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以前の「ひとこと」 : 2002年1月前半



1月1日(火) 元旦
初日の出
2002年元旦 八ヶ岳より初日の出  2002年1月1日 7:30撮影

 あけましておめでとうございます。

 天気予報ではこの三が日はお天気が悪くて初日の出は見られない確率が高いということでしたが、家からはよくみえました。 窓から写真を撮ってみました。

 <おまけのひとこと>
 それにしても送電線の鉄塔がないといいんですが。




1月2日(水) コンテンツ

 このページの中身を少し変更しようと思っています。今日のところはとりあえずリコーダーのMIDIのページを更新しました。

 <おまけのひとこと>
 お昼に雪があがって陽が射してきたのをみはからって、家の前の道と玄関周りの雪かきをしました。



1月3日(木) 雪
猫

 今朝も雪が降っていました。たいして積もるほどではないのですが、細かい雪がさらさらと降っていました。今日は窓の外には黒猫が来ていました。庭の木の冬囲い用にと思って知り合いからもらっていた藁束の残りの上で、丸くなっていました。写真を縮小したので写真ではわかりませんが、猫の黒い毛の上に細かい雪がついていました。

 <おまけのひとこと>
 猫の上を横切っているのはバラの枝です。本当は剪定したり誘引したりしてやらないといけないのですが、「どの季節にやるのがよいのかよくわからない」「下手にやって枯らしたらいやだ」とか言い訳をしてほったらかしにしているものですから、どんどん広がってしまって、どうしたものかと思っています。



1月4日(金) 1x2のタイル貼り

 辺の長さの比が1対2の長方形というと何を思い浮かべるでしょうか? 畳、ドミノ、LEGOのブロックなど、いろいろあります。あそびのコラムに、新作“ランダム”を追加しました。

 <おまけのひとこと>
 畳に関するパズルというのもいろいろ面白いものがあります。



1月5日(土) 雪道

 今日は大雪の中を運転しました。信号待ちのわずか数十秒の間にも1センチくらい積もるため、信号が変わって車が動き始めると、今まで車が止まっていた場所の跡が残っていてとても面白かったです。

 <おまけのひとこと>
 遅れ馳せながら初詣に行って来ました。

初詣


1月6日(日) スケート

足にまめができた  冬休み最後のイベントということで、家族でスケートに行って来ました。先日行ったスケート場に行ってみたら、ちょうど大会をやっていて一般の滑走ができなかったため、となりの市のスケート場に行きました。

 今日行った会場は屋外の400mの競技用リンクと、屋内のホッケーやフィギュアができるアイスアリーナがあって、屋内のリンクで滑ってみました。ここは先日の会場と違って大人でも初心者らしき人もちらほらと見かけて気が楽でした。ただそのせいか今日はしっかり2回も転んでしまいました。

 この会場では、子供用にヘルメットやプロテクターを自由に使わせてくれるようになっていて好感を持ちました。時間が10時から16時までで大人1020円でした。

 足にまめができてしまい、子供のバンソウコウをもらって貼りました。500円玉くらいのピングーの顔のバンソウコウだったのですが(写真)、帰って剥してみると、1円玉くらいのおおきな水泡ができていました。

 <おまけのひとこと>
 目の前に急に出てきたよその子を避けようとして、おもいきりあおむけに転んでしまいました。頭を打たないように首を緊張させたせいか、1日経ったら軽いむち打ち症のように首が痛くなってしまいました。



1月7日(月) 2つのトミカビル

2つのトミカビル  この年末年始休みに実家に帰ったときに、私の昔のトミカビルを持ち帰ってきました。写真の左側が今年購入した新しいトミカビルで、右側が30数年前の古いトミカビルです。一部のパーツの色や、貼られているステッカーの類が違うほかはほとんど全く同一の製品です。子供が喜んで早速2つ並べて遊んでいます。

