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3月21日 五大湖の形−その3:氷河湖の形成−
掲示板再掲載しながら話を進めます。前回と同様、ミシガン州立大学地理学部のWebサイトにある図と説明をパクりながら、書きます。
勉強中ですさんの疑問: アメリカの五大湖は氷河湖ですが、具体的にどのように動くとあのような形になるのでしょうか。 氷河は北から南に動いたのでしょうか。 |
◆氷河の動きについて 最終氷期にハドソン湾を中心にして北米北部とグリーンランド全体を覆っていた氷床(=大陸氷河)はローレンタイド氷床と呼ばれますが、氷床は、気温が寒冷化すると拡大し、温暖化すると縮小しますから、氷床自体は、北へ動いた南へ動いたというわけではなく、北半球の場合は、寒冷化とともにより南まで拡大し、温暖化とともに南側から融解して縮小して北側にしか残らなくなるのであります。 がしかし、氷河というものは、「氷の河」と書くように、氷が動かなければ氷河といいませんで、ずるずるずるずるゆっくりですが、氷は必ず動いています。 で、どちらに動くかですが、まず結論を申しますと、拡大期であろうが縮小期であろうが、五大湖付近が氷河に覆われていれば、その氷河の氷は必ず北から南へ移動しています。 氷河のもとは雪で、雪が融けずに氷として残って、それが移動すれば氷河とあいなります。 山岳氷河の場合は、山頂を中心に高い部分の氷が下方に移動し、下のほうが暖かいからどこかで融けて消失する。その氷河が消失する限界を雪線といいます。雪線とは、積もる氷雪の量(涵養量)と融けていく量(消耗量)が均衡しているところです。 氷床(大陸氷河)は、氷河が山岳地帯だけでなく低地までをも覆うほど発達したものだ。山岳氷河の雪線は、暖かい地域や時代には高いところにあり、寒い地域や時代には低いところにある。水平的にみるなら、雪線が標高0m(またはそれに近い低地)になるところが氷床(大陸氷河)の低緯度側の限界になる。 氷床(大陸氷河)の氷は、山岳氷河と同じように高いところから低いほうへ移動するといってもいいのだが、それは基盤の土地が高いか低いかというのではなく、氷床の中心から横に押されるように氷が周囲へ向かって動いていくといったほうがいい。 山岳氷河にしろ大陸氷河にしろ、氷河の氷はその中心から周囲に向かい最後は消失するのだが、消失部分を、山岳氷河は雪線と呼び、大陸氷河では、雪線と呼んでもいいのだろうが、普通は、北半球の場合、南限とか呼ぶんだろう。 北側の寒い地域では、降った雪が融けずに氷としてたまっていきますが、氷が最も厚くなったところは、周囲に比べて高くなるから、低いほうへと、すなわち周辺へと、ずるずると移動します。氷床の中心部では絶えず新たな氷が供給されるから、周囲に移動した氷はあらたに移動してくる氷に押されて、さらに周囲に移動し、最後は、海に入ったり、暖かな地方に到達し、融けてなくなるわけであります。 だから、五大湖付近が氷河に覆われていれば、その氷河の氷は北から南へ動いて、最後は融ける。その融ける南限が、最終氷期には、五大湖のやや南にあった。現在は暖かいから五大湖まで到達せず、いや、北米にすら到達せず、グリーンランドにしか存在しない。 |
◆五大湖の形 地図帳をじっと眺めていたら、ピーンときました。 以下は、まったくの想像です。最近ふと気づいたのだが、ヒトは、本番派とオナ派に分類され、ワタクシさ〜らまんは押しも押されぬオナ派です。オナ派は実行力はないが想像力だけはきわめて豊かなのであります。 五大湖のうち、スペリオル湖は東西に長く、ミシガン湖とヒューロン湖は南北、エリー湖とオンタリオ湖は東西に長い。エリー湖とオンタリオ湖はセントローレンス川の流路の延長と考えれば、この2つの湖の形はそんなに不思議ではないが、残りの3つ、スペリオル湖、ミシガン湖、ヒューロン湖は、スーセントメリー運河付近を基点に、それぞれ、西へ、南へ、東から南へと、まったく別の方向へ伸びているように見える。 ピーンときた、というのは、この方向、すなわち、西、南、東から南は、氷床の移動方向ではないか、というものです。 五大湖付近は氷床の末端に近いので、ちょいと気候が温暖化すると、氷床の薄い部分は融解し、厚い部分だけが残るということはありえるでしょう。