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| 令和7年12月31日 | 大晦日 |
| 今年もあと一日。トランプ旋風が吹き荒れ、日本もいろいろありました。こんな時こそゆとりが大切としみじみ思いますね。 この一年間、大勢の方と賑やかに陶芸ができました。感謝です。一期一会です。 さて来年は「午」の歳、皆さんと うまくやりたいですね。 では陶縁の皆さま、お体を大切に良いお年をお迎えください。 |
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| いざや寝ん元日は又翌(あす)の事 蕪村 翁の達観に寄せ、御慶言上 |
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| 令和7年12月28日 | 五木寛之 |
| 長谷寺の観音信仰は「現世利益」を願うものだ。けれども、いくら現世利益を祈願していても、それが簡単にかなうと思っている人は、実際には少ないだろう。やはりそれ以上に、祈ることで心の安らぎを得ることの方が、その人にとっては大きな意味があるのではないか。 長谷寺に詣でて、あの巨大な十一面観音菩薩像と対面して両手を合わせる。その時、ふと声なき声を耳にする。 「あなたは、こうして存在するだけでいいのだよ」 「生きているだけで意味があるんだよ」 誰かが自分を見つめ、そうやさしく語りかけてくれている気がする。そうすると、つらくて苦しい生活のなかで心が落ち着く。 もちろん、それでも人生の苦悩は尽きない。では、いったい何が変わるのか。 たぶん、それは苦しみながらもそれに耐えていける、ということではないか。 |
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| 令和7年12月21日 | 夏井いつき |
| 薬屋に 辛夷咲いたと父の言う (西田月旦) お父さんは二年前に亡くなられたという作者月旦さん。「晩年は、病院とかに行くぐらいしか用事がありませんでした。実家に行くと、父が、薬局に薬を取りに行ったら辛夷が咲いていたと話すわけです。散っていく辛夷は汚くてね・・ただ、その言葉がずっと心に残って・・」 と噛みしめるように語る彼の言葉に、みな深く頷くばかり。おウチde俳句への共感は、さざ波のように、私たちの心に打ち寄せてやまない。 |
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| 令和7年12月14日 | 夏井いつき |
| いい人だ 犬もかわいい夏の雲 (五歳くらいの男の子) 無花果ジャムさんが、犬の散歩中に採取た言葉。犬の散歩中にゴミを拾っていたら、五歳くらいの男の子に 「なにしてるの」 と聞かれ 「ゴミを拾ってるよ」 と答えたら、その子が大きな声で叫んだのが、この台詞だったんだって。 エピソードをひっくるめていいよね。無花果ジャムさんの選んだ季語 「夏の雲」 も元気でいい。 いい人に出会う度に、この句が口をついて出てくる。そんな口誦性もまた 「おしゃべり俳句」の大きな魅力だ。 |
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| 令和7年12月7日 | リスト |
| 私の作品と物々交換できる、頂きたい物リスト。 重たい金塊、現金。 おうちで眠っているお酒、ビール、焼酎。 荒れ放題の畑。 薪とそれを運ぶ軽トラック。 |
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| 令和7年11月30日 | 仏像 |
| お寺の仏像は最初金ぴかだった。いまの落ち着きや安らぎとは正反対に、華やかさやエネルギーに満ちた姿だった。古い伽藍も仏像も、最初は私たちを仰天させるようなバロック的な色合いだったのだ。それが、時間がたつにつれて、少しずつものさびた感じになってくる。 私のようにぎとぎとした青年時代をすごした人間が、ある程度の年齢になって、お寺詣りをするのもそうかも知れない。 まだとても枯淡の境地には達していないが、そんな風にして人も枯れていくのだろう。 青丹よし 奈良や眩き 花ススキ | |