楽陶の会 6 に続く

         

 
  

平成30年6月17日 第10回 楽陶の会  熱海の旅 
   第10回 楽陶の会  MOA美術・人間国宝美術館の旅 

会長 永田陽一  会計 藤村修二  講師  増沢道夫   柿木バス 
 平成30年6月16日 (土) AM 5:30〜PM 7:00

参加者
  小松真弓・ 武井梢・ 宮沢寿美子・ 中澤智寿・ 永田陽一・ 長岡美由紀・藤村修二・岩田信一・五味訓子
  原瞳・井上寿子・平林靖久・伊藤とし子・宮坂美奈恵・宮坂由紀子・増沢ふみ子・増沢道夫・林啓子

AM5:30      赤砂崎        
AM5:40     ハーモ美術館
AM5:45      片倉館前
AM6:00     諏訪IC
AM6:05     原SA
AM9:40〜AM11:20 人間国宝美術館。神奈川県足柄下郡湯河原町中央3-16-1
高級な美に触れて快い時間を過ごすことは、多忙な現代人にとりましては、ますます欠かすことのできないことです。
人間国宝美術館は、重要無形文化財保持者、いわゆる「人間国宝」の作品を展示しています。 
この美術館は、技をきわめたひとだけが到達することのできる気高い「日本の美」をご鑑賞いただきます
細川護熙は、1998年に衆議院議員を辞したのち、作陶に専心してすでに8年が経過しています。2001年には、ここ湯河原の不東庵に工房が完成し、当館の展示作品は楽焼から志野・唐津など寂々とした茶の道具です。
当館では、ご来館されたお客様に人間国宝が作ったお茶碗で抹茶をお出ししています。浜田庄司や金重陶陽、三輪壽雪等ご用意いたしておりますので、お好きな茶碗をお選びください。

特別展示 「民芸を斬る」を鑑賞しました。下諏訪から4時間の予定が3.5時間で到着し30分余裕が生まれ、その分じっくりと見学した。
先ず、学芸員の青木さんに人間国宝、民芸の説明を受け、作品の解説を聞きました。
人間国宝のお茶碗(?百万円)で抹茶を頂き
(私は鈴木蔵の志野茶碗)、濱田庄司・河井寛次郎等と細川護熙の作品を見ました。
売店で藤原啓の割山椒を買いました。本当にラッキーでした。
私は以前、備前の啓の美術館を訪れましたがそこでは作品が高くて買えませんでした。

AM11:40〜PM1:00        昼食  いけす料理 漁火  静岡県熱海市伊豆山599  うみのホテル中田屋
お昼は、いけす料理、漁火で窓辺に広がる海景を見ながらゆったりと食事をお楽しみください。
ここでも30分早く到着しましたので、宿の裏にある走り湯を見学しました。
日本三大古泉のひとつ伊豆山「走り湯」は横穴式の源泉です。洞窟は湯気でサウナ状態でした。
その湯元中田屋で荒れる海を見ながら地元の魚を使った
美味しい料理を頂きました。

PM1:20〜PM2:50     MOA美術館   静岡県熱海市桃山町26-2
MOA美術館は箱根美術館の姉妹館で、コレクションは咲き誇る藤花を見事な構図で描いた野々村仁清作「色絵藤花文茶壺」、尾形光琳の最高傑作として名高い「紅白梅図屏風」、古筆三大手鑑の一つ「手鑑『翰墨城』」の国宝3点をはじめ、重要文化財66点を含む約3500点で構成されています。
熱海ビーチラインから熱海市内の急坂をMOA美術館へ向かう。
長いエスカレーターで山の上の館内に入る。
金の茶室や、野々村仁清をゆっくりと見て、
駐車場までの長い道を下る。
PM2:50〜PM7:00    お買物をします     下諏訪着
いつもの通り、沼津のひものセンターで買い物をして、朝霧高原でもろこしを買う。
梅雨時で、天気予報は雨でしたが、帰りの富士山あたりで少し降られた程度で、暑くなくて最高の天気でした。
高速のSAで最後の買い物をして、4時間で下諏訪に帰着しました。


「皆さん、お揃いですか」と幹事が確認。近くに座っている誰かがしゃべっている。
「ひとりぐらい積み残して、後でそいつの苦労話を聞きたいね」
私はひそかにそれを期待した。しかし、残念ながら苦労話を聞かせてくれる<英雄>は現れなかった。
全員、しっかりバスに身をゆだねて帰ってきたからだ。

平成30年5月19日 『第65回 日府展』
『第65回 日府展』は東京都美術館で5月19日〜5月27日まで展示されます。
楽陶の会の参加者は2人が入賞しました。
入選   「緋色壺」   増沢道夫  参事
奨励賞  「飛翔の夢」 小松利実  会員
入選   「信楽広口花器」増沢 ふみ子 会員
奨励賞  「華・蕾」   長岡美由紀  一般

『第65回 日府展』は作品数も多く、とても見ごたえがありました。
上野精養軒で授賞式。
三井記念美術館で「大名茶人 松平不味 没後200年特別展」を鑑賞。

平成30年5月10日 『第10回記念 楽陶の会展』
『第10回記念 楽陶の会展』が会期5月10日〜5月14日まで、下諏訪総合文化センターで始まりました。
参加者は28人、穴窯作品・写真建て、お地蔵さん、急須、縄文土器・徳利とぐい飲み・陶灯・盆栽鉢・花器・食器など、
自分の使いたいものを、丈夫で使いやすい、そして飽きのこないものを楽しんで作った個性あふれる逸品です。

参加者   宮坂邦子、加藤節子、 島田博子、小松真弓、増沢ふみ子、中澤智寿、宮坂美奈恵、宮下茂、増沢道夫、
       小松利実、林智子、武井梢、永田陽一、平林靖久、長岡美由紀、野沢文子、浜邦敏、伊藤とし子、
       宮坂由紀子、井上寿子、原瞳、五味訓子、宮島八重子、藤村修二。
遺作展示 阿部信一郎、平川照子、山田剛敏、  応援 平尾正行。 

平成30年1月1日 あの道この道今の道  大橋歩
「このみちは いつかきたみち ああそうだよ おかあさまと ばしゃでいったよ」 (このみち) 北原白秋作詞 山田耕筰作曲
この歌は、小学生の頃、音楽室でうたった歌です。都会の女の子の歌ですから、街に続いている郊外の道でしょうね。
でも私は少女の頃、都会に住む少女のいる道として、こころはずませて、うたっていました。
今うたっても、都会的に思う。私もいつか歩いてみたい憧れの道。
この前、42年間の私のイラストの展覧会を銀座でやっていただきました。都会への憧れから始まった42年間の、これも道でした。
三つ子の魂百まででね、忘れられない。人生は続きものだもの、始まりがなければ今はない。
それで、もうない道を心の中で追う。

平成29年12月31日 年末
バカ話に花が咲き、飲み会の多いこの不良陶芸の会は、皆さんと一緒に遊び、皆さんのお人柄にふれる喜びこそが目的であります。
なんとまあ、幸せなことじゃありませんか。
   年惜しむ 程のよきこと なかりけり    松崎鉄之助

平成29年11月25日 忘年会
下諏訪駅前、中華料理・満味楼で14人出席。
食べきれない量でみんなで分けてお持ち帰りしました。

平成29年10月1日 下諏訪文化祭
9月29日から10月1日まで下諏訪文化センターで文化祭が行われました。
楽陶の会は25名が多彩な作品を出品しました。

平成29年8月5日 第74回下諏訪美術展授賞式
第74回下諏訪美術展授賞式が中川旅館で行われました。
参加者増沢ふみ子さん、岩田信一さん、小松 利実
さん、加藤節子さん長岡美由紀さんと私です。


平成29年7月29日 第74回下諏訪美術展
第74回下諏訪美術展が始まりました。7月30日〜8月6日まで。
楽陶の会では16人が「下諏訪美術展」に出品し、入選入賞しました。
下諏訪町長賞 (無心) 小松 利実さん
長野日報社賞 (渦潮) 加藤節子さん
奨励賞 (連理の枝) 長岡美由紀さん

(蛍舞う夜) 伊藤とし子さん、(壺中の天) 岩田信一さん、(孔雀色の椅子) 小松 真弓さん、 (天宙の海) 古川 未和子さん
(昴) 武井 梢さん
(古壺) 中澤智寿さん、 (六角鉢) 永田陽一さん(水辺) 宮坂 美奈恵さん(植木鉢) 原瞳さん
(夜桜) 
増沢ふみ子さん、(白萩釉花器) 宮坂邦子さん、 (モエの箱の薄命) 宮坂由紀子さん、(緋色壺) 増沢道夫。
増沢・伊藤・小松 宮坂・増沢 古川・加藤 井上・原
長岡・中沢・宮坂 宮坂・岩田 永田・武井 小松・原

平成29年7月15日 納涼会日府展受賞祝賀会
上諏訪「板前キッチン 兎」で納涼会をしました。参加者16名。
夏だというのに辛い鍋。でも、汗をかきながら美味しいものを堪能し、口の中を冷やすためお酒などの飲み物が進みました。
日府展で日府賞を受賞しましたのでお祝いの花束と記念品を頂きました。