 ただ、きちんと箱には入れておいたのですが、古いトミカビルのほうはミニカーの走るレーンの摩擦が大きくなってしまっていて、カーブのところでミニカーが引っかかってしまってうまく走りません。何で磨いてやったらよいものやら、思案中です。

 <おまけのひとこと>
 片付けるのが非常に簡単なオモチャだという点がまたいいですね。



1月8日(火) ページの更新開始

 年明けから1週間、1月1日から3日の「ひとこと」をずっと表示しっぱなしにしておりました。まさに3日坊主の典型のようなページをずっとさらしてしまっていましたが、今日からはいつものペースに戻ります。

 <おまけのひとこと>
 今年は、表紙のひとことは短めにして、長くなりそうなものはコラムに入れようと思っています。



1月9日(水) 空中撮影

通販生活のラジコン  今朝の新聞に、カタログハウスの「通販生活」の折込み広告が入っていました。そこに、右図のような「ラジコン空撮パラシュート」という製品の宣伝が掲載されていました。「地上200mからわが町の写真地図を撮る」 「なんと! カメラつきのラジコン・パラシュートで、本格的な空中写真が撮れてしまう」 んだそうです。

 これを読んで、興味を惹かれました。ちょっとWebを検索してみたのですが、この製品に関する情報はみつかりませんでした。そのかわり、日曜日はラジコン飛行機というページをみつけました。ここのサイトのプレーリー号 空撮大作戦 Part 2というページで、ラジコン飛行機にディジタルカメラを積んで空中撮影をしていて、とても面白く見せてもらいました。

 私はラジコンを操縦する能力はないのですが、例えば熱気球のようなものを自作して、そこにこんなカメラ(重量34g)を積んで撮影とかしたら楽しいだろうな、と想像しました。

 熱気球といえば、ゴミ用の黒いビニール袋を繋ぎ合わせておおきな袋を作ると、太陽熱で温められて浮力が生ずるのだそうです。

 この原理を大々的に利用したアイディアが、バックミンスター・フラーの設計した巨大なガラスドーム都市です。通常のドームは半球状ですが、これをほとんど全球に近い形にします。そうすると、ドームの直径と比べて、接地している面積が非常に小さくなって、ドームを支えるのが大変になります。

 そこで、赤外線を通す透明な素材で作れば、太陽熱で内部の温度が上がって浮力が生ずるため、ドームを支える力は非常に少なくて済むという設計です。もちろんフラーは建築家としても超一流ですから、温度の状況による浮力の計算とか強度の計算とか温度制御の方法とか、綿密に検討しています。

 <おまけのひとこと>
 多分こういうものは全国的にチラシを入れているでしょうから、新聞をとっているところにはみんな入ってきているだろうと思います。



1月10日(木) 「じてんしゃにのろうよ」

 福音館から毎月出版されている子供向けの絵本で、「かがくのとも」というシリーズがあります。図書館で、2001年10月号(通巻391号)の「じてんしゃにのろうよ」(横溝英一 作)を借りてきました。

 しばらく前に新聞などにも掲載されていましたが、自転車の練習には、まずペダルを外してサドルをいっぱいに下げ、足で地面を蹴ってバランスをとる感覚を身につけるのがよいのだそうです。そんな練習の仕方がかかれている絵本でした。ペダルを外すときに、左右でねじの切り方が逆になっていることなどもきちんと注釈に書かれていました。

 以前、おまけのひとことでちょっと書きましたが、下の子が自転車を欲しがっています。 このあいだのクリスマスにも、自転車が欲しいという話も出ていたのですが、なにせ今の季節はこのあたりでは寒すぎますし道路も危険ですしとても自転車には乗れません。まだまだ身体も大きくなる時期ですし、「春になって自転車に乗れる季節になったら考えてあげる」といって納得させていました。

