あとがきがわりの座談会ッ! 第十九話「百里を行く者は九十里を半ばとす」

 

ろう・ふぁみりあ(以下ろう):んー・・・ようやく次が20章か。ざっと考えて25章くらいで終わる予定だから・・・

セシル=ハーヴィ(以下セシル):九十里じゃなくて、ようやく八十里ってところだね。

ギルバート=クリス=フォン=ミューア(以下ギルバート):でもまあ、あと5分の1って考えれば、もう少しって感じも・・・

ろう:・・・その5分の4書くのに6年以上かかったんだがな。その計算だと、あと一年以上かかるんだが。

ギルバート:え、ええと・・・まあ、頑張って。

ろう:使い魔スクリューアッパーッ!

ギルバート:ジョーヒガシッ!?(←吹っ飛ぶ)

ろう:はい、じゃあ、いつものようにギル公を苛めたところで、あとがきに入りましょうか。

 

プロローグ

ろう:まあここで、そういえばルビカンテさんって何か用事で出かけるんだよなー。よし、じゃあエブラーナと戦ってて貰おーか、と考えたのが大失敗。

ギルバート:失敗?

ろう:いや、後のエブラーナ戦、ルビカンテさんが忍者達を焼きまくって終わる予定だったんですが。なんか色々とネタが浮かび上がってしまって。

ギルバート:ネタが浮かぶのは良いことじゃないの?

ろう:良いことかもしれんが、長くなり過ぎやっちゅーねん。あと、この頃、なんか知らんけど大スランプでなあ?

ロック=コール(以下ロック):そういや上手く書けないー、とか泣き言言ってたよな。

ろう:それでも頑張って週一ペースで更新していたら、いつの間にかスランプ脱出してましたが。継続は力なりとは良く言ったもんですな。

ギルバート:それ、ちょっと意味が違わない・・・?

 

A.「幻獣の個体数」

ろう:ろう・ふぁみりあです。

ティナ=ブランフォード(以下ティナ):アシスタントのティナ=ブランフォードです。

ろう:さて、ここでリヴァイアサン=海、バハムート=太陽とかゆー話をしていましたが。

ティナ:そう言えば “大地” を象徴する幻獣がいないって話をしていたよね。タイタンやゴーレムじゃちょっと役者不足って事で。

ろう:うぃ。なんですが、後日に拍手コメント頂きまして、 大地の幻獣は “アレクサンダー” にしようかと。

ティナ:えふいふラジオの最終回で紹介されたコメントね。ちなみに考えてるネタって?

ろう:秘密。まあ、本編には直接関係ない裏設定なので、また別の機会にでも。

 

B.「炎の魔人」
C.「バロンの使者」

キャシー=リン(以下キャシー):残念です。ジュエル様がエロい人だったなんて。

ジュエル=ジェラルダイン(以下ジュエル):だから違うっつーの!

ユフィ=キサラギ(以下ユフィ):でもなあ、こいつの母親だしなー。

ジュエル:コイツがエロいのは父親の遺伝だーっ!

エドワード=ジェラルダイン(以下エッジ):ていうか、こいつこいつって指さすなよ。

ジュエル:うっさい、ホモ!

エッジ:ホモじゃねえ!

ジュエル:あらー? 男の子口説いたくせに。ねえ?

ギルバート:いや、ええと・・・。

エッジ:うるせーうるせー! コイツが女っぽいのが悪いんだよ!

ギルバート:そんな無茶苦茶な―――

ろう:ちなみにここ、ちょいとうっかりしたことがありました。

ギルバート:うっかり?

ろう:貴様の存在じゃあああああああ!

ギルバート:ぼ、僕!?

ろう:いや、本当ならギル公はデビルロードを作るための資材を運ぶ役割があったんですが、それを忘れてエブラーナに出してしまいました。

ロック:おー、そう言えば16章のエピローグで、ギルバートはエブラーナに行くとは一言も言ってないよな。

セシル:一応、言い訳すると、バロンのことを信用させるために、バロンに攻撃されたダムシアンの王子に行って貰ったという事なんだけど。

ギルバート:資材の運搬は、別に僕でなくとも、アルツァート辺りに頼んでおけばいいしね。

ロック:けどさー、信用させるのはキャシーだけで十分じゃねー?

