水を補助燃料にして燃やす 薪ストーブ shiro_with_glass_2.JPG

(電気は一切使いません!!


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日本国内の森林の多くは、人間が植林した人工林です。kirameki_1.jpg
その人工林の多くは、密植状態(植林した当時のまま放置された状態)になっています。
密植状態の森は通気性が悪く、地面まで日光が届かないので、
二酸化炭素の吸収能力が悪く、根の張りも弱いのです。
そのため、ひとたびゲリラ豪雨などに見舞われると…
山ごと土砂崩落し土石流が下流の集落を襲い、死者まで出ています。

 

写真の説明:無塗装(ストーブ表面温度が約300℃を超えると青紫色の酸化被膜に被われます。)

写真は塗装を行わず、酸化被膜の色を残すことにした作品です。

ストーブに向かって右側にある縦長のボックスは「水タンク」です。

 

kirameki_7.jpgそこで長野県では、県民一人当たり年間500円の「森林税」を徴収して
それを資金源にして「間伐事業」を行っています。

 

 

 

囲炉裏(下部燃焼室)の引き出し用取手付近の様子…と、

補助空気供給口を全開にした様子です。

同じく無塗装(約100℃で金色の酸化被膜に被われる)です。

ところどころ紫色に変色しているのは、

その部分の表面温度が300℃を超えたからです。


長野県で間伐される樹木の多くはカラマツ(関西以西では「杉」)などの針葉樹です。

 

kirameki_8.jpg太い間伐材は「ベニヤなどの建築材料に再利用」されていますが…
細い(直径20センチメータ以下の)間伐材はほとんど再利用されていません。
再利用の方法が見つからないのです。

 

 

薪をセットした状態です。

主燃焼室の扉を開けて、

薪を数本立てます。

薪が良く乾燥している場合は、

段ボールを縦長に裂いて、

それに火を付けて薪と一緒に立ててから扉を閉めてください。

すると…すぐに勢い良く燃え始めます。

写真右側の縦長のタンクに水を入れます。

一日の水の消費量はおよそ10リットルです。

湿気った薪を燃やす場合には、

異なる点火方法になります。

 

 

新たな環境問題が起こってしまいました!!

ストーブなどの暖房器具の燃料にしてみたらどうだろう?…と言うことで
既存の薪ストーブで燃やしてみました。…すると…

 

kirameki_6.jpg● 針葉樹は密度が低い(太さの割には軽すぎる)ので、すぐに燃え尽きてしまう。

● 脂分(あぶらぶん⇒マツヤニなどの成分)が多いので、燃焼温度が高すぎる。

● 同じく脂分が多いので、煤やタールの生成が多く、すぐに煙突が詰まってしまう。

 

ストーブの温度が上昇してきて、最適な運転状態になったら

補助空気供給口は閉じます。

生木を燃やすときは、開けておきます。

 

と言う致命的な欠点が見つかり…
「針葉樹は薪としては使えない!!
と言う烙印を押されてしまいました。

そこで Lab72 は、これらの欠点を克服して…
針葉樹を薪として使えるストーブ (きらめき) を開発しました。

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Lab72 is the laboratory for 72nd graduated students of Suwa Seiryo High School