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今日の発見 

☆記載内容に関する議論などは掲示板にお書き込み下さい。


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5月24日 パイナップルと天然ゴムの原産地

 本日も、イロゴロファーあるいはイロゴロラー小町クンから頂戴しているジオゴロを紹介します。

パイナップルと天然ゴムの原産地

 おっパイつつむブラ  ゴムあまいぞ

意味: パイナップルの原産地はブラジル

    天然ゴムの原産地はアマゾン

さ〜らの反応

 色ゴロはよろしいですなあ。これは原産地ですか? 原産地であることがわかるような一言をどこかに入れないと、思い出すときに、生産上位国と間違えそうですね。「おっぱい包むブラのゴムが甘」ければ、ブラジャーが腹まで下がってしまうから、腹→原→原産地、というふうに連想すればいいのかな?

 天然ゴムの原産地がアマゾンであることは入試頻出事項ですね。ブラジルは、その昔、アマゾンに自生していたゴムノキから樹液を採集してヨーロッパに輸出し、大もうけしていたらしい。採集・加工したゴムはアマゾン河口のパラ(現在のベレン)から輸出されたので、アマゾンのゴムをパラゴムと言う。また、アマゾン中流にあるゴムの集散地だったマナオスには、ゴムでもうけて得たカネで、ヨーロッパ顔負けのりっぱなオペラハウスがつくられたりした。そういうわけで、ゴムノキはカネのなる木だったから、ブラジルは、ゴムノキを門外不出とし、他国に持っていかれないよう厳重にチェックしていた。

 はずだったが、にもかかわらず、あるとき、イギリス人のとある紳士が、うまいこと種を盗んでロンドンに持ち帰る。イギリスは、王立植物園でその栽培化を研究し、成功するや、アマゾンと類似した気候(Qクン言うところのアナルファック気候)の自国植民地セイロン島やマレー半島にプランテーションを開いて大量生産を始めた。その結果、特に東南アジアのマレーシアが主産地になったので、アマゾンのゴム採集は衰退した。

 というような、ゴムにまつわる昔話は、本当かどうか知らないが、有名な話だ。ゴムに詳しい岡本サック氏や石橋ぴれーり氏(Saland掲示板書き込みNo798とNo806参照)にゴムのことをお尋ねすれば、もっと詳しい話が聞けると思います。

 また、ゴムの生産上位国は、「マイッタ中印ガム」というジオゴロで覚えたように、つい10年ほど前までは、1位マレーシア、2位インドネシア、3位タイだったのに、合成ゴムの登場でゴムの価格が安くなってもうからなくなってきたので、ゴムノキが古くなって植えかえが必要な時期になっているマレーシアでは、ゴムの老木を倒して、代わりに、アブラヤシ(果実からパーム油を採る)を植えるようになった。そのため、マレーシアの生産量が落ち込み、いまの生産順位は「タインマ印中ガム」、すなわち、1位タイ、2位インドネシア、3位マレーシアの順になっている。「マレーシアがマイッタマイッタ」って感じである。なーんてことも入試頻出の話題で、天然ゴムに関する話題は尽きないのだ。

 けれど、パイナップルの原産地については、考えたこともありませんでした。ほおー、ブラジルでしたか。いま、百科事典や植物学事典(両方とも平凡社)を引いたら、「熱帯アメリカ原産」とか、「新大陸から人類への贈り物」と書いてありました。別の百科事典(小学館)には次のように詳しい説明もありました。勝手に引用します。

 「原産地はブラジルで、熱帯アメリカでは古くから広い地域に栽培されていた。コロンブスの第二次探検隊(1493)によって、西インド諸島のグアドループ島で発見されてから他の大陸の諸方にも急速に伝わった。15世紀末にはスペイン人により東洋へ、1508年にはポルトガル人によってインドに伝えられた。16世紀の末までには世界の熱帯諸地方に伝わった。日本へは1845年(弘化2)オランダ船によってもたらされた。」