キャシー:私も今はバロンの人間ですし。

ジュエル:それに忍者ならば、友人知人の情を利用して、策に嵌めるくらいはやってのけるのよ。

エッジ:キャシーって、元忍者って設定だしな。

 

D.「熱」
E.「正しい選択」
F.「望んだ選択」
G.「術」

ろう:はい、超予定外。マッシュさんとエッジさんが、ここまで頑張るとは書いてる私も思いませんでした。

マッシュ&エッジ:どういう意味だ!

ろう:ぶっちゃけここは、マッシュさんに早々に倒れてもらった挙句、ダンカンさんがやってきてマッシュさんのピンチを救う・・・なんて展開を想定してたんですが。

ダンカン:出番なかったのう。馬鹿息子のお陰で。

バルガス:こ、このクソ親父・・・!

ダンカン:しかしマッシュよ。しばらく見ぬ間に強くなったのう。

マッシュ:し、師匠!

ダンカン:・・・ふうむ(ワシと共に修行していた時よりも成長が早い・・・いや、むしろ今までの修行の成果が一気に開花したような・・・)

マッシュ:師匠? どうなされたので?

ダンカン:いや、別になんでもない。

 

ろう:さりげなく忍術の説明も入っていますが、作中にもあるとおり、忍術とは “タネは無いが仕掛けはある手品” だったりします。

ジュエル:タネも一応あるんだけどね。念気―――魔法で言う “魔力” がそのタネに当たる部分。念気で仕掛けを発動させるのが、忍術の基本形。

エッジ:仕掛けだけじゃなくて、例えば “影分身” のように体術に念気をプラスする忍術もあったりする。

ギルバート:影分身と言えば・・・そう言えば、バッツも使ってたよね? 分身の術。

バッツ=クラウザー(以下バッツ):俺の場合は “分け身” って言うんだけどな。ただ、俺の場合は念気とか言うのは使わずに、完全に体術だけど。

エッジ:体術だけでどうやって分身出来るって言うんだよ?

バッツ:分身って言うか、俺の場合は “残像” 。ぶっちゃけドラゴン○ールに出てくるようなアレと一緒。

ろう:一応、一瞬だけ完全に動きを止めて、その場に気配を残して無拍子で相手の死角に飛び込むことで残像を見せる・・・なんてぐだぐだ考えたりしたんですが。

セシル:でもそれだと、空中では使えないよね。

ろう:そんなワケで、他の言い訳・・・もとい、説明を考え中。まあ説明できたところでただの自己満足なんですが(苦笑)。

 

H.「巨人、再び」
I.「リベンジャー」
J.「召喚」
K.「炎と風」

ミスト:はい、私達が主役ですよー♪ 愛のラブラブパワーですよー♪

タイタン:・・・・・・(←照れてる)。

リディア:・・・愛のラブラブって、くどくない?

ミスト:あらあらリディア。しばらく見ない間にすっかり大きくなっちゃって。

リディア:ハハハ・・・(乾いた笑い)。大きくなりすぎて、今や母さんより年上よ? 私。

ティナ:え、そうなの!?

ろう:ういっす。一応、ミストさんは20歳でセシルさんと同い年。んで、幻界で成長したリディアさんも20歳だけどもうすぐ21って設定。

ポロム:・・・ちょっと待ってください。ミストさん今、20歳って・・・・・・リディアさんをいつ産んだんですか!?

ろう:って、ポロムさん久しぶりですねー。ていうか、何故ここに?

ポロム:貴方が次回予告で私達のことを忘れていたからですわ!

パロム:そうだそうだー。折角、オイラ達が復活するってのに!

セシル:えっ!? 次章で、ポロムたちの石化が解けるの!?

ろう:・・・かもしれません。ちょっとまだ話考え中で、だから次回予告から外していたんですが。忘れていたわけじゃないですよ?

ポロム:あら、そうだったんですが。私ったら早とちりを・・・。

リディア:・・・んーと・・・幻界に行く前、私は7歳って設定だったから―――

ミスト:私がリディアを産んだのは13歳って事になるかしら。

エッジ:中学生かよ! お、おにいちゃん興奮してきたあーーーー!

リディア:ファイガ。

エッジ:ぐああああああああああああああっ!? 燃える、燃えるうううううっ!

リディア:馬鹿は放っておいて。・・・つーか、今まで気にしなかったけど、父さんって実はロリコン?

ろう:ちなみに、タイタンさん。リディアさんが生まれた時は三十路越えてました。

タイタン:・・・・・・(そっぽを向く)。

ポロム:ロ、ロリコンですわ、ロリコンですわー! 私、貞操の危機ー!

リディア:ていうか、よく貞操なんて単語知ってるわね、5歳児のくせに。

ミスト:うふ。

リディア:? 母さん?

ミスト:うふふ。うふ。うふふふふふふふふふふふふふふふ・・・・・・。

リディア:ちょっ、母さん!? 壊れ―――

ミスト:―――ロリコンだったらどんなに良かったかーーーーーーーーーーーーーーーーーー!

タイタン:・・・・・・(すごく居たたまれなさそうな顔)

リディア:え? ええ!? か、母さん? 少し落ち着いて―――

ミスト:これが落ち着いてられますかー! 私がこの人を振り向かせようとどれだけ努力したか解る!? なのにその努力が実りそうな時にあっさり死んじゃってー!(号泣)

キャシー:錯乱していますね。どこか落ち着ける場所に連れて行くとしましょうか。

リディア:そうね、ちょっと手伝ってくれる?

キャシー:解りました。

ティナ:うーん、一体、ミストさんに何があったんだろう・・・・・・。

ポロム:気になりますわね。

ジュエル:ねえねえ、ミスト。ここだけの話、なにがあったのー?

リディア:ちょっと、余計なことを聞かないで―――

 

ロック:なんか、女の子全員向こういっちまったぞ。

パロム:ポロムまで行っちゃったし。

エッジ:うおおおおおお! 男しか居ない空間!? なんだこのムサ空間は!?

ロイド=フォレス(以下ロイド):はいはい、次はようやくメインの地底組なんだから。ちゃっちゃといくッスよー。

 

L.「アルテマの塔」

マリア:表ではお久しぶり “のばらの聖女” ことマリアと―――

エアリス=ゲインズブール(以下エアリス): “セトラの民” のエアリスです♪

エッジ:おっしゃあああ! 女の子リターンズ! 深呼吸深呼吸!

マリア:デジョン。

エッジ:のわあああああああああああああああっ!?

ロック:つーか、あいつはなんであんなにテンション上げられるんだ?

ロイド:そういうお前は大人しいな。

ロック:そっちこそ。

ロイド:・・・・・・。

ロック:・・・・・・。

ろう:さて、実はこの話の設定に割と関係あるお二人なんですが。

マリア:アルテマの塔で、アルテマを解放したのは “のばらの英雄” フリオニールって事になっているけれど、実際に使用したのは私なのよね。

エアリス:あとセトラって・・・つまり古代種の事で良いんだよね? ということは・・・・・・

ろう:はい。まあ気づいてる人も居るとは思いますが、FFIFでは月の民=古代種だったりします。

エアリス:ふうん。じゃあ、FFIFでは古代種は絶滅してはいないんだ?

ろう:地上の古代種は絶滅しましたよ? エアリスさんと、セシルさん、ゴルベーザさんを除いて。

セシル:・・・あ、そうか。僕も古代種って事になるんだ。あと兄さんも。

ろう:さらに、実はゴルベーザ四天王の皆さんも元は古代種だったりしますが・・・・・・別のものが混ざって変異しちゃってるからなあ。

ゴルベーザ:補足しておくが、私とセシルは純粋な月の民ではなく、地上人とのハーフだ。

エニシェル:母親―――セシリアだったか? が、地上人だったな。もっとも、ただの地上人ではなく、 “原初の闇” を秘めた女性だったが・・・

セシル:・・・あれ? なんでエニシェルがそんなことを知ってるんだ?