 ところがこの絵本を自分で読んで、「自転車が欲しい」という気持ちが強く刺激されてしまって、なんで自分の自転車はないの? といって泣き出してしまいました。 今は乗れないから春になったら考えてあげる、と言うと、「じゃあ3月になったら買って」と言われました。 3月じゃあ多分まだ乗れないけど、春になって自転車に乗っても大丈夫になったら必ず探して乗らせてあげるから、といって納得してもらいました。 

 自転車に興味があると知っていたので、内容をよくみないで絵本を借りてきたのですが、どうせ今は乗れない季節なのに、欲しいという気持ちを刺激してしまってかわいそうなことをしてしまいました。

 <おまけのひとこと>
 「かがくのとも」は好きな本がたくさんありますが、好きな本全部を持っているわけではありません。



1月11日(金) ガウス

 ガウス、というと何を思い浮かべるでしょうか? 学校で出てくるものとしては、ガウス記号とか、ガウス平面とか、あるいは物理学の単位としてのガウスとかがあったかと思います。 あと、エピソードには事欠かない天才ですので、例えば子供の頃に1から100までの和を1分足らずで暗算をしてまわりの大人を驚かせた(もちろんこれは等差数列の和の求め方をその場で考えたのです)、なんていうエピソードも学校の数学の授業の数列の時に聞いた覚えがあります。

 ガウスというと思い出すのは正17角形の作図に関する話です。ギリシャの時代からの古典的な幾何学では、定規とコンパスだけで作図できる図形が研究されてきましたが、正多角形で作図可能なものは、三角形・四角形(正方形)・五角形と、あとはこれらの辺の数を2倍してできるもの(たとえば、3,6,12,24,48,96…角形など)に限られると考えられてきました。 ところがずっと時代が下った18世紀になって、ガウスは正17角形が作図できることと、その作図法を示したのです。

 中学のころ、学校の数学の先生にお願いしてガウスの正17角形の作図法を教えてもらったことがあります。 でも、その当時はその作図法でなぜ厳密な正17角形が描けるのか、わかりませんでした。

 今日までで店頭からなくなってしまう数学セミナーの2002年1月号の特集が“ガウス”でした。(12日発売なので、明日には2月号が出てきます。) この雑誌に、正17角形の作図に関する議論が載っていて、非常に興味深く読みました。

 <おまけのひとこと>
 確かガウスのお墓にはこの正17角形の作図法が刻まれているときいたことがあります。



1月12日(土) エントロピー

 あそびのコラム“エントロピー”を追加しました。 エントロピーという概念は熱力学や情報理論で定義されて使われているものなのですが、一般にはどうもイメージだけで語られる事が多い言葉のように思います。

 …といっても今回のコラムはそういう話をするのではなくて、エントロピーという名前のつけられた二人で対戦するゲームのルールを説明したものです。

 <おまけのひとこと>
 PositボードとかFlip-It ボードとかのように、ゲーム“エントロピー”を研究できるようなアプレットを作ろうかと思っています。



1月13日(日) 「マリーのアトリエ」

パン屋さんのジジ  ソニーのプレイステーションというゲーム機用のちょっと古いゲームで、マリーのアトリエというのがあります。 決して大作ゲームというわけではないのですが、なかなか評判がよくて、シリーズ化されたり、他のゲーム機やパソコンなどにも移植されたりしているそうです。

 このゲームは、主人公が錬金術師の修行をするという設定で、いろいろな薬品の材料を集め、そこから何段階にも渡って薬品を合成して、できたものを売って機材や参考書などを購入して、さらに作れるものを増やしてゆく、というゲームです。 全年齢対象のゲームで、子供に見せても何も問題のない、品の悪いところがないのが気に入っています。

 材料集めにも護衛を雇わないといけないし、参考書や機材を買わないとほとんど何も作れない。 出来たものも自由に売れるわけではなくて、定期的に入れ替わる仕事の依頼を見に行って、提示される金額と期限から自分が請け負える仕事があったらそれを選んで、期日までに薬品を作ることによって初めて報酬がもらえます。 期限を守らないと信用が落ちてしまいます。

 上の子が魔女に興味があって、なおかついまひとつ算数が得意ではないので、ちょっとこのゲームをやらせてみました。例えば、「この参考書を買ってしまうと残金がどのくらいになるから、材料集めに行かれなくなる」とか、「お金がこれだけあれば材料をいくつ買ったらどれだけ残るか」とか、「やる」と言った仕事の納期を守れなかったらペナルティーがある、とかなかなか教育的なゲームだと思います。(笑)

 <おまけのひとこと>
 写真は、マリーのアトリエとは無関係な、パン屋さんにあった黒猫のジジの写真です。



1月14日(月) 幟立て

 明日の「どんど焼き」に備えて、地区で幟(のぼり)立てをやってきました。高い柱を2本、50人くらいで立てます。 柱の根元には2本の穴が開いていて、片方が丸い穴、もう片方が四角い穴です。 まず、みんなで柱を担いできて、丸い穴に心棒を通します。この心棒を軸に柱を持ち上げていきます。

 柱が上がり始めると、どんどん手が届かなくなっていくので、はしごを2つ用意して、はしごで柱を押し上げます。はしごが柱の根元に近づくにつれて柱は高く上がってゆきます。最後に四角い穴にくさびを通して柱を立った状態で固定します。

 この幟は一週間立てておきます。来週また「幟ころばし」といって、柱をしまう行事があります。

 <おまけのひとこと>
 終わった後は地区の新年会でした。 地区の役員の引継ぎのあった昨日に引き続いて、2日連続で昼間からお酒を飲んでしまいました。



1月15日(火) どんど焼き

どんど焼き  昨夜は「どんど焼き」でした。 どんど焼きというのは昔からある小正月の道祖神のお祭りです。

 小学生の子供たちが朝から各家庭を回ってお正月の松飾やわらを集めて、大きなかがり火の用意をします。 (ちなみにこのときに、各家庭からはお祝い金を数百円出します。) 中央に高い柱を立て、その上に大きなだるまをつけ、あとは円錐状に組んであります。 (高さが高くなるので、これはもちろん大人の仕事です。)

 夜になると、みんなが柳の枝にたくさんの繭玉と呼ばれる餅菓子をつけたものを持ってあつまります。

 うちのところでは、まず道祖神さんの前で小さな焚き火を焚いて、その周辺で先に厄投げをします。厄投げというのは、地区の厄年の方がどんど焼きでお菓子や果物やお金を投げる事によって厄払い・厄落としをするというものです。50円程度のお菓子の小袋やミカン、小銭の入った「おひねり」がまかれます。(厄年の方は、ひとりあたりだいたい5,000円程度だそうです。)

 ここで子供たちは、スーパーのビニール袋いっぱいにお菓子やミカンが拾えるので、とても楽しい行事のようです。 うちも、ミカンを数十個とお菓子の小袋を数個ずつ拾ってきました。

 ひとわたり厄投げが済んでしまうと、いよいよどんど焼きに点火します。(右図)

 今年は比較的暖かい夜でしたが、それでも氷点下2〜3℃でした。寒い年だとマイナス10℃以下ということもよくあります。それでも、燃える火を見ていると顔がものすごく熱くなります。

 この火で、それぞれが持ってきた繭玉を焼いて食べます。柳の枝につけてあるのは、遠くから火にかざして焼くためです。 ある程度火の勢いが収まってから焼くのですが、それでも手や顔がものすごく熱くて、もちが焼ける前に顔や手が熱くて我慢できなくなります。 ちょっと火から離れて冬の夜の冷たい空気でほてった顔や手を冷しながら繭玉を焼きます。

 どんど焼きで焼いた繭玉を食べると、身体が丈夫になって1年間風邪を引かないなどといわれます。

 <おまけのひとこと>
 柳の枝につけた繭玉はとてもきれいなのですが、夜だとうまく写真が撮れませんでした。



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