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今日の発見 

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12月20日 南米北部の国々の覚え方

 制服の似合うおぎせん君の作品です。掲示板で、さねう氏が紹介してくださいました。

制服の制服の似合う若者「おぎせん」君よりいただきました。

 前にみんなで考えたジオゴロを応募したいと思います。
「南アメリカのブラジルより北の国が覚えられない」ってことで考えたのが、
 『エコロベガス』というガスです。
 これで、エクアドル→コロンビア→ベネズエラ→ガイアナ→スリナムと、時計回りに 
 覚えて忘れません。ちょっと迫力無いけど、応募しちゃいました。どうですか。

あたしゃ、個人的に「エロベガス」の方がいいなぁ…意味無いけど。。。

 さ〜らのコメント

 エコロベガスもエロベガスも何となく意味ありげですが、環境問題が流行る時代ですから、エコロジーを連想できる方がいい感じ。みんな赤道に近い熱帯の国だから、熱帯の生態系保全キャンペーンに繋がるのだ。エクアドルはバナナ栽培と油田開発とエビ養殖で、コロンビアはコーヒーや麻薬のコカ栽培などで、ベネズエラは油田開発や鉄山開発やダム開発やリャノでの牧畜で、ガイアナとスリナムはサトウキビ栽培やボーキサイト採掘などで、それぞれ生態系破壊が進んでいるかもしれないから、ここらで一発、保全キャンペーンをはる必要があるのだ。

 環境問題といえば、ガスには苦労していますな。ブラジルのアマゾンでは、熱帯林が燃やされて炭酸ガスが出る。あるいは、ほんとかどうか知らないが、森林が失われて炭酸ガス吸収機能が失われるとか。セラードの牧畜地帯では、牛がゲップしてメタンガスが出る(ほんまかいな?)。メキシコシティでは、自動車から亜硫酸ガスなどの排ガスが出る。

 ラテンアメリカでは、ブラジルとメキシコは知っているが、その間の国がなかなか覚えられない。

 間の国といっても、全部覚える必要も、つもりもないのだ。中央アメリカのテワンテペク地峡の南からパナマ地峡あたりにかけての小さい国々は、センターではほとんど必要ないから、無視してようガスなりね。私大では出るが、「メグアホンにコパコロン」という傑作をはじめいくつかのジオゴロがあるから、それで覚えれば、それでようガス。

 カリブ海の島国のうち、大アンティル諸島に位置するキューバ、ジャマイカ、ハイチぐらいは、けっこう大きな島だから、必死に覚えなくても、自然に覚えることができるから、それでようガス。

 小アンティル諸島の、米国自治領のプエルトリコ島と天然アスファルトがとれるらしいトリニダード・トバゴの間の小さい島国、すなわち、セントクリストファー・ネイビスだの、アンティグア・バーブーダだの、ドミニカ国だの、セントルシアだの、セントヴィンセントおよびグレナディーン諸島だの、グレナダだのは、そんなの覚えたら「地理オタク」と言われて、気持ち悪がられるのが関の山で、試験にはまず出ない。覚える必要ないから、無視してようガス。

 ところが、知っていなくちゃいけないのに、なかなか覚えられないのが、それらの国々とブラジルの間にある国だ。

 なぜ、そこのところが覚えにくいんだろう。それは、ガスがないからなのかもしれない。

 ブラジルには炭酸ガスなどがあり、メキシコには自動車の排ガスがある。それらは試験によく出るガスだ。中米・カリブ諸国には「無視してようガス」なるガスがある。ところが、今話題にしている地域、すなわち、エクアドル、コロンビア、ベネズエラ、ガイアナ、スリナムには、試験に出る炭酸ガスやメタンガスや自動車の排ガスなどがなく、試験に出ない「無視してようガス」なるものもないのだ。

 ところがだ。 恐るべし!若者の探求心! 「ないものは作ってしまえホトトギス」「ないものも探してしまえホトトギス」「ないものは出るまで待とうホトトギス」のどれに当たるのかは知らないが、おぎせん君とその仲間たちは、この地域にも、「エコロベガス」なるガスを発見してしまったのであります。

 ガスさえあればしめたもの! 制服の似合うおぎせん君とその仲間たちは、かくしてガスを発見し、覚えにくかったこの地域の国名と位置をしっかり征服してしまったのだ。みなさんも、彼(おぎせん君が男か女か私は知らない。ひょっとして、彼女?)らが発見してくれたエコロベガスの実在を疑わず、しっかり征服しちゃいましょう!

