諏訪湖

 

平成16年12月31日
 大晦日
12月30日に今年初めて雪が積もりました。毎日歩いているジョギング道路は凍ってツルツルです。
初詣は大丈夫でしょうか。

今年は病気をして窯を例年通り焚けなかった。
本焼き21回、素焼き2回と例年の半分。


平成16年12月25日
 侘び、寂び

日本人には独特な感性がある。 中でも、「侘び、寂び」は代表的な感性といえるだろう。
でも、「侘び」「寂び」の明確な違いはどうも釈然としない。 
日本人として、「侘び」「寂び」の正しい意味を理解しておく必要がありそうだ。


侘び、《動詞「わ(侘)びる」の連用形から》

茶道・俳諧などにおける美的理念の一。簡素の中に見いだされる清澄・閑寂な趣。中世以降に形成された美意識で、特に茶の湯で重視された。
閑寂な生活を楽しむこと。
思いわずらうこと。悲嘆にくれること
つまり、落胆や失意の中に感じる、深い感情や情緒、味わいといったもの、それが「侘び」である。

芭蕉の句には寂しさや悲しみ、諦観といったものが表れている作品が多い。

「ものいへば 唇寒し 秋の風」  「夏草や つはものどもが 夢の跡」


さび【寂《動詞「さ(寂)ぶ」の連用形から》寂び
古びて味わいのあること。枯れた渋い趣。
閑寂枯淡の趣。
俳諧で重んじられた理念。中世の幽玄・わびの美意識にたち、もの静かで落ち着いた奥ゆかしい風情が、洗練されて自然と外ににおい出たもの。

つまり、 「寂び」は侘びの概念を更に発展させたものとも考えることが出来る。

賑やかな様子や豊かなもの、美しいものが枯れたときに見いだす深いおもむき、それが「寂び」である。たんに寂しい、悲しい、孤独といった感情ではなく、そこに深い豊かさが伴わなくてはならなず、「侘び」と対をなす。

 例えば、人が大勢出て賑わったお花見。やがて花が散ってゆき、それも終わる。ひところの華やかさは幻のように消えうせる。そこに漂う一種の哀愁、寂寥、閑静といった感情。これが「寂び」と言えるだろう。 ノスタルジーや懐古主義とは近似しながらも一線を画す。まことに奥深い、日本ならではの豊かな感情だ。

 

 以上から、簡単に言えば「侘び」と「寂び」の違いは、 「侘び」は人の感情の中に情趣を見いだすもの。そして物事の様子から寂しさや深いおもむきを感じるのが「寂び」ということになる。

 侘び、寂びを感じ取れる事象は身近に無数存在する。ただ見逃しているだけなのだ。

心のアンテナの向きをちょっと変えて、この深い感情を豊かに感じ取れる人間になりたいものである。


平成16年12月18日
 
  のような 一人  が3月に  に行くことになりました。

  早く   を。   こうならないことを祈る。

平成16年12月11日
 今年も後僅か
今年は台風と新潟の地震、親友(20代の頃は二人で大酒を飲んだものです)と師匠の三澤 博先生(やはりお酒が大好きでした)が亡くなり、自分も病気をするなど大変な年でしたが、来年は心身共に良い年にしたいものです。

の付く言葉を集めてみました。「陶」には気持ち良いと言う意味があるんでしょうか?
  陶酔 とうすい
     気持ちよく酔うこと。「美酒に―する」 2 心を奪われてうっとりすること。「名画に―する」
   陶然 とう‐ぜん
  
   酒に酔ってよい気持ちになるさま。「美酒に―と酔いしれる」
     うっとりとよい気持ちであるさま。「―たる面持ちで名演奏を聴く」
  陶物師  すえもの‐し
    陶器を作ることを職業とする人。陶工

平成16年12月4日
 温泉
今年各地で発覚した温泉の不当表示問題。不正行為は許されませんね。
日本で30年前に1万6千カ所の温泉が、温泉ブームで2000年には2万6千カ所を超えている。
「温泉はたまり水。たまる量より多く採れば枯渇するのは当然だ」。中央温泉研究所所長
温泉は次の3パターン。
 @.火山性はマグマだまりの熱で、雨がしみ込んだ地下水を温め地表に湧き出すもの。
 A.非火山性の深層地下水型。日本では百メートル掘れば地温は2〜3度上がるといわれる。地上が10度Cならば
    千メートル掘れば40度Cになり、そこにたまる地下水を掘り出せば温泉となる。
 B.非火山性の化石水型。これは古い海水で、温度が高くなくても塩分やガスを含んでいて温泉に分類されている。
ABは停滞している水で、強制的に汲み上げれば枯渇は目に見えている。 
我が家の温泉は、町役場の話によると源泉が100度C近くあり、低温の地下水を加えて温度を下げて送られてくる。
そのためか、温泉成分が薄いような気がする。

平成16年11月21日
 時雨
 全国で自殺者が34,427人と6年連続で3万人を突破している。秋田県が自殺率がトップ。長野県は過去最多となっている。交通事故の7千人と比較しても異常に多く世界一だという。戦争で3万人が死んだら大騒ぎだろうが、自殺はプライバシーということでニュースにもならない。とにかく多すぎると思う。

秋は時雨、木枯らし、小春日和の繰り返しで寒くなっていく。我が家では水道凍結防止帯を入れ、スタッドレスタイヤに履き替え、漬け物の準備が始まった。

*時雨(しぐれ)−−晩秋から初冬にかけて、しとしとと断続的に降る雨。涙ぐむこと。
*木枯らし−−-《木を吹き枯らすものの意》秋の末から冬の初めにかけて吹く強く冷たい風。
*小春日和−--初冬のいかにも小春らしい穏やかで暖かい日和。

平成16年11月7日
 関東の富士見100景
関東の富士見100景は、「富士山の見える町づくり」として、富士山への良好な眺望を得られる地点を選定しています。信州からは諏訪市霧ヶ峰、上田市太郎山山頂と我が家を出たところの下諏訪町湖浜の3カ所が選ばれました。湖浜には早速看板が立てられましたが、富士山は毎日見られるものでなく、年に何回か空気の澄み渡った日に見られるだけです。

平成16年10月24日
 ギャラリー
ギャラリー井上 「伊勢崎 満親子作陶展」
備前で作陶させていただいた伊勢崎 創先生からハガキをいただいたので出かけた。
久しぶりの松本市。そして、久しぶりに良い物を見たいという気力が出てきた。

良い物を手にとって覚えるのは大切なことを思い出した。
   
ギャラリー灰月(GALERIE KAIGETSU) 「島 るり子 陶展
伊那市在住。
粉引と焼き締めの作品。

平成16年10月17日
 青春
青春・朱夏・白秋・玄冬
私見ですが
     青春・・・生まれてから20才まで
     朱夏・・・20才〜40才 ・・・燃える夏、人生の最盛期。
     白秋・・・40才〜60才 ・・・私の現在位置
     玄(黒)冬・・・60才〜 ・・・年金もらえるの?

私は後3年で「白秋」を過ぎ、冬の時代に突入です。黒になるか緋色になるかは気持ちの問題が大きいと思いますが。
思い返して『青春』、『朱夏』はこれっていうものがないが、強いて言えば当時夢中になっていた登山、写真、映画ですか。(お酒も良く飲みました)
今更過去は繕えないが、『白秋』はこれってモノがいえるようにしたいものです。

青春時代          作詞 阿久 悠  作曲 森田公一   1976年(昭和51年)
卒業までの半年で 答えを出すと言うけれど
二人が暮らした歳月を 何で計ればいいのだろう
青春時代が夢なんて あとからほのぼの思うもの
青春時代のまん中は 道に迷っているばかり

二人はもはや美しい 季節を生きてしまったか
あなたは少女の時を過ぎ 愛にかなしむ人になる
青春時代が夢なんて あとからほのぼの思うもの
青春時代のまん中は 胸にとげさすことばかり

平成16年10月10日
 スローライフ
海外旅行をしてみると、スローライフ、スローフードで、のんびり人生を生きている国が多いのに驚かされる。ここでも、日本の常識は世界の非常識である。
ある雑誌にギリシャが紹介されていた。お店は2時に閉まってその後6時までお昼寝。夜は町に繰り出すストレスのない社会。ギリシャ人は「食べて、飲んで、恋ができれば、その他に一体何が人生で必要なのでしょうか」という。
1日がとっても長い毎日。素敵ですね
こういう話を聞くと、生きるとは何なんだと考えさせられてしまう。

平成16年9月30日
 初心
何年も前の話ですが、緋色窯で友達連中(まるっきりの初心者)がぐい飲みを作ったことがある。
それが、「へたうま」でした。へたなんだが、どこか味があってうまいし、面白い。
逆に、何年もうまくなろうと頑張ると「うまへた」になってしまう。色も形も重さもいいし、ロクロもうまい。しかし、何となくつまらなく、味がない。有名作家のコピーっぽいし、技巧がうるさい。
年月を重ねる毎に初心の味が無くなって、ただただ見てくれだけの焼き物を作っている自分を発見することはとても情けない。

平成16年9月12日
 
深田久弥著「日本百名山」を久しぶりに読み返す。(昭和45年の12刷だから、34年前の本)
改めて登頂した百名山を数えると39踏と思っているよりも大分少ない。
同じ山を何度も登っているし、百名山に入っていない山も大分あるが。


思いでの山旅 昭和50年7月 黒部源流「雲ノ平」は1週間の単独行。
1日目 下諏訪→富山→有峰
2日目 太郎小屋→薬師岳 (1週間の山旅であらゆる角度から見たが、どこから見ても実に堂々としていた山。)
3日目 太郎小屋→上ノ岳→黒部五郎岳→三俣蓮華岳 (カールは一面の雪。赤牛岳は計画していなかったが登りたかった。)
4日目 三俣山荘→鷲羽岳→水晶岳→竜晶池→高天原
     (北アルプスの仙境。小屋から10分河原に降りると素堀の露天風呂、満天の星の下ビールを酌み交わす。)
5日目 高天原→雲ノ平 (黒部源流雲ノ平、北アルプスど真ん中、日本庭園から360度山また山)
7日目 雲ノ平→祖父岳→野口五郎岳→烏帽子岳 (小屋の主人に、人目に付かないところで増やしている
コマクサを、
     見せていただく)  
『言はざりし苦しきことを持つ故に心ぞ泌む美しき花』
8日目 烏帽子→濁→大町→下諏訪 (ブナ立尾根は垂直の梯子を10時間も登るような、もの凄い急坂。下りにして良かった)

昔読んだ懐かし本を読む。
「たった一人の山」 浦松佐美太郎  「山の繪本」 尾崎喜八  「山のパンセ」 串田孫一

昔聞いていた懐かしいレコードを聞く。
合唱組曲「山に祈る」 清水 脩   二期会合唱団
 山小屋の夜
     沢で飲んだ水のうまさ(第一テノール)
     額を流れた汗の玉(第二テノール)
     振り仰いだ空の青さ(バリトン)
     銀色に輝いた岩壁( )
     元気づけてくれた友の声(バス)
薬師岳への登り 薬師岳への登り 上ノ岳付近 中ノ俣乗越
黒部五郎岳カール 三俣山荘 夕日の三俣蓮華岳 雲の平日本庭園からの水晶岳
水晶池 高天原 コロナ尾根付近からの薬師岳 高天原
高天原・苗代の原より薬師岳 雲の平山荘と黒部五郎岳 スイス庭園から水晶岳 祖父岳山頂からスイス庭園と薬師岳
日本庭園 アラスカ庭園と祖父岳 ギリシャ庭園 水晶小屋から東沢乗越

平成16年9月5日
 落款
美術会で落款の講習会をすることになったので調べてみた。

落款印(らっかんいん)とは
 書道や日本画などの作品が完成したことを示すために押す はんこ のことを『落款印』(雅印)といいます。
 『落款印』は、自然に風化・古色・腐食した感じを表現する為にわざと文字を欠けさせたり、歪ませたりします。
 正式な書体は篆書(小篆・印篆・金文)です。
 雅号(がごう)とは
 
本名の他につける、風流な名前のことです。
 白文    朱文  
 文字を彫ったもので、文字は白くなります。『陰文・陰刻』とも呼ばれます。
 『白文』の方が『朱文』のものより位が高く、正式であるとされています。
 文字の周りを彫ったもので、文字は朱になります。『陽文・陽刻』とも呼ばれます。
 実用印・印鑑はこちらと同じ『朱文』の彫り方です
『落款印』は主に次の4種類に分類されます。
1.引首印
 (関防印)
○ 引首印(関防印)とは
 作品の右肩に作品の始まりを示すために押す はんこ を引首印(いんしゅいん)といいます。
 縦型の長方形のものが多く、姓名印・雅号印よりも小さめです。(半分の場合が多いです)
 彫る文字は2〜3字で、成語(座右の銘や好きなことわざ・吉語・詩句・熟語など)を用います。 
2.姓名印
 (落款印)
○ 姓名印とは
 作品の左の署名の下に押す はんこ を姓名印(せいめいいん)といいます。
 正方形の場合が多く、一般的には雅号印と同じ大きさです。 文字が白い『白文』のものが正式です。 
3.雅号印
 (落款印)
○ 雅号印とは
 姓名印の下に押す はんこ を雅号印(がごういん)といいます。
 正方形の場合が多く、一般的には姓名印と同じ大きさです。
 彫る文字は雅号をお持ちの方は雅号を、無い方は下の名前を用います。 文字が朱色の『朱文』のものが正式です。
4.押脚印
 (遊印) 
○ 押脚印(遊印)とは
 作品の境界を示す為に右下に押す はんこ を押脚印(おうきゃくいん)といいます。飾りとして用いられる はんこ で、正式な書画作品にはあまり使われることはありません。
 正方形の場合が多く、彫る文字は引首印と同様に好きな成語を用います。 

平成16年8月16日
 議員
長野県のある村議会が議員定数を16人から10人にする事を決めた。下諏訪町では町議会選挙で18人に対し立候補者が足りずに駆け込みと言うみっともない選挙になってしまった。議員は村3人、町4人、市5人もいれば充分だと思う。こう書くと、進歩的文化人?(似非文化人)は市民の声を広く聞くには不足だと言うだろうが、接待で飲み食いし、税金での海外観光旅行を妻同伴でして、議会では4年間で1度発言、「議長、12時すぎたのでお昼にしましょう」。こんな程度で理念はないが口はうまい世話役タイプが大部分。議員1人に何だかんだで3〜4千万円掛かるとすれば、定数削減は緊急に実施すべきと思うが。

平成16年8月7日
 たぬき
 今日のテレビで、地球温暖化の影響により東京で南国のインコが何千羽も群を為して暮らしているのが放送された。また、東京の夜空を蝙蝠が1年中飛び回っていたり、横浜では民家にアライグマや狸が出没している。
 私は今年4月狸を捕獲した。朝庭にいた私は隣の家の玄関に狸発見。たぬきは怖がって物陰に頭を隠しているが引きずり出してゴミ袋へ入れる。その臭いこと。役場へ聞いてもだめ、見物人も見ているだけなので、山の中(御射山)へ連れて行き離したが、その動作の鈍いこと、ぶくぶくと太っているところを見ると町中で残飯をあさっていたのかもしれない。

平成16年7月31日
 富士見高原ゆりの里
信州八ヶ岳山麓・富士見高原「ゆりの里」。40種、300万輪の「ゆり」は見る者を圧倒する。
私たちはゆっくりのんびり2時間で南アルプスの景色と「ゆり」の花を楽しみながら歩いた。
風の中でも、ゆりの香りが漂ってくる。
白樺林の小道ではゆりも背が高く、より色鮮やかである。ゲレンデとはうって変わってカラフルなゆりがこれまた見るものを圧倒している。懐かしい蝉の声が耳に痛いくらいだ。
リフトで最高地点まで行くと、また別種類のゆりが植えられていて厭きない。

    
おおい雲よ ゆうゆうと ばかにのんきさうぢゃないか どこまで行くんだ
     ずっと いわき平のほうまで行くんか
     (山村暮鳥 「雲」)

  
ゆりの種類は96種、日本で自生しているのは15種類、そのうち日本だけの物は、オトメユリ、ササユリ、ヤマユリ、タモトユリ、ウケユリ、サクユリ、イワトユリの7種。そのほかに、ヒメユリ、テッポーユリ、カノコユリ、クルマユリ、エゾスカシ、スゲユリ、オニユリ、コオニユリがある。
白樺林の小道は1Km続く
最高地点から見る遠く富士見の町。ここには「創造の森」(彫刻)がある。

平成16年7月26日
 下諏訪美術展
第61回 下諏訪美術展」が、7月26日〜8月3日 下諏訪町文化センターで開催されている。 私は今回「お舟祭り実行委員会賞」を受賞した。
毎年8月1日に行われる諏訪大社の「お舟祭り」にあわせて下諏訪美術展を開催するので賞を提供していただいているのだ。

さて、話は変わるが陶芸の技法、やきものの産地紀行、大家の写真集、自伝、雑誌の特集等、もの凄い量の陶芸の本が出されている。
自分も雑誌を4誌購読しているし、そのほか手当たり次第に本を買っていたので、本棚2本にぎっしりとたまっている。これから良い本を順次紹介していきますが、今回は漫画もいろいろある(小泉調)ので1つ紹介します。
が走る原作ジョー指月、漫画あおきてつお、全15巻
最初は自分の好きな「緋色」について書いているのかとつい買ってしまったのだが。
美咲という女流陶芸家が伝説の
を走らせるまでの物語。いろいろなテクニックや伝統の窯場が登場して面白い。漫画の醍醐味の一つに「知的好奇心を満たす」というのがある。地味でマニアックになりがちな陶芸という題材が随分ととっつきやすく描かれている。陶芸という普段馴染みのない世界の説明も、師匠に入門する最初から順序よく丁寧に描かれていてその蘊蓄(うんちく)をフムフムと読んでいるだけで楽しい。知的好奇心が満たされること間違いなしだ。
それとこの漫画は主人公の美咲が非常に魅力的。「何か一つのものに真剣に打ち込む人間の魅力」というものを、この漫画は地味だけれど誠実に捉えて描こうとしている。泥だらけになって毎日土と格闘し続ける美咲の横顔がとても凛々しく、美しい。続編が「美咲の器」全9巻。これも一読の価値あり。