 なるほど、ブラジル原産のようですね。なお、生産上位国は、センター試験では絶対に出ないが、私大でまれに出るので、「パインのタイピン、ちゅうブラいん」(1位タイ、2位フィリピン、3位中国、4位ブラジル、5位インド)というジオゴロ(岩尾別ぴりかさん作)を作って覚えていましたが、いま、『世界国勢図会』の統計を調べたら、1998年度は、1位タイ、2位ブラジル、3位フィリピン、4位インド、5位中国で、上位5位までの顔ぶれに変化はないが、順番が若干変化していますね。

 特に中国の地位および生産量が低下しています。統計の注によると、中国には台湾も含んでおり、『データブックオブザワールド』によると台湾の生産量は32万tで、中国全体90万tのうち1/3をしめています。ひょっとしたら、中国の生産順位が3位から5位に低下したのは、台湾で工業化の進展とともに相対的にもうからない農業はふるわなくなって、そのためにパイナップルも生産が落ち込んだからじゃないか?と考えて、中国が3位だった頃の台湾の生産量を調べましたところ、そのころに比べて台湾での生産は減っていませんでした。だから、この考えは当たっていないことになります。じゃあ、華南の海南省・広東省・福建省辺りで減ったのかな?と思って調べたが、それらの省の説明の中にパイナップルの生産量は書いてなかった。う〜ん、わからん。というわけで、なぜ中国で順位や生産量が落ちたのかはよくわかりませんでした。まっ、試験に出ないことだから、これ以上詮索するのはやめにします。

 パイナップルの生産上位国は、試験にはあまり出ないが、タイはネクタイのタイ、ブラジルはブラジャーのブラ、というふうに考えることができますから、男の服装と女の服装に関係し、なんとなく、色をつけた新ジオゴロができそうな予感がします。


5月22日 気候ジオゴロ(その4:冷帯・寒帯、ついでにCs)

 続きです。まずは、D気候。

どうなるダフ屋 タイガース

意味: どうなる(Dぉwぅ) ダフ屋(Dぁfぅ)タイガース(タイガ)っす。

Qクン曰く、「いろネタじゃなくてすんまそん。」

次はE気候。

干支にコケにされたトナカイ

  え?不倫! 凍りつく

意味: 干支(ETぉ)にコケにされた(苔って生えているっすよね) トナカイ(遊牧)
    え?不倫(EF) 凍りつく(氷融けない)

Qクン曰く、「ついでにCs帯の分布も考えたっす。みんな作ってそうっすね。」

オレンジグレープ飲み込んで、

 チカさん 地理パス ゲップでダウン

意味: 地中海から時計回りに、
     チ…………………地中海
     カさん……………カリフォルニアのサンフランシスコ
     地理………………チリ
     パス………………パース
     ゲップでダウン…ケープタウン

Qクン曰く、「なんか、エロゴロジストって呼ばれてから、なぜか、エロゴロがスランプになってしまったっす。エロゴロって何かいやっすね(涙)。エロゴロ作れなくなったインポ野郎!とでも呼んで下さい。」

さ〜ら、陳謝!

 エロゴロって言葉はやめにして、いろゴロにしました。そうすると、「花の色は うつりにけりな いたづらに 我が身 よにふる ながめせしまに」を連想しますから、なんとなく奥ゆかしい感じがしますねえ。今度から、いまだ面識のないQクンのことを、いろゴロの小町クンと呼ぼうかな。「僕は女じゃないっす。」と言って、いやがるかな? 「まして、美女じゃないっす。まっ、僕は高貴な美男子だから、少しは当たってるけど…」とか言ったりして。

