筆者注:
なお、とくにデンビー号とは関係はありませんが、南北戦争の間、合衆国と英国との間で、「アラバマ号事件」が起きました。英国は中立を標榜していたのですが、連合国は英国のジョン・レアード造船所でアラバマ号を造ってしまった。そのアラバマ号の絵を当時の有名画家マネが描きました。
「内輪もめ」副題「棉花債券:1863年に20世紀型の金融」
原典:Cotton
bonds: 20th century finance in 1863
「デランジェ棉花債券」
原典:The Erlanger
Cotton Loan
「とても速い船」
原典:"An Extremely Fast Boat"
「デ ン ビ ー 号」
為念、「棉花債券の時系列的展開」を付記しておきます。
なお、理解をよくするため、多数の画像をつけ加えてあります。出典は「画像」の箇所をクリックしてください。
画像:連合国船アラバマ号によって米国船キアサージ号の船尾材に打ち込まれた100ポンド不発弾。
画像:1864年当時の有名画家エドゥアール・マネ(水夫出身の画家)が描くシェルブール港沖でのアラバマ号と合衆国船艦ケアルサージ号。英国は1861年、中立を宣言していたが、南軍は1862年英国で建造されたアラバマ号を使って北軍に属する商船の捕獲に従事し、北軍に多大の損失を与えた。後に英国はアラバマ号事件に関し賠償金1,550万ドルを支払わされた。(メトロポリタン美術館、ニューヨーク)
南北戦争時代にフレデリック・デランジェが開発した天才型金融については、最近ニューヨーク・タイムズが「内輪もめ」(筆者注:国内戦争の意)副題「棉花債券:1863年に20世紀型の金融」という特集記事を組んでいるので、その記事の拙訳をご披露しておきます。素人訳ですので翻訳間違いが多数ある、と考えています。お気をつけください。
原典を開示しておきますので、原典をも参照してください。内容の重さを考えて内容の一部を抄訳した翻訳も含まれています。