忍術」

ろう:忍術についての解説ですが、例によって設定は変わるかも知れません。

ユフィ=キサラギ(以下ユフィ):そういえばこの設定ってエブラーナの設定だよね? ウータイは?

バッツ:俺の故郷も元は忍者の里って設定なんだよな?

ろう:ウータイについては、サムライの国としてのエブラーナが滅びた時に、国外に脱出した忍者達がつくった国にしようかと。

ティナ=ブランフォード(以下ティナ):あ、成程。ユフィが忍術を使えないのは、発達する前にセブンスに渡ったからって事?

ユフィ:ウータイの忍者だって、全く術を使えない訳じゃないよっ。・・・まあ、エブラーナのように魔法みたいな術は使えないけど。

ろう:リックスの村は、バロンとの戦争が激化した時に、戦うことが嫌になって逃げ出した抜け忍達が作った村って感じですかね

バッツ:だから俺は忍術を使えなかったりするわけか。

ろう:忍者としての生き方を捨てた村ですからね。ただ “斬鉄剣” 等の秘術はこっそり秘伝書などで残されていたり。

 

B.「離別」
C.「 “年の差なんて” 」

ろう:ポロムさんとベイガンさんを書いてる時、すげえ楽しんでる気がします最近。

ベイガン=ウィングバード(以下ベイガン):・・・それは、喜んでいいのでしょうか?

ろう:ちなみに昔はローザさんやディアナさんを書いてる時が楽しかったんですが・・・ディアナさんはともかく、ローザさんは最近普通の人になっちゃったしなあ。

セシル:普通・・・かな・・・?

 

ロイド=フォレス(以下ロイド):ヒューヒュー♪(口笛)

リサ=ポレンディーナ(以下リサ):ヒューヒュー♪(口笛)

カーライル=ネヴァン(以下カーライル):だあああっ! 喧しいっ!

ロイド:祝福してやってるんだよ。

リサ:そうそう。

ファス=エルラメント(以下ファス):・・・・・・(赤面)。

リサ:ていうか、カー君っててっきりホモだと思ってた。

ロイド:あ、俺も俺もー。

カーライル:誰がだあああっ!

リサ:だってカインに対して従順だし。たまーに、カインと話してて乙女チックに頬赤らめるし。

カーライル:気のせいだっ!

ファス:・・・かーらいる、男の人の方が好きなの・・・?

カーライル:ファスまで!? 私が好きなのは―――・・・(言いかけて赤面する)。

ファス:かーらいるが好きなのは・・・誰?

カーライル:あ・・・あうあうあ・・・そのっ、用事を思い出しましたのでこれにて!

ロイド:あ、逃げやがった。根性無しー!

リサ:・・・ていうか、どれだけ初心なんだろ。 “あの” カインの副官とは思えないなあ。

ロイド:そんなこと言ったら、俺の上官はセシル陛下だったんだが。

リサ:・・・なるほど。そう言うことに上官副官は関係ないか。

セシル:なんか・・・馬鹿にされているような気がするのは気のせいかな。

 

D.「生きていた男」
E.「砲撃」

ギルガメッシュ:生きていた男! それは俺!

ロック:・・・死んでれば良かったのに(目がマジ)。

ギルガメッシュ:おいおいつれないなブラザー。友達じゃないかマイフレンド。

ロック:いつ兄弟になった友達になった!? ていうか人を殺しやがって! 恨んでやる呪ってやる取り憑いてやるーーー!

ろう:はいはい落ち着いて。この時点じゃ、ギルガメッシュさんはロックさんを殺すつもりはなかったんですし。

エドワード=ジェラルダイン(以下エッジ):ちょっと待てよ。あの砲撃、やっぱり俺達を殺すつもりだったんじゃねーか?

ギルガメッシュ:いや。単になんでも良いから砲撃したかっただけ。ドッカン、ドッカンって楽しかったなぁ・・・・・・。

エッジ:やっぱこいつ、死んでたほうが良かったんじゃないか?

ロック:だよねー。

ろう:まあまあ、そんな邪険にしないでください。将来的には、ギルガメッシュさんはロックさんの弟子になるかもしれませんし。

ロック:は!?

ろう:ほら、FF7にボーンビレッジってあるじゃないですか。FF7IFでは、なんでかあそこで二人して発掘作業に勤しんでる展開にしようかと。

ロック:FF7IFは書く気ないって言ってなかったか!?

ろう:書く気ありませんよ? でもネタは色々思い浮かんでたり。例えばバッツさんがタークスやってたり。

バッツ:俺はただのタークスだ。

ろう:そう、そんな感じ。あとはFF8IFではパロポロがバラムガーデンに体験入学したりとか。

パロム:えー、勉強キラーイ。

ポロム:私、セシル様の家庭教師ですのに?

ろう:まあ、ギルガメッシュさんに関しては、FF5IFで死んじゃう可能性もあるんですがね。

 

F.「最後のクリスタル」
G.「女が男を心配する意味」
H.「恋愛事情」
I.「出立」

ろう:今回のラブコメ。

ティナ=ブランフォード(以下ティナ):ところでセリスったら何時の間にロックの事を?

セリス=シェール(以下セリス):そ、そんなこと言われても・・・私自身、本当に彼のことを好きなのかどうか、まだ少し不安だし・・・

ろう:FF6でティナさんは “愛” というものがよく解らない、って設定じゃないですか。FFIFではセリスさんも似たような感じだったり。

ティナ:わ、私のアイデンティティーがっ!?

ろう:セリスさんの場合は異性に対する恋愛感情だけがよく解ってないってだけですけどね。家族愛や、目上の人間を敬愛する心は持ってますから。

セリス: “おじいちゃん” ―――シド博士に対する家族愛や、レオ将軍に対する敬愛ね。

ろう:恋愛対象になる相手が周囲に居なかったとかそんな感じで。

ティナ:ちなみにロックの方は、セリスのことをどう思ってるわけ?

ロック:う・・・っ。

ろう:好きになっちゃいけないと自分に言い聞かせてる感じですかねー。

 

ボコ:クエーーーーーーーーッ!

ココ:クエッ!

ボコ:クエエ・・・・・・(しょんぼり)。

バッツ:おいおいココ、可哀想だからもうちょっとボコと仲良くしてくれよ。

ココ:クエ・・・・・・クエエッ(首を横に振る)。

リディア:ま、ちょっと事情があるのよ。

バッツ:歳が離れちゃったっていうんだろ? でもさ、そんなの―――

ローザ:年の差なんて関係ないわよ! ね、ポロム!

ポロム:だからなんで私に振るんですか!

リディア:それだけじゃなくて―――まあ、使い魔が今後書けるかどうか未定だからここでぶっちゃけるけど・・・

バッツ:うんうん。

リディア:実はココ、幻界でつがいができちゃって。

バッツ:なにいいいいいいいっ!?

ボコ:クエエエエエエエエエエッ!?

リディア:しかも子供まで居るのよ。

バッツ:なんだとおおおおおおっ!?

ボコ:・・・・・・ッ。

バッツ:あ、ボコがショックで倒れた。

リディア:まあ、ココも本意じゃなかったんだけどね。ただボコの居ない寂しさに耐えきれずに・・・。

ブリット:しかもその相手のチョコボがタチが悪くてな。

リディア:うんうん、あれは酷かった。ココに対して蹴ったり突いたりして苛めてて・・・あまりにも酷いから、幻獣王様に頼んで追放して貰ったけど。

バッツ:ていうか、そんなドラマティックでバイオレンスな展開があったなんて・・・

リディア:むしろ、ドメスティックでバイオレンス。まあ、そんなわけだから、ココも素直にボコのことを受け入れられないというか・・・。

ボコ:クエッ。

バッツ:ボコ。気がついたか?

ボコ:クエエエエエエエッ!

バッツ:お、ココを追いかけて行ったみたいだぜ?

リディア:ちょっと! だからココはしばらくそっとしておいて上げた方が・・・。

バッツ:いや、ボコならきっとなんとかするさ! なんてったって、俺の相棒なんだからな!