これら3つの湖のあるところは、氷河の厚い部分に当たり、ちょっとした浅い谷氷河のようになっていて、氷河が西、南、南東から南へと三方向に移動していたそれぞれの移動の中心であったため、その重みと削る力の強さで凹地が形成されたのではないか。 そこで、調べましたところ、最終氷期の末期、五大湖付近に氷河のかたまりがあって、その西にはそれによってせき止めらていたうーんと大きい湖があったようです。ということは、五大湖付近の氷河は、北から移動してきたあらたな氷に押されて南に移動するだけでなく、より低い東や西にも移動することになります。東はセントローレンス川の低地を経て大西洋へ、西はかつてあったうーんと大きい湖へ移動するわけです。西への移動の跡がスペリオル湖、東への移動の跡がヒューロン湖、南への移動の跡がミシガン湖。 地層の硬軟に加え、この移動の力が働いたためであーる。まさに、これが、ちんぽの棒と2つの金玉袋の成因であり、形の理由なのでありマス。 というのは、まったくの想像。専門家の方が聞いたら、ばかもーん!と言われそうですが。。。 |
という回答をしたのだが、後半の五大湖の形は想像にすぎなかった。とりわけ、赤い字にしたところは、想像に誤りを含んでいる。「これら3つの湖のあるところは、氷河の厚い部分に当たり、ちょっとした浅い谷氷河のようになっていて」は、まあまあいいが、「最終氷期の末期、五大湖付近に氷河のかたまりがあって、その西にはそれによってせき止めらていたうーんと大きい湖があったようです。ということは、五大湖付近の氷河は、北から移動してきたあらたな氷に押されて南に移動するだけでなく、より低い東や西にも移動することになります。東はセントローレンス川の低地を経て大西洋へ、西はかつてあったうーんと大きい湖へ移動するわけです。西への移動の跡がスペリオル湖、東への移動の跡がヒューロン湖、南への移動の跡がミシガン湖。」は、でたらめの想像でした。
ミシガン州立大学地理学部のWebサイト中の氷河湖のページの地図との模式図のあるページやそれらの説明を見たら、五大湖は下のような過程を経て形成されたようです。
◆氷床の末端は、耳たぶ状に垂れ下がった形になっており、その一つ一つの垂れ下がりをローブ(lobe)という。ローレンタイド氷床の末端にあたる五大湖付近のローブと氷河湖について、氷河後退(*)にともない、それらがどのように変化したかを、以下、年代ごとに並べる(図と説明は、ミシガン州立大学地理学部のWebサイトからのパクリ)。 (*)マニアの方へ:ミシガン湖付近の氷河後退の詳細は、→【ここ→ここ→ここ】に詳細な図があります。 |
(1) 14,800年前のローブ(右上図の番号に対応) (2) 14,000年前のローブ(右図の番号に対応) 1.the Superior ローブ 2.the Chippewa ローブ 3.Green Bay ローブ 4.the Michigan ローブ 5.Saginaw ローブ 6.the Huron-Erie ローブ |
(3) 13,800年前 M:モーミー湖(Glacial Lake Maumee):氷期の氷河湖 C:シカゴ湖(Glacial Lake Chicago):氷期の氷河湖 P:シカゴ川とイリノイ川(the Chicago and Illinois Rivers) S:サギノー湖(Glacial Lake Saginaw): サギノー低地(Saginaw lowlands)に形成された氷期の氷河湖 G:the Maple River - Grand River (G) lowland I:the Imlay City Outlet(流出口) 氷河末端の融雪水が、氷河後退後の氷食低地にたまって氷河湖が形成される。まず、氷河前期に、モーミー湖(M)とシカゴ湖(C)という氷河湖ができ、その後、13,800年前頃に、サギノー湖(S)という氷河湖が形成された。 |
(4) 12,500年前 U:the Ubly Outlet W:ホイットルセイ湖(GlacialLake Whittlesey):氷期の氷河湖 エリー低地に大きな氷河湖であるホイットルセイ湖が形成された。 この湖の湖面標高は、それ以前のモーミー湖(M)よりいくぶん低くなった。流出河川(Uなど)の河床が下方侵食され、流出量が増えたためである。 |
(5) 11,000年前 A:アルゴンキン湖(Lake Algonquin) SD:セントクレア−デトロイト川(the St. Clair-Detroit River) E:エリー湖:エリー盆地に水のたまった氷河湖 N:古ナイアガラ滝 I:イロクォイ湖(Glacial Lake Iroquois):氷期の氷河湖 R:the Rome outlet D:ダルース湖(Glacial Lake Duluth):氷期の氷河湖 SC:the St. Croix River アルゴンキン湖の湖面標高は182m(605フィート)で、、現在のミシガン湖やヒューロン湖の湖面標高175m(582フィート、帝国書院の地図帳によると、ミシガン湖は177m、ヒューロン湖は176m)より、20フィート以上高かった。 アルゴンキン湖の水は、当初はそれ以前のシカゴ湖の流出河川であったP(the Chicago and Illinois Rivers)へ流れていたが、次第に、セントクレア・デトロイト川(SD:the St. Clair-Detroit River)をへてエリー湖へ流れるようになっていった。 エリー湖の水は古ナイアガラ滝をへてイロクゥイ湖(i:Glacial Lake Iroquois)へ流れ、そこからR(the Rome outlet::ローム川)をへてハドソン川へ流れ、ニューヨークの方へ流出した。 ダルース湖はのちにスペリオル湖になる氷期の氷河湖である。 |
(6) 9,500年前:氷河の消失 SP:スペリオル湖(ダルース湖が拡大してMinong湖となり、それがさらに拡大してスペリオル湖になる) CP:チッペワ湖Glacial Lake Chippewa:現在のミシガン湖の場所にあった氷河湖 ST:スタンリー湖(Glacial Lake Stanley):現在のヒューロン湖の場所にあった氷河湖 O:オタワ川(Ottawa River) CS:シャンプレーン海(theChamplain Sea):大西洋の入り江でセントローレス海につながる 氷河の消失により、ダルース湖が拡大し、その水は、当初は南のGlacial Lake Chippewaへ流出したが、次第にセントメリー川( St. Marys River)へ流出するようになった。 また、氷河の消失により、幅の広いオタワ川(ノースベイ)が、スペリオル湖や現在のミシガン湖とオンタリオ湖の場所にあった氷河湖の流出路となった。それは、この地域が最後まで氷河に覆われていたため、その重みで土地が低くなっており、氷河消失直後は、低地であったためである。湖からの流出量が増えたため、湖面標高は、たいへん低くなった。 |
現在の五大湖の形になったのは、氷河が消失してその重みがなくなり、地殻が上昇したためである。土地の隆起により、幅の広かったオタワ川が(河川の下刻もあったので川としては残ったが)現在のように細くなり、the
Champlain Seaも細くなってセントローレンス川になった。そのため、ヒューロン湖の水は、再びセントクレア−デトロイト川へ流出するようになった。 流出路が細くなり流出量が少なくなったことも影響し(他の事情も働いているだろうが)、ミシガン湖とヒューロン湖は湖面がやや拡大し、湖面標高も再び高くなって、現在のような形と標高になった。 |
以上で終わりです。
五大湖の形を決めたのは、まず第一に、硬軟互層からなる曲降盆地と地向斜の存在で、これについては、前々回の3月19日に書きました。第二に、氷床末端のローブの形ですが、ローブは、ミシガン盆地など、もともと土地が低かったところにおいて、より南方に伸びている(*)ので、これもどうやら第一の硬軟互層からなる曲降盆地と地向斜の存在の影響を強く受けていると考えられます。
これら第一、第二は、氷河の侵食作用に大きな影響を与え、湖の形を決めます。すなわち、低いところに氷河のローブが伸び(*)、ローブが伸びていたたところのうち、削られやすいところが氷河の侵食作用を特に強く受ける。そして、氷河の融雪水が低いところにたまることによって、氷期の氷河湖が形成される。