平成29年6月17日 第9回 楽陶の会  パラミタミュージアム・萬古焼きの旅 
   第9回 楽陶の会  パラミタミュージアム・萬古焼き・幸兵衛窯の旅 

会長 加藤節子  会計 古川未和子  講師  増沢道夫   柿木バス 
 平成29年6月17日 (土) AM 5:30〜PM 7:00

参加者
  古川未和子・ 加藤節子・ 小松真弓・ 武井梢・ 宮沢寿美子・ 中澤智寿・ 永田陽一・  長岡美由紀・ 
  宮下茂・ 原瞳・ 井上寿子・ 平林靖久・ 伊藤とし子・ 宮坂美奈恵・ 宮坂由紀子・ 増沢ふみ子・増沢道夫

AM5:30      ヨットハーバー前       
AM5:35     片倉館諏訪湖側       
AM5:40     ハーモ美術館         
AM5:45     赤砂崎              
AM6:00     岡谷IC
AM9:30〜AM11:10          パラミタミュージアム  池田満寿夫  「般若心経シリーズ」 
                      〒510-1245 三重県三重郡菰野町大羽根園松ヶ枝町21-6
パラミタミュージアムは、自然豊かな鈴鹿山脈を背景に、三重県菰野に2003年3月開館。
芸術家・池田満寿夫の陶彫「般若心経シリーズ」全作品などの多彩なコレクション群と、展覧会を開催しています。館名の[Paramita・パラミタ]はメインコレクションの池田満寿夫「般若心経シリーズ」にちなんで、梵語の「はらみた波羅蜜多=迷いの世界である 現実世界の此岸から、悟りの境地である涅槃の彼岸に至ること」に 由来しています。美術館併設のパラミタガーデンでは、鈴鹿山麓に植生する山野草が彩り、四季折々の散策を楽しめます。
池田満寿夫、溢れんばかりの才能を遺憾なく発揮し、その人生を自由奔放に駆け抜けていった芸術家は、
1997年3月、急性心不全で急死、享年63歳。
1993年6月に「満寿夫・八方窯」を築窯。
焚き口は正面と左右に二か所ずつ。合計5か所から薪を投入する。
正面からは大人二人が窯詰めでき、窯内の高さは1.8mで立ったまま作業できる。2年半で1800点の作品を制作し焼成した。
大仏塔6点、仏塔24点、地蔵42点は、たたらを叩いて貼り付ける100Kg〜200Kgの作品。本当に見ごたえがありました。
行は4時間の予定が3.5時間で到着し30分余裕が生まれ、その分じっくりと見学できました。
                  

AM11:30〜PM12:00        昼食  ばんこの里会館  にじいろ堂 〒510-0035 三重県四日市市陶栄町4-8
                    三重県四日市市にあるワンデイシェフのお店、毎日違うシェフが違う食材でランチをお出しします。
例年よりも安い昼食でしたが、土鍋で炊いたご飯と手作りの美味しい料理でした。

PM0:00〜PM1:00       ばんこの里会館 うつわ亭 〒510-0035 三重県四日市市陶栄町4-8
紫泥急須や土鍋がその代表とされる「萬古焼」。土鍋の生産高は国内の90%を占めています。
「ばんこの里会館」は、萬古焼の資料館と展示販売します。
万古焼といえば土鍋。今回はいつもよりも遠距離のため、買い物時間が少ないのでここで買い物です。

PM3:00〜PM4:30           幸兵衛窯  人間国宝、加藤卓男の三彩・ラスター彩
                      〒507-0814  岐阜県多治見市市之倉町4-124                     
幸兵衛窯は、文化初年(一八〇四年)初代加藤幸兵衛により、美濃国市之倉郷にて開窯され、間もなく江戸城本丸、西御丸へ染付食器を納める御用窯となりました。
六代加藤卓男(一九一七〜二〇〇五)は、長年の研究の末、ペルシア陶器や正倉院三彩の技法を復元し、ラスター彩、青釉、三彩、ペルシア色絵など伝統と独創の融合した作品を制作しました。これらの功績により人間国宝に認定されました。
現当主である七代加藤幸兵衛は、独自の現代的な作風をはじめ、桃山陶やペルシア陶器といった幅広い作風を展開し活躍しています。
案内の方に幸兵衛窯の説明をしていただきました。穴窯は窯だし直後でまだ暖かでした。
展覧会への出品作品と、ラスター彩の作品。静かな佇まいをゆっくりと見学し、近くのさかづき美術館を見て、ここで買い物をする。
高速のSAで最後の買い物をして、2時間半で下諏訪に帰着しました。


PM4:30〜PM7:00            下諏訪着


       

