男の隠れ家
山小屋便り 6
に続く
平成24年6月17日
立つ
八ケ岳に住んで五年。
次々に新しいきっかけが生まれています。
でも、僕たち夫婦の根本は変わりません。
やきものが好き、山が好き、花が好きです。
れんげつつじが満開です。今年初めて藤の花が咲きました。香りがすごい。
平成24年6月10日
山菜
世間は今や大不況。趣味の世界も北風が吹いています。
でも、こんな時こそ、ゆとりが必要ですよね。
私は今年高齢者の仲間入りです。
「陶芸やるぞ」
三年を経た
山シャクヤク
の花は大きい。
九輪草
。
ウドとわらび
が大量に採れました。
平成24年5月27日
気力
やる気は体力。
体力があれば多少の苦労もいとわない。
重い材木を持ち、早く正確に玉切、薪割りが出来るのも体力あればこそ。
一日中ろくろをひいていると、疲労がたまり、集中力がなくなり、仕上げがいい加減になることがある。
やはり気力は体力ですね。
ミツバツツジ、淀川ツツジ、すみれ、山吹、八重桜。
平成24年5月20日
春
草木が芽吹き花が咲きました。
雪柳、山吹、辛夷、レンギョウ、山椒、野村もみじ、白樺とタラの芽。
平成24年5月13日
植木2
吾妻シャクナゲ、細葉シャクナゲを2株、どうだんつつじを3株を植えました。
おきな草、九輪草、スズラン、コマクサ他も植えました。
裏山でタラの芽を取りました。山桜は大木で花はかなり高い。ジュンベリーは満開です。
小川
タラの芽
我が家の自生山桜
ジュンベリー
平成24年5月6日
山菜祭り
連休中に別荘地で親睦会があり、山菜の天ぷらで信州そばを食べました。
前日は道にはみ出している木を伐採しました。
ワサビの花が咲き、白三つ葉ツツジ、
ドウダンツツジも咲始めました。
平成24年4月29日
植木
今年も草木を植えます。
細葉シャクナゲを3株、どうだんつつじを3株、白文字、三葉つつじ、、朝倉実山椒、南天を植えました。
クマガイソウ、九輪草、さくら草、山シャクヤク、たいつり草、シャクヤクも植えました。
山は今、クリスマスローズが咲いています。
平成24年4月1日
小鳥の巣箱
山小屋の雪は日陰に少しありますが、ほぼ消えました。八ケ岳の雪もだいぶ少なくなりました。
自宅の工房では福寿草が咲き、小梅も開花しました。
山小屋の森では小鳥が盛んに鳴いています。
小鳥の巣箱を設置して3年。毎年小鳥が育っているが、だいぶ傷んできたのでペンキを塗り再生、そして新たに4個追加しました。
小鳥の巣箱は木材のみで作り、デザインは自由、出入りする穴はシジュウカラは3cm、ムクドリ4cm〜6cmです。
水性塗料を使い、樹にかけるとき、入口は北風と西陽をさけて朝日の方向から
少し南にずらし、ヘビ対策として高さを3.5mとする。
屋根はアスファルトシングルです。
平成24年3月25日
雪解け
気温が連日10度を超えてきました。雪は少しありますが、湿っていて、陽の光でどんどん融けます。
ワサビの葉が生き生きと緑です。「
ふきのとう」が採れましたのでテンプラにしました。
平成24年3月18日
樹木・植木・庭木の違い
樹木
とは山や畑・庭にある生きている木の総称です。
植木
は山にある木を、畑で根をコンパクトに仕立てた木、実生やつぎ木で育成した木です。仕立てもの以外は自然の樹形です。
庭木
は庭に役割を持って植えられた木です。植木を選定して庭木になります。
庭木を何もしないと植木に戻り、そして山に生えている木へと戻ります。
3月9日には雪解けで土が見えてきましたが、翌10日は20pの積雪です。
でも、最近は昼間10度と暖かいので雪はどんどん融けて、つららができています。
平成24年3月11日
早春賦
榊莫山
早春--この言葉の語感が好きである。
「春は名のみの・・・・・」
で始まる早春賦のメロディーも好きである。
この季節がくると、私はいつも早春の絵を、かける。書斎にも春を、というわけだ。
岸の柳の芽はふくらんで、水辺の葦は角ぐみ、江南の早春は、かくの如し--という風情。
絵の右上には七言の詩をおいて、おしまいに、
〈曲江外史・画詩書〉
と落款を入れ、押したハンコは
〈冬心先生〉
。
いうまでもなく、金冬心先生のことで、彼こそ痩我慢の美学をつらぬいた揚州画派のリーダーである。
一枚の白い紙に、絵をかき詩を書いて、書詩画三絶の美しい世界をうたいあげた。その気分は、清冽。そして斬新。
この詩の文字だって、じつに楽しい。
先例にこだわらず、ハイカラでモダンで自由なのが、金冬心先生のたぐいまれなるキャラクターだった。
七十すぎて 何ほしい
この世はわしの 天国じゃ
この江南の 荒れ寺で
死ぬまで山を 看ていよう
金冬心の心中は美しい。さわやかな水墨画は、心中が美しくなくてはかけぬ、と言っているような絵である。
平成24年3月4日
山に暮らす
柳生博
今から五十数年前、
アメリカ人宣教師ポール・ラッシュ
は一人でここ清里にやってきました。
その当時の清里は、今では想像もつかないほどの辺境の地。
そこで彼は、農民たちを集め、科学を持ち込んで、一人ひとりに教えながら、一緒に開拓したのです。
