ALSと親父

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呼び出しブザー

《スイッチ》
同じ地区に住むALS患者さんに使用していただくため、小型のスイッチユニットを作成しました。
小型のマイクロスイッチをケースの内部に2個並列に配置し、アクチュエーターを糸で引っ張りスイッチをONさせます。
スイッチを2個配置しているのは、1個のスイッチが故障しても、もう1個のスイッチで対応し信頼性を上げるためです。
糸を5mm程度引っ張ればスイッチをONできます。糸を腕などの動く部分に固定し使用します。実際には糸の先端にゴム紐を固定し、ゴム紐を腕などに固定します。ゴム紐により、スイッチのストロークと腕の移動量の差を吸収します。
このユニットを2台用意しています。故障の際に予備のもう1台で対応するためです。
呼び出しブザーや伝の心などの機器に接続して使用が可能です。
(記:2011.08)
《スイッチ》

指の力が低下してきたため、使用していた呼び出しブザーのSWが押しにくくなってきました。また、スイッチを常に握ったままマジックテープで固定していたため、指を広げることができず苦痛だったので、新しいスイッチを作成しました。ペットボトルのキャップに操作力の低いマイクロSWを2個取り付け、発泡スチロールに2セット取り付けました。手をスチロールの上に乗せて使用します。SWが2セットついているので、親指または中指で操作が可能です。
手をスチロールに乗せているだけなので、ある程度自由度があるので、楽になったと思います。
(記:2007.06)
《呼び出しブザー》

最初は市販品の呼び出しブザーをそのまま使用していました。しかし、病気の進行とともに、スイッチ操作が困難になってきました。自分で手の位置を動かす事が困難ですし、発信機を持っていても、スイッチボタンの位置が悪く操作できません。
現在は市販されている呼び出しブザーの発信機に、自作のスイッチを取り付けて使用しています。
発信機のスイッチに別のブッシュスイッチを配線しました。配線したプッシュスイッチを100円ショップで売っているボトル(旅行の時にシャンプーなどを入れるためのもの)に取り付け、握りやすくしました。それをマジックテープで手に固定して使用しています。
受信機は母が持ち歩いてくれています。距離的には家の中はもちろん庭にいても十分呼び出しが可能です。
(記:2007.04)
《ポケットベル型呼び出し機》

私の家への呼び出し装置です。見通しで300mまで届くタイプです。親父の家と私の家は60mくらい離れていますが、家の中でもポケットベルを窓際に置いておけば十分呼び出しが可能です。(家の奥のほうまでは届きません)
朝、母が新聞配達をしているので、その時間帯(1時間)親父は家で一人で寝ています。その時間帯の呼び出しのために使用しています。夜寝る前にスイッチをセットし、母が配達から帰るまで使用しています。夜中は親父は両手にスイッチを持っています。夜中の呼び出し手段が2つあるので、安心感があるかも知れません。
スイッチは呼び出しブザーと同じように、ボトルに取り付けて手で握り易く改良しています。
(記:2007.04)

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