山小屋便り10へ続く

平成28年12月31日 日本文化
いよいよ本年もあと一日です。
美しく大掃除した部屋で、心安らかに新年を迎えたいものですね。
クリスマス(キリスト教)を楽しみ、年賀状(郵便局のしわざ)を書いて、除夜の鐘(仏教)を聞き、ご来光を拝み(太陽信仰?)、
初詣(神道)へ行く。そんな日本が大好きです。

平成28年12月25日 冬至     印南和麿
冬至の日を境にまた日が長くなっていくことから、昔の人は、「一陽来復」といって、ツキのなかった人は「今日から頑張ろう」と、この日から新規まき直しで気合を入れる日でもあった。
「一陽来復」という言葉には、悪いことが続いた後に、ようやくいい方向へ向かうという意味があるからである。
冬至のころは、本格的な寒さを迎える前のひととき、小春日和が続く。暖かな日だまりの中で、紅白の南天が揺れていた。
南天の葉にはナンニジンという殺菌成分があり、料亭などで冬の季節、鮮やかな緑が少ないため、刺身などの料理に添えたのは、殺菌効果と一石二鳥の狙いがあった。
アルカロイド成分が含まれる実は、乾燥させて咳止めに使われた。白実南天がよく効くといわれている。
南天材で作られた箸は「長寿の箸」として、高価で売られている。

平成28年12月8日 山小屋を閉める
今年は雪が早そうなので、少し早いが山小屋を閉めました。来年4月1日に明けます。
工房の山茶花と鳥の巣。

平成28年12月4日
11月30日は山小屋は雨でしたが、阿弥陀岳は真っ白です。レンゲツツジの花芽がしっかりできている。

平成28年11月24日 大雪
11月に20pの雪です。シイタケの原木が雪に埋まる。
ベランダの階段に動物の足跡がありました。

平成28年11月13日 山茶花咲く
昔は若く見えることが悩みの種だった、年を取るにつれて若く見えたほうが得だと思えるようになってきた。
しかし、見えないところでオシャレしたって仕方がない、という貧乏オーラのせいで、私はいつまでたってもアカ抜けない。 
工房の山茶花と南天。

平成28年11月10日 初雪
朝初雪が舞いました。霜柱がすごいです。

平成28年11月9日 玉切
20bの木を玉切りします。大量に出た枝も柴小屋に保管し乾燥します。

平成28年11月8日 伐採
若松さんが足に爪をつけ木に登り、天辺から40bのロープで引き、切り口から鎹を入れたたきます。

平成28年11月1日 紅葉終りです
遅れていた紅葉が終わりです。

平成28年10月31日 野紺菊      ただ生きようと花は咲く  印南和麿
「秋草の いづれはあれど露霜に 痩せし野菊の花をあはれむ」 伊藤左千夫。
「野菊の墓」は昭和30年に、木下圭介監督で「野菊の如き君なりき」として映画化された。
一般に栽培されている菊に野生種はない。だから野菊は野生の植物で「菊に見えるもの」をいう。
「両側の田についているところは、露にしとしとと濡れて、いろいろの花が見える。タウコギは末枯れて、水蕎麦蓼など一番多く茂っている。都草も黄色く花が見える。野菊がよろよろと咲いている。」 『野菊の墓』より
政夫と民子が山の畑にいく場面である。
文中から推測できる野菊は野紺菊か関東嫁菜だろう。道端に咲く野菊は清楚で野趣があって美しい。


平成28年10月30日
黄色い桂の紅葉が落葉として地に落ちると強く薫ります。

平成28年10月23日 品性は理性
品性は理性に近いですが、恋愛は本能に近いので、一般常識と違う方が燃え上がったりするわけです。
ただ、好きな人というのは一番気になる「他人」です。
生まれも育ちも考え方も違うことを、念頭に置きましょう。
窯焚きの週は今年初めての寒さです。
遅れていた紅葉が始まりました。
栗がまだ採れます。10月中は楽しめます。