我が家のユリが次々に咲く。黄色、赤、そして白(カサブランカ)が咲き出した。

平成16年7月19日
 ノーゼンカツラ

今年は梅雨(つゆ)が無くていきなりの夏。
梅雨がないから梅が大きくならずに熟んでしまった。

夏になり暑くなると、つる性のノーゼンカツラの花が咲き始める。品種は中国と北アメリカの2種があり、我家には写真の赤色のみ。

暑い季節のブラインドとしてはもってこいの植物で、南国のブーゲンビリア(イカダカズラ)にも勝るとも劣らない花だと思う!
花言葉:女性らしい


平成16年7月7日
 ウォーキング
毎日歩いているが、正しい歩き方をしているのか疑問に思っていた。

ウォーキングの講習会に出席、講師はソウルオリンピック競歩代表の酒井浩文氏
諏訪湖を4周したことがあるそうだ(約65Km)。すごい。
参考:公式レースの最高距離は50Km、時速15Km。競歩を見せてくれたが我々の短距離より速い。

ウォーキングについて (詳細は省略)
 ポイント 1.姿勢をつくる。
      2.上半身と下半身の連動。
 シューズ選びのポイント
     1.ヒールカップ(硬い)
     2.ソール(厚い、やや硬め)
     3.屈曲(曲がるべき部分が曲がる)
     4.軽い
 質問:運動強度、距離、実施時間、グッツ、食事、水分、準備体操等。

競歩について
 競歩のルールはいたってシンプルで下記の2つしかありません。
 1、どちらかの足が常に地面から離れないようにして歩く。
 2、前脚は、接地の瞬間から垂直の位置になるまで、まっすぐ伸びていなければならない。
 1の反則の恐れのある競技者に示される注意の為のパドル。頭が波のように動く。

 2の反則の恐れのある競技者に示される注意の為のパドル
足がくの字になる。

平成16年6月27日
 時間術
 母の死は僕に一つの悟りをもたらしました。それは「人はいずれ死ぬ」という冷厳なる事実です。人生という時間は有限だと知ったとき、僕は自分に残された人生を社会への「お返し」に費やそうと考えました。 市民バンク代表 片岡 勝さん

先日娘の結納をした。その日、三世代(父母、我々夫婦、子供)で記念写真を撮った。人は親の葬式と、子供の結婚で、自分の人生を考えると言うが、この日私は哲学者になってしまった。
ヘメロカリス スカシユリ 紫陽花 クレマチス
今年は我が家の花々が最高に良く咲いている。特に紫陽花は素晴らしい。

平成16年6月20日
 陶友会作陶展のシオリから
(抜粋)
土は地球からの贈り物
そこに何を作るか  それをどう生かすか
土が持つ暖かさを大切にして  土が持つ表情を大切にして  自分らしい作品を作り続けたい 
   
緋色窯 主人

シンプルなものが好きです
創る器も そんな風に仕上げればいいなと思い
飾る花や お料理を思い
創っている時が一番楽しい時です
   
増沢 ふみ子

平成16年6月13日
 第5回 下諏訪陶友会展報告
今年で5年です。
この会で年1回会う友達、何十年ぶりかで会う友達もいて楽しい。
山田剛敏先生も駆けつけていただき、昔話で盛り上がる。
私の作品 全員 浜博人会長
平尾政行先生   平川てる子先生 会場風景 阿部信一郎先生
私のブース 会場風景 三沢さき代先生 飯島孝子先生
会場風景    平川てる子先生 翠尾トミエ先生 宮坂邦子先生
下諏訪文化センターのロビーに栗原久子先生(池坊)が私の制作した花器(50pの孔雀釉花器)で6月第2週に展示していた。
増沢ふみ子先生 全 員 石井宏子先生

