第2部分 第3部分 第4部分 第5部分 Contrapunctus11
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Contrapunctus 11 a 4
第1部分(1〜26小節)


冒頭に第1主題として示されるのは、変形された基本主題です。
変形はContrapunctus8の第3主題と同じですが、
Contrapunctus11は正置形、Contrapunctus8は反行形です。

5小節〜に青い音符で示したソプラノの応答は真正応答です。
対主題は見られません。



4小節にAと示したアルトのモチーフ、すなわち
主題の末尾が、第1部分を通じて頻繁に示されます。
また、7小節にBと示したモチーフは、
第1部分の最後に再び示されます。

下の楽譜はモチーフAが反行形を交えながら頻繁に
示される様子です。モチーフAを青い音符で示しました。
16小節のテノールは主題の末尾です。



16〜19小節ではモチーフAがストレッタの様相を見せ、さらに
21小節ではソプラノ、アルト、テノールに同時に示されます。
こののち183小節において、再びモチーフAが3つ重複します。

22小節〜では、ソプラノに青い音符で示した主題冒頭が、
23小節のテノール、バスに模倣されています。



22小節のバスには7小節に見られたモチーフBが
再び姿を見せ、曲冒頭の回帰を思わせます。

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