第1部分 第2部分 第4部分 第5部分 Contrapunctus11
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Contrapunctus 11 a 4
第3部分(71〜88小節)


第1主題が反行形で呈示されます。
また71小節〜のテノールに示される主題は属調、
76小節〜のソプラノは主調となっており、
曲の冒頭と比較して主題と応答の関係が逆転しています。



74小節〜のバスや77小節〜のテノールに青い音符で示したのは
第2部分に登場したモチーフCです。
また76小節〜に短い下行・上行半音階が散見されます。

80小節〜のバスに示される第1主題は調性的に変形されています。
これはContrapunctus8、11を通じて唯一の事です。



またこの主題に並行して、第2主題の反行形に伴ったものと同様の
下行半音階がソプラノに示されています。さらに84小節〜の
アルトに示される主題には、第2主題反行形の断片(85小節のバス)や
Contrapunctus8のモチーフB''(86小節のソプラノ)が付随します。



こののち第1主題、第2主題は、新たな主題を交えて
歌い交わされ、3主題の結合へと進みます。

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