さねう氏、評して曰く、

「青年らしい、実にすがすがしいゴロである。…貴君のことをイロゴロラー(色ゴロを作る人)と命名することに相成ったことを報告する。小生もジオゴロの神々も、今は忙しいので、全世界に知れ渡るのは少し後になる。…それまで貴君も充電期とし、イロゴロ道に帰り咲かんことを祈るのみである。今回で『大作ケッペンイロゴロ』は完成した。大作お披露目の際には、貴君宛の賞賛信が届くことであろう。たぶん。で、とりあえずは完。さらなる修正は要である。Cwはとても強烈すぎ。国際的な政治問題にもつながる恐れがある(?)ので作り直しを命ず。」

 Csのチカさんイロゴロに対しては各方面から賞賛あり、ありがたくももったいないことに、高級な地理ネタしか口にせず下ネタやゴロねたを一切言わないことで有名なサンライズさんすらをも、ジオゴロファーとしてデビューせしめてしまった。

サンライズさん曰く、

「これはなかなかいいジオゴロだとおもいますが,やはりオーストラリアのアデレードを入れたいですね。そこで

オレンジグレープ飲み込んで、

 チカさん 地理あてはーずれ ゲップでダウン

意味: 地中海から時計回りに、
     チ…………………地中海
     カさん……………カリフォルニアのサンフランシスコ
     地理………………チリ
     あて………………アデレード
     はーずれ…………パース
     ゲップでダウン…ケープタウン

で,どうでしょうか?」

なるへそ。でも、「地理あてはーずれ」ってのは、地理好きの人が聞いたら泣いちゃいます。ここは、Qクンのように、アデレードは割愛し、「『地理パス!』なんて言っているとゲップでダウンしちゃうよ!」という意味にした方がいいのでは? と思ったら、さねう氏も同意見でした。

さねう氏曰く、

「地理パス とか 地理当てはずれ なんていうフレーズは、地理人口を一人でも増やしたいと願う、ジオゴロの神々(実は多神なんですヨ…)がお怒りにならぬか、少々危惧しとります。また、鉄艸窯元師匠より、「ゴロ感が今一つですね、特に、『オレンジ〜こんで』は。」「雨季を活かした小麦は入ってないの?」と有り難くも「代案が浮かばないや」との無責任な私信をも頂戴いたしておりまする。。。」

代案ですが、まあ、なくてもいいんじゃないですか? 次のは、ジオゴロの神さまもっくん氏の口癖です。

ケープタウン、パース、サンティアゴは、

 南半球のCs御三家なんです。 

アデレードを入れて、

 南半球のCs四天王と言ってもいいでしょう。

 このありがたいお言葉を毎日口づさんでいれば、無理してゴロを作らなくても、自然に覚えます。ジオゴロは、覚えにくいときに作りましょう。すでに覚えているものをジオゴロにして遊ぶのは本末転倒です!よ!、ね?!


5月21日 気候ジオゴロ(その3:温帯)

 気候ジオゴロ(2)からずいぶん日がたってしまいました。各方面から、あの続きはどうなっているんだ!という問い合わせがひっきりなしにありまして、というのは嘘で、そういう問い合わせがないのをいいことに、更新をサボっておりました。実は、前回の更新直後に、イロオロジー地理部門の師匠であるところぉ〜のイロゴロジストあらためイロゴロファーQクンから、さねう氏経由で、気候ジオゴロの続きを頂戴していたのです。公開が遅くなって申し訳ありませんでした。

Qクン曰く、「さねう先生、ジオゴロ作りは楽しいっすね。今日は、…ので、残りのDとE、それとさ〜ら先生に突っ込まれたCwを追加っす!」

ちょっとワクワク香港人、夏はしっとりゆかんぞ、いーね

Cw : ちょっと ワクワク(w) 香港人(香港の辺りっすよね
    夏はしっとり(夏降水量が多くて)ゆかんぞ(冬乾燥)いーね(稲)

 すんばらしい! 降水の季節変化の特徴と、代表的分布域の香港付近(華南)、および、そこにおける農作物の稲、という具合に、短文の中に、Cw気候の特色を構成するいろんな要素を盛り込んでくれています。

 これで、入試頻出の温帯の気候区すべてが出そろったことになります。前回分のといっしょに並べて堪能しましょう!