平成28年10月9日
山小屋の栗拾い始まりました、窯焚きの応援者に栗おこわを食べていただきます。
山帽子とガマズミの実が赤くなりました。

平成28年9月25日 時雨
 旅人と 我が名呼ばれん 初時雨れ    松尾芭蕉
旅の宿から出かけようとすると。時雨が降ってきた。ふとためらうが、思えば時雨れは旅につきもの。
敬慕する西行もこれに濡れながら旅を続けた。ならば自分も真の旅人となるために、この時雨れに打たれよう。
以前から欲しかったウワミズザクラ、シナノキを植えました。
今年はどんぐりが豊作、スズメバチが沢山採れるのでスズメバチホイホイを4本増やしました。

平成28年9月18日 朝晩はとても寒い
  寄り添って 落葉ふむ音カサコソと 暮れ色になる秋風の中
タラの木の花、山シャクヤクの実、サルナシ、雨の薪置き場

平成28年9月11日 スズメバチ
春は採れなかったスズメバチが、大分目につくようになったのでスズメバチホイホイを吊るしたところ、すぐに0匹以上入りました。
今年もアナベルに大きな黒い蝶が留まりました。マツムシソウが咲きました、秋です。紫色のムクゲ。

平成28年9月4日 一茶俳句と遊ぶ   半藤一利
 秋の日や 山は狐の 嫁入雨(よめりあめ)
空を見上げると青空であるのに、雨がパラパラ降ってくる。こんな妙な天気を子供の時から「狐の嫁入り」と言ってきた。もとの起こりは信州らしい。他の地方では「狐雨」というらしい。
そもそも「嫁入り」は鎌倉時代以降に始まった。夜出発して朝方に婿の家につくとか。嫁が門出したあと火を焚いて使っていた茶碗を割るとか・・・・。と、ここまで書けば、狐の嫁入りの語源も見当がつく。
嫁さんの中には、無理矢理という悲しい境遇のひともいたかもしれない。
目出たい日だというのにハラハラと涙がこぼれる。
かくて妙な天気を「狐の嫁入り」と呼ぶよふになる。
角はしばみ・野菊・オニユリ・女郎花・赤エゴの実・ススキ・今年は栗が豊作・初めて咲いたムクゲ(日の丸)


平成28年9月1日 吾亦紅
昔、カラオケが流行っていた頃の十八番は「とんぼ」と「吾亦紅」。
年を取ると声が出なくなり今は歌えませんが、昔の歌手でいまだにいい声で歌っている人もいますね。

  吾亦紅 
       作詞:ちあき哲也、作曲:杉本真人、唄:すぎもとまさと
マッチを擦れば おろしが吹いて   線香がやけに つき難(にく)
さらさら揺れる 吾亦紅       ふと あなたの 吐息のようで……
盆の休みに 帰れなかった      俺の杜撰(ずさん)さ 嘆いているか
あなたに あなたに 謝りたくて   仕事に名を借りた ご無沙汰
あなたに あなたに 謝りたくて   山裾の秋 ひとり会いにきた
ただ あなたに 謝りたくて…… 

小さな町に 嫁いで生きて      ここしか知らない 人だった……
それでも母を 生ききった      俺 あなたが 羨ましいよ……
今はいとこが 住んでる家に     昔みたいに 灯りがともる
あなたは あなたは 家族も遠く   気強く寂しさを 堪(こら)えた
あなたの あなたの 見せない疵が  身に沁みていく やっと手が届く
ばか野郎と なじってくれよ

親のことなど気遣う暇に       後で恥じない 自分を生きろ
あなたの あなたの 形見の言葉   守れた試しさえ ないけど
あなたに あなたに 威張ってみたい 来月で俺 離婚するんだよ 
そう はじめて自分を生きる
あなたに あなたに 見ていて欲しい  頭に白髪が 混じり始めても
俺 死ぬまで あなたの子供……

