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 習慣改善
習慣改善がアトピー克服のための重要課題です。
まず毎日寝る前にぬるめのお風呂に入るように心がけてください。アトピーの症状がひどくなるのは睡眠中です。寝る前に肌を清潔にするのが良いと考えます。さらに理想は寝起きにもお風呂やシャワーを浴びること。人は睡眠中に想像以上に汗をかきます。汗や古い角質はかゆみの原因でもあります。極力汗や皮膚の汚れは落とすことを意識しましょう。スポーツの後なども早めに汚れを落とすことを心がけましょう。
この睡眠ですが寝る時は少し寒いくらいの環境で眠る方がよいでしょう。お風呂の入り方でぬるい方が良いと書きましたが、それと同じで寝るときも肌を温めるとかゆみが出ます。寒くして寝れば当然汗もかきにくい♪
人は睡眠中、基礎体温が下がります。そのためあまり暖かくして寝ると睡眠が浅くなることもわかっています。ただでさえ私達はかゆみによって睡眠が浅くなるので熟睡できる方法を学び、実践する必要があります。くれぐれも「いつもコタツで眠る」なんて事の無いように。
そしてお風呂の入り方。お風呂には注意点が目白押しです。お風呂に入る時は寝る前が良いと書きましたがもう一点注意があります。それは食後に入らないこと。食事を取って30分ぐらいは入浴は避けてください。というのはご飯を食べてすぐにお風呂に入ると胃や腸に集まった血液が入浴によって皮膚へ集まってしまうからです。すると胃腸の活動が悪くなり、消化が不十分になり食べ物によって体内へ入ってきたアレルゲンが完全に分解を出来なくなってしまいます。むしろ不十分な消化によって体内でアレルゲンを作り出してしまう可能性まであるようです!もちろん入浴だけに限らず、食後の運動も駄目です。
そしてお風呂はぬるめが良いです。そして入浴剤については保湿タイプが良いと思うのですが、場合によっては何も入れないほうが無難です。入浴剤にはどんな物が入っているかわからないので人によってはアレルゲンとなる場合も考えられます。
それと家庭の水道水に含まれる「塩素」はお世辞にも皮膚に良いと言える物ではありません。できれば脱塩素シャワーなどが市販されているので購入を考えてみるのも手です。個人の環境にもよりますが、温泉スタンドや湧き水などを汲める施設が近所にあればその水でお風呂を沸かせばなお良いです。
そして体を洗うボディーソープやシャンプー類、そして体の洗い方です。体の洗い方についてですが出来るかぎり肌をいためない洗い方が良いです。おすすめは「手洗い」です。ボディーソープを手で泡立ててから、その泡で体を洗っていきます。強くこするのではなく、手で軽くなでるくらいの感じです。もしも身近に女性がいればわかりやすいのですが「洗顔」と同じ要領で全身を洗います。
次にソープ類についてですがひで吉はあらゆる商品を試しましたがドラッグストアーなどでアトピーコーナーなどで売られている「アトピーの方に」とか「お肌の弱い方に」といったうたい文句の商品軍はあまりおすすめできません。(あくまで個人の感想です)
これらのソープは価格が高いだけであまり効果を実感できない。その上この手の商品は『泡立ち』が非常に悪いのです。洗い方にもあるように泡で体を洗うのが良いので泡立ちが悪いと必要以上に皮膚をこすってしまいます。ひで吉的には「泡立ちが良い」のが第一条件です。そして植物成分100%の物がおすすめです。花王やライオン、牛乳石鹸といった一般的なメーカーの物でも十分肌に合う物は見つけられると思いますよ。
そして入浴中は皮膚が水分を吸ってやわらかくなっているので肌が傷つきやすいです。ですからかゆくても出来るかぎり我慢です。そしてお風呂から出てタオルで水分を拭くのですがこの時もゴシゴシしないこと!体を洗うときにもそうですが、かゆいとついそこを必要以上にこすってしまいがちですが、それは良くないです。拭くというよりもポンポンとタオルをあてていく感じで水分を取りましょう。
次はお風呂から離れてこまめな手洗いです。かゆいと皮膚をかくと思いますが、この手が汚れていると皮膚に汚れをねじ込んでいるようなものです!手を清潔にする事で二次的なかゆみの予防になるのです。
それとあまりにも基本的ですが早寝早起きに勤め睡眠時間を多く取ること。アトピーが悪化するのは寝ている時ですがその肌が一番活発に新陳代謝をおこない皮膚の再生をしてくれるのも睡眠中です。モデルさんが肌を綺麗に保つ方法としても常に上位にくるのが睡眠なので私たちも睡眠は多い方が良いでしょう。
次に『癖を直す』。あなたは本当にかゆくて体をかいていますか?人には癖と言う物があります。たとえば考え事をする時に頭をかく人を見たことがありませんか?照れた時に顔をかいたりする人もいます。このような物はかゆいからかいているわけではありません。アトピーの人はかき癖がついてしまっている人が多いようです。
その直し方としては体をかいたらその場所とどれくらいかいたかをノートへかき示していきます。例えば朝の10時に腕を30秒ほどかいた。と言うようにノートへ書いていきます。はじめはノートが一面埋まるほど体をかいていると思うのですが、そのうちにノートに書くことでかくことを意識するようになるため、それほどかゆみがない場合はかくことをやめるようになっていきます。すると本当にかゆくてたまらないものだけが残ると言うわけです。これはかなりの効果があります。
ひで吉も想像以上に無意識に体をかいていたんだと思い知らされました。始めは家族にも自分が体をかく姿を書いてもらって、見開きのノート一面が埋まるほど体をかいていましたが、一週間後には7行程度まで減りました。意識してかくことをやめる、これはかなり有効的です。
 
 

次はストレスからもかゆみは来る