ちょっと触れて赤くなるアジア人 熱くてヌレヌレ

ちょっと触れてビンタするヨーロッパ人 暖かく湿りがち

ちょっと触ってスペイン人 夏はカサカサ冬はヌレヌレ

ちょっとワクワク香港人、夏はしっとりゆかんぞ、いーね

Cfa: ちょっ(C)と 触(f)れて 赤(a)くなるアジア人(東岸に多いっすよね?)
    熱くてヌレヌレ(気温も高くて降水量も多いっすよね)
Cfb: ちょっ(C)と 触(f)れて ビ(b)ンタするヨーロッパ人(西岸っす)
    暖かく湿りがち(緯度の割には温暖で降水量は少なめですよね)

Cs : ちょ(C)っと 触(s)って スペイン人(地中海ですよね?)
    夏乾燥・冬湿潤っす
Cw : ちょっと ワクワク(w) 香港人(香港の辺りっすよね
    夏はしっとり(夏降水量が多くて)ゆかんぞ(冬乾燥)いーね(稲)

 続きは明日。


5月9日 気候区ジオゴロ(その2)

さねう氏が、若きエコロジストならぬジオゴロジスト(スーパージオゴロジスト、いや、イロゴロジストと呼ぶべきか)Qクンからのメール3通を転送してくださいました。

Qクン:さねう先生、今日も気候のゴロできました。
    倫理規定無いってことで安心してます。先生が堅いんですね(^^;)
    いきなり掲示板に書き込むのもヤバそうなんで、伝えてもらえます?

さ〜ら:倫理規定もないし、いきなり掲示板に書き込んでくれても、ちっともやばくはないんですが…。

 では、さっそく、紹介します。

ブルーウェーブは 雨で試合無し

衛星放送はストップ 短い草の根番組

ブルーウェーブは、プロ野球のですが、球団名はBW。だから雨で降水量無し。
衛星放送はBSで、雨降って試合無いのでストップ(ステップ)代わりに草の根
の地方番組を流してるって設定です。

さ〜ら:なるほど。BWは砂漠気候だから、雨がない、ですか。それから、ステップ気候のBSと、衛星放送のBSとを、かけてくれました。BW気候もBS気候も、ともに樹林のみられない無樹木気候で、ステップ気候の植生は短草草原(温帯草原)なので、「短い草の根」という言葉を盛り込んだわけですね。

 さわやかですねえ。野球といえば、高校野球に代表されるように、さわやかなスポーツに決まっています。青年の作るジオゴロは、このように、さわやかでなければなりません。3日前にいただいたものが噴飯モノだったので心配していたが、このジオゴロ(正確には、ジオゴロもどき、だが)を読んで、安心しました。

 Qクンのメールはまだ続きます。さあて、次はどんなさわやかな作品かな?

ちょっと触れて赤くなるアジア人 熱くてヌレヌレ

ちょっと触れてビンタするヨーロッパ人 暖かく湿りがち

ちょっと触ってスペイン人 夏はカサカサ冬はヌレヌレ

Cfa: ち(C)ょっと 触(f)れて 赤(a)くなるアジア人(東岸に多いっすよね?)
    熱くてヌレヌレ(気温も高くて降水量も多いっすよね)
Cfb: ち(C)ょっと 触(f)れて ビ(b)ンタするヨーロッパ人(西岸っす)
    暖かく湿りがち(緯度の割には温暖で降水量は少なめですよね)

Cs : ち(C)ょっと触(s)ってスペイン人(地中海ですよね?)
    夏乾燥・冬湿潤っす

さ〜ら

 こっ、こいつはなかなかいいですねえ。

さねう氏も、答えて曰く(一部略)

