Ricercare a 6
6声のフーガです。バッハの鍵盤曲で6声のフーガといえば、
この曲と、オルガンコラール「深き淵より」(BWV686)があります。
Ricercareというタイトルについてはこちらを参照ください。
曲は大きく前半・後半に分けることができます。
前半では主題によるフーガが展開され、後半は主題以外の
モチーフによるストレッタと主題呈示が繰り返されます。
曲を以下の部分に分け、個々に説明します。
各部は明瞭なカデンツによって区切られています。
6つの声部は、便宜上、ソプラノ、アルト1、アルト2、
テノール1、テノール2、バスと呼びます。
下の表の赤字のタイトルをクリックすると、それぞれ説明を表示します。
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内 容 |
小節
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第1部分
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主題によるフーガ |
1-28
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第2部分
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モチーフaの模倣、モチーフbの模倣、
モチーフcの模倣、主題呈示 |
29-51
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第3部分
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モチーフdの模倣、主題呈示 |
52-61
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第4部分
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主題断片とモチーフeの模倣、
主題呈示、モチーフaの模倣 |
62-76
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第5部分
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モチーフfの模倣、主題呈示 |
77-89
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第6部分
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モチーフgの模倣、主題呈示 |
90-103
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Musicalisches opfer 閲覧室1 閲覧室2
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