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以前の「ひとこと」 : 2001年10月後半



10月16日(火) 言葉の穴埋めあそび

 突然ですが問題です。次の文の4つのカッコのなかに言葉を入れて文を完成させてください。

( A )( B )は、 ( C )( D )だ。

 AのBはCのDだ、というのと、CのDはAのBだ、というのとはちょっとニュアンスは違いますが意味としてはほぼ同じですから、それは考えないことにします。 たとえば、 「子供の好物はトリの唐揚だ」というのと、 「トリの唐揚は子供の好物だ」 は同じ解だと考えます。

 たとえば、(昨日、今日、明日、明後日)という言葉を矛盾なく入れる方法は複数あります。 なんかおもしろい問題はないかな、と思っているのですがなかなかみつかりません。

 <おまけのひとこと>
 実はとあるニュースサイトで、パキスタンのデモのプラカードに、上記の文例で(日本、アメリカ、小泉、犬)という組み合わせの文が出ていました。(原文は英語で、Japanese, USA, Koizumi, Dog でした。) まあその内容の是非はともかく、上記の問題を考えました。



10月17日(水) セキュリティ

 先日、ノートパソコンのハードディスクを容量の大きいものに取り替えました。そのとき、面倒なので古い方のディスクの中身を丸ごと新しい方へコピーしようと思いました。ところが、取り出したディスクをいろいろな方法で接続してみたのですが、BIOSでは認識しているのに、OSが認識してくれません。

 (注:こういった話に興味のない方、申し訳ありません。 要するにハードウェアとしては存在しているという信号が出ているのですが、ソフトウェアがそれを検出してくれていない、と思ってください。 なお、いろいろな接続方法というのは、たとえば変換コネクタを介してIDEにつないだり、USB接続やPCMCIA接続のインタフェースを利用したり、等です。)

 で、いろいろ頭を悩ませた挙句、やっと思いついたのは、「盗難時を想定してハードディスクにパスワードを掛けていた」 ということでした。 わかってみれば大変まぬけな話で、自分が見えないように鍵をかけておいて、「見えない、見えない」と騒いでいたことになります。 (言い訳をしますと、いつも起動時に入力していたのは、ハードディスクではなく、BIOS、つまりパソコン本体のほうにパスワードを掛けたつもりでおりました。 言い訳になっていないどころか、ますます恥ずかしい話ですが。)

 ネットワークは、そもそも始まった頃は性善説の世界でした。プロトコル(データをやり取りするときの書き方の約束)はわかりやすく、みんながルールを守るという前提で設計されていました。そもそも、今よりもずっと能力の低いコンピュータで処理されており、悪意のあるアクセスに対応する、というような本来は余計な処理をする余裕がなかったということもあります。

 しかし、今はそんなことは言っていられない時代になりました。たとえば私が子供の頃、家に誰かがいれば、家の鍵は日中はかけないのが当たり前でした。 いちいち出入りのたびに鍵をあけたり掛けたりするのは不便です。 でも、不心得者がいる可能性がある場合は、日々いかに不便であっても鍵をかけなければなりません。 (世田谷区の一家惨殺事件でも、鍵が掛かっていなかったそうですね。)

 自分がパソコンを置き忘れたり盗まれたりしなければ、ハードディスクにパスワードを掛ける必要はないわけです。現に、今回交換するまで一度もそういったことはありませんでした。でも、泥棒が入った事がないから鍵を掛けなくてよいという理屈が通用しないのと同様、面倒でもパスワードを掛けなければいけないと思っています。

 <おまけのひとこと>
 過去のひとことページの10月前半分を独立させました。「ひとこと」を軽くして、本来の内容を充実させたいと思っているのですが、更新が手軽な「ひとこと」になんでも書いてしまっています。あとから参照することを考えると、よくないやり方だとは思うのですが。



10月18日(木) 単振動

 振り子の等時性、という性質があります。ガリレオが見つけたのだそうです。振り子の揺れが大きいときも小さいときも一往復にかかる時間は同じだよ、という性質です。

 あそびのコラムに、新しいコラムを追加しました。

 <おまけのひとこと>
 アトピー性皮膚炎、というほどのものではないのかもしれませんが、子供のころからいままでに何度か、ひどく身体が痒くなるという時期がありました。一度症状が出始めると、数ヶ月から数年続くため、けっこうつらいです。
 この夏くらいからまたその皮膚炎が出始めました。夜中に痒くて目が覚めてしまうというのがつらいです。今日も寝ついてから2時間くらいで目が覚めてしまい、せっかくなのでコラムを追加しました。(なにをやっているんだか。)
 さてもう一眠りできるかな。