さねう氏:Bはちょっと?だが、Cは「良」とする。よくできたゴロじゃ。感服

    おいおい、ジオゴロ作るのも結構、メールで遊ぶのも結構。
    だけどあんまり時間使うようなら考え物…。ちと心配。

 「熱くてヌレヌレ」、「暖かく湿りがち」、「夏はカサカサ」、については、何が?と思うかもしれないし、「触れる」については、何に?と思うかもしれないが、あまり深く追求すると、さわやかでなくなる恐れがあるから、そういう疑問は持たないことにしましょう。

 アジアなど大陸東岸にみられるCfa気候(温暖湿潤気候)は、(夏に)暑くて、降水量が多い。他方、ヨーロッパなど大陸西岸にみられるCfb気候は、(冬も)暖かくて、湿潤ではあるが降水量は少なめである。Cfa気候とCfb気候の気温と降水量の特徴を、「熱くてヌレヌレ」と「暖かくて湿りがち」という言葉で対比させて、一つの文章に盛り込んでくれました。また、Cs気候については、夏乾燥・冬湿潤という降水量の特徴を読み込んでくれました。「カサカサ」を、スペインと同じくCs気候である「カリフォルニアのサンフランシスコ」の「カ・サ」と考えることもできそうです。

Qクン曰く、

Qクン:ぞくぞくジオゴロが作れます!ヤバイっすかね?

さねう氏、答えて曰く(一部改)、

さねう氏:ゴロはまぁまぁ。
    が、C気候には、A気候B気候で盛り込まれている植生の特徴が盛り込まれていない。
    それに、「触れる」「触って」は紛らわしいゾ。さらなる精進を!
    と、いいたいのだが、調子に乗るといかんので、

    いい加減にせぇ。

 Qクンのさねう氏宛メールには、さらに詳細な解説が書かれてあったらしいが、それをそのまま転送して私に公開されると、Qクンが世界中のさらし者になる恐れがあるので、さねう氏は慈悲の心で、詳細解説部分を留め置いてくれているらしい。

 以上、1通目と2通目を適宜まとめて紹介しました。以下は3通目です。

Qクン:熱帯でさねう先生に送ったジオゴロに訂正版です。Am忘れてました。
    追加して下さるよう、さ〜ら先生にお願いするっす!

 Qクン作、熱帯のAmAw・Af気候区の意味(完成版)です。

Am・Aw・Af

あんあん モンスター     

あわてて触んな        

アナルファック 熱湯浴びて 淋病

あんあん=AmAm  モンスター=モンスーン

あわ=Aw      触んな=サバンナ

アナルファック=Af 熱湯浴びて淋=熱帯雨林

さねう氏、思って曰く:そろそろ隔離板(Qクン用の掲示板)が必要かなぁ?

さ〜らも、思って曰く:若きイロゴロジストQクンの受験地理の実力はけっこう高いようですね。
           受験科目が地理だけなら、ジオゴロで遊ぶのはやばくないんですが… ちと心配。
           ジオゴロなんぞにうつつを抜かさず、はやく大学に合格してくれ〜い!
           そして、G-SALAND「今日の発見」コーナー隔離版を作ってくれ〜い!

 いま、「ジオゴロ(色ゴロ版)にうつつを抜かすな」などとお説教じみたことを書いたが、考えてみれば、さ〜らは実在しないヴァーチャル人格にすぎず、すなわち、Qクンの将来を心配する講師でも教師でもないのであって、だから、そんな説教じみたことを言う立場にはない。Qクンの飽くこと知らずの創作意欲に水を差してはいけないのだ。根性を決めて、Qクンの泉のように湧き出る創造の力、そこから生まれる珠玉の作品群に、驚き、恐れ入り、そして、おおいに楽しむべし!なのだ。