平成16年6月6日
 諏訪美術展
「第57回 諏訪美術展が、5月31日〜6月6日 岡谷市民総合体育館で開催された。
私は今回思いがけず、工芸部門で最高賞の「諏訪美術会賞」を受賞した。
私が今年57歳、諏訪美術展も57歳。
57年もの伝統をもっている素晴らしい会の賞を頂けて本当に嬉しい。
「楽しいやきもの」の私の陶芸は、賞(商)に関係なく自分の好きなものをこれからも作っていくつもり。

審査委員「講評」
 「火色壷」は白地に美しいひだすきがバランス良く入り、おとなしい形がさわやかな感じの良くまとまった作品になりました。

平成16年5月30日
 雑学
魚でなくとも酒の「サカナ」
日本酒に冷奴、ビールに枝豆などピッタリきまる「さかな」がある。「さかな」の「な」は「菜」で、菜は食べ物の事を意味し、酒を飲む時に食べる物、つまり「酒の菜」。これが縮んで「さかな」になった。なお、泳ぐ魚の方は、昔は「まな」と言った。「まな板」はここからきている。
日本人は「邦人」
「在留邦人」とか「邦人会」など、よく邦人という言葉を使うが、漢字自体には日本人という意味はない。日本人を指す漢字は「魏志倭人伝」の「倭」という字である。もともと背が曲がって低い人という意味で、日本人にとっては、うれしくない名なので、「倭」の代わりに「和」という字を当てはめ、それに「大」をつけて「大和」としたわけである。では「邦人」という言葉の意味はどういう事かと言えば、これは、自分の国という意味である。邦という字は、中国では諸侯の国、日本で言えば大名の国を示す。中国も日本も昔は諸侯、つまり大名がたくさん存在していたので、他の大名が治める国の人とは区別して邦人という習慣ができた。勿論「邦人」に対して「異邦人」は外国の人の事。
お勘定を「おあいそ」
「おあいそ」は歌舞伎から来た言葉で、歌舞伎では女性が本心を隠して男性と縁を切る事を「愛想づかしをする」と言う。お店で「愛想づかしなことですが・・・・」と、へり下って勘定書を差し出す事が、簡単に女性言葉の「おあいそ」になり、今のようにそれだけで勘定を意味するようになった。だから男客が「おあいそ」と言うのは主客転倒だし、男女言葉がアベコベで、本当はおかしい使い方なのだ。

平成16年5月23日
 第5回 下諏訪陶友会作陶展
仲間の 「下諏訪陶友会展」 今年もやります。
ただし私の場合、何度も言いますが、 「にぎやかし」です。

 第5回 「下諏訪陶友会作陶展
    ●会期     平成16年6月11日(金)〜13日(日) 
    会場      彩美堂ギャラリー (下諏訪町赤砂)  
     ●入場無料   会員11名が個性的な作品を展示します。

今年は、準備の机運びをアルバイトに頼んだので、ただ作品を並べるだけるだけ。楽が出来ます。 

平成16年4月30日
 やきもの雑学
やきものの名前
   釉薬・技法 + 大きさ + 形
   (例 焼き締め八寸皿)
やきものの正面
   木の葉は、葉の付け根を右に
   もみじは、付け根を手前に
   片口は、口を左に
   割山椒は、割れの一方を手前に
   三足は、一足を手前に
   扇は、元を手前に
   薪窯は、焚口の方を手前に
   作者印は、左に 
 

