以前の「ひとこと」 : 2024年8月前半
それぞれの日の記事へのリンクです
Sun Mon Tue Wed Thr Fri Sat 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
8月1日(木) 結び目の多面体模型(その1)、他
8月です。
○
Netで公開されていた三葉結び目の多面体模型の型紙を利用させていただいて、こんな模型を作ってみました。
今回は珍しく途中経過の写真も残したので、次回ご紹介します。
(つづく) ○
X(twitter)で話題になっていた四文字熟語のパズル、1つ作ってみました。円に含まれる4つの漢字で四文字熟語を作るとき、中央の共通部分の文字は何でしょう?というパズルです。
我ながらひどい問題です。2つ目と3つ目の有名ではない四文字熟語が役に立っていないし、1つ目の熟語はすぐに想像できてしまうので、パズルとしての出来が悪いです。
<おまけのひとこと>
昨夜はあやとりの研究をしていて遅くなりました。
8月2日(金) 結び目の多面体模型(その2)
昨日ご紹介した結び目の多面体模型の作成記録です。今日は写真がたくさんあります。
○
こちらの三葉結び目の多面体模型のページ、おそらくロシアのサイトだと思うのですが、jpegファイル形式で型紙を公開して下さっています。こんなサムネイルを開くと大きなサイズ(2970x2100)のjpeg画像が開きます。(2枚あります。)このパーツ設計はよく考えられていて感心します。
これをA4用紙に1枚ずつ印刷して切り抜きます。パーツが5種類で、それぞれ3枚ずつあります。こちらが1セット分です。このトーラス多面体は断面が五角形になる五角柱を連結したかたちになっています。それを細長く割いた展開図になっています。ただ、組み立てのための説明や、どの「のりしろ」がどのパーツのどこに接着されるのかなど、考えないとわかりません。
写真 1 この展開図、のりしろの位置が工夫されていて、のりしろを手掛かりにピースの位置を決めることができるのです(ジグソーパズルみたいです)。 素晴らしい設計です。まず、一番小さい2ブロックのピースを接着します。
写真 2 続いて3ブロックのピースを接着します。こういう展開図にすることで、十分な面積の「のりしろ」を持たせることができるのです。そのおかげで微妙な角度の面の位置が決まりやすくなっています。
写真 3 写真 4 パーツを内部ののりしろを貼ってゆきます。
写真 5 2番目に大きいパーツを貼ってゆきます。位置を間違えないようにします。
写真 6 横方向に貼ってゆきます。
写真 7 写真 8 最後の1パーツを貼ります。
写真 9 まずは片方の辺のみ、横方向に貼ってゆきます。
写真 10 写真 11 最後の辺を貼っていって筒にします。
写真 12 最後に、両端の五角柱を接着して閉じます。これで1つできました。
写真 13 同じものを3つ作ります。(これが地味に大変でした。)
写真 14 3つのパーツを連結して三葉結び目にします。
写真 15 完成!
写真 16
写真 17 写真 18
写真 19 写真 20 これは作り甲斐がある模型だと思います。お勧めです。
○
昨日、この模型の写真1枚をXに投稿しておいたら、このサイトのアクセス数(1日50くらい)と比べると、かなり多くの方が興味を持って下さったようで感謝しています。今日の内容も何らかの方法でダイジェストにしてPostしておこうと思うのですが、repost がいいのか、 reply がいいのか、それとも新たな post でもいいのか、まだXに不慣れな私はよくわかりません。
<おまけのひとこと>
7月の平均気温が2年連続で過去最高を更新したのだそうです。でも、2022年までの最高は1978年だったのだそうです。1978年といえばまだ生まれていない方も多そうですが、私は中学校の吹奏楽部でコンクールに向けて練習に励んでいました。学校の夏休みは短くて、7月30日から8月18日までの20日間。でも前半はコンクールに向けての練習で朝から毎日学校に行っていました。コンクール当日も会場まで3kmくらい徒歩で移動でした。大きくて重たい楽器は軽トラックで運んでもらうのですが、私の担当楽器のトロンボーンは載せてもらえず自分で運びました。小さな楽器がうらやましかったものです。肩に掛けられないのでとても大変でした。県大会の時にはバスが出るので楽でした。
8月3日(土) 折り曲げたカード3枚を組む(その1)