エニシェル:む? ・・・そういえば何故、妾がそんなことを知っていなければならぬのだ!?

セシル:いや、僕に聞かれても・・・・・・

エアリス:ま。ハーフだっていうなら、私もそうなんだけどね。私は母親が古代種で。

ろう:そんなわけで、FF7IFでは “忘らるる都” への道を、セシルさんかゴルベーザさんが切り開く―――みたいな展開も夢想していたり。

エアリス:・・・・・・書く気ないくせに。

 

M.「シュウとルゲイエ」

ルゲイエ:ヒャッヒャッヒャー! 研究、大好きー♪

シュウ:・・・・・・(無言でムチでばしーーーん)。

ルゲイエ:痛ッ。痛いよシュウちゃん。

シュウ:ちゃん付けするなー!

ろう:ルゲイエさんなんですが、ちょっと気を抜くとスパロボZのあの人になりそうで困ります。

ルゲイエ:アイラビュー、シュウちゃん。三べん回ってワンと言うんじゃ。

シュウ:言うかあああああああ!(ムチ連打)

ルゲイエ:あぎゃばああああああ!? ち、違うぢゃないかっ!

ろう:いや、怒られても・・・。

カイン=ハイウィンド(以下カイン):ところで使い魔、一つ疑問がある。

ろう:はい、なんでしょう?

カイン:この章のエピローグで、俺は赤い翼が速いのは “魔導” のせいだと言っているが。

ろう:言ってますね。

カイン:ここでルゲイエが、塔の技術を使って飛空艇の能力を3倍にする、とか言ってるんだが。

ろう:ああ、それは赤い翼ではなく、ファルコン号の事ですよ(やべえ、うっかりしてたー)。

セシル:使い魔、心の声が顔に出てるよ?

 

N.「前哨戦」
O.「降ってきた “最強“ 」

セフィロス:・・・・・・。

ろう:セフィロスさん登場ー! ・・・まあ、偽物なんですが。

エアリス:このセフィロス、やっぱり月に居る古代種を全滅させるために塔にやってきたのかしら?

ろう:ですねー。古代種の居る月に行くためには、バブイルの塔を使わなければならないんで。

セシル:うん? エスタの技術でも月に行けるんじゃないの?

コリオ:いやそれはどうじゃろうな。

ロック:あれ、コリオじゃん。もう二度と出番無いと思っていたのに。

コリオ:大きなお世話じゃ。さて、月の話だが。空には二つの月が浮かんでいるが、実は一つは物理的に存在せん。

セシル:物理的に存在しない月?

コリオ:うむ。例えば、片方の月は満ち欠けがあるじゃろう。

バッツ:ああ。満月だったり、三日月だったりするアレな?

コリオ:うむ。じゃが、もう一方の月―――我々学者は “まぼろしの月” と呼んでいるが、そっちには満ち欠けはない。

バッツ:そだっけ?

コリオ:うむ。使い魔が間違って空に浮かぶ月は二つとも三日月だった、とか描写したこともあったかもしれないが、無かったことにしとけ。

ろう:まあ、ついさっき考えた設定ですからねー。

セシル:・・・いつものパターンだよね(どこか諦めた口調)。

コリオ:聞いた話では、エスタも探査機を打ち上げたはいいが、まぼろしの月に着陸することなく、そのまますり抜けていってしまったとも聞く。

バッツ:へー。

ろう:そんなわけで、通常の方法では “まぼろしの月” ―――月の民が居る月には行くことはできません。

セシル:設定的にはどういう話なんだい?

ろう:面倒なので今回は説明パス。またの機会でー。

 

P.「道を開く者」

バッツ:・・・・・・(←落ち込んでいる)。

ヤン=ファン=ライデン(以下ヤン):大丈夫か、バッツ?

ろう:実はバッツさん、 “斬鉄剣” で何かを殺したのはこれが初めてだったりします。

バッツ:魔物を・・・斬ったのが初めてってワケじゃないけどな。それに食料として動物を狩ることだって何度もあった。

ヤン:すまない。辛い思いをさせた。

バッツ:気にするなよ。誰かがやらなきゃいけないことで―――俺が辛いだけで、他のみんなが楽になれるならいいんだよ。な、セシル。

セシル:なんで僕に振るんだよ?

ロイド:セシル王がいつもそうだからですよ。誰かを傷つけないために、自らが傷ついて、しかもその傷を誰にも見せようとしない。

セシル:買いかぶるなよ。僕はやりたいようにやっているだけさ―――今もね。

 

Q.「最強対最強?」

カイン:チッ。期待外れだな。

クラウド=ストライフ(以下クラウド):・・・・・・ッ。

バッツ:というか、これ、セフィロスが偽物だったからカインが勝ったんだよな? 実際、本物とやりあったらどっちが勝つんだ。

クラウド:そうだ! セフィロスはまだ負けてない・・・!

カイン:俺が勝つに決まっているだろう。

ろう:んー、多分3:7くらいでカインさんが負けますかね。

カイン:なんだと・・・!

ろう:い、いや、仕方ないじゃないですか! 力も速さも技量もセフィロスさんの方が上なんですから。

セシル:ちょっと待ってよ。力と技はともかく、速さも? カインの瞬発力がセフィロスよりしたとは思えないんだけど。

ろう:瞬発力はカインさんの方が圧倒的に上ですよ? ただ、その他の細かな足運びなどの俊敏さはセフィロスさんの方が上です。

セシル:・・・成程ね、つまりカインが勝ってるのは瞬発力・・・跳躍によるドラゴンダイブの突進力だけってわけか。

ろう:はい。早い話、カインさんのドラゴンダイブが決まればカインさんの勝ちって話です。

バッツ:なーなー、ちなみにカインとレオじゃどれくらいの勝率なんだ?

カイン:・・・この馬鹿、余計なことを・・・!

バッツ:あん?

ろう:カインさんとレオ将軍だと、0:10でカインさんの負けですなー。

バッツ:・・・マジで?

ろう:カインさんがひたすら逃げ続ければ、引き分けに持ち込めますが。

カイン:逃げ続けるなど、そんな無様な真似をするならば死を選ぶ!

セシル:カインには、レオ将軍の “イージスの盾” を破る方法がないんだよ。必殺のジャンプ攻撃―――ドラゴンダイブが通用しないんだ。

ろう:イージスの盾抜きでも負けましたしね。あれはちょっとした手合わせだったけど。

カイン:チッ。

 

R.「 “すみません、思わずツッコミました” 」

ろう:これは本当に素でツッコミました(笑)。

バッツ:まあ、俺とリディアは仲良し兄妹だからなっ♪

ろう:リディアさんがこの場にいたら、絶対否定していると思います、その台詞。

バッツ:照れ隠しでな。

ろう:まあ、そうなんですが(苦笑)。

 

セシル:さて、と。ちなみにここでの選択が、次章でカインとロイドに罰を与える理由になるんだけど。

バッツ:選択?

カイン:もしかして、二手に分かれたことか?

セシル:そう。ここでロイドは致命的な過ちを犯した。

ロイド:・・・・・・。

カイン:どういう意味だ? 別にロイドが何かを間違ったとは思えないんだが―――

セシル:君が原因なんだよ、カイン。

カイン:俺!?

セシル:そう。だから厳密にはロイドには罰を与える必要はないかもしれない。

ロイド:いや、これは俺のミスです。申し訳ありません。

セシル:解っているのならいいよ。―――カインは解っていないようだけど。

カイン:解らんな! 俺はなにも間違ってはいない!

セシル:ま、次章になれば解るさ。

 

S.「 “ただの旅人” 」
T.「守れぬ者」

ろう:実はFFIFには幾つか裏ルールがあります。

セシル:裏ルール?

ろう:そう。例えば “ロックさんは女の子に必ずフラれるが、マッシュさんは無条件でモテる” とかそんなルール。

ロック:どんなルールだあああああああっ!