(*)そのように思えるが、そうではないのかもしれない。北方から押す力の強弱で、あるいは単なる偶然で、ローブの形がああなっていたのかもしれない。
そして、第三に、特に北部において現在のような形になったのは、氷河の重みによる土地の沈降と消失後重しがとれたための土地の隆起、すなわちアイソスタシーの働きで、これが湖の形を整える働きをしています。
以上三つに加え、流出河川の下刻作用、あるいは、モレーンなど氷河性堆積物の分布(リンク先にエンドモレーンの分布図あり)など、他のさまざまな事情も影響しているでしょうが、重要なのは、この三つ。とりあえず、そう決めつけておくことにしておきます。
3月20日 五大湖の形−その2:脱線:半島むかしばなし(登場人物:万古さん、知多君、渥美君、鳥羽姫)−
勉強中ですさんへのさ〜らまんのお答え2
ただ、なぜ、あんな形なんだ!といわれると、さっぱりわかりまてん。 五大湖の形といえば、ミシガン湖がちんぽの棒、スペリオル湖とヒューロン湖が金玉袋、ミシガン湖の先のおシっこの出るところにあるのが「シかご」という説があったり、「いや、俺のはそんな形じゃない」という人がいたり、形がおもしろいせいでしょうか、いろんなストーリーが巷で語られているようですね。 |
これについては、拙サイト内ですでに公開済みで、裏goro2003の下のほうに掲載してあります。再掲載します。
□〇 五大湖付近の都市 シカゴが下痢で栗みたいなええババをトロ〜ンと もってけ雪隠 |
で、「ちんぽの形」と書いて、ふと思い出したのが、3年以上前に、半島マニアさんが書き込んでくれたこと。再掲載します。
岬と半島の人文地理
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この書き込みには後日談がありますので、ここでご紹介します。
その後、たまたま偶然にも、半島マニアさんと近鉄名古屋駅でばったりお会いし、難波までごいっしょしたことがございます。その際、半島マニアさん(博学系)が、ご同行されていたKくん(爽やか系の若者:稀に見る逸材にして本番派)になぞなぞを出しました。以下は、そのときのやりとりを、ワタクシさ〜らまん(オヤジ系オナ派)が書き留めておいたものです。
半島マニアさん | 四日市とかけて何と解く? 魔女狩りにあったジャンヌダルクの死に際と解く。 そのココロは? |
Kくん爽やか系 | にょ。(さ〜らまんが推測したKくんのココロの中:突然、何をしゃべっているんだ?このおっさん) ジャンヌダルクって焼かれたのですか? |
半島マニアさん | と思いますが違いましたっけ? 一応、焼かれた、てことで考えてください。 |
Kくん爽やか系 | えー? わかんないっす! ヒントください。 |
半島マニアさん | 四日市、焼物。 |
Mくん爽やか系 | あれ。四日市って焼き物の名産品なんてありましたっけ? |
半島マニアさん | あるみたいですよ。珍宝焼じゃなくて… |
Kくん爽やか系 | ??? |
半島マニアさん | ジャンヌダルクじゃなくても焼かれた女なら誰でもいいんですが。 |
Kくん爽やか系 | ん。。 焼かれてチヂミあがる、、 いや、分かりません。 |
半島マニアさん | 伸びたりチヂんだりするのは男のちんこです。女の場合、まんこはただ焼かれるだけです。 |
Kくん爽やか系 | え、それってヒントですか? |
半島マニアさん | ヒントではありません。答えそのものです。 まんこが焼かれる。そのままそれをストレートに。正解をプリーズ! |
Kくん爽やか系 | えー! 全然わかりまてん…。 |
半島マニアさん | オナ派の私と違ってあなたは本番派(さ〜らまんの影の声:ほお〜っ、半島マニアさんもオナ派だったんだ)。 かまととぶらないで、さあ、大声で叫びましょう! まんこやきー!ただし、漢字に変換しながら叫んでくださいよ! |
Kくん爽やか系 | えー、マジ全くわかりまてん。。 |
半島マニアさん | バカにされるほどつまらないのですが。 |
しばし沈黙。Kくん、トイレに行く。 | |
Kくん爽やか系 | いま、トイレに行きながら何回も叫びましたが、やっぱり分かりまてん。 |