10月19日(金) 水と油

 先日、ある雑談の場で、天ぷら鍋の油に火が入りそうになってとてもこわかったという話をしている人がいました。それを聞いて学生時代の実験での事故のことを思い出しました。

 100℃よりも高い温度で化学反応をさせる場合など、たとえば水よりも沸点の高い油を使うことがあります。ヒーターを使って油を一定の温度に保っておいて、その油の中にフラスコとかを入れて反応をさせるのです。 そういった高い温度の油をためておく容器をオイルバスと呼びます。油のお風呂です。 大学で使っていたオイルバスは、なんのことはない普通の家庭にあるステンレスのボールでした。

 オイルバスで高温の反応をさせて出てきた気体を、冷却管で冷して液体にして回収したりします。冷却管は、水道水などを循環させる事があります。 そのため、装置の設営のしかたによっては、熱い油の上空に水が流れている管がある、という状況になります。

 ある日、このオイルバスを使った実験をしていました。2人一組の実験だったのですが、このような実験のときには、必ずどちらかが装置のそばにいなければいけません。でも、何時間もかかる反応なので、ずっとついているのは大変です。

 実験をはじめて2時間くらいたった時でしょうか、私の2つ隣の机から悲鳴が上がり、ボンという音がしました。冷却管に繋いでいた水道水のゴム管がはずれ、オイルバスの中に落ちたのでした。水は油より重いので、オイルバスの底にたまります。油は170℃くらいでしたので、その水はあっという間に沸騰して水蒸気になります。ところが水蒸気の上には、厚い油の層があるため、行き場がありません。そのため、上にある170℃の油を爆発的にはねとばすことになります。

 事故の起こった装置の実験者は二人とも席を離れていました。幸い、巻き添えでひどいやけどをした人は誰もいませんでしたが、その机と周辺は油だらけになり、掃除が大変でした。

 天ぷら鍋の油が熱くなった時、水をかけるとこれと同じことが起こります。温度を下げるには、同じ油を足すのがよいそうです。

 <おまけのひとこと>
 今朝は黒猫が庭にひなたぼっこに来ていました。多分、7月23日のひとことで写真を載せた猫だと思います。



10月20日(土) 洗い物

 化学の実験では、ガラス器具をいろいろ使います。器具が汚れていると、実験がうまくいきません。ガラス器具を使う実験のときには、使い捨てにするのでなければ、その洗浄というのが必ず必要になります。 学生の頃(ずいぶん前です)、実験というとまず器具をせっせと洗っていました。

 クレンザーでごしごしと洗い、水ですすいで、水がきれいに均一な薄い膜になって広がって落ちるようにします。 それから器具を電熱乾燥器に入れて完全に乾燥させます。乾燥器の中の器具は熱いので、手袋をはめて取り出し、室温まで冷ましてから実験を開始します。

 最近も実験室では手で洗っているのでしょうか? それとももう全部洗浄機でしょうか? 化学の世界からは全く離れてしまったので、最近の状況は全然わかりません。

付記 使い捨てというのは、毒性が強かったり危険だったりする薬品を使った場合、洗浄すると排水が汚染されるのだけれども、安全な物質に変換するような後処理できない場合など、器具ごと廃棄するしかないこともあるのです。 もちろん通常は、実験廃液はちゃんと種別ごとに分別して、学内にある化学物質廃液処理センターに持ち込んで処理してもらっていました。

 <おまけのひとこと>
 昨日くらいから妻が風邪で寝込んでしまい、子供たちの食事の世話とかしています。洗い物は苦にならないのですが、私の洗い方は妻と比べて水や洗剤を節約しないため、妻には評判がよくないようです。 (無駄遣いしているつもりはないんですけど)



10月21日(日) 除籍本

 市立図書館で除籍になった本を、希望者に配布するイベントがあったので、昨日もらいに行ってきました。本当は18日(木)からだったので、多分それほどよい本は残っていないだろうとは思ったのですが、一応出掛けることにしました。