リディア:誰かさんの相棒だから余計に心配なんだけど。可愛い妹を置いて故郷に逃げ帰ったりとかね。

バッツ:うっ・・・あ、あの時のことは俺の一生の不覚で・・・・・・。

 

ルカ:エニシェルエニシェル! ちょっと分解させてーーーーー!

エニシェル:だああああっ!? やめい、ドレスを脱がそうとするなああああっ!

ろう:えー、このようにルカさんが人形フェチになっているのは理由がありまして。ぶっちゃけFF4TAやったからなんですが(ちなみにまだ未クリア)。

リディア:なんかルカって原作とは全然違ってたよね。素顔も可愛くなってたし。

ろう:しかも二体のオートマータを操る人形使い。

ルカ:オートマータとか言われると髪の毛が銀髪になる気がするの。

ろう:なんにせよ、なんか “アフター” のルカさんがはっちゃけ過ぎだったので、それに合わせようとして。

リディア:エニシェルを脱がせたと。

エニシェル:脱いどらん!

 

J.「溶岩を越えて」
K.「片想い」

ろう:次の章に向けて、ちょいとセリスさんとリディアさんを絡ませて起きたくて挟んだ話。

セリス:そう言えば次って、私とリディアがメインになるの?

ろう:幻界ではそうなりますね。

リディア:・・・セリスと2人でメイン? なんかヤだな。

ろう:あ、ツンデレ。

リディア:違うわよ!

 

ロック:すげえ意外なんだけど。

バッツ:何が?

ロック:お前が。なんていうか・・・人間関係を結構把握してるんだな。

バッツ:そんな特別なことでもないと思うけどな。

ロック:だってお前馬鹿だろ。

バッツ:馬鹿って言うなよ!? お前だってドロボウって呼ばれるのいやだろ!

ろう:前も言った気がしますが、バッツさんは馬鹿というか “考えるのが苦手” という設定になってます。

セシル:理論立てて物事を考えることは出来なくても、直感的に物事の本質を見切ることが出来るんだね。

バッツ:お。なんか俺、褒められてる。

ろう:・・・まあ、本質を見極めても、それがどういうことか理解する能力がないので、頭悪いようにしか見えなかったりしますが。

ロック:ていうか頭悪いんだろ?

 

リディア:一つしつもーん。

ろう:はい何でしょう。

リディア:バッツって、セリスのことをどう思ってるの?

バッツ:ん、好きだぞ。

リディア:じゃなくてさ、なんかセリスの微笑みにどきっとしてたじゃない。もしかして、お兄ちゃんは割と本気でセリスの事―――

ロック:おいっ、そこんとこどうなんだよ!

バッツ:んー・・・確かにあの時のセリスは綺麗で可愛くて、なんかドキドキして―――やべえ、思い出したらまたドキドキしてきたかも。

ロック:ちょっと待てーーー! マジでバッツ×セリスな展開が!? そこんどこどうなんだ、作者ァッ!?

ろう:えー、言われても。でもバッツさん、ファリスさんにもドキドキしてましたよね。

バッツ:ああ。

ろう:バッツさんが異性に対して胸を高鳴らせる条件が良く解らないんですが。

ロック:作者のくせに!?

ろう:なんとなくなんですが、バッツさんって多分女の人の裸を見てもなんとも思わないような気がするんですよ。

リディア:あー・・・なんか解る気がする。

ろう:で、バッツさんには “本質” を見抜く直感があるとかさっき言ったじゃないですか。

ロック:言ったな。

ろう:本質的に “綺麗” とか “可愛い” とかそういうモノにたいして反応するんじゃないかと。

ロック:つまり?

ろう:バッツさんがときめいたりしたのは、例えば名画を見て胸を打たれるのと同じような “感動” で恋愛感情とは微妙に違うんじゃないかなと。

ロック:解るようなわからん様な・・・。

バッツ:安心しろよ、ロック。セリスの事は好きでも、取ったりなんかしないから。

ロック:バッ・・・別に俺はセリスのことなんて、どうでも・・・

セリス:ふーん。

ロック:はうっ!? いやセリス、今のは言葉のアヤってやつで。

セリス:別に言い訳しなくても良いわ。

ロック:いや、だから・・・。

セリス:ロックが私のことをなんとも思っていなくても、私は貴方のことが好きだから。

ロック:え・・・(赤面)。

 

セシル:なんか・・・凄いな、セリス。

ローザ:当たり前よ。だって私の親友だもの!