半島マニアさん | あなたは爽やか系の若者なんですから、そういうことをおもてで叫んではいけません! では正解を申し上げましょう。 そのココロは、萬古焼。 まんこやき、じゃなくて、ばんこやき、ですが。万古不易の萬古です。 |
Kくん爽やか系 | 萬古焼そのものを知りませんでした… 無念。 |
半島マニアさん | 男子中学生レベルで、はしゃいでしまい、まことに申し訳ありません。 ジャンヌダルクを持ち出し、ウンチクのオブラートで包んでみたのですが。 |
以上で二人のやり取りは終息したが、困ったことに、やり取りを聞いていたさ〜らまんは(押しも押されもせぬオナ派なので)、よからぬ想像力を発揮して、つまらぬ話を創造してしまった。よせばいいのに、口を出す。
さ〜らまんオナ派 | 半島マニアさん、冴えてますねえ。半島マニアさんはひょっとして、G−SALANDでかつてご活躍された冴頭暖心先生じゃありませんか? |
半島マニアさん | さ〜らまんさん、突然何を言い出すのですか? ばらしちゃだめですよ。 |
さ〜らまんオナ派 | やはりそうでしたか。ということは、半島マニアさんは、オナペットクラウンさんでもあらせられるのでしょう。 |
半島マニアさん | アタリです。しかし、それは秘密ですよ。間違ってもネットで公開しないでくださいね。往年のG-SALANDERにワタクシの素性がばれちゃいますから。 |
さ〜らまんオナ派 | やはり。半島マニアさんは、冴頭暖心先生であり、また、オナペットクラウンさんと同一人物であらせられたんですね。ワタクシさ〜らまんも対抗して、オナ派ぶりを発揮したくなりました。いまお二方のやり取りを聞きながら、萬古焼に関連するストーリーを思いついたのですが。。。ちょっと、いや、これを話すと、オヤジ丸出しになるんですが。 |
半島マニアさん | それはよろしゅうございましたね。(全く無関心) |
しばし沈黙。誰も相手をしてくれない。 | |
さ〜らまんオナ派 | あ゛ー、困りました。無視されればされるほど、たまらなくなります。オヤジ的発想のストーリーを開陳したくてしたくてたまらなくなりました。 |
Kくん爽やか系 | カイチンたまわりとうございます。(その心の内:しゃべらせないと、暴れだすかもしれないからな) |
さ〜らまんオナ派 | おお! 聞いてくれるか! |
で、さ〜らまんが訥々と話し出したストーリーは、次のようなものです。内容が内容だけに、おおっぴらにはできません。
「なぜ萬古が焼けるかというと、東に渥美半島があり、その先ッポだけわずかに見えるからです。
お二方:みょ。 ??? さてさて面妖な? という顔。
「萬古さんは渥美君が好きで、彼が熱く勃起してることはわかっても、手前に、知恵が多すぎて陰険な知多君が邪魔しているから、よく見えないし、ましてお近づきになりお情けをかけていただくことなど、夢のまた夢。叶わぬこと。しかし、いや、叶わぬからこそ、想いはつのり、萬古は熱くなるばかり。こういう次第で、萬古が熱く焼けるから萬古焼なんです。」
お二方:沈黙。
「伊勢湾から濃尾平野は、木曽三川が西の縁を流れていることからわかるように、西側が沈降し東が隆起しています。したがって、西が窪んだ女、東が勃起せる男です。西には桑名の焼はまぐりもありますし。」
お二方:沈黙。
「萬古さんも渥美君に対する叶わぬ愛欲を捨ててほしいものです。渥美君は、伊勢の萬子さんのことは頭の片隅にもなくて、志摩の鳥羽姫が好きなんです。じゃあ、鳥羽姫一筋かというと、まったくそーいうことはなくて、的矢湾のオノコロジマ、渡鹿野島の遊女など、いわゆる志摩の「はしりがね」ともたびたび遊びまくりやりまくりの色事師。伊勢の中では志摩に近い伊勢、日本三大遊郭のひとつである伊勢の古市も好きで入り浸りだが、萬古さんの住む伊勢北部にはまったく関心がないのです。」
お二方:沈黙。
「万古さん萌え萌えー!は、実は知多君で、彼のは包皮が長すぎ見えないが、皮の中でちゃーんと勃起しておりまして、亀頭に当たる部分に位置する常滑が熱くなっております。常滑焼は、黒々とした円筒形の土管や茶色の陶管で有名。棒状で、これも焼物。熱い。実用的だし、知多半島の付根に位置する東海市は製鉄が盛んだから、したがって、知多君、硬さも十分!