 行ってみると案の定あまりたくさんは残っていませんでしたが、中に早川書房から昭和40年代に出版された、ポケットブック版のSFが何冊かあったのでもらってきました。

タイトル著 者訳 者
刺青の男 レイ・ブラッドベリ 小笠原豊樹
黒いカーニバル レイ・ブラッドベリ 伊藤典夫
月は無慈悲な夜の女王 R・A・ハインライン 矢野徹
ドラゴンの戦士 アン・マキャフリィ 船戸牧子
長い明日 リイ・ブラケット 久保田八郎
超惑星への使命 ハル・クレメント 小隅黎
タイム・マシン大騒動 キース・ローマー 平井イサク
大いなる惑星 ジャック・ヴァンス 浅倉久志

 ポケットブック版というのは、縦18.4cm、横10.6cm というかなり縦長の本です。日本の新書版よりもさらに細長い感じで、表紙の雰囲気なども洋書のペーパーバックを意識した作りになっています。中も、縦長なので上下2段組になっています。

 <おまけのひとこと>
 羊と牛の脳を取り違えて狂牛病研究5年間 英で大失態という記事が載っていました。 これは、言葉を失いますね。 関係者の苦悩はさぞかしと思います。



10月22日(月) パセリ

 パセリをバラの周辺に植えるとバラの害虫対策になってよい、という記事を図書館の園芸雑誌で読みました。 なんでも、バラに来る虫がパセリの方をより好むため、パセリが囮(おとり)となって害虫を引きうけてくれるんだそうです。

 これが、「害虫が嫌いだからニンニクを植える」というんだったら、囮ではなくて番人ですから別にいいと思うんですが、この囮作戦というのはなんとなく馴染めない考え方だな、と思いました。 もちろん、他人に迷惑をかけない限り、自分の庭に何をどんな目的で植えたって自由ですけれど。

 それにしても、囮にパセリを植えたりして、パセリが害虫の養殖場になってしまったりしないものなんでしょうか?

 <おまけのひとこと>
 昨日の日曜日は、子供の小学校のリサイクル活動で、古新聞や雑誌、空き缶などを収集しました。地区の100戸くらいの家から出してもらったリサイクル資源は、軽トラック15台分くらいになりました。処理場でトラックの荷台の上から雑誌や新聞の束を投げ上げるので、とても大変でした。(年齢なので、明日あたりに筋肉痛になりそう)
 処理場のわきの道路のところに、白い猫が2匹、ずっと作業を見ていました。子供たちが喜んでかまいに行っても逃げるわけでもなく、なでさせてくれていました。(うらやましい)



10月23日(火) 新しいカメラ・古いカメラ

 先日の日曜日に、小さなおもちゃのようなディジタルカメラを購入しました。ここに情報のあるカメラです。電池を抜けば画像がみんな消えてしまうというカメラですが、楽しく使っています。そのうちに画像などを紹介しようと思います。

 と、喜んでいたら、ライブカメラに使っていたカメラを太陽に向けて設置していたため、CCD(カメラの受光部)に深刻な被害が発生していることに気がつきました。このカメラは古いのですが、まっとうなカメラだったので、傷めてしまってとてもがっかりしています。詳細はライブカメラのページをご覧下さい。

 <おまけのひとこと>
 ライブカメラの運用方法自体を再検討しています。



10月24日(水) Che-ez! spyz (チーズ・スパイシー)

 Che-ez! spyz というディジタルカメラを買いました。横6cm、縦4cm弱、厚さ1.7cm、重さ34g というとんでもなく小さなカメラです。

カメラと腕時計の大きさ比較 ファインダーをのぞく ファインダー拡大図 実際に撮れた写真
写真 1 写真 2 写真 3 写真 4

 写真1は腕時計と大きさを比べたところです。写真2は、スライドアップ式のファインダを出して、そこで構図を決めているところです。本当は右手でシャッターを切るのですが、右手はこの写真2を撮ったカメラを持っていたため、むりやり左手で保持しています。このカメラは小さいので、ファインダを眼に当てて撮るのではなく、顔から30cmくらい離したところで構図を決めてシャッターを切る設計になっています。そのため、ファインダにもそのくらいの焦点距離のレンズがはめ込まれています。 写真2の小さなファインダの中に、景色が小さく写っているのがご覧いただけるでしょうか? その部分を拡大したのが、写真3です。