平成28年8月28日 満開
今年も山百合、キキョウ、萩。

平成28年8月14日 ひまわり゛満開
まわり道
虚と実と、その定かならぬあわいに、案外、人生はあるのかもしれない。

平成28年8月6日 御柱祭
丸山の一つ石神社の御柱祭が行われました。

平成28年8月1日 田口麦彦
  いつの日か 都会に出たい 月見草  杉浦一子
月見草。アカバナ科の二年草で北アメリカ原産と書いてある。そうか、異国の花なのかと改めて感心する。
日本には観賞用に寛永年間に渡来したのだそうだ。初夏に大きな四弁の白い花を日暮れから開き、翌朝しぼんで紅色にかわるところから月見草と呼ばれるのだろう。俳句の季語は当然「夏」である。
月見草、タチアオイ、コスモス、たいまつ草、コオニユリ、アナベル、木苺

平成28年7月31日 薪小屋を作る
いつも通りいいかげんなもので、なるべく手持ちの材料で作ります。
まず、パレット4枚を置き、横3.6b縦2.7bに基礎を作ります。
次に柱を建てて、あと屋根にタキロンを張ります。横0.9bは道具置き場にするのでタキロンを張る。

平成28年7月24日 大石
通路に出っ張っていた石を掘ってみると50Kgはあろうかという大岩でした。通路を掘ってっと出しました。
割れた壺に花を植えてみました。
今年は山アジサイが沢山咲きました。下野、ホタルブクロ、山アジサイ
      庭いじり 私も花よ ふれてみて

平成28年7月17日 高塔草
庭で自然に育っている高塔草を採って水洗い後乾しています。
葉を粉末にして煎じて飲むと胃腸に良いので子供の時から飲んでいます。
スグリが赤くなり、アザミが咲き、沢山植えた山アジサイが咲いています。

平成28年7月10日 花の薀蓄
植物の雌雄のパターンには、三種類の形があります。
1.最も多いものが、ひとつの花にオシベとメシベをもつ両性花。ほとんどの植物がこれにあたります。
2.一株にオスの花とメスの花を別々に咲かせるものもある。雌雄異花といいます。スギやマツ、シラカバ、コナラ、クリ、アケビ、などがそれです。
3.そして木そのものがオスとメスに分かれる雌雄異株。アオハダ、イチョウ、サンショウ、キウイ、ダンコウバイが代表的。雌雄異株の木の場合、雄木だけを植えても、枯れるまで実がつかないので注意。
看板

平成28年7月3日 ステンドグラス
赤は玄関に、緑は作品棚に。
シャラ、ヤナギラン、ジギタリス、サンショウの実。

平成28年6月30日 花ひらく
オダマキ、スグリ、クリン草、紫陽花。

平成28年6月26日 ステンドグラス完成
ステンドのハンダをもりあげます。ハンダにブラックパティーナを塗ると真っ黒になります。
器具を取り付けて点灯するととても美しい。先生の若松さんには4月から3か月間大変お世話になり感謝です。
あとは山小屋に持ち帰りどこに飾るか現在検討中。

平成28年6月19日 ステンドグラスを作る
仮止めしたステンドをハンダ付けをします。
赤エゴが満開です。

平成28年6月12日 ステンドグラスを作る
ハンダ付けをします。まず、横を仮止めします。
次に段ホールの中で縦を仮止めします。今日は仮止めまで。
 

平成28年6月5日 花の薀蓄
カマツカ
別名ウシゴロシ。材質が堅牢で割れにくく、ウシの鼻輪に使われ、それがはめられるとウシは行動がままならないのを例えた。カマツカの名も材質から。鎌柄の意で、鎌の柄に重宝された。ウメ様の小さい花が十から二十群がって咲き、秋には一pほどの実が紅熟し美しい。
シラネアオイ
知る人ぞ知る花。雪深い山にひっそりと、華やかに咲く。一科一種で日本固有の科。日本産の植物の科はおよそ二百.。そのなかで特産はシラネアオイ科と、コウヤマキ科のみ。花弁を欠き、萼片四枚が弁化。雄しべは内側から外へ成熟し、果実は二個がくっつく。
レンゲツツジ
ツツジの漢字躑躅はレンゲツツジの仲間を指す。漢字の木は木偏がつく。ツツジは低いが木である。それが足偏なのはなぜか。躑は短く進む、蜀はカイコで、躅はとまる。つまり、よたよたした歩みをいう。レンゲツツジはアセビのように毒を含み、食べると家畜も足を取られてしまう。
マタタビ
実物は知らなくても名は著明。理由は二つ。一つは「ネコにマタタビ」の効きめ。ネコを恍惚状態にさせるのは、マタタビラクトンという混合成分を含むから。二番目は「また旅」の俗信。ただし、それは誤解で、アイヌ語のマタタンプが語源という。
ヒオウギ
古名ヌバタマ。葉がヒノキの薄板を重ねた檜扇に似ることから名がついた。それほ野羽と呼んだので、種子を野羽玉という説も。
黒光りする丸い種子は、黒や髪などにかかる枕詞「ぬばたま」として「万葉集」に八十種も載る。高さ一メートル。
花茎は分枝し、花びらは同形同大。
まゆみ、地梨、黒ユリ、レンゲツツジ、口紅ドウダン、九輪草、エニシダ、スズラン、赤ヤマボウシ、ヤマボウシ、ワラビ。

平成28年5月29日 紫陽花       俵万智
「相聞歌」は読んで字のごとく、お互いに聞こえさす歌、つまり一方通行でなく、贈る歌と返す歌で成り立つものだ。
  思いきり愛されたくて 駆けてゆく六月 サンダル あじさいの花
以前、こんな恋の歌を作ったことがあった。すると、この歌を読んだ同じ短歌の会の仲間が、しゃれた返歌を作ってくれた。
  六月の雨 紫陽花の花に告ぐ 夏きたりなば おまえを愛す
それでは、さらに返歌を、と思って詠んでみた。
  待つという時は藍色 六月の雨 あじさいの花と私と
「あじさい」という名前は、「集・真・藍」から来ているという。
すみれ・オオデマリ・レンゲツツジ・小梨・いかり草・黄レンゲツツジ・うど・山羊 

平成28年5月22日 山に生きる
「外に出る」という変化。それは「小さな野生への目覚め」といえる。
晴れた日には朝5時に起きて庭いじりしている。
人は自然に囲まれて暮らし始めると何かしなくてはいられなくなる。
土があれば何かを植え、花が咲けば静かに見とれ、虫を観察し、雑草が伸びると刈る。
 
山シャクヤク、利休梅、細葉シャクナゲ、小梨。

平成28年5月15日 山菜
タラの芽、コシアブラが採れます。
割れた花器に花を植えてみました。
山は夏日で花が咲きます。白三つ葉ツツジ、エンレイソウ、淀川ツツジ、楊貴妃桜、ウコン桜。
 

平成28年5月12日 ステンドグラス 3
ステンドグラスで電灯の傘を作ります。
銅箔をガラスの周りに貼ります。
 

平成28年5月7日 庭に植えます
庭の植物をいただきました。
アスナロ、ムクゲ、ハナミズキ、オニユリ、コケモモ、つるうめもどき、吾亦紅、都忘れ。
先日の大風で山道には落葉松が倒れています。 

平成28年5月5日 子供の日
  こどもの日 小さくなりし 靴いくつ

平成28年5月3日 樹の薀蓄  船越亮二
  日本一の巨木はクスノキ(楠)
木全体に芳香があり、この木からとった精油(樟脳)は、かって医薬用や防臭剤、防虫剤として使われた。
一般に、樹高20〜30bだが、中には50bに及ぶ木もあり、日本では巨木になる筆頭の木に挙げられている。
現在日本一の巨樹は鹿児島県蒲生町の八幡宮境内のクスノキ「蒲生のクス」。
推定樹齢1500年樹高30b、目通り幹回り24.22bもある。
暗褐色で縦に細かな裂け目が入る幹は、くねるように伸びあがって枝分かれし、いっそうの風格を感じさせる。
初夏に小さな黄緑色の花を咲かせ、花盛りの時には光沢のある密生する葉とあいまって、木全体が輝くようだ。
秋には黒い実がなる。
すみれ 地梨 シラネアオイ 大山桜
雪柳 ノリウツギ ジュンンベリー 黒文字