そして、彼は、教えの場ともなる教会を、農民たちと力を合わせて造りました。
そして、その教会こそ、現在、観光の目玉ともなっている、
清泉寮
なのです。
僕は、彼がやってこられたことの中で、とりわけ大きかったと思うのは、教育する、ということだったと思います。
教育っていうと、ある種、義務のような響きを持ってしまうけれど、そうじゃなくて、本当は学んだり、教えたりって、すごく楽しいことだと思います。
僕らの先人たち、またそういう教養を持った人たちから、何かを学ぶ、時には、植物や動物たちから学ぶ。
そうやって学んでいく楽しさに、実際に行動するという労働が伴う、というのが、ポール・ラッショさんから学んだことであり、僕のコンセプトにもなっているのです。
ひな祭りの日は春の日差しで、とても暖かい。雪は、道にはありませんが、敷地内には30Cmあります。
狐の足跡が山から続いています。
平成24年2月19日
霧氷
2月15日霧氷です。山は水墨画のようですごくきれいです。
今年は雪が少ないが、とても寒い。
平成24年2月6日
御神渡り
(おみわたり)
諏訪湖では4年ぶりに御神渡りができました。
ほんの傷程度のひび割れです。私の子供のころは1メートルも盛り上がりましたが、厚さを見ると10センチです。
平成24年2月5日
雪
今年の冬は寒さが持続して、暖かい日がないので、道も雪が融けて凍ることがない。
山小屋の雪は40cmで、一度も解けていないので粉雪のまま、雪をかくとサラサラと軽く舞ってしまいます。
冬は五月の芽吹きと、十月の紅葉を考えて剪定や植栽を計画します。
鹿の足跡は一本だけ、鹿の親子は三軒ほど北へ離れたところを下っているようです。
平成24年1月2日
ふる里を歩く
七円の唄 誰かとどこかで 長野県諏訪郡 五味ます子 50歳
真っ青に晴れた冬の日、母を連れ出して、散歩がてら、
父のお墓参り
に出かけた。
八ケ岳連峰
は雪化粧して野面を風が渡っていく。
頑固者とも言われた父が痴呆症を患って四年、素直な子供のようになって、楽しみは散歩に出ること。
娘が休日にやって来るのを首を長くして待っていた。
ここはね、ふきんとうを取った土手、クレソンを摘んだ小川、野イチゴや花を摘んだところ。キノコ狩りをした雑木林。
父を思うとやはり淋しい。
「ふきんとう出ているかもね」 「見ていこうか」
八十を過ぎた母とこうしてふる里の野や山を歩くことが出来るのは、あとどのくらいあるのだろうか・・・・・。
平成24年1月1日
元旦
「人は人 吾は吾なり 山の奥に 棲みてこそ知れ 世の浮沈」
高杉晋作の言葉だが、彼は田舎暮らしを好んだという。
高度経済成長期を支えてきた我々団塊の世代は、せめて定年を迎えたら田舎でのんびり暮すべきだと思うが・・・・・。
私は、田舎暮らしは出来ていますが、今年も
のんびり
は無理だと思います。
平成23年12月25日
リタイア
私は還暦を迎えた時、
定年退職をチャンスととらえて
「これからは好きなことをして生きよう」
、と考えました。
そして、八ケ岳山麓での山暮らし。
山小屋を建てて、穴窯を焚きながら、山の中でもう一つの人生をスタートさせました。
あれから四年。
私が八ケ岳で過ごした時間や、やってきたことは、とてもじゃないけどリタイヤとは程遠いものだったように思います。
だって毎日がハードで、未知への挑戦だったのです。
山暮らしは本当に忙しい。でも、楽しい。
穴窯焚きと作品作りは当然としても、薪割り・薪運び・草刈り・大工仕事・塗装・きのこ栽培と大量の汗をかき、温泉に行き、暗くなるとすぐに寝ていました。くたくたになるほど疲れていたのです。そして、それは、現在も何ら変わることはありません。
こんなことが出来るのも、体力があればこそ。
人間、体力があると時間を有効に使えるなあと、しみじみ思います。
平成23年12月18日
山小屋を閉める
今年の山の活動は終了しました。
山小屋の水道を止めて、山小屋を閉めました。
来年三月に開けます。
平成23年12月11日
積雪
九日朝は五pの積雪です。
平成23年12月4日
物置
四季の森別荘地の北原さんから中古の木製物置を二棟頂く。
塗装をし、組み立てる。
夕焼けが美しい。
平成23年11月26日
ジビエの燻製講座
自然育工房 岳(しぜんはぐくみこうぼう がく)の竹内先生に「柔らか鹿肉燻製」を教えて頂く。
鹿肉を2センチの厚さに切り調味料をすり込み、一晩寝かす。
肉をビニール袋に入れ、70℃で30分湯煎する。
肉を取り出し表面を乾かし、くん煙器で2時間で完成。
平成23年11月20日
鹿よけ
11月になると別荘地は急に寂しくなります。
八ケ岳に初雪が降ると、この辺りは
とたんに
冬になります。
今年も鹿に桜の枝を食べられました。一度も見ない桜の花、来年も見られない。
でも、鹿よけの網を張ってみました。遅いけれど。
平成23年11月13日
八ケ岳倶楽部
友人を案内して「八ケ岳倶楽部」へ行く。
雑木林は、すっかり葉を落としていましたが、観光客は相変わらず大勢いました。
平成23年11月6日
達磨落とし ?