 こんな簡単なファインダなので、フレーミングにはくせがあります。ファインダで見える範囲と、実際の写真とでは規則的なずれがあるのです。こういうのは筐体の歪みだとかが影響するでしょうから、カメラ1台1台の個体差があると思います。 最初は戸惑いましたが、くせがわかってしまえばどうということはありません。

 写真4は、この写真2、写真3の状態で撮影した画像を縮小したものです。数年前のディジタルカメラの出始めのころの製品の画像のように、妙にコントラストの強い写真が撮れます。でも、当時の製品は何万円もして、もっと本体も大きくて、撮影間隔も長くて、使い勝手は悪かったものです。

 購入価格は7,980円(税別)で、電池は別売りです。電池は単4アルカリ電池を1本使います。同時に購入した単4アルカリ4本パック(148円)が、3日目にして4本目です。(すでに200枚以上撮影しています。) マッチ箱かライターくらいの大きさですから、ストラップを付けて、気軽に胸ポケットに放りこんでいます。

 一度に撮れる枚数は26枚。パソコンに転送するまでは、どんな写真が撮れているかわかりません。また、電池を抜いてしまうと画像はすべてなくなってしまいます。このあたりの使い勝手は、ちょっと普通のカメラと似ていて、ディジタルカメラの その場で確認できる、その場でいらない写真を消去できるというメリットはありません。

 でも、本体が小さいこと、電源onですぐ撮影できること、記録が速くて連続撮影できること、そしてなによりも惜しげ無く使えることが気に入っています。

 <おまけのひとこと>
 ただ、室内の撮影には向きません。明るいところならいいんですが、ちょっとでも暗いとだめです。それが残念。



10月25日(木) 猫記念日

 本日10月25日は、個人的な猫記念日です。私が小学校2年生の時(もう数十年前です)、小学校の秋の遠足のときに小さな子猫を拾って帰りました。 両親には反対されたのですが、結局飼わせてもらえることになりました。 以来、今に至るまで実家にはいつも何匹かの猫がいるようになりました。

 今、自分の子供が生き物を拾ってきたら、飼わせてやることができるでしょうか。自分が親の立場になってみて、改めて自分の両親には感謝しています。

 それにしても、今住んでいる場所はかなり寒くて、運動会も9月中旬ですし、遠足も9月にやってしまいます。10月下旬に遠足をやっていたなんて、昔住んでいた場所は暖かかったのだな、と思いました。(同じ県内なんですが。)

 昨夜、小学校の学校開放講座というのがあって、話を聴きに行ってきました。演題は「八ヶ岳の岩石」というもので、火山性の石の分類方法の説明が最初にあり、あとはスライドで学区内の、みんなよく知っている場所の写真をたくさん見ながら、この石はどんな石で、どこが面白いのか、という説明をしていただきました。

 ずいぶん昔に習って、すっかり忘れていた話をいろいろ聴けて、とても楽しい1時間でした。 それにしても、石のことがわかる人にとっては、身の回りのなんでもない石や地形がものすごく面白いのだな、ということがわかって、羨ましくなりました。

 <おまけのひとこと>
 八ヶ岳は安山岩が多いんだそうです。だから、溶岩の流れは遅いので、飛んでくる火山弾に気をつければ、とりあえず避難する余裕はあるそうです。よかった。



10月26日(金) 切手
切手1 切手2

 私の現在の仕事は対外的なやりとりがほとんどないものです。そのため、職場で受け取る郵便物というのはほとんどがダイレクトメールの類です。それも最近は徐々に電子メール化してきたので、郵便物を受け取ることはあんまりありません。

 昨日、珍しくちょっと大きめの封筒を受け取ったのですが、そこに貼られていた切手は右のようなものでした。 (正確にはもう1枚、普通のサイズの10円切手も貼られていました。)

 社内で郵便物などを持ってきてくれる方をはじめ、何人もの人から 「○○さん、それ捨てるんだったら下さいね」 と言われました。 別に切手をコレクションする趣味はないのですが、そう言われてしまうとなんだか惜しくなるんですよね。(子供のような私。) 送ってくださった方に感謝して、ありがたくもらって帰ることにしました。