8/3(土)は早朝に突然思い立って出かけたため、更新できませんでした。8/4(日)に8/3分を更新しています。(後で8/4分も更新する予定です。)
○
X(twitter)でこんな投稿を見ました。
— 108Hassium (@1Hassium) July 31, 2024これがどんなかたちなのか、考えてみました。
ボロメオの輪のように、3枚の長方形が互いに貫いている構造を考えます。
これを3回回転対称軸を法線とする平面で2つに分割します。
切り口はこんな風に正六角形の3本の対角線の配置になります。
片方を180°回転させると、切り口の色を合わせられます。
これをくっつけます。
gifアニメーションを作ってみました。
○
実物を作ってみることにしました。紙工作の切れ端の用紙から6cm角の正方形を3枚用意して、3cm角を切り取ってL字型にします。適当に中央に切れ目を入れて45°で二つ折りにして組み合わせてみました。
写真 1 写真 2
写真 3 写真 4 カットする線が不必要に長すぎました。発展を考えてみることにしました。
(つづく) ○
昨日、途中で寄った中央道の恵那峡SAのレストランにこんなメニューのサンプルがあったのです。
手芸作品です。お蕎麦は毛糸で表現されています。意外と(失礼)、それらしく見えます。良い感じです。
<おまけのひとこと>
X(twitter)で、参考にさせてもらったスレッド複数を参照?したいのですがやり方がよくわかりません。
8月4日(日) エッシャー展
夕方の更新です。
○
昨日の朝、思い立って豊田市美術館のエッシャー 不思議のヒミツ(2024.07.13−2024.09.23)に行ってきました。巡回展のどこかには行きたいと思っていたのですが、機会がありませんでした。これから忙しくなるので、今日くらいしかチャンスがなさそうだと思って、朝起きて思い立って行ってくることにしました。
朝起きて、妻と相談して「行こう」と決めたのが6時過ぎ、いろいろ準備をして家を出たのが6:45くらいでした。素直に中央道〜東海環状自動車道で行くことにしました。途中で二度ほど休憩を取りながら行って、現地に到着したのが9:45くらい、ちょうど3時間でした。駐車場にはまだ車は10台程度しかありませんでした。車外温度計はすでに34℃くらいになっていました。
美術館の入り口に着くと、すでに開館待ちの列が少しできはじめていましたが、それでも20名弱くらいだったでしょうか。係の方が当日券購入の列(4番目でした)に案内してくれました。極端に混雑することもなく、1時間半くらいゆっくり見学することができました。
会場内は作品も含め写真撮影OK、ただし動画と連写はNGとのことでした。喜んでたくさん写真を撮らせてもらいました。特に初期のイタリア時代の作品はちゃんと見たことがないものが多かったので楽しみに見せてもらいました。特に見たかった「スカンノの街路」をゆっくり見られて嬉しかったです。
スカンノの街路、アブルッツィ地方(1930) 一通り見終わったら1時間半くらい経っていました。ミュージアムショップに行って図録を買おうかなと思ったのですが、昔から気になっていたSKIRAの ESCHER (税込11,000円)があったので、つい買ってしまいました。
大きくて重たいこの本を抱えて館内のレストランで食事をして、常設展を一通り見て13時くらいに美術館を出ました。その時間はエッシャー展は入場制限がかかり、駐車場も満車でした。気象庁のアメダスで見ると13時の豊田は36.2℃、駐車場に停めた車はものすごく暑くなっていました。
出発前から帰りはどのルートで帰ろうかなと楽しみにしていたのです。新東名高速道路から中部横断自動車道を通ってぐるっと一回りして帰ろうか(4時間弱)、とか、逆に国道153号線を使って一般道だけでできるだけまっすぐ帰ろうか(5時間弱)、などと思っていたのです。(三遠南信地域は好きで、時々ドライブに来ています。)
国道153号線 でも暑いし体力的にも厳しいし、一般道は休憩ポイントが少ないし、素直に来た道を戻ることにしました。途中、恵那峡SAと駒ケ岳SAで休憩を取りました。駒ケ岳SAでは15分くらい仮眠を取りました。途中、夕食の買い物をしたりしながら自宅に戻ったのは16時半過ぎくらいでした。とても充実した一日でした。
<おまけのひとこと>
「思い立ったが吉日」です。
8月5日(月) 折り曲げたカード3枚を組む(その2)
折り曲げたカードを組む試みのつづきです。
○
一昨日にご紹介したこのかたち、
これは下図のようなL字型のカードの中央太線部分に切り込みを入れて、点線で半分に折ったものを3つ組み合わせて作りました。
左右の辺を折り線と平行にして、角度も変えてみたらどうなるだろう?と思ったのです。左からV字型の角度が72°、90°、120°のものを3枚ずつ作ってみました。
これを組んでみました。
なるほどこうなるのですね。改めて見ると中央の90°のものだけが折り畳んだかたちが菱形ではありません。これを菱形にしていたら、真ん中のモデルはもう少し高さが高かったはずです。
(つづく) ○
土曜日に行った豊田市美術館の常設展も面白かったのです。
2D or not 2D 1993年 徳冨 満(1966-2001) 美しい大きなメビウスの帯です。作者の方は同世代ですが、35歳くらいで亡くなられているのですね。
<おまけのひとこと>
キッチンの蛍光灯照明が劣化してチカチカするようになってしまったので、LED蛍光管に替えました。長持ちしてくれることを期待しています。
8月6日(火) 折り曲げたカード3枚を組む(その3)
折り曲げたカードを組む試みの3回目です。
○
昨日組んだものを眺めていたら、カードのかたちをこんな風に変えてみたくなりました。
これを組んでみました。
さらに工夫してみたくなります。
(つづく) ○
オリンピックの会期中なので、昨年載せたこのあやとり作品を再掲します。
五輪のマーク U ○
昨日蛍光管をLED蛍光管に交換したという話を書きましたが、LED使い切るまで無い寿命というシルバー川柳を思い出します。この概念を簡潔に川柳の文字数におさめようとすると、意外とむつかしいのです。秀逸だと思います。
<おまけのひとこと>
未明から明け方にかけて、すごい雨が降りました。気象庁の雨雲レーダーを見ると、本州では長野県の東半分だけに集中して雨雲が発生しているようでした。
8月7日(水) 折り曲げたカード3枚を組む(その4)
折り曲げたカードを組む試みの4回目です。
○
さらに昨日の発展です。ピースの設計をこんな風に変えてみました。
L字型のスリットに上の図の右側の部分を通さないといけません。なのでL字型スリットを大きくしました。
作りやすいように大きなサイズのパーツにしました。
二つ折りにします。
組みます。パーツが傷まないように、変な折り線が付かないように気を付けて組みます。でもある程度大胆に思い切ってやらないとできないと思います。
立ててみました。
○
「あやとりサトシ」君のあやとり講習会の様子がXにポストされていました。
「リフライズ」さんにてあやとり。
— あやとり小学生 (@Takenok24172313) August 6, 2024
今回は、手の模型や、あやとり体操もバージョンアップ!
皆さん、熱心に取り組んで頂きありがとうございます。
マリンバ演奏前には、おめかしあやとりも??
今回もありがとうございました?#あやとり#リフライズ#デイサービス#あやとりサトシ#あやとり広めたい pic.twitter.com/wOXi8DmHdk説明用の巨大な手の模型がすばらしいです。やわらかいスポンジ状の筒(100円ショップで見たことがあるような…)を指に見立てているのですね。
<おまけのひとこと>
姉がこのサイトを読んでくれているようなのですが、昨日母の病院に行ったとき、エッシャー展を見に行くのをその日の朝に突然思い立って出かけた話を読んで、「お父さんの血筋だねえ」とコメントしてくれました。父も「思い立ったが吉日」の人だったよねえと言われて、私は実はあんまりそういう実感がなかったので「そうだったのか」と思いました。変なところが似るものです。
8月8日(木) 折り曲げたカード4枚を組む
折り曲げたカードを組む試みのつづきです。
○
先日、このかたちのカードを3枚組んだものをご紹介しました。
下の写真の一番右のものです。
改めてパーツを作り直して組んでみました。
同じパーツを4枚、組んでみたのです。
向かい合ったパーツの折り線どうしがぴったり重なって、全体として美しい構造になることがわかりました。
ちなみに4つのピースはこんな風にかみ合っています。
これが作れてうれしいです。
(つづく) ○
X(twitter)をやってみているのですが(@AsobiSent)、文化や作法が違うなあと思います。このツールを使うことで得られる情報もあるので、しばらくは使ってみようと思っています。例えば
7人でじゃんけんしたところ、伸びている指の数は合計で13本でした。グーは何人いる? @asunokibou とか、
10! second is exactly how many weeks?