平成16年4月17日
 諏訪湖一周ウォーキング
 
第2回 諏訪湖一周17Kmのウォーキング。
桜は満開。染井吉野、八重桜、彼岸桜、しだれ桜、山桜が諏訪湖の周りに植えられている。
AM9時出発。天竜川の源、釜口水門を目指す(10時着)。あせびが満開。
諏訪ガラスの里の少し手前で大切にしていた帽子を強風で諏訪湖にもっっていかれる。(11時着)。
諏訪湖間欠泉センター付近の桜は散りかけている (12時着)
桜吹雪の中我が家へ(12時30分着)。
我が家を出たところ 大四つ手網 千鳥園付近 レンギョウ クリスマスローズ
大和作内 作 雪柳 白いタンポポ アセビ 手に取る
つくし 波が立っている カリンの芽吹き 柳が強風に舞う ふなっこ橋、どじょっこ橋、の次にえびっこ橋
土手は一面のタンポポ 八重垣姫 公園 片倉館 スケート発祥の地
ヨットハーバーを望む スワン丸と竜宮丸 間欠泉センター方面 足湯 諏訪湖間欠泉センター
八重桜 サンリツ服部美術館 北澤美術館 温泉植物センター 下諏訪町立博物館
・島木赤彦記念館
SUWAガラスの里 ルネラリック美術館
 アール・デコの代表作家 世界の珍しいガラス製品を集めたガラス工房。
片倉館
 シルク全盛期の昭和2年、工女たちの厚生施設として建てたもの。アンチックなドイツ風レンガ造りの洋館。
 名物の千人風呂は一度に100人以上が入浴できる。大理石で造られており、湯船の底には玉砂利が敷かれている。
諏訪湖間欠泉センター
 北海道登別、九州別府と並ぶ日本三大温泉郷のひとつ上諏訪温泉。源泉の総数は500以上、湧出量は1分あたり9500リットル。
 1時間に1回、高さ50mまで間欠泉が噴き上がる。規模はアメリカのイエローストーン公園につぐ大きさ。
北澤美術館
 エミール・ガレに代表されるアールヌーボーのガラス工芸品を展示する1階と、東山魁夷、杉山寧らの
 現代日本画を展示する2階に分かれる。特別展示室にはガレの『ひとよ茸ランプ』がある。
サンリツ服部美術館
 日本・東洋の古代から近代に至るまでの絵画や工芸、書、西洋近代絵画など、600点余りを収蔵、展示する美術館。
 国宝、本阿弥光悦作の『白楽茶碗(銘は不二山)』を収蔵。
下諏訪町立博物館・島木赤彦記念館
 諏訪湖畔に銀色に輝く博物館。2階の常設展示は、諏訪湖展示室と、アララギ派の歌人・島木赤彦の
 作品や遺品を展示した赤彦展示室の2つに分かれている。
ハーモ美術館  
 パントルナイーフ(素朴画家)と呼ばれるフランスの画家たちの作品を展示する美術館。

平成16年4月11日
 
(桜の系統)
サクラの仲間は、バラ科(Rosaceae)に属する樹木です。
サクラの仲間には常緑、落葉があり、形状も、高木、低木があります。
花は両性花で、がく片と花弁は5枚、多数の雄しべがあり、普通、雌しべは、長い花柱となっています。
果実は、核果で1個の種子があります。果実が食用とされるウメ、モモ、アンズなどは、桜の仲間です。
(日本の桜)
属名 グループ名 母種・品種
バラ科
サクラ属
ヤマザクラ ヤマザクラ ヤマザクラ、シダレヤマザクラ
ベニヤマザクラ ベニヤマザクラ
オオシマザクラ オオシマザクラ
一重咲き シラユキ
一重八重咲き アリアケ
八重咲き シロタエ、カンザン
菊咲き ケンロクエンキクザクラ、キクザクラ
エドヒガン エドヒガン エドヒガンザクラ、シダレザクラ、ベニシダレ、ソメイヨシノ
マメザクラ マメザクラ マメザクラ
ミヤマザクラ ミヤマザクラ ミヤマザクラ 
ヒカンザクラ ヒカンザクラ ヒカンザクラ

平成16年4月4日
 記事から
老人に生きがいを聞いたら 「海外旅行にお金を全部使って死ぬんだ。子供にびた一文残さない」と言う。
経済的にも時間的にも余裕が出来て、旅行が出来るようになったことを喜んでいるが、旅行は遊びで生き甲斐ではないだろう。
また、びた一文にもそこまで意固地にならなくて良いだろうに、希薄な家族関係が想像させられる。
 「大原 健士朗」

隣の芝生は赤い
日本の常識はよその国の非常識。そして、常識は時代と共に変わっていく。
日本の電化製品は無難な白や銀色。中国や東南アジアでは縁起の良い真っ赤な炊飯器に違和感がない。イスラム圏なら縁起がよいのは金色だ。
日本では香りというとラベンダーかレモン。中国ではジャスミン。
ニューヨークのスーパーの店頭で「TOFU」が目に付くが、日本の豆腐よりも硬い。豆腐と言えば「なめらか」「軟らかい」と言う固定概念はアメリカ人にはない。日本の豆腐は崩れて調理しにくいのだ。
常識というのは人それぞれだ。隣の芝生が青いとは限らない。
日本人が上品と感じるものが、よその国では「まったくウケない」、しかし目に触れない内側まできれいに作る日本製品に品格を感じる人が多いことも事実である。

平成16年3月28日
 いけ花展
下諏訪町華道会の「いけ花展」が文化センターで行われている。
私の作った焼き締めの花器で栗原先生が出展されているので見学する。
お花は沢山の流派が有りますね。池坊、利休古流、小原流、草月流、龍生派、遠州流等。
華やかで、そして心安らぐひとときでした。
栗原久子先生 樋口晴子先生(先輩の奥様)