平成29年6月1日 『第9回 楽陶の会展』
『第九回 楽陶の会展が会期6月2日〜6月6日まで、下諏訪総合文化センターで始まりました。
参加者は20人、穴窯作品・写真建て、お地蔵さん、急須、縄文土器・徳利とぐい飲み・陶灯・盆栽鉢・花器・食器など、
自分の使いたいものを、丈夫で使いやすい、そして飽きのこないものを楽しんで作った個性あふれる逸品です。

参加者   宮坂邦子、加藤節子、 島田博子、小松真弓、増沢ふみ子、中澤智寿、宮坂美奈恵、宮下茂、増沢道夫、小松利実
       武井梢、永田陽一、平林靖久、長岡美由紀、野沢文子、伊藤正子、伊藤とし子、宮坂由紀子、阿部真紀子、原瞳

平成29年5月19日 『第64回 日府展』
『第64回 日府展』は東京都美術館で5月19日〜5月27日まで展示されます。
名古屋展は愛知県美術館ギャラリーで6月21日から6月25日までです。
楽陶の会の参加者は4人、私は「日府賞」です。
「無心」の小松利実さん、「叢雲」の長岡美由紀さん、「古都」の増沢ふみ子さん
「緋色壺」の増沢道夫は二度目の最高賞「日府賞」です。
『第64回 日府展』は作品数も多く、とても見ごたえがありました。
上野精養軒で授賞式、国立近代美術館で「茶碗の中の宇宙 楽家一子相伝の芸術」を鑑賞。

平成29年4月25日 余花
諏訪湖畔の桜並木を散歩していると、葉桜の中に遅れて咲いた花を見つけました。懐かしい人にまた会えた思いです。
  余花に逢う 再び逢ひし 人のごと   高浜虚子

平成29年4月15日 お花見
今年の桜開花は昨年より1週間ほど遅いのでまだつぼみですが、岡谷駅近くの「鄙の家」でお花見をしました。
毎年しているお花見ですが、少しづつ人が入れ替わります。

  さまざまの事 思ひ出す 桜かな   松尾芭蕉
諏訪湖畔の桜 23日 赤砂崎からの八ヶ岳

平成29年1月3日 山眠る   印南和麿
落葉しつくした山々が冬日の中で静まり返っている。まるで眠っているように見える。
  「径一つ 吾に任せて 山眠る」   岩木躑躅
「山眠る」は春の「山笑う」と対照的に使われる冬の季語。
「山眠る」の出典は、漢詩集「臥遊録」の
  「春山淡治にして笑うが如く、夏山蒼翆にして滴るが如く、秋山明浄にして装うが如く、冬山惨淡にして眠るが如く」
から引用される。

平成29年1月2日 陽気なお墓  迫勝則
ルーマニアにある小さな村には、没後、その人の一生を文字や絵に描き、墓標に刻むという独特のキリスト教文化が根付いている。
むろん「人生いろいろ・・・・・は、日本人もルーマニア人も同じである。
中でも多いのは自分の仕事の内容をお墓に刻んだものだった。「私の一生は・・・・・」。
次に多いのは、家族との関係を刻んだものだった。男児を10歳で亡くした母親の墓標には、中央のテーブルを囲み、幼い男児と母親が向かい合って談笑している。「これからは、ずっと一緒に楽しく話そう」。
さらに、笑うに笑えない墓標もある。・看板のような大きな文字で、「静かに!」その下に小さな文字が続く。
「姑が目を覚ましてはいけません。またあれこれと文句を言われると困るので・・・・・」。
筆者は、日本人とルーマニア人の違いを肌で感じた。人間の尊厳というのだろうか。それは、軽い”ノリ”で棺桶に横たわってしまう日本人の終活とは明らかに違い、次元が高いところにあった。
人は順番に死を迎える。
日本人というのは、そのあたりが実にあっけらかんとしており、自分だけは例外だと思っている人が多いのではないか。
老人にとって、一番大切なのは、生きているうちの”死生観”ではないかと思う。それが個々の人格を形成し、あなたの価値を決める。

平成29年1月1日 元旦
若い頃はゼロからいろんなものを張り付けてきましたが、この年になると、エコ感覚というか、張り付いているものをどんどんはがしていこうと思います 。物には執着しない、そして、人も自分と同じ価値観を持っている人とだけ付き合いたいと思います。
なぜって、限られている人生の、あと少ししかない短い時間を無駄に過ごすことはないと思うから。

      短歌行    曹操
  酒に対して歌に当たる                      飲もう、歌おう
  人生 幾何ぞ                           人生は短いのだ
  たとえば 朝露の如し                      たとえれば朝露のようなもの
  去る日 はなはだ多し                      いたずらに過ぎ去った日々のなんと多いことよ・・・・・