第1部分 第3部分 第4部分 第5部分 Contrapunctus11
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Contrapunctus 11 a 4
第2部分(27〜70小節)


冒頭に第2主題が示されます。
Contrapunctus8の第1主題の反行形)
第2主題には上行半音階が伴います。



上の楽譜のアルトに青い音符で示したのが第2主題です。
半音階は第2部分で常に第2主題に伴います。

31小節にCと示したアルトのモチーフは、第2・第3部分で
頻繁に用いられます。このモチーフCはContrapunctus3
ゼクエンツにも用いられています。

38小節〜ではモチーフCが下降半音階を伴って
繰り返し呈示されます。



また38〜39小節のテノールに示された2小節に渡るフレーズが、
39〜40小節のアルト、40〜41小節のバスに模倣されています。

さらに60小節〜において、この下降半音階とモチーフCが
組み合わされ、カノン風に4声部にわたって模倣されます。



56小節〜、67小節〜には第2主題が反行形で示されます。
Contrapunctus8から見れば正置形)
これにあわせて半音階も下行形になります。
下の楽譜は67小節〜の主題呈示で、第2主題の反行形がバスに、
下行半音階がソプラノに(アルトにも断片)見られます。



続く第3部分では、第1主題も反行形が示される事になります。

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