 南米北部の国々は西から   エ コロ ベ ガ ス
          エクアドル→コロンビア→ベネズエラ→ガイアナ→スリナム

 いつの日か、これら南米北部の国々が環境保全のための地域協力組織を結成して、その略称を「ECOLOVEGUS」なんてしたら、傑作ですね。


12月17日 地図の歴史

 掲示板で、さいいおんじさんから頂戴したもの第2弾! さいおんじさんご発見の「地図の歴史(古い順)」です。

地図の歴史 (古い順)
バビヘカプトレTOマップ ポルトスマルチンメルカトル
  バビロニアの古地図 ヘカタイオスの世界図 プトレマイオスの世界図
  TOマップ ポルトラノ海図 トスカネリ まるちんべはいむの地球儀
  メルカトル

さ〜らの反応

 う〜ん、・・・(無言)・・・ 恥ずかしながら、不肖さ〜らまん。この大発見のよさがわからん! と、最初、思った。

 カタカナの羅列の間にTOがある。まず最初は、どう読んでいいかわからず、「バビヘカ! ん? バビヘカップ、ん? バビヘカプトマップ? バビヘ、カプ、取れ、???」と舌を噛みそうになった。後半に至っては、「ポルト、スマイルちんメルカ・・・?? スマイルチン? ん? 笑うチンか???」

 「ポルトス」のところを、「ポスト、スマイル」などと間違えて読み、「「ポストモダン』ならぬ『ポストスマイル』か。『笑う門には福来る』と言うが、『笑った後』には何が来るのか? チンか?? それにしても、『ポストスマイル』の『ちんメルカ』とは何ぞや? ???」などと考えてしまったのだ。

 で、よく見れば、「ポストスマイル、ちんメルカ」、じゃなくて、「ポストス、マルチン、・・・」と書いてあるではないか!! とほほ・・・な読み方をしていたわけだ。赤面,赤面。

 後半の「ポルトスマルチン、メルカトル」は、変75調(正確には85調か?)で語呂がいい。ということは、前半の「バビヘカプトレ、TOマップ」も、「バビヘカプトレ、ティーオーマップ」と読むのではなく、正調さいおんじさん式ならば、こちらもやはり75調で、「バビヘカプトレ、ティオマップ」と読むに違いない。そこで、読みやすいように、区切りを入れて書きますので、みなさん、声を出して朗詠しましょう。

ハートバビヘカ プトレ   ティオマップ ハート
ハー
ート  ポルトス マルチン  メルカトル  
ハート

 なるほど。これなら、何とか覚えられるかもしれない。

というわけで、本日は、ジオゴロは区切り方が大切だ! というお話でした。


12月16日 北西ヨーロッパの河川

 掲示板で、若きジオゴロの帝王、さいおんじさんから頂戴したものを掲載させていただきます。

 今年夏以後、G-SALANDの更新をサボりにサボった私が、なんとかホームレスにならずにすんだのは、多くのG-SALANDERさま方のおかげですが、わけても、若きジオゴロの帝王にして、入試に出る出ないに囚われない地理探求の徒、そして、いまだ面識なく、いつの日かお会いしたいと、私さ〜らまんが一方的に恋焦がれておりますところ〜ぉの、さいおんじさんのおかげでありましょう。さいおんじさんからは数多のジオゴロをご教示いただいておりますが、本日はその第一弾です。

北西ヨーロッパの河川 東から西へ、さらに南へと、順に。
 
おえらい せいろがん

 こっ、こいつは! 驚愕の傑作! 恐らくは2001年の最高傑作! そして、これから幾年月も語り継がれるジオゴロになると思われます。

 ヨーロッパ北西部には、覚えるべき河川があってたいへんなのだけれど、さいおんじさんのおかげで、最重要河川を覚えることができるようになりました。ヨーロッパにおける麦類の北限ジオゴロ「おえらい小麦」に似ているところがすばらしいですね。

 オーデル川  支流のナイセ川とともに河川国境(オーデル・ナイセ線)
 エルベ川  ハンブルク、ドレスデン、プラハ。チェコでは、ボヘミアの河よモルダウよ
らい  ライン川  河口はデルタ。 なじかは知らねど心わびて、昔のつたえはそぞろ身にしむ
せー  セーヌ川  ルアーブル、パリ。 ミラボー橋の下をセーヌが流れぼくらの恋が流れる
 ロアール川  エルベ、セーヌ、ガロンヌなどと同様、エスチュアリー
がん  ガロンヌ川  ワインで有名なボルドー。河口付近の呼称はジロンド川。

 河はよろしいですな。
 河の流れは、モノを運び、ヒトを運び、文化を運びます。詩を生み、歌を生み、絵画を生みます。
 わけても大河はよろしいですな。いつの日か、源流から河口まで旅してみたい、という旅心を生みます。

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