梶田さん
(山小屋の生徒さん)
宅で、樵さんが達磨落としで唐松を伐採するというので見学。
伐採する木を両側の木で吊るし、切る分だけ下ろしながら切っていく。
吊るすのに時間がかかるが、クレーンを使わないこの方法は初めて見ました。
平成23年10月23日
紅葉
10月になると紅葉の季節です。
我が家の庭でも楽しめますが、天気が良いと、裏の林に散策に行きます。
平成23年10月9日
田舎暮らし
七円の唄 誰かとどこかで
宮城県
大友十四子
雨の日が五日も続いて、うんざりしていたら、
「くるみの木の根っこさ、きのご、いっぺいでてだがら来てみろでば」
と云う主人の声。
ぱっと元気が出て長靴はいで行ってみだら、根っこにぎっしりと重なって
「おりみき」
が出ていました。
後ろも前も山だからきのごは採れるし、栗は拾えるし、またたびも手の届くところでいっぱい採れるし、たけのこはいっぱい食べられるし、
ああ、やっぱりお金なんかなくたって田舎はいいなあ。
平成23年10月2日
秋
今年も赤とんぼが大群で飛び回っています。
散歩で見かける倒木。
ほうずきが紅くなり秋です。
平成23年9月25日
台風
2
台風15号で庭の木が大きく揺れました。
雨も降り、霧が出て、今年初めてキノコが採れました。
平成23年9月18日
芝張り
芝生は春に張るものと思っていましたが、秋も張れると知りました。
今回40束を張り、後は来春60束ほど張れば完成です。
地梨が大量に採れましたので、焼酎と蜂蜜で漬け、喉の薬にします。
妻は来春は花畑にすると、ササを抜いて開墾しています。
山葡萄の実が黒くなり、またたびの実が大きくなりました。
コスモスの花が咲き、山では野葡萄の実と桐の木を見つけました。
平成23年9月11日
台風
台風で松の枝がパレット一杯落ちました。
窯の屋根にも落ち、枯れ枝は今回の窯焚きで使います。
御近所の別荘の屋根には唐松が根こそぎ倒れています。
平成23年9月4日
蜂
今年は蜂に巣を作られました。
まず風呂の換気扇です。外側の出口に網が入っていなかったのです。
次に二階の軒下(写真)に大スズメバチが大きな巣を作りました。棒でつついて落としましたが、二日ほど周りを飛んでいました。
そして、雨どいの掃除をしていたら、ミツバチの巣を二個見つけました。地面には地蜂の巣がたくさんあります。
そばの花が咲き、セロリが大きくなってきました。山は秋に衣替えです。
ガニ井戸七個目です。
平成23年8月28日
蝶々
毎年来る大きな蝶々、今年も黒い蝶々が三匹遊んでいます。
りょうぶの花が咲きました。蕾はピンクです。
萩の花が咲き、大きな
サルのこしかけ
ができました。
平成23年8月21日
夏の終わり
山は一気に涼しくなりました。
山ブドウと栗・またたび・草苺の実がなり、月見草・ホタルブクロ・ムクゲ・コスモスの花が咲いています。
平成23年8月15日
芝
芝生の手入れがこんなに大変だとは思いませんでした。夏は毎週芝刈りをしています。
ナツツバキ、柏葉紫陽花、黄花コスモスが咲いています。
今、山は蝉の大合唱です。
平成23年8月7日
夏祭り
丸山の森別荘地で夏祭りが行われ、緋色窯も出店しました。
7日の日曜日はオープンハウスで、緋色窯も大勢の穴窯見学者でにぎわいました。
平成23年7月31日
花
夏の今頃は花が少ない時です。
今咲いているのは、ひまわり、おいらん草、ノウゼンカツラ、そして今年も咲いた山ユリ。