セシル:うわ、妙に納得出来る台詞だなあ・・・(苦笑)。

 

L.「封印の洞窟」

エッジ:とゆーか、なんで “開けゴマ” なんだよ。

ろう:呪文の内容に大した意味はありません。ただ、原作とは違って “合い言葉” を必要としたのは、トメラの村に立ち寄る理由を作りたかったから。

セリス:トメラの村と言えば。

ろう:なにか?

セリス:前回の予告で、私はククロの家を紹介してもらって、新しい剣を作ってもらうって話じゃなかった?

ろう:あっはっは。実はそこでルーンソード辺りを作ってもらう予定でした。なんですが、ロックさんからナイフ貰ったじゃないですか。

セリス:貰ったけど・・・

ろう:そんなわけで別の展開思いついてしまったので、あれは嘘予告と相成りました。

セリス:え。じゃあ、もしかして次章でも・・・。

ろう:武器を作ってもらうのはカインさんだけ。セリスさんは、しばらくまともに剣を振れないって事で一つ。

セリス:なんでそうなるの!

ろう:いや実は今後の展開で(ひそひそ)。

セリス:・・・なるほど、そういうことなら仕方ないわね(ちらり、とロックを見る)。

ロック:な、なんだ? どういう展開になるんだ・・・?

 

M.「斬鉄閃」

 

「斬鉄閃」……とタイトルを見て「まさかバンド技採用!?」っと一瞬wktkしましたがんなわきゃ無いですよね、ハイ。
ちなみに4TAはクリアしましたか?

 

ろう:更新後に来たコメント。はい、そんなバンド技があるなんてカケラも知りませんでした。

リディア:ていうか、まだFF4TAクリアしてないしね。

ろう:斬鉄閃は、むしろサムライな魂の方で突っ込まれると思ってたんですがね(苦笑)。

リディア:ジャンルが全然違うじゃない。

ろう:あと、折角のバッツさんの新必殺技ですが、実戦では殆ど使えないって設定。

リディア:そうなの?

バッツ:斬鉄剣と違って、射程が短いからな。射程内に敵が入った時に、丁度技が発動出来なきゃ意味がねえ。

ろう:斬鉄の技は他の技に比べて極度の精神集中が必要ですからね。普通の居合いみたいに、敵が来たら即抜刀、とは行かない―――ということにしています。

セシル:まあ、そうでないとバッツがさらに手を付けられなくなるくらい強くなるからね。

バッツ:俺もセシルみたいに、敵の動きを完全に見切ることが出来れば、この技も使いようがあるんだけどな。

ろう:そもそもバッツさんは、この技をセシルさんの決闘をヒントに思いついたという設定です。

セシル:バッツの斬鉄剣を迎撃するために僕が使った、居合いからの斬鉄剣だね。

リディア:あれ、じゃあもしかしてセシルならこの斬鉄閃、完璧に使いこなせるの?

セシル:いや使う意味がないから。斬鉄閃を使うなら普通に斬鉄剣使うし、僕の斬鉄剣が使えない相手なら、動きを完全に見切ることもできないから、斬鉄閃も使えない。

ろう:それに作中でも述べましたが、無拍子の使えないセシルさんがバッツさんと同じことをやれば、一発で腕が壊れます。

 

 

N.「パスポート」

ろう:ちょっとロックさんの見せ場を作ろうと思って、封印の洞窟に設定を加えてみたり。

ロック:やっべ俺、ちょっとトレジャーハンターっぽく、頭の良いところ見せちゃった?

エニシェル:洞窟のギミックに気がついたのが最後の最後だがな。

セシル:もっと最初に気がついてくれれば、バッツ達も余計な苦労しなくて済んだのにね。

ロック:だああっ、セシル! お前だって気がつかなかっただろ!

セシル:エニシェルを通してたからなあ。現場にいれば色々と気付けたかも知れないけどー。

ロック:あああああ、ムカつくっ!

