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以前の「ひとこと」 : 2026年9月前半


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9月1日(火) 伝承あやとり作品「2つの星」を整えてみる

 9月です。研究中のあやとりの話です。



 比較的易しい伝承あやとり作品に 2つの星 というナバホの伝承作品があります(リンクはいつものように石野さんの「あやとりしてみよう」の該当ページです)。これは世界各地で知られているあやとりなのだそうです。

2つの星

一方、おなじナバホの 2つの星 という別のあやとりもあって、これはリンク先の手順に書かれているように、「ナバホの構え」という独特な開始処理から始めていますが、上の二重の菱形が2つの「2つの星」と同じように親指にすべての輪を移して、小指と人差し指で親指の水平な糸をひねって取ることでこのかたちに仕上げます。

 ちなみにこちらの一重の菱形2つの「2つの星」は、結果的に「二段ばしご」と同じ形になります。下の写真は「二段ばしご」を取ったものですが、ナバホの一重の「2つの星」と出来上がりでは区別できません。

二段ばしご(はしご展開で作ったものです)

 ナバホの一重の「2つの星」は、要するに2本指の構えから親指に輪を集めて「2つの星の終了処理」をすることで作ることができるのです。ということは、4本指の構えや5本指の構えからも同じように親指にすべての輪を集めて「2つの星の終了処理」をすれば、三重の2つの菱形、四重の2つの菱形の作品ができそうです。

 単純に三重や四重にしてもそれほど面白くないので、きれいに扇形に広げて中央の交差が斜め格子のようにできないだろうか? と思って試してみています。

2本指の構えから

3本指の構えから

4本指の構えから

5本指の構えから

 一応それっぽくはなりましたが、まだなんとなく手順は確立できていない感じです。もう少し研究が必要です。



 Xにこんな投稿が載っていて興味深くリプライを読みました。https://x.com/pickover/status/2094051326011351510

□+□+□=30
が成立するように、□の中に (1,3,5,7,9,11,13,15) を入れなさい。
同じ数字を複数回使ってもよいです。

 普通に考えると、使えるのは奇数だけで、奇数を3個足し合わせたら答えは奇数になるので「解なし」になりそうです。これに対してどう対処して、無理やり答えを30にするのか、けっこうおもしろい工夫が提案されていて意外と面白かったのです。


<おまけのひとこと>
 Xは読みたくないような投稿が多いのですが、たまに有益な情報があるのでつい見てしまいます。
 昨日、「明日からは多面体の話かあやとりの話を書きたいと思います」と書きましたが、とりあえずあやとりの話から始めることにしました。





9月2日(水) 2本の紐を使った伝承作品「鏡」

 あやとりの話です。



 国際あやとり協会の会報の最新号であるBISFA:Bulletin of the International String Figure AssociationのVolume 32 (2025) に、1910年代に調査・記録されたガイアナの伝承あやとり作品が紹介されています。石野さんのあやとりしてみように紹介されていたものを取ってみました。「鏡」という作品なのですが、2本のあやとり紐を使います。オリジナルの手順では、1本目の紐で内側のパターンを作る人と、2本目の紐でそのパターンを写し取る(すくいとる)人の二人で作る手順になっているようですが、自己流でひとりで取ってみました。その自己流の手順を紹介しておきます。

「鏡」(ガイアナ)
 本来は二人で取る作品です。ここでは自己流でひとりで取る手順をご紹介します。
 以下、ラクダ色の短い外周の紐を「外周の紐」、水色の内側のパターンを作っている紐を「パターンの紐」と呼びます。
  1. 外周になる短めのあやとり紐を両手首に掛けておく
    (以下、特にコメントしなければ内側のパターンになる紐の操作)
  2. 内側のパターンになるあやとり紐で「人差し指の構え」
  3. 中指で人差し指向こうの糸を取る
  4. 親指の輪を人差し指に移す(上の輪にする)
  5. 小指の輪を中指に移す(上の輪にする)
  6. 人差し指と中指で二重ナバホ取り
    →下の輪を(もともとの上の輪を乗り越えて)指先に持って行き、(もともと上の輪だった)新たに下になった輪を、
    新たに上になった輪を乗り越えて外す
  7. 手首の輪(外周の紐)を人差し指と中指に掛ける(すでに掛かっている輪の下になるようにする)
  8. 人差し指の下の輪(外周の紐)を、上の輪(パターンの紐)の中を通して上に引き出して親指にかける 
  9. 中指の下の輪(外周の輪)を、上の輪(パターンの紐)の中を通して上に引き出して小指に掛ける
  10. 人差し指と中指に掛かっているすべての輪を外す
    →その結果外周の輪だけが親指と小指に掛かっている
  11. かたちを整える

 BISFA32 に載っている写真を見ると、外周の紐はそれなりに長くて、おそらく内側のパターンの紐と同じくらいの長さの物を使っているようです。そのため全体が大きな十文字型になっているのですが、ひとりで取る場合は外周の紐が長すぎるとかたちが整わないので、上の写真のように短い紐を使いました。上の例だと内側の水色の紐が180cmくらい、外側のラクダ色の短い紐が120cmくらいだと思います。



 まだまだ暑い日が続いていますが、ようやく日中も少しは過ごしやすくなってきました。午後の一番気温が高い時間帯にも、草刈り作業をしたり木の伐採作業をしたりする音が聞こえてくるようになりました。

 家の近くの小さな雑木林が、道路や用水路の上に枝が広がってきていて、森林組合が6月から8月ころに順次伐採しますという作業の予告の通知を受け取っていました。そろそろ一段落のようなのですが、自宅の仕事部屋の窓からその雑木林を見てみると、これまでは見えなかった用水路がまるでトンネルのように見えるようになっていました。

8/31(月)撮影

8/31(月)撮影

 用水路に木の枝などが落ちて、そこに流れてきた葉っぱなどの小さなゴミがたまって水の流れをせき止めてしまうと大変なことになります。下流に水が行かなくなるのも困りますが、そこで水が用水路からあふれると、あふれた水が想定外のところを削りながら流れることになって、とても困ったことになるのです。木を管理するというのはなかなか大変です。


<おまけのひとこと>
 歯の調子が悪いころはそのおかげであまり食欲がなくて体重が少し(少しだけ)減ってくれて良かったと思っていたのですが、また最近は戻ってしまいつつあります。































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