平成28年5月2日 今年も植えます
 ツリバナ、ハシバミ、西洋ハシバミ、利休梅、出猩々、赤エゴノキ、百日紅、コデマリ、熊谷草、翁草、レンギョウ、そして山百合。

平成28年5月1日 樹の薀蓄  船越亮二
 香りのよい花木
コブシは日本原産。学名はマグノリア・コブスと呼ぶので、コブシは世界中で通用する呼び名だ。
コブシの名前は開花直前のつぼみの形が、小児の握り拳に似ているところに由来する。コブシの材の切り口はとてもよい香りがする。
シデコブシは高さが2〜3mにしかならないためヒメコブシの別名がある。
コブシと同じく日本原産の樹木。本州中部地方のごく限られた山地でまれに自生する希少植物。
唱歌「夏は来ぬ」で「卯の花の匂う垣根に・・・」と歌われているが、ウツキ(ウノハナ)に匂いはない。
この匂いは古語で、あでやかな色が美しく映える、という意味で、満開のウツギはまさにその通りだ。

平成28年4月29日 一気に花が咲きだしました
二月に咲く紅万作は別として、この暖かさで一気に花が咲きだしました。
辛夷の花が咲きはじめました。
浅い春に、色のない山に、灯りをともすかのように咲くこの花は、季節の魁の一つです。

ダンコウバイ、シデコブシ、黒文字、カスミ桜、行者にんにく、白文字、ジュンベリー。

平成28年4月27日 ステンドグラス 2
ステンドグラスで電灯の傘を作ります。
今日は三種類の色ガラスを切終わりましたので、ルーターで一枚づつ左右を合わせます。
初めてで何もわからず、大きく切りすぎましたのでなかなか会いません。

平成28年4月24日 葉桜    俵万智
   去年ともに 歩きし人よ 「いない」 ということ思い知る 葉桜の下
満開の桜と違う。夏草の緑とも違う。春の余韻の残るなかに、そして夏の予感の生まれるなかに、葉桜は、その生命を生きる。
そんな「移り変わり」のなかに芽吹くものだからだろうか、葉桜を見ると私はいつも、人との出会いや別れを思い出す。
同じ季節がめぐり、同じような葉桜が、私たちの頭上にやさしい姿をあらわす。
ああ、去年と同じだ-----そう思った瞬間、去年とは違う自分の今を、あらためて感じさせられる。
それが切ない現実であれは、「感じる」ではすまない。「思い知る」事になるのだ。

平成28年4月22日
さまざまの 事思い出す 桜かな      松尾芭蕉
 4月10日、自宅で見る桜から、山小屋の桜が咲く5月15日まで1ヶ月間、いろいろな桜を見ます。
山小屋の西側の窓にはいつものように真っ赤な夕日が沈みます。

平成28年4月20日 ステンドグラス 1
ステンドグラスで電灯の傘を作ります。
ご近所の若松さんの工房で教えていただきます。週1〜2だから1カ月はかかりそうです。
まず、ガラスを切る練習をしましたが、ものすごく力が必要です。ガラスを割るのはドキドキです。
妻のガラス 私のガラス 完成品(色は違う)

平成28年4月17日 山小屋を開きました
11日に山小屋を開きました。
今年は暖かく雪も無いのでもっと早く開きたかったが、御柱祭で遅れました。
一坪の柴小屋と藤棚を作りました。
下諏訪では桜が満開ですが、山は12日の朝−4℃と冷え込み霜柱がたちました。

平成28年4月10日
上社の御柱、前一の柱です。
クリスマスローズが満開です。カタクリは蕾、ふきのとうがいっぱい出ています。
  山は今 ‘山歩日和 ‘ (さんぽびより) です。