ろう:すいませんねえ。ネタを思いついたのが、前話だったので。

ロック:まあ、いいけど。見せ場は見せ場だし。

ろう:そうそう。もうロックさんが死ぬことは決まってたので、最後に見せ場を作って上げたかったんですよ。

ロック:そういう理由かああああああっ!?

 

 

O.「デモンズウォール」

ろう:意外とツッコミ来なかったんですが、ギルガメッシュさんの頭部。

ギルガメッシュ:俺、顔が三つになってる!?

ろう:原作は多分、腕は六本で顔は一つだと思うんですが。
(アルティマニアで確認したけど、変身後のイメージイラストとかないんでよく解らないッス。ていうかFF5だと腕八本ある・・・?)

ギルガメッシュ:それがなんでアシュラ○ンに!?

リディア:アスラと関連づけたいから?

ろう:も、在るんですが、後々の展開のために―――ていうか、ろくに確認もせずにギルガメッシュさんは顔が三つあると思って設定を組んじゃったんで。

ギルガメッシュ:俺の顔が多いと、どんな変化が・・・!?

セシル:・・・なるほど、そういうことか。

バッツ:ていうか、もしかして被害者は俺かよ!?

カイン:もしかしなくても貴様だ。

リディア:え、なに? どういうこと?

ろう:ま、どういうことかは今後の展開―――早ければ巨人あたり。遅ければFF5IFで。

 

セリス:ちなみに、わざわざ魔法を封じたのは、デモンズウォールを活かすため?

ろう:ですね。魔法が使えたら転移魔法でスルーでしょ?

セリス:でも召喚魔法を封じなかったのは? デモンズウォールを “召喚” するため?

ろう:それもありますが、一番の理由はリディアさんに “オーディン” の召喚を失敗させるためです。

セリス:トラウマで召喚出来ないってシーン?

ろう:いえす。まあその意味は次の章で。

 

P.「ダブルクロス」

ろう: “ダブルクロス”―――それは裏切りを意味する言葉。

ロック:やかましいっ!

ギルガメッシュ:いやあ、悪いなあ。マジごめん。

ロック:許されるか馬鹿野郎!?

ろう:ちなみに後書きで言いましたが、当初ロックさんは死ぬ予定じゃなかったりします。

ロック:はあ? じゃあ、なんで俺は死んだんだよ。

ろう:・・・京都府警に脅されて仕方なく・・・。

ロック:真面目に答えないと、俺、本気でブチギレちゃうぞ。

ろう:もうかなりキてるような―――ええと、ホントはバッツさんが死ぬはずでした。

バッツ:俺かよ!?

ろう:というか、ここで再会以降ツンツンしてたリディアさんがデレる予定だったんですが。

バッツ:おおっ。つまり、俺が死ぬことによって、リディアが抑えていた自分の気持ちを解放する―――とかそんな感じ!?

ろう:そんな感じ。

ロック:・・・でも速攻でデレたよな?

リディア:デレたとかいうな!

ロック:って、もしかしてリディアがデレたから俺が死ぬことになったとか?

ろう:いえ、単にクリスタルをバッツさんに渡せなかっただけ。

ロック:は?

ろう:当たり前ですが、ギルガメッシュさんはクリスタルを持ってる人を殺して奪い取るって展開でした。

セシル:そうか。バッツがクリスタルを持つ理由がないって事か。

ろう:そゆことです。別行動するならともかく、まとまって動くなら、大事なモノは非戦闘員が持って、他の人はそれをガードすることに集中した方が守りやすいですしね。

ロック:それで俺が死ぬ展開にー!? くそう、なんとか理由をこじつけて、バッツかカインに持たせておけば・・・!

ろう:そう、本当はそうするつもりでした。

バッツ:なんで?

ろう:次章予告を見れば解ると思いますが、次章でリディアさんは幻界に行って、アスラさんの力を借りるという展開なんですよ。

セリス:私と一緒にね。

ろう:バッツさんを助けるためならともかく、ロックさん相手にそこまでするかなーと。

ロック:おいっ!?