ろう:で、その中の一つに “バッツさんは誰も守ることが出来ない” というのが存在します。

バッツ:そーなのか?

ろう:ういっす。そもそもバッツさんの能力自体、誰かを守るのに適していなかったりしますし。

セシル:敵を倒すこともできず、敵の攻撃を受けることもできないからね。

バッツ:う・・・。

ろう:だから、逆にT.「守れぬ者」を書いていて自分で驚きました。予想以上にバッツさん粘りましたし。

ギルガメッシュ:だよなー。結局、リディアを守りきったもんな。あとサイファーも。

サイファー=アルマシー(以下サイファー):俺は助けられてなんか・・・・・・。

クラウド:・・・最後の最後で、バッツが庇わなかったら斬られていただろ。

サイファー:ケッ! てめえに言われたくねえな! ギリギリまで役立たずだったくせに。第一、セフィロスを倒したのだってお前の力じゃねえだろ。

クラウド:・・・ああ・・・そうだな。

 

U.「セカンドブレイク」
V.「桜華狂咲」

ろう:そういうわけで、クラウドさんの秘めたる力発動。

ザックス=フェア(以下ザックス):とゆーか、俺ー。オレオレー。

ろう:まあ、クラウドさんの中にあるザックスさんの力なんですがね。

ザックス:てゆーか、俺ってクラウドの中で生きてたりすんの?

ろう:生きているって言うか、二つの意識が完全に混ざっちゃってる状態。身体はクラウドさんのものなので、普段はクラウド=ストライフとしての意識が表に出ています。

ザックス:けど、魔晄の力は俺のものだから、力を使うと俺の意識が外に出る―――とかそんな感じ?

ろう:ですね。ただ、クラウドさんはザックスさんの力を使いこなせていないので、ただリミットブレイクしただけでは、ザックスさんの二割程度の力しかつかってません。

ザックス:だからリミットブレイクしても、俺は外に出ないって事?

ろう:ですね。対サイファー戦のように、100%の力を出し切ったり、セカンドブレイクでようやくザックスさんが表に出るくらい。

ザックス:・・・対サイファー戦の時、俺はでなかったじゃんか。

ろう:そんときは、こういう設定じゃなかったんで(てへ)。これからはリミットブレイクで本当の力を出すと、ザックスさんが表に出るってことにしようかと。

ザックス:んー、じゃあそのたんびに髪が伸びるわけ?

ろう:いえ。セカンドブレイク時にザックスさんの姿になったのは、限界のさらにその先の限界を超えたせいで、力が肉体に影響を及ぼしてしまったため、とかそんな感じ。

 

クラウド:ところで、桜華狂咲って、FFTの技だよな?

ろう:うぃっす。最初は裏超級武神覇斬を決め技にしようと思ったんですが、ふと描写を思いついてこっちに。

ザックス:ま、あのしつっこいジェノバ細胞を消滅させるにはこっちのほうが良いかもな。

 

バッツ:・・・うーむ。

ギルガメッシュ:どうかしたのか?

バッツ:いや、俺さあ。骨が折れたりしてて、眠れるものなのかなと。

ギルガメッシュ:言われてみれば、気絶するならともかくなあ。

バッツ:大体、骨折したら熱とか出るんじゃね? 少なくとも穏やかな寝息は立てないよなー。

ギルガメッシュ:だよなー。

ろう:・・・・・・ぼ、僕骨折したことないからわかんなーい!

バッツ:あ、逃げた。

 

W.「守護者」
X.「マトモじゃない」

ブリット:おお、俺が活躍している・・・!