 それに、今日の記事で、気候区イロゴロが完成したと勘違いしてはいけない。A〜Eのうち、A・B・Cができたにすぎず、まだ、DとEが残っているし、C気候についてもCwのイロゴロがまだできていないのだ。それに、いままでの作品をみると、AとCはイロゴロジストの面目躍如たる作品!といえるが、B気候のヤツはどうみてもイロゴロではない。恐らく、近日中に、ケッペンの気候区記号の意味(完結版)として、さらなる発見(作品)が、伝送あるいは、「疑問・発見掲示板」に直接送信されてくるはずである。楽しみなり。


5月8日 熱帯の気候区記号AfとAwの意味(続報)

 前回、若きエロゴロ師のQさんからさねゆ〜氏経由で頂戴したすばらしい作品を、勝手に紹介させていただいたところ、ある筋から、「Af・Awを覚えるのにアナル…まで持ち出さなくても」という感想が寄せられた。私もそう思う。

 しかしながら、もうっ! 困ったことに、この2日間というもの、Q君の作品が頭にこびりついて離れない。仕事の行き帰りの列車の中で、つらつら考えた。

考察1:

 なんぼ何でも、あれはお下劣すぎる。次のように変えれば、「熱い風呂に注意ジオゴロ」として、オモテの世界でしゃべっても問題ないんじゃないか?

あふっ! 熱湯リンス。泡にさわんな!

 お風呂で髪の毛を洗ってリンスしようとしたら、間違って熱湯を出してしまったので、「熱っ!」と言いたかったが、驚いてうまく言えず、「あふっ!」と叫んだわけです。

考察2:

 いや、あれはなかなかの傑作だからあのままにして、その後ろに「明日はない」をつければ、お先真っ暗「倒錯の性戯」に対する警告となるかもしれないぞ!

あわてて触んな アナルファック 熱湯浴びて 淋病 明日はない!

 それに、「明日はない!」の「明日」を「ass」と考えれば、ケツ関連の言葉のassとanalが同居していていいかもね。「アナルファックに明日はない」と考えれば、気候と関係なくなるけれど、「倒錯の性戯」におぼれる連中に対する警句として、なかなかいけるなあ。ん? あっ、そうだ!

(アナルなんたらまたは熱帯)に、As(明日またはAs)はない!

 という具合に、「明日」を「As」と考えれば、「熱帯にはAs気候はない」という意味にもなっていいんじゃないだろうか? ん? これは使える! と気づいたとき、Q君がお作りになった作品の奥の深さにおののいた。な〜んちゃってね。 


5月6日 熱帯の気候区記号AfとAwの意味(副題:講師絶句!齢18にして性の奥義を究めたりジオゴロ)

 今日、5月6日は何の日? 5656,ゴロゴロジオゴロの日です。

 というわけで、本日、「このコーナーを更新しないとまずいが、目新しいネタがないから、仕方ない、あきらめよう。果報は寝て待てと言うではないか。寝るべし、寝るべし。」と思ってメールをチェックしたら、某世界帝国の青年王さねゆ〜氏より、次のようなメールが舞い込んでいたので紹介する(一部改)。

さねゆ〜氏:56の日の今日、某塾塾生は全統マークを受験したそうであるが、
     初学者のくせに地理を余裕で解いたQ君、時間が余ったときに、
     ふとトンデモナイ56が浮かんだそうだ。

という書き出しで、以下、Q君のメールを紹介してくれた。G-SALAND宛てに来るジオゴロメールは、たとえ人づてであっても、すべてこのコーナーで紹介される運命にあります。

 万人に公開しても差し障りのないだろうと思われる部分のみ抜粋して紹介させていただきます。

Q君:時間が余って、余裕かましてたのが まずかったようです。
   ふと先生が言われていたジオゴロができました。
   下ネタもOKですよね?
   気候の熱帯の覚え方です。 やっぱりまずいですか?
AwとAf