平成28年3月20日 産経抄   石井英夫
「・・・木々の幼い芽達は まだ湿っている りんと 生命のふくらむ音を ききたいから三月は密度の高い心でいよう」
岡山の高山秋津さんの「三月は」という詩の一節だ。
「春」は「張る」、木の芽もふくらんで張るから、心も張りつめていたいという決意がこちらにも伝わってくる。林ではまだ裸木の枝が交差しているが、厚い鱗片によろわれたミズキの芽も、銀のびろうどに包まれたコナラの芽もゆるんできた。
耳を澄ませば、林の中に「りんと生命のふくらむ音」が響いているかもしれない。たとえ冬芽はまだ無愛想でも、枝々の色は明らかにつやを帯び始めている。少なくとも、固い幹皮の内側をこんこんと流れ出した樹液の音は耳に聞こえそうだ。
ロシアの人々は何のために樹液を飲む?まったくあてずっぽうに推量すると、人生はわずか一冬を送ればそれっきりだが、落葉した樹々は春を迎えてまたみずみずしい若芽をふく、植物の輪廻転生にあやかって、生命のよみがえりを念じる人間の願いからではないだろうか。
「木の芽おこし」の雨の降るいまは。「木の芽ぼこり」の風の吹くころ、木の芽が出るころは、人の心も高揚したり、興奮したりする。情緒や感情もなぜか落ち着かなく、不安定になることをいうそうだ。そういえば出会いと別れ、春愁の季節になっている。
3月14日は10pの雪 湿った春の雪 姫辛夷の芽 ふきのとう

平成28年3月6日 八ヶ岳
雪積む日々が続いた八ヶ岳も三月に入ると穏やかな日和が巡ってくる。
山小屋はまだ少し雪が残っているが、雪の上にはノリウツギの花屑やサルオガセ、白樺の皮など、それらが持っている僅かばかりの色彩が、白い世界の中で新鮮に目に映る。
桜の枝を頂きました。
永田、藤村、平林さんと箕輪町の雪割草展を見に出かける

平成28年2月21日 春近し
2月16日に雪はほとんどありません。紅万作が咲きました。
家では福寿草と小梅が咲いています。

平成28年2月7日
山小屋までの道路は、粉雪が薄く積もっていますが通行に問題ありません。
道路から玄関までは15pの積雪です。今年は1月18日に1度雪が降りましたがそれだけです。

庭は鹿の足跡だらけです。シイタケの榾木は雪に埋もれています。

平成28年1月17日 まるやち湖
まるやち湖は凍っています。上に八ヶ岳。
白樺林の寄生木(やどりぎ)が赤く熟しています?
山小屋にはまだ雪はありませんが、鹿の糞はあります。近くの小川は半分凍りながら流れています。
下諏訪町赤砂崎から上諏訪の間欠泉と上に八ヶ岳。

平成28年1月10日
4年・15年・16年の1月です。今年は暖冬で雪が全然ありません。
平成26年1月07日 平成27年1月14日 平成28年1月06日 平成28年1月06日

平成28年1月3日 俵万智
  言葉にはならぬ思いを日々こぼす エリカ小さき花を落として
去年の冬、ふと通りかかった花屋さんで、「エリカ」という可愛い花の鉢植えを見つけた。
薄いピンクの花が、無数の小さな鈴のようについていた。少女のような名前もいい、と買ってしまった。
しばらく、机の上にのせて楽しんでいた。が、ちょっと困ることが起こった。
枯れた花がぽろぽろと、次から次へと落ちてくる。まるで物思いにふける少女が、詩の言葉をつづるように。
花言葉が、「孤独な思い」だと知ったのは、ずいぶん後になってからのことだった。

平成28年1月2日 初日の出
初日の出 
   老いゆく我にやさしかり
   感謝を込めて手を合わす   市川よし子

平成28年1月1日 年月
   雁よ雁 いくつのとしから 旅をした    小林一茶
人生の旅人である私は、この句には冷静でいられません。

真っ白な森の上に八ヶ岳。
その上には大きな空。
この世は私のもの、という気分にさせてくれる。
今年一年の無事を祈る。