お二方:完全に沈黙。
「萬古さんには、ぜひとも気付いてほしいですね。快楽を与えてくれるのはテクニシャンの知多君だということに。毎日かしづいてまんこ常舐め床舐め。常滑には中部国際空港セントレアも開港し、知多君の方が前途有望、できる男なのです。以上、やはり男子は包茎に限りますな!というお話でありました。」
3月19日 五大湖の形−その1:氷河期以前−
勉強中ですさんの疑問
アメリカの五大湖は氷河湖ですが、具体的にどのように動くとあのような形になるのでしょうか。 氷河は北から南に動いたのでしょうか。 |
さ〜らまんのお答え(1)
五大湖の形については存じません。五大湖は、氷河の侵食を受けてできた凹地に水のたまった氷河湖ですが、たまたま軟らかい部分があってそこが削られて凹地になったのでしょう。 五大湖付近は、カナダ楯状地の南の卓状地ですが、長期の侵食を受けて構造平野になっていて、ナイアガラの滝はケスタの急斜面に当たります。ケスタがあるということは、緩やかに傾いた硬軟互層からなる構造平野で、差別侵食を受けているってことになります。 |
ここでワタクシさ〜らまんは、五大湖は氷河湖であるが、あのような形になっているのは、氷河によって侵食される前のもともとの地質構造が、削られやすいところとにくいところのあるものだったからで、氷河の動き以前の地質構造から話を始めないと、形の理由はわからないのだ、と言ったのであります。
五大湖付近は、ケスタ地形のある構造平野であるから、当然、硬軟互層からなる曲降盆地(*)であるわけで、本当にそうなのか、調べないといけないのです。
(*)曲降盆地:地殻の曲降運動によって形成される盆地.地盤が緩やかに下にたわむ変動で、比較的波長の大きい変動を示すものを曲降運動と呼び、それによって生じた盆状の地形を曲降盆地と言う.
◆五大湖地方は硬軟互層からなる地層が曲降した構造平野なのか?
で、調べましたら、やはりそうなのです。その点について、ミシガン州立大学地理学部のWebサイトにある図と説明をパクりながら、書きます。
下の図は、五大湖地方の現在の地質図です。
上の図からわかるように、
スペリオル湖付近は、カナダ楯状地に属し、先カンブリア時代の岩盤が露出している楯状地で、その大半は長期の侵食を受けて準平原となっている。
他の4つの湖付近は、北米中央平原に属する卓状地。その大半は、長期の侵食を受けて構造平野となっている。
そして、上の図のA−B、C−Dの地質断面(現在)は、次の図。
C−D断面図からわかるように、スペリオル湖以外の4つの湖付近は、硬軟互層からなる構造平野で、その地層はほぼ水平ではあるが曲降しており、曲降盆地の周辺部では地層が緩やかに傾いている。そして、氷河期を経た現在、その緩やかに傾いた部分には、侵食作用によりケスタ地形ができており、そのうちの軟層が削られ低くなったところが、ミシガン湖やヒューロン湖になっている。
スペリオル湖付近は楯状地であるが、A−B断面図からわかるように、まったくの一枚岩からなっているのではなく、先カンブリア時代のいくつかの地層からなり、それが向斜構造をなしている。そして、その向斜構造の様子を示したものが下図。
LAKE SUPERIOR SYNCLINE : スペリオル湖地向斜。
ANIMIKEAN層 : 先カンブリア時代のうち、原生代初期の22億2500万年前から14億年前の地層。
KEWEENAWN層 : キーウィーノー層。先カンブリア時代のうち、原生代中期の12億年前から10億年前の地層。L&M=下位・中位、U=上位。
CAMBRIAN層 : 古生代のうち、カンブリア紀の地層。L&M=下位・中位。
◆本日の結語
氷河時代以前の五大湖付近は、楯状地(現在のスペリオル湖周辺)と、ミシガン盆地(現在のミシガン湖、ヒューロン湖周辺など、スペリオル湖以外に部分)からなっていた。前者は褶曲運動によって形成されたスペリオル湖地向斜があった。後者は、硬軟互層からなる構造平野が曲降してできた盆地であった。
したがって、氷河時代になれば、スペリオル湖地向斜は氷河におおわれやすく、ミシガン盆地は氷河による差別侵食を受けやすい、そういうところであった。
おまけ:カナダ楯状地と構造平野の境界(太い実線) |
おまけ:世界の楯状地と造山帯の分布 |
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