あわてて触んな アナルファック 熱湯浴びて 淋病

あわ=Aw      アナルファック=Af
触んな=サバンナ   熱湯浴びて淋=熱帯雨林

 
   なんですけど。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 すばらしいジオゴロである。Af、Awという無味乾燥な(正確には、無味灼熱冬乾季と無味灼熱乾季なし、と言うべきか?)気候区記号を日本語で何というか、そして、その気候区にみられる植生を何というかがよくわからず、何とかいい覚え方はないものかと常々思っている人にとっては、まさに喉から手が出るほど欲しかった待望のジオゴロでしょう。このような救世主的ジオゴロを作ってくれたQ君を、すばらしい若者と呼ばずして、何と呼ぶべきか! なお、さねゆ〜氏がどのような反応をしたかと言うと、

さねゆ〜氏:絶句するのみであった。とうてい、オモテに書けない。
       「ジオゴロ倫理規定により、ゴロとは認めがたい」と返事をした。

       本年度も、前途多難である……

さ〜らの反応

 さねゆ〜氏の反応は、もっともである。ジオゴロの日を飾るジオゴロがこれでは、確かに前途多難ですねえ。しかしながら、G-SALANDでは、ジオゴロ倫理規定などという情けないシロモノはまだ作っていませんし、あったとしても、この程度ならば、ひっかからないでしょう。ただし、下ネタジオゴロは、色気づき始めた男子中学生のレベルにとどめてほしいという願いはあります。

 アナルファックなどという舶来の言葉は、聞いたことはあっても、おおかたの人にとっては、何のことやら?で、どのようなものかよくわからないシロモノであろう、と、その方面に弱い私は思っている。当然のことながら、アナルなんたらと淋病との間にどのような関連性があるかも全くわからない。そういうわけで、私にとって、これらの言葉は、実態がどういうものかわからないので、単なる文字にすぎず、下ネタとも何とも思わないのである。

 と、書いてから、いや、待てよ! そういえば・・・と、むかしのできごとを思い出した。地理の神さまとして常日頃うやまっている今はなき故G田大明神先生さまのことだ。故G田先生は、若くして老木のように枯れていた青年さ〜らのことを心配してくれたのか、あるとき、舶来もののアダルトビデオを3本も私にプレゼントしてくれた。それをいただいた青年さ〜らは、正直に申し上げますと、うきうきでありまして、下宿に帰るやいなや、買ったばかりのビデオデッキにさっそく挿入し、見始めたわけだ。

 ところが、ところが、その内容たるや! 期待が大きかっただけに、ああ、いま思い出しても涙が出る! アナルなんたらはもとより、・・・(これ以上は恥ずかしくて表現できませぬ)・・・、はては、スカトロと、いただいた3本が3本とも、もう2度と見たくない!というシロモノでありました。

 世の中のオモテも裏も知り尽くし、性の奥義もきわめられていたであろうかもしれない故G田先生だから、かようなモノでないと刺激が得られないのであろう、と、その後、仲間と語りあいました。スケベといえば、私の先生であらせられる故S津大大大先生とO地大大大先生はそれほどでもないと思うが、大昔たいへんな粗相をした少年さ〜らを叱ってくださった地理学会の大御所故F岡大大大先生もたいへんなスケベであらせられた。ま、そいうわけで、アナルファック&スカトロビデオの一件は、今にして思えば、私と故G田先生をつなぐ唯3つの大切な思い出の一つです。

 というわけで、Q君は、齢18にして性の奥義を究め、地理の神さま故G田先生の境地に達しているのかもしれません。願わくは、さねゆ〜氏をおおいに利用し、故G田先生と同じく、性の奥義のみにとどまらず、地理の奥義も究めて欲しいものです。


4月25日 山脈・高原の大地形区分

 カワイック氏が熱病にうなされたように、春の新作ジオゴロを投稿してくれた。

カワイック氏
 「古期造山帯の山脈で一句」は有名であるが、新期造山帯の山脈で一句はない。まだオツムが本調子ではなく、申し訳ないが、駄作を一つ。「映画ロッキー」のロッキーが街角かなんかで修羅場だと思い浮かべて欲しいが・・・