ろう:ちなみに、防御特化の剣士という設定は最初から考えていましたが、ひも付き剣と “円月殺法” はこの話書く時に思いつきました。

バッツ:だから俺と戦った時は、そういう描写がなかったワケか。

ろう:はいです。

ベイガン=ウィングバード(以下ベイガン):ふむ・・・ライバル登場、か。

カイン:何を格好付けてるんだ、ベイガン。

ベイガン:いえ、同じ防御特化の剣士として、負けていられぬと・・・。

ろう:とはいえ性質は違うんですけどね。ブリットさんは攻撃的で、ベイガンさんは受けメイン。

ブリット:攻撃力は俺の方が高いが、防御力はベイガンの方が高そうだ。

ろう:そんな感じですな。ただ、魔物化すれば力も増して魔法も使えるんで、総合的にはベイガンさんの方が上かも。

ベイガン:フッ・・・。

ブリット:・・・いつか、越えてみせる・・・!

ろう:まあ、ブリットさんはそのうち空飛べるかもしれませんし。

セシル:本気でリルマーダーにする気なのか・・・。

 

ヤン:それにしてもキスティスの戦闘指揮は見事だった。

キスティス=トゥリープ(以下キスティス):そうでもないわよ(苦笑)。

ヤン:いや、あの乱戦であれだけ見事な指揮。セシルに勝るとも劣らない。

セシル:いや、的確っていう意味では僕より上だよ。僕の場合、カインとヤンが居るなら、ある程度は好きにさせるから。

キスティス:けれどあの二人を放っておいたら、そのままどんどん先に行って分断されるんじゃないかしら?

セシル:僕だったら、そのまま二人を追いかけて進むかな。足を止めて、魔法で一掃するとは考えない。

ろう:セシルさんは魔法に疎いですからね。魔法に頼るって発想があまりないです。

カイン:それに、セシルならば魔法を使うよりもダークフォースで敵を蹴散らせる。

シュウ:そう言えば、キスティスはなんでG.Fを使わなかったの?

キスティス:G.Fは範囲が広すぎるのよ。カインとヤンを巻き込んでしまうから・・・。

 

Y.「再会」

ろう:今気がついたんですが。

ブリット:うん?

ろう:ブリットさん、二回同じ念話をリディアさんとしています。

ブリット:へ?

ろう:このY.「再会」とさっきのW.「守護者」で。

ブリット:あー・・・。

ろう:というわけでW.「守護者」の方はエレベーターのシーンを削りましたんで。

 

Z.「超重力撃滅砲」

セシル:こら。

ろう:な、なんですか!? なんでいきなり怒られていますか、私!?

セシル:なんだよこの “ブラックホールクラスター” って。

ろう:ルゲイエさんが作った最強砲台の名前です。任意の座標に時空の穴を生み出し、目標を次元の狭間に吹っ飛ばします。使いすぎると時空が歪むので注意。

セシル:これ、スーパーロボット大戦の・・・

ろう:あはははー。いや、この後の展開上、次元の穴を開ける兵器ってのは最初っから考えてたんですよ。モチーフとしては、FF5のアレ。

セシル:ああ、次元の狭間の入り口か。

ろう:そう。あれを小さくしたようなイメージ。で、最初は名前決まって無かったんですが、丁度良い名前があるなあと。兵器だし。

セシル:それでブラックホールクラスター・・・。

ろう:縮退砲にしようかとも思ったんですが、こっちのほうが響きが良かったんで。

 

ろう:それにしても、失敗したなーと思ったのがロックさん。

ロック:俺?

ろう:バロンに帰らせなければ、ここでルゲイエさんのカードキーをスリとって―――

ルゲイエ:どっ、どろぼーーーーーっ!

ロック:俺はドロボウじゃねえええええええっ!

ろう:って、ネタができたのに。

ロック:・・・帰って良かったー。

 

AA.「鋼鉄バルナバ」

カイン:おい!

ろう:な、なんですか!? なんでいきなり怒られていますか、私!?

カイン:なんだこの鋼鉄ジー○もどきは!

ろう:最初はコンバト○ーVでした(笑)。

カイン:(笑)、じゃない! お陰で俺は・・・・・・!

ろう:まあ、カインさん強すぎるんで。なんとか無力化する方法ないかなーと思って、思いついたのが磁力の洞窟。一番最初は、床に磁力の罠とか設置する予定でした。

カイン:それがなんでバルナバ・ブリーカーとかになるんだ!?

