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リコーダーアンサンブル MIDI データ

(2002.01.02 更新)

 学生時代に趣味でやっていたリコーダーアンサンブルを、2001年の春に再開しました。最初はメンバー2人で始めたのがしばらくして3人になり、つい先日やっと四重奏ができました。 4声になると和声としても充実しますし、曲の構造も様々なものが実現できます。 4声でやりたい曲はそれはもうたくさんあるのですが、メンバーがいつも4人集まれるわけではないのが残念なところです。

 表紙の「ひとこと」で紹介してきたリコーダーアンサンブル用のMIDIデータを整理してみました。これは、聴いて楽しむためではなく楽譜化することを目的として作成したデータですので、テンポや音量の変化等なにも調節していません。一応ここにある曲はほぼ全部楽譜にして演奏はしてみています。でも、リコーダーでの演奏に無理のある曲もあります。 これからは4声の曲も徐々に増やしてゆく予定です。

 各曲の最後の S,A,T,B は、それぞれソプラノ・アルト・テナー・バスを表します。

 新しく追加したデータには、new と書いておきました。


トマス・モーリー(Thomas Morley : 1557-1602 : 英)

  • 「ああ、君はそんなに無慈悲な」 (3kbyte), AA
  • 「移り気」 (3kbyte), AA

     トマス・モーリーの歌曲より。ルネサンスの和声というのは聴き慣れないとちょっと独特で、「音が違ってるんじゃない?」と思われるかもしれません。(MIDIデータの音は一応合っていると思います。)

  • ウィリアム・バード(William Byrd : 1562-1628 : 英)

  • 3声のミサ曲より:第1曲Kyrie (1kbyte), ATB
  • 3声のミサ曲より:第2曲Gloria (6kbyte), ATB

     バードの代表作です。この第1曲だけはちょっとテンポをいじっています。声楽のアルトの楽譜をリコーダーのアルトで読むと、オクターブ上げて読まなければなりません。そのため読みやすい楽譜を作るため、MIDIデータを作成しています。

  • ヘンリー・パーセル(Henry Purcell : c.1659-1695 : 英)

  • 「歌の調べ」 (1kbyte), STB 編曲 H.Hasegawa

     かわいらしい小品です。鍵盤用の楽譜からの編曲です。

  • ヴィヴァルディ(Antonio Vivaldi : 1678-1741 : 伊)

  • ヴァイオリン協奏曲集:調和の幻想 op.3 より第12曲第2楽章 (4kbyte), SAB 編曲 H.Hasegawa

     いかにもヴィヴァルディらしい美しい旋律の曲です。このリコーダー3本用の編曲は、J.S.バッハがこの協奏曲を鍵盤楽器用に編曲した BWV.976 の楽譜を参考にしています。

  • J.S.バッハ(Johann Sebastian Bach : 1685-1750 : 独)

  •  Fugato(5kbyte) ニ短調, SAAT 編曲 H.Hasegawa

     この曲を編曲したのは、高校生のときです。学校の図書館にクラシックの楽譜全集があって、その中に載っていた鍵盤用の楽譜から編曲しました。 バッハが何歳のときに何のためにこの曲を書いたのかとか、BWV番号とかは控えておかなかったためわかりません。(そこまで知恵の回らなかった高校生の私。)
     当時はこれを音にする機会がなくて、自分でカセットレコーダー2台を使って1声ずつ重ねて録音したりしていました。楽器も義務教育の音楽で使ったソプラノとアルトしか持っていなかったので、テナーはソプラノで代用しました。
     この編曲を初めて音にしてくれたのは私の姉で、大学でやってみてくれたそうです。残念ながら当時それを聴かせてもらうことはできませんでしたが・・・

  • 平均律クラヴィーア曲集第2巻より 第6番フーガ(5kbyte) ニ短調, SAB 編曲 H.Hasegawa new

     6連符と16分音符とのリズムがおもしろい曲です。テーマは半音階進行があります。三声のフーガはどうしても各声部の音域が広くなってしまう傾向があると思います。また、最後の和音がどうしても各楽器の音域の最低音に近い音になることが多いように思います。そんなわけできれいな音楽に仕上げるのはちょっと難しいかな、と思っています。