環太平洋造山帯の山脈と島

なんで ロッキー修羅場だ? あれ血じゃ? 不意にパパはにじり寄った

アンデス(んで) ロッキー シエラネバダ(修羅場だ)
アリューシャン列島(あれ) 千島列島(血) 日本(じゃ)
フィリピン(不意) パプアニューギニア(パパは) ニュージーランド(にじり)

参考(既往の傑作):古期造山帯の山脈

アパラスカ ウラドラアルテン グレペニン

さ〜らのコメント
 おっ、今年度の最初を飾る駄作ですね。スバらしい。ありがとうございます。
確かに 「古期造山帯の山脈で一句」は有名だが、「新期造山帯の山脈で一句」はないですよね。

 でも、新期造山帯を覚えなくていいために古期のジオゴロがあるんだから、私としては、山脈は古期ジオゴロだけでいいんでねえかと思う。ほしいのは高原です。高原は、新期造山帯と安定陸塊のがいっぱいあって、古期造山帯の高原は少しだから、安定陸塊か新期造山帯かどちらかのジオゴロを作りたいんですがねえ。妙案はありませんか?

参考
安定陸塊の主な高原
 ラブラドル高原(&ローレンシア台地)、中央シベリア高原、
 ギアナ高地、ブラジル高原、エチオピア高原、デカン高原
新期造山帯の主な高原
 パミール高原、チベット高原、イラン高原、アナトリア高原、
 ボリビア高原(アルチプラノ)、メキシコ高原(含むアナワク
 高原)、コロラド高原、コロンビア高原
ついでに、古期造山帯の主な高原
 イベリア高原、中央高地(フランスのサントラル高地)、モンゴル高原

カワイック氏、すばやくお返事

 同感。でも、カフカスやアトラスなど、受験生の穴となる新期造山帯もあることは事実にて。。。センターレベルならば古期一句で大丈夫でしょう。

そしてさっそく新期造山帯の高原ジオゴロを考案してくれました。

新期造山帯の高原

転がる 転んどる パールは いらん。 濃いめの 蟻とな アンビリーバボー

 前半は意味不明ではないはず。
転がる(コロラド) 転んどる(コロンビア) パール(パミール) イラン

後半は右から読みますが意味不明でしょう。
右から、ボリビア(アンビリーバボー) アナトリア(蟻となア) メキシコ(メヒコ、濃いめ)

 あぁ、一生の恥。

さらに、続けて、安定陸塊の高原ジオゴロも考案してくれました。

安定陸塊の高原

ラブラドル 中央シベリア エチオピア ギアナブラジル デカン高原

大陸移動説ゴンドワナランドに従い、「エチオピア−ギアナ・ブラジル−デカン高原」をまとめさせていただきました。

「またつまらぬものを作ってしまった・・・」by.石川五右衛門(ルパン3世)風。一生の恥、上塗り。。。

カワイック氏さらに続けて意味不明なことを口走ってくれました。

大陸は ゆらゆら揺れて あふれゆく 北も南も米なき郷なり

 ゆらゆら揺れる、ユーラシア
 飢餓溢れて貧困、アフリカ
(北+南)米
 平均高度は高いよ、氷とければなき、南極
 郷はバラバラ都市に住む豪州ことオーストラリア

♪駄作は続くよどこまでも・・・

さ〜らのコメント
 五・七・五・七・七はいいですねえ。安定陸塊の高原ジオゴロはなかなかのものだと思います。最後を、「デッカン高原!」と読めば、なんとなくしまります。

 でも、考えたら、安定陸塊と新期造山帯の高原の区別は、ゴロで覚えるよりも、地図で覚えたらしまいだね。ジオゴロ無用という ことにしましょう。

 そして、安定陸塊の高原ジオゴロ以外は、「とほほ」って感じですね。「その調子で、今年度もよろしくお願いします」と言うしかありませんな。ああ、ジオゴロの道はどこまでも険しい、のであった、とさ!


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