ろう:いやあ、実はルゲイエさんを生かしたかったんで、原作と同じように合体したりサイボーグかしたりするのはアレだなーと思って。

カイン:それで、バルナバの能力を新しく考えたらアレになった、と!?

ろう:あと、セリスさんの見せ場を作りたかったのもあります。実は、セリスさんは機械に強いって設定があったり。

 

AB.「ゴブリンキャッパーズ」

ヤン:・・・・・・。

ろう:な、なんですか!? なんでいきなり怒られ―――

ヤン:いや、別に怒ってはいないが。何故こうもスパロボネタが続くのだ?

ろう:単なる偶然です。でもゴブリンキャッパーズは狙いました。最初はゴブリンストリームアタックなんて使わせる気ありませんでしたし。

ヤン:使わせなかったがな。

 

エピローグ

ろう:ちょっと長かったんで、また二つに分けようと思ったんですが、このまま行きました。

ロイド:とゆーか、俺が墜ちる筈じゃなかったんスか!? 前回の予告じゃ・・・・・・。

ろう:予告通りだったじゃないですか。予告では墜ちる、とまでは言ってなかったでしょ?

ロイド:・・・もしかして、最初っからギルガメッシュさんを飛びこませるつもりで?

ろう:ういっす。当初は、ドワーフ王の娘さんが、 “持ち主が死にそうな時に、一度だけ身代わりになってくれる” 見たいなアイテムを持っていることにしようと思ったんですが。

ロイド:それを俺が貸して貰って、助かるって展開?

ろう:そう。そのために17章でロイドさんとルカさんにちょいと交流もたせて、ロイドさんがバブイルの塔へ出撃する際に、

ルカ:お兄ちゃん、お兄ちゃん。髪の毛一本頂戴?

ロイド:髪の毛? いいッスけど。何するんですか?

ルカ:えへ、秘密ー。

ろう:で、ルカさんはその髪の毛をスケープドール―――例の人形に仕込ませると。

ロイド:で、それを知らないまま、俺は死を覚悟して飛空艇から飛び降りたけど、何故か生きてる不思議ー!? ってな展開に?

ろう:でも諸般の事情でギルガメッシュさんにとんで貰うことにしました。あっはっは。

ギルガメッシュ:はっはっはー。身代わりになってやったんだから、しこたま感謝しろ?

ロイド:でもあんた絶対に生きてるでしょ。

 

 

ろう:はい、そういうわけで座談会も終わりに近づいてきました。

ギルバート:次で20章かあ。結構、長く続いたよね。

セシル:でもその記念すべき20章のサブタイトルが “王様のお仕事” って・・・・・・。

ろう:タイトル通り、セシルさんメインの話が三本です。

セシル:は? 三本?

ろう:次回予告をフォローしておくと、貴族達が反乱を起こす話と、オーディンさんと戦う話と、あとは次回予告では触れなかったんですが―――

パロム:オイラとポロムが復活する話だよな。

ろう:ただ、最後のパロポロ復活の話は、長くなりすぎたら削って、外伝とかにしようかと思っていますが。

セシル:・・・僕がメインか・・・なんかイヤな予感がするなあ。

ろう:昔は主役じゃなきゃやだーって騒いでたくせに。こんなコメントも来てますよ?

 

初期の頃の「出番ーーーーー!!」って喚いてるセシルさんが懐かしいです。

 

セシル:・・・出番あればあるほど酷い目に遭ったからなあ。

ろう:大丈夫ですよ。次章は、セシルさんはそんなに酷くなりませんから。

セシル:本当?

ろう:ええ。事あるごとに城を抜け出してローザさんと街を遊び歩いたり、バッツさんとカインさんのケンカで賭け事したり、ローザさんを苛めたりしますが。

セシル:酷い目にはあわなくても、酷いことしてないか僕ーーーーーー!

カイン:というか、俺達が酷い目にあいそうなんだが。

バッツ:俺とリディア、殺されるのか・・・!?

ろう:まあ、そんなわけで次章もお楽しみにー!

セシル&バッツ&カイン:楽しみにできるかああああああああああああっ!


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