 ところで、今日のひとことでこの画像を載せることについて、ちょっと考えました。 切手だって立派な金券ですから、切手の画像をwebサイトで公開してもよいものなのでしょうか。

 一応Webを検索してみたら、個人でも切手画像を公開しているサイトはたくさんみつかりました。 それに、ここに載せた画像は、焦点もボケているし、縮小しているし、消印もちゃんと写っているし、まさかこの画像を印刷して悪用する人もいないだろうと判断しています。

 <おまけのひとこと>
 久々にスキャナを使いました。



10月27日(土) バックミンスター・フラー

 今朝(2001年10月27日)の朝日新聞天声人語を読んでいたら、アメリカのどこかの高校で、世界を100人の村に縮小して、人種の構成や生活環境の統計をわかりやすく説明した、という話が紹介されていました。 これって、バックミンスター・フラーのワールド・ゲームの概念そのものだと思います。

 バックミンスター・フラー(R.Buckminster Fuller:1895〜1983米国)という偉大な人物をご存知でしょうか? たとえば、こんなページや、こんなページに紹介されています。 ひとことではその業績や思想を紹介しきれないほど、多くの文化的資産を人類にもたらした天才だと思います。 (フラーの仕事と思想が好きなので、興奮気味の紹介になっております。)

 数年前に話題になった、C60という炭素原子60個によるサッカーボール型分子がありますが、これが、バックミンスターフラーレン、通称バッキーボールと呼ばれているのも、フラーに敬意を表してのことです。

 こんなページに、フラーの晩年の本の紹介がありました。(すぐ下に、私が学生時代にやはり感銘を受けた清水博先生の『生命を捉えなおす』が紹介されているのも偶然ではない気がします。)この本『クリティカル・パス』の翻訳者である梶川泰司氏は、フラーの晩年に直接教えを受けた方で、ご自身も大変個性的な面白い方です。

 <おまけのひとこと>
 フラーのワールドゲームというのは、ゲームボードは 20m×15m という、プールくらいの巨大な地図を用いて、100人でやる地球環境シミュレーションゲームです。参加者はそれぞれ5,000万人を代表し、100人で地球上の人口全てをカバーします。 実際の統計情報を元に産業活動や資源・経済活動をシミュレートし、取引や交渉を行ってゆくことによって、人類の未来をシミュレーションしようという壮大なゲームです。



10月28日(日) コーヒーミル

コーヒーミルの写真  毎朝飲むコーヒーを自分で淹れています。コーヒーメーカーとかは場所をとるので、手でドリッパーで淹れています。コーヒー豆はやっぱり挽きたてがおいしいので、先日コーヒーミルを買いました。(写真の左。)

 Kalita の一番小さなもので、1,980円でした。同じ値段で電動のミルもあったのですが、手で挽くほうがおもしろいだろうと思って、写真の手挽きのものを買いました。面倒くさくて使わなくなってしまったら恥ずかしいなと思っていたのですが、この1ヶ月で200gの豆の袋を2つ使って、まだ飽きていないので、うまくコーヒーを淹れるときの習慣として定着したようです。 (って他人事のように書いていますが、挽くのには力が要るので、私しか挽けません。)

 ハンドルを回すよりも、箱を押さえるほうが力が要ります。一度にコーヒー用の計量スプーン1杯しか挽けないので、いつも2回挽いています。コーヒーを淹れようと思ってから出来上がるまでに10分くらいはかかるのですが、楽しい時間です。(お湯が沸いていないともうちょっと余計にかかります。)

 <おまけのひとこと>
 ちなみに、この写真は先日10月24日のひとことでご紹介したChe-ez! spyzというカメラで撮影したものです。一部を切り取って縮小してはいますが、色などはいじっていません。



10月29日(月) アラン・ケイ

 アラン・ケイというコンピュータ学者がいます。 もう30年以上昔、1968年に「パーソナル・コンピュータ」という言葉と概念をはじめて提唱した人で、かのApple社のマッキントッシュというコンピュータが生まれるきっかけをつくった人です。こんなページや、こんなページにその略歴が紹介されています。マックファンの人ならご存知の方も多いと思います。

