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以前の「ひとこと」 : 2001年5月前半


5月1日(火) キッコーパズル

 先日、フリーマーケットに行ったとき、写真の「キッコーパズル」というのをみつけました。

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 ご覧の通り、1つのピースは正三角形3つを並べた等脚台形の形をしています。辺の長さは1:1:1:2ですが、短いほうの辺の長さは3.5cmです。色は赤・青・黄・緑・白・黒の6色あります。

 それぞれの色のピースが8枚ずつあるはずなのですが、出店していた方の話だと、3枚ほど紛失してしまったそうです。(この写真では全部は使っていません。)購入価格は50円でした。

 「タイル貼り」というのも数学の一分野で、とても面白い話題がたくさんあります。


5月2日(水) 三山くずし
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 ↓ 
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 「三山くずし」という遊びをご存知でしょうか。こことか、こことかに紹介されていますが、要するに碁石とかマッチ棒とかおはじきとかの山が3つあって、自分の番のときに、どれか1つの山からいくつでもとってよい。で、最後にとる石がなくなってしまった人が負け、というルールです。

 このゲームは英語圏では“ニム(nim)”と呼ばれるようです。アルファベットの大文字のWIN(勝ち)をひっくり返すとNIMになる、という語源(?)をきいたことがありますが、真偽のほどは定かではありません。

 そういえば、「デニム」(DENIM)をひっくり返して並べ替えて EDWIN というジーンズメーカーの名前ができた、とかいう話もありましたっけ。

 このゲーム、文字通り「山」から石をとってくるという形態以外に、写真のように駒を進めて動けなくなったら負け、という形態の遊び方もできます。昨夜、子供たちに何かして遊ぼうといわれたのですが、疲れていたので、このゲームを教えて子供たちが遊んでいる間に自分は休もうという作戦を立てました。

 プレーヤーは写真の右と左に向かい合って座ります。自分の駒はそれぞれ3個。石をとるかわりに駒を進めます。「1つの山から石をいくつとってもよい」というルールに対応するのが、「1つの駒は、相手にぶつからない限りいくつ進んでもよい」というルールになります。石を山にもどせないのと同様、駒はバックはできません。動かせる駒がなくなった人が負けです。

 上の写真は、駒同士の間隔が5-5-5です。これは3つの山に石が5個ずつある状態と等価です。下の写真はしばらくプレーが続いて、2-1-3 になったところです。(駒には、色紙で折った紙風船を使い、ゲーム盤がわりに床のフローリングを使いました。フローリングは様々な遊びのゲーム盤になってくれて便利です。)

 このゲームのルールが子供たちにはなかなか理解できなかったようで、「子供たちに勝手に遊ばせて自分は休む作戦」は失敗に終わりました。どうやら、

 ・たくさん動かしたほうが勝ちというイメージがある
 ・動かせなくなったときには二人とも動けないんだから引き分けのように感じる

らしいです。「それはルールが違うよ。じゃんