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Ricercare a 6
第6部分（90-103小節）
モチーフｇが模倣されます。これには下降半音階が伴います。
下の楽譜の90小節のアルト1に青い音符で示したのがモチーフｇ、
同じく90小節のアルト2に青い音符で示したのが主題断片です。
モチーフｇは91小節のアルト2、92小節のソプラノにも見られるほか、
このあと全声部にわたって模倣されていきます。
98小節のソプラノのモチーフｇに導かれ、99小節〜のバスに
王の主題が示されます。それぞれ下の楽譜に青い音符で示しました。
99小節〜のテノール1・2に青く示した旋律は、
テノール2を先行声部とするカノンのようになっています。
ここに示された主題の末尾はバスからアルト2へと引き継がれます。
なお、曲の中央である51小節のカデンツと、
曲を締めくくる102小節のカデンツは良く似ています。
両者を並べて見ると、主題は当然としても、ソプラノとソプラノ、
アルト1・2とテノール1・2、バスとバス（後半）にそれぞれ
青い音符で示した旋律がほぼ同一のものであることがわかります。
第1部分 第2部分 第3部分 第4部分 第5部分
Ricercare a 6 Musicalisches opfer
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