(10の階乗:1×2×3×4×…×10 秒は正確に何週間になる?)@Daily_Epsilon とか、簡単だけれどちょっと面白いと思える問題を見かけたりして楽しいです。
○
昔からのスタイルでずっと継続しているロジックパラダイスというサイトがあって、ひそかに親近感を感じています。ここ数日は「四国観光列車乗りまくり旅」のレポートが掲載されています。2泊3日で17万円〜21万円という豪華なツアーですが、予約が大変な観光列車3本にまとめて乗れるというのは確かに金額だけの価値はあるのだろうと思います。
私は「読み鉄」(鉄道に関する文献を読んだり、鉄道旅行記を読んだり、時刻表や路線図を読んだりするのが楽しい鉄道ファン)なので、自分では行きませんが楽しく読ませていただきました。
<おまけのひとこと>
今日は誕生日です。今年は自宅の自室とリビングにエアコンを入れたのが誕生日プレゼントだよね、ということにしています。エアコン、すばらしく活躍してくれています。
8月9日(金) 平行四辺形のカード4枚を組む、他
カードを組みます。
○
昨日のこのかたちを改めて眺めていたら、これは平行四辺形のカード4枚を折り曲げずに組むことができるのではないか、と思ったのです。
パーツは下の右のかたちにしました。
→ V字型パーツ 平行四辺形パーツ さっそくパーツを準備して、
組んでみました。左が今日の折り曲げない平行四辺形のパーツ4枚組、右が昨日の折り曲げたV字型4枚組です。ちょっと写真のサイズが違ってしまいましたが本物は同じ大きさです。
これは下の写真のように二種類の方向に平らに畳むことができます。
これは、2003年1月30日のひとことでご紹介した正三角形4枚を組むものと原理的には同じです。これはワークショップの教材として何度もご紹介しているものです。
○
zringz(ストリングス)というあやとり紐のスキルトイブランドがあることを知りました。
結び目のない虹色のあやとり紐で、サイトには三段階の難易度のあやとり作品の取り方が動画で説明されています。ワールドワイドで1千万個の売り上げがあったそうです。日本ではストリングス カラフルあやとり (リニューアル)ということで、カワダが今年の7月27日から発売しているようです。
寸法を見ると、160cmの紐を輪にしているようです。この長さ(短さ)だとちょっと複雑なあやとり作品を取るのは難しいかなと思いました。でもまあどこかで見かけたら買おうかなと思っています。
<おまけのひとこと>
朝6時になったとたん、草刈り機のエンジン音が聞こえてきました。ちゃんと6時まで待って始めてくれるのがありがたいです。
6時25分ころ、ラジオ体操に向かう子供たちの声が聞こえました。「今日で最後」と言っていました。今、外気温は20℃くらいです。朝は涼しいです。
8月10日(土) Conway Cubeの拡張、他
立方体のパズルの話です。
○
X(twitter)でこんな投稿を見たのです。
6個の合同な直方体2組と5個の合同な立方体を組み合わせて5×5×5の立方体を作り同じ大きさの箱の枠の中に詰めるのが目的。ピースは樹種の違いによる色とつやがあり完成するとそのまま飾っておきたくなる。 pic.twitter.com/SLDh45UBoM
— FROM H (@FROMHPU) August 8, 2024これはスタインベックキューブという名前で1992年に購入したものと同じだなと思ってお返事したら、「こちらのパズルは1996年のIPPでW.G.H.STRIJBOS氏が交換パズルとして準備したパズルのようです。パズルの名称は「CONWAY BOX DE LUX」となっています。」という返信をいただきました。1992年に購入している製品と同じものが、4年後のIPPの交換パズルになっているというのはちょっと不思議ですが、それはともかくデラックスなConway BOXというと、Conway Cubeの拡張だなと思いました。
Conway Box というと、こんな構造を想像しました。