バッツ:だから俺が死ぬ予定だったのか・・・。

ろう:ただ今までの展開を振り返って、バロンで “これ以上誰かが死ぬのは嫌だ” と泣いたリディアさんだったら、ロックさんのためにでも全力を尽くすんじゃないかと。

リディア:・・・・・・。

ろう:そんなわけで、死ぬのはロックさんでもいいやって思いました。

ロック:酷すぎる。

ろう:まあまあ、次で生き返りますから・・・・・・・・・多分。

ロック:不安になるような一言付け加えるなよ!?

 

エピローグ

スカルミリョーネ:フシュルルル・・・・・・いでよスカルゴレム!

ゴルベーザ:初めて聞くが・・・スカルナントとは違うのか?

ろう:最初はスカルナントを召喚させようと思ったんですが、墓でないのにいきなり地面の中からゾンビが生まれてくるのは妙かなと思って。

ギルバート:ホブス山や、トロイアの磁力の洞窟で散々召喚してたような・・・。

ろう:ちいっ、ギル公のくせに的確なツッコミを! ・・・ええとホブス山の場合、行き倒れやら力尽きた修行僧や、あとルビカンテさんにやられた人達が居たんですよ!

ギルバート:磁力の洞窟は?

ろう:・・・セシルさん達が来ると解っていたから、予め仕掛けておいたとか。

ギルバート:今回だって、予め仕掛けておけば―――

ろう:使い魔キック!

ギルバート:ぐはあっ!?

ろう:そういう事は拍手コメントでお願いします! よい子の読者様は、ギル公みたいに座談会で使い魔を直接イジメないでくださいね?

ギルバート:・・・むしろ苛められてるのは僕のような気が。

ゴルベーザ:というかよい子の読者は、座談会に出られないと思うが。

ろう:ふっ、甘いですねゴルベーザさん。

ゴルベーザ:どういう意味だね?

ろう:世の中には “ドリーム小説” というモノがあるのですよ!

ギルバート:ああ。予め名前を入力しておくと、主人公の名前が読者の名前になるって言う?

ろう:そう! それさえ使えば、読者様が座談会に登場することが可能!(名前だけ) ・・・・・・面倒だからやんないけど。

ゴルベーザ:・・・結局やらんのか。

スカルミリョーネ:フシュルル・・・というか私のスカルゴレムの話は何処へ消えてしまったのか・・・・・・。

 

エニシェル:連れ去られてしまったわけだが。

バルバリシア:申し訳ありません、セシリア様!

エニシェル:妾の名前は “エニシェル” だ。セシリアなどという名前ではない!

セシル:・・・なんか、セシリアってどこかで聞いたような気がするんだけど。

ローザ:あら、なんかセシルと名前が似てるわね―――夜這いさん三号?

セリス:また古いネタを・・・。

ファス:セシル! エニシェルが、エニシェルが・・・。

セシル:う・・・ごめん。でも絶対・・・絶対に取り返すから!

 

ろう:さて。そんなこんなで23章も終了です。

セシル:今回短かったけど、やっぱりトトリをやりたかったから?

ろう:もともと短くするつもりだったんですよ。どっちかっていうとこの章は次章への繋ぎみたいなモノなので。

ロック:俺、本当に生き返るんかなあ・・・。

セシル:まあ生き返らなきゃ困るだろ。使い魔が。

ロック:いや解らねえぞ。コイツのことだから、FF6IFまで死んだままで放置されるかも・・・。

ろう:大丈夫です。ちゃんと生き返りますから・・・・・・多分。

ロック:だからなんで一々不安になるような一言を付け加えるんだよ!?

ろう:だって未来はどうなるか解りませんし。ロックさんだって、当初は死ぬ予定ありませんでしたしー。

ロック:だあああっ! 不安だああっ!

ろう:はいはい。じゃ、そろそろ終わりますよ―――早くトトリを、トトリをやらせてくれえええええっ(禁断症状)。

ギルバート:まあ、発売日から一週間以上。23章が完結するまで我慢してたしね。

セシル:ゲームそのものを我慢してたわけじゃないみたいだけどね。

ろう:ぎくり・・・・・・と、ともあれこの辺で今回はお開きです。それではっ!

 


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