  • 平均律クラヴィーア曲集第1巻より 第8番フーガ(9kbyte) 変ホ短調, SAB 編曲 H.Hasegawa

     原曲は変ホ短調ですが、このリコーダー三重奏版は半音下げてニ短調にしてあります。A=415Hz の調律の楽器の変ホ短調ならば、A=440Hzのニ短調でだいたい合っていると思います。(もちろん鍵盤で演奏する場合、ニ短調と変ホ短調では調律の問題で和声の響きが変わりますから、これは暴論ですが。)

  • フルートソナタ第5番より  第1楽章(4kbyte), 第2楽章(9kbyte), AT 編曲 H.Hasegawa

     これは原曲の調を変え、無理やりリコーダー2本に編曲しています。ちょっと音域が近すぎるのが問題です。といって上のパートをソプラニーノで吹くわけにもいかないし。調を変えてソプラノとバス用に編曲すればいいのかもしれません。

  • カンタータ第4番よりVursus 2 (5kbyte), SAB
  • カンタータ第4番よりVursus 4 (7kbyte), STB
  • カンタータ第4番よりVursus 6 (5kbyte), STB
  • カンタータ第4番よりVursus 7 (2kbyte), SATB

     バッハの初期の傑作カンタータ4番「キリストは死の縄目につながれたり」から4曲。このカンタータは対称的な構造になっていて、Versus 4 を中心に、Versus 3と Versus 5, Versus 2と Versus 6 が類似の構造です。ここに載せた Versus 2 と 6 は、通奏低音をバスリコーダーで吹けるように音域を調整しています。また、Versus 4 は原曲ではアルトがテーマであるコラールを2分音符で朗々と奏でるところに、ソプラノ・テナー・バスの3声の見事なフーガがからむ形式ですが、ここでは3本で演奏するためにアルトは除いてあります。

  • モテット「イエス、わが喜び」BWV.227 より第2曲 (2kbyte), SST
  • モテット「イエス、わが喜び」BWV.227 より第6曲 (6kbyte), SST

     バッハのモテットから、リコーダー3本で演奏できるものをMIDIにしてみました。第6曲の「Gute Nacht」という曲がお気に入りです。

  • コラール BWV.493 "O Jesulein Suss, O Jesulein Mild" (2kbyte), SATB
  • ヘンデル(Georg Friedrigh Handel : 1685-1759 : 独)

  • パストラール・シンフォニー(4kbyte), ATB 編曲 H.Hasegawa new

     ヘンデルのメサイアより第1部第13曲からの編曲です。原曲はメサイアの中では数少ない、独唱も合唱もない器楽だけの曲です。

  • ソプラノ・アルト・通奏低音のための室内二重唱より 第1部(9kbyte), 第2部(6kbyte), SAB 編曲 H.Hasegawa new

     通奏低音の教科書に載っていた曲です。聴いて楽しむ曲というよりは、演奏して楽しむ曲だと思います。私の所属するアンサンブルのメンバーには好評でした。ただ、「元の調に戻らずに突然終わる」と不思議がられました。

  • 組曲ニ短調  アルマンド(2kbyte), クーラント(3kbyte), サラバンド(2kbyte), ジーグ(2kbyte), SAB 編曲 H.Hasegawa

     ヘンデルのクラヴザン曲集からの編曲です。本当は各曲とも前半・後半それぞれ繰り返して演奏すべきです。また、トリルや装飾音符は省いてあります。

  • パッサカリア ト短調 (6kbyte), SB 編曲 H.Hasegawa

     これもヘンデルのクラヴザンの曲からの編曲です。リコーダー二重奏でなにか面白い曲をやりたくて、これも無理やり編曲してみました。演奏に無理のある変奏は省略してもよいと思います。この曲の主題は、ヘンデルのオルガン協奏曲 op.7-1 B dur の第1楽章にも出てきます。

  • Fugette (2kbyte), SA
  • Sarabande (1kbyte), SA

     リコーダー二重奏用に編曲された小品です。でも2本だとちょっとさみしいです。


  •  ただ写しただけでない、自分で編曲したものに関しては楽譜を置いておいてもいいと思ったのですが、プロバイダのディスクスペースが少ないため置かないことにしました。ご自分で演奏するために楽譜が欲しいとおっしゃる方がいらしたら、メールでご相談ください。pdf または png形式などでご提供できます。(2次利用はしないでください。)

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