平成16年3月21日
 記事
「うまくなりたいのではない、よくなりたい」       文人画家「冬青」 小林勇

遊戯三昧。土に徹し、陶技に没頭し、それを喜び、楽しんで自在、そこには余技も本業もない。土は人をとことん無心にする

平成16年2月29日
 春雨
春は憂鬱なときがありますね。
春は別れと旅立ちの季節。知人も、仲間でない限り一期一会となり、二度と出会わない。
2月の雨。今日は朝の雪が雨に変わりました。
今年は春の来るのが早そうです。

平成16年2月22日
 記事
若くして学べば壮にして為すあり
壮にして学べば老いて衰えず
老いて学べば死して朽ちず             「言志四録」より 儒学者 佐藤一斎
シニア世代にしてみれば若年と壮年は手遅れなので老年の学びに望みをかけるか。

学びて然る後に足らざるを知り
教えて然る後に困(くる)しむを知る       「礼記」

平成16年2月10日
 お休み
昨年の10月から作陶をお休みしている。
スランプになるほどの物は作っていないが、10年間突っ走ってきたのでしばらく休むのも良いかなと考えた。
今年は7年に1回の御柱祭。
諏訪は1年間御柱祭一色で忙しいからちょうど良いか。
充電が完了するまで工房は暫し閉鎖します。
但し、今まで焼いてある未発表作品を新作のページに載せますので見てください。

平成16年2月1日
 御神渡り(おみわたり)
昨年に続いて御神渡りが出来た。今年は御柱祭の年でおめでたい。  
下諏訪高木付近 氷上に見物客多し 10p程の御神渡 赤砂崎にも見物客が

平成16年1月11日
 椿
昨年植えた椿について調べました。

薮椿 (やぶつばき)
一般に「椿」といったらこの薮椿を指す。
    薮椿   花は大きくやや筒型。花ごと散る。葉は大きい。
    山茶花  花は大きく横にひらく。1枚ずつ散る。葉は薮椿よりは小さい。
    寒椿   花は小さく八重が多い。1枚ずつ散る。葉は小さい。
    夏椿   咲く時期が他の3種類と異なる。

夏椿 (なつつばき)
花の形が椿によく似ていて、夏に開花することから「夏椿」。
沙羅双樹とまちがえたため別名 「沙羅の木」(しゃらのき)。

寒椿 (かんつばき)
濃い紅色が鮮やか。八重咲きで花は1枚ずつ散る。
山茶花とは、葉っぱも花も開花時期もほぼ同じでなかなか見分けがつかないが、背丈で区別できる。
    寒椿 → 枝が横方向に伸びるので背丈が高くならない。せいぜい1mぐらい。
    山茶花 → 背が高くなる。
    
山茶花 (さざんか)
日本原産 なので、学名も英名もサザンカ(Sasanqua)。
椿(つばき)の中国名「山茶花」が、 いつの頃からかこのサザンカの名前として間違って定着した。

紫式部 (むらさきしきぶ)
「紫式部」は小紫(こむらさき)とそっくりだがやや大型。
紫色の実の清楚な美しさを、理知的な平安美女の紫式部になぞらえたもの。
昨年諏訪湖一週したとき岡谷市の公園で白式部を見た。

ちなみに季節を代表する花は、春に「椿」(つばき)、夏に「榎」(えのき)、秋に「萩」(はぎ)、冬に「柊」(ひいらぎ)

平成16年1月1日
 元 旦
新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
ホームページを開設して日本中の人からメールを頂いた。今年もいろいろな人からメールを頂きたいものです。
そこで猿年の一句。


  「登る木を探しての長い旅」

例年通り家族で諏訪大社秋宮へ初詣に行く。ダイエット中なので、昨年まで車で出かけていたのを今年は徒歩にする。
昨年の窯焚きは素焼き10回、本焼き36回と前年より素焼きが多い。友人の釉薬ものと、孔雀釉を焼いたためと思われる。
昨年12月に富士山がくっきりと見えた。(写真)  冬は空気が澄んでくるためなのか見えることが多い。
我が家付近からハーモ美術館までは山の陰にならずに良く見える。
昨年6月に虹をみた。雨上がりの我が家方面に見たことのない大きな色鮮やかな虹が架かっていた。

展示会で花が必要なときがある。それで昨年、椿、しゃら(夏椿)、寒椿、山茶花、お茶、その他山野草を植えた。
山田先生からは紫式部を頂いた。今年は四季折々花が楽しめそう。
(小さい木だから咲くまで3年はかかる?)