 1968年といえば、コンピュータというのは大型で、普通の人の生涯賃金よりもはるかに高価なものでした。 その高価なコンピュータを使うプログラマや技術者は、難解な数字やコードを使ってコンピュータを利用していました。 コンピュータは神殿で、それを扱う技術者は神官のように振る舞い、一般の人には意味不明なコンピュータの出力を、あたかも「神のご宣託」のように翻訳してみせる、そんな時代でした。

 そのような時代に、ひとりひとりがコンピュータを所有し、しかもそのコンピュータの能力を、「使いやすさ」に割り当てて、身の回りの自然な文房具のように使えるようにしよう、という概念を提唱したケイは、やはり天才だと思います。

 このアラン・ケイがこんなことを言っています。

"The best way to predict the future is to invent it."

 「将来を予測する一番の方法は、それを発明する事だ」という意味です。こんな事が言える人は多くないですが、アラン・ケイには確かにそう言う資格があると思います。

 <おまけのひとこと>
 今日は1日、社内の講習会で講師をしないといけません。この週末はずっとその準備で終わってしまいました。



10月30日(火) タオル掛け

タオル掛けの写真  近所に、観光施設としてヨーロッパの庭園を作って手入れして公開しているところがあります。そこに、園芸関係を中心に輸入物の雑貨なども置かれている店舗が併設されています。庭園への入場は有料なのですが、販売コーナーのほうはいつでも入れるので、年に数回見に行っています。

 昨年、そのお店にタオル掛けがいくつか入荷しました。家族のバスタオルを掛けておくのにちょうどいいくらいの大きさ、高さです。狭い我が家に置いてもそれほどじゃまにならない大きさです。デザインも気に入りました。でも、たかがタオル掛けにしては値段が張ったので、お店に行く度に、買おうかな、どうしようかな・・・と思っていました。

 先日久しぶりにそのお店に行ったら、このタオル掛けが商品のラッピングペーパーの展示台になっていました。お店の人に聞いてみると、これが最後の在庫で入荷予定もないとのことでした。そう言われると買っておきたくなって、つい購入してしまいました。展示品ということで、3割ほど値引きしてもらえたのは幸運でした。(お店の人が自発的に申し出てくれました。)

 <おまけのひとこと>
 今、庭で猫がケンカしています。いつもの、テラス窓の前の木材を敷き詰めてあるところで黒猫が日向ぼっこをしていたらしいのですが、そこへグレーのふかふか猫がやってきて、「そこをどけ」と言っている様子です。
 日が当たるし、まわりには風除けの木もあるし、またバラの茂みになっていて安全だし、背後の家の住人(私)は猫をいじめないし、人気スポットのようです。



10月31日(水) 英語の試験

 TOEICという英語の試験があります。私の会社では、普通は入社のときに受験して、それから昇格のタイミングとか仕事の内容が変わるときとかに原則として受験しなければいけないことになっています。 ところが私の場合、なんだかんだと理由があって、幸か不幸か今まで一度もTOEICを受けた事がありませんでした。

 で、ついに先日、来月(11月に)TOEICを受けよというお達しが来てしまいました。今いる職場は周りに英語が得意な人がわりと多くて、TOEICが700点台、800点台という人がたくさん居ます。 そんな高得点は望むべくもありませんが、せっかくの機会なので勉強しようと思いました。

 でも、どうせなら楽しくやりたいし、地道にこつこつと、というのは苦手です。とりあえずVectorなどのオンラインソフトウェアのサイトをのぞいて、面白く効率的に勉強できるソフトはないか探してみました。

 いくつかダウンロードして試した中では、英単語暗記地獄というのがわりと気に入りました。単語50問が1セットになっていて、ランダムな順番で日本語が表示されるので、対応する英単語をタイプするだけ、というシンプルなものです。ただ、8秒という時間制限があるのと、正答するまで何度でも同じ問題が順番を入れ替えながら出題されつづけるというもので、最後には覚えられるようになっています。(それでも一晩経つと半分は忘れていたりしますが。)

 自分でも問題が作れるので、熟語編とかいろいろ作ってみようかと思っています。(そんな時間があるかな)

 <おまけのひとこと>
 だいぶ寒くなってきました。



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