Conway Cubeは、2005年2月に Pack It In という製品名で購入したパズルをご紹介したことがありました(20年前です)。2x2x1の正方形の板6枚で立方体の各面を作るのがポイントのパズルです。一般に、n×n×1 の正方形の板6枚と単位立方体2つで1辺n+1の立方体を作ることができます。内部には1辺n-1の立方体の空洞ができます。上の図の例は正方形の板のサイズが偶数で、できる立方体のサイズが奇数のものです。こうすることで入れ子構造にすることができます。
アニメーションを作ってみました。
立方体の1辺が偶数個であっても同様に入れ子にできますが、中心は2×2×2の立方体になります。奇数の系列のほうがきれいかなと思います。
○
あやとりをいろいろ試していると、紐が散らかります。一区切りついたところで紐を片付けるのですが、今朝紐をほぐしていたら、偶然こんなかたちができていました。
○
家の前のアサガオが咲きました。
そうか、こんな色だったのか。
<おまけのひとこと>
X(twitter)でベートーヴェンのピアノソナタ第27番の第2楽章を弾いている人がいて、妙に印象に残りました。昨夜自分でも弾いてみました。標準演奏時間は8分くらいらしいのですが、15分くらいかけてゆっくり弾きました。(初見なのでそれ以上速くは無理。練習しても多分速くは弾けない。) 今さらですが、いい曲だなあと思いました。
8月11日(日) Conway Cubeの拡張(その2)、他
立方体のパズルの話です。
○
コンウェイキューブというと、2004年9月にこんなパズルをご紹介したことがありました。下図の6つのピースで3×3×3の立方体を作ってください、というパズルです。
当時は勤務先の総合防災訓練が8月最終金曜日に実施されていて、二次避難場所まで避難して、整列して点呼を取って防災本部に報告をした後、本部が集計したり状況確認したりしている間、30分ほど立ったままずっと待っていた時に考案したパズルでした。
ほぼ同じタイミングで佐藤洸風さんが同じ発想のパズルを考案され、石野さんのパズルサイトにNeatCakesという名称で連名で公開していただいています。石野さんはリンク先のページでパーツ構成をシステマティックに分析されています。石野さんのサイトに載せていただいている唯一の私のパズルです。
当時、こんなパズルも考えていました。オリジナルの Conway Cube のほうがずっと美しいです。
BurrToolsで調べてみたら、6つの解がありました。
○
文春文庫のだるまちゃんの思い出 遊びの四季(かこさとし) を見かけて買いました。1975年(昭和50年)に出版されたものが文庫本で復刊された本だそうです。購入の決め手は「あやとり糸とり指からげ」という節があったことです。
この節の最後に、かこさとしさんの絵で四段ばしご、五段ばしご、六段ばしごの手順が載っています。
これも、1970年代の「あやとりブーム」の時代に出版されていたのだなあと思いました。本文中にも「最近このあやとりがブームを呼んで、多くの本が出版されるようになった。」と書かれています。
ざっと通読してみましたが、なつかしいと思える遊びがいくつも記載されていました。また、「兵隊ごっこ戦争ごっこ」は考えさせられました。この本は買って良かったと思いました。
○
昨日は非常持ち出しの足りないものを調べて買い物に行きました。ソーラーパネルのUSB充電器を買ってきて、先ほどから充電してみています。無印良品のくらしの備え。いつものもしも。というページが参考になる、という話を聞いて見に行ってみました。確かに参考になります。首相官邸の災害が起きる前にできることも読む価値があると思いました。
<おまけのひとこと>
ベートーヴェンのピアノソナタ第27番の第2楽章、弾いていると「シューベルトに似ているなあ」と思ったのです。もちろんベートーヴェンのほうが先です。シューベルトはベートーヴェンが亡くなった翌年に亡くなっていますが、ベートーヴェンを崇拝していたそうですから、影響を受けたのだろうと思いました。
8月12日(月) 絵本「もりのおばあさん」(ロフティング)、他
今日は祝日の振替休日です。更新が午後になりました。今日はお休みということもあって、児童文学というか絵本の話です。
○
最初に、雑誌『数学セミナー』の連載記事に間違った記載をしてしまったおわびです。最新号の2024年9月号の「あやとりの楽しみ(第6回)」で、小さいアムワンギヨに関する記載が誤りでした。現在サポートページにコメントを準備中です。申し訳ありません。
○
図書館に行ったとき、児童書のコーナーをちょっとのぞいてみたら、ロフティングのドリトル先生のシリーズのとなりに「もりのおばあさん」がありました。
この本、子供のころにとても好きでした。久しぶりに手に取ってみて、原書で読んでみたくなりました。調べてみると、同じお話がタブスおばあさんと三匹のおはなしというタイトルで2010年に集英社から出版されていました。しかも挿絵がロフティング自身のものが使われています。
原作の “The Story of Mrs. Tubbs” が出版されたのは1923年のようです。100年以上前です。それならひょっとしてProject Gutenberg あたりで公開されていたりするのではないかと思って検索してみたら、ありました。The Project Gutenberg eBook of The Story of Mrs. Tubbs, by Hugh Lofting です。
まず、冒頭のこの挿絵に感動しました。ドリトル先生にもこんな感じの挿絵が出てきました。
この挿絵にはタブスおばあさんと一緒に暮らしている犬のパンク、アヒルのポンク、ブタのピンクと、お話の中で活躍するネズミのトミーとツバメのチリーが描かれています。
久々に読んでみました。というより、何度も繰り返し読んで覚えていたお話を思い出しました。読めて良かったです。
ちなみに続編?の “Tommy, Tilly, and Mrs. Tubbs” (1936)というお話もあるようなのです。おそらくこのタイトルから、今度はネズミのトミーとツバメのチリーがもっと活躍するお話なのかな、と思うのですが、こちらは翻訳もされていないようですし中身を閲覧できるところは見つかりませんでした。ということはそれほどお勧めな続編ではないのかもしれません。
ドリトル先生のシリーズは現代の倫理観や価値観からすると問題になるような内容があって今はあまり読まれないのかもしれません。でも、そういった時代背景を理解しつつ読むと、今読んでも面白いと思える本だと感じます。
○
Xに投稿されていたこんな折り紙作品に感心しました。
ゾウを飲み込んだウワバミ
— 氷砂糖 (@tiyokusa) August 11, 2024
Boa constrictor digesting an elephant
15cm×15cm普通折り紙用紙
不切正方形一枚 15度系
『星の王子さま』の冒頭にある挿絵をモチーフに
透かして遊べるギミック付き
帽子じゃないよ #折り紙 pic.twitter.com/cBwqnhAOKM昔、『「星の王子さま」をフランス語で読む』という本を持っていました。結局読めませんでした。
<おまけのひとこと>
ロフティングの綴りが Lofting (Loft + ing) だ、ということに今さらながら感心しています。
8月13日(火) スリット入り長方形4枚を組む、他
カードを組む話に戻ります。
○
カードにスリットを入れて組むというのは、このサイトのごく初期のころにご紹介していました。ワークショップの教材としても何度も活用しています。このパターンも昔作っていますが、改めて作り直してみました。下図のカードを4枚組みます。
パーツを印刷して切り出します。
3枚まで組んだところです。3枚目、どこにどう組み込むのかが自明でないため、考える必要があります。3枚目を組むのが多分いちばん大変です。
4枚を組み込みました。立ててみました。
横倒しにしてみます。
平らに畳んでみました。
これもきれいなかたちだと思っています。
○
昨日ご紹介したロフティングの「タブスおばあさん」(Mrs.Tubbs) の2つのお話について、Wikipediaにあらすじが載っていました(Wikipedia:タブスおばあさん)。また、本編だけでなく続編のほうも集英社から出版されていることがわかりました。
「タブスおばあさんと三匹のおはなし」 「トミーとティリーとタブスおばあさん」 「タブスおばあさんと三匹のおはなし」、「トミーとティリーとタブスおばあさん」、いずれも文と絵:ヒュー・ロフティング、訳:南條竹則 です。2010年と2012年の出版のようです。うーん、わざわざ取り寄せて買うほどではないかなあと思いますが、一度読んでみたい気もします。
○
半径が z で厚みが a のピザの体積は Pizza だ、なぜならば体積は Pi(円周率)× z(半径) × z(半径) × a(高さ) だからだ、という X の投稿を見て感心しました。
<おまけのひとこと>
立秋を過ぎて、風がだいぶ涼しくなってきました。
8月14日(水) V字型カードを組む3種類の方法、他
V字型カードに戻ります。
○
正三角形を4つつないだV字型のカードにスリットを入れて半分に折り曲げたものを4枚組んだかたちをご紹介しましたが、このかたちのカードをもっと折ったり、逆に折らずにスリットを追加して組んだり、というのを試してみました。 左が折らないタイプ、中央が半分折りのもの、右が正三角形の境界線を3か所折るものです。まずは切り出しました。
折るべきパーツは折り曲げます。
組んでみました。左と中央は似たかたちになりますが、右のものはすべての面が二重になる正八面体です。
見下ろしてみました。
この、右のパーツをもっとたくさん用意して、他のかたちも作ってみることにしました。
(つづく) ○
先日、出先で寄ったお店のテーブルにこんな影がうつっていました。
きれいなかたちです。これは観葉植物の葉の影のようです。
なんだか影のほうがきれいに見えます。
<おまけのひとこと>
昨日ご紹介したロフティングの「タブスおばあさん」(Mrs.Tubbs) の2つのお話、姉から「最寄りの市立図書館にあったので借りておきます」とメッセージをもらいました。ありがたいです。
8月15日(木) 正三角形4枚のV字型ユニットを組む、他
昨日の正三角形4枚のV字型ユニットの話のつづきです。
○
最初にお詫びです。8月9日(金)に発行された『数学セミナー』2024年9月号の連載「あやとりの楽しみ」第6回で間違ったことを書いてしまいました。大変申し訳ありません。
ハワイの「焼け焦げた葉のククイ」はナウルでは「小さいアムワンギヨ」と呼ばれます。
と書きましたが、これは誤りでした。「小さいアムワンギヨ」も「アムワンギヨ」も特定のあやとり作品を指す言葉ではなく終了処理の名称でした。連載サポートページの第6回のページに説明とお詫びを書きました。また、9月12日発行の『数学セミナー』10月号の数セミ掲示板にも、お詫びと訂正を掲載していただけるようお願いをしています。国際あやとり協会の石野恵一郎さんにご指摘いただきました。ありがとうございました。今後は十分に気を付けたいと思います。
○
正三角形4枚分のV字型のパーツの中央にスリットを入れたパーツを下図右のように折り線を入れて組んでみています。
→ いろいろな組み方を試してみたくて、パーツをたくさん用意しました。
V字型のVの字の両端の頂点を、正三角形がぴったり重なるように別のピースのスリットに差し込みます。下図中央は両端を別の同じピースに差し込んでいますが、別のピースに差し込んでもかまいません。
両端を同じピースに差し込んで円環状にすると、双角錐のかたちになります。昨日のものは4ピースで双四角錐=正八面体でした。下の写真は5ピースでデルタ十面体、3ピースでデルタ六面体を作ってみたものです。
このユニットで、これ以外のデルタ多面体も作れるでしょうか?
(つづく) ○
オダカマサキ ダンボールアート展inいいづなアップルミュージアムというのが 8月3日(土)から8月25日(日)までの3週間、長野県の北の端のほうの飯綱町で開催されているそうです。ちょっと興味があります。が、同じ県内とはいえけっこう遠いのです。高速道路を利用しても、片道で2時間くらいかかりそうです。お休みももう残り少ないし、お休み中にやるべきことがまだ終わっていないし、どうしようか…
○
今日は諏訪湖花火大会です。朝からこの近辺は大変混雑します。大混雑するほど人が来てくれるのは本当にありがたいことです。とはいえこの日は出かけずに家にいるのが好きです。
<おまけのひとこと>
「あやとりの楽しみ」、あやとりの専門誌への投稿ではないので専門家の査読はありません。その分、自分が本当に注意深く内容の誤りを精査しなければいけないのだ、発行されてから誤りに気が付くのでは遅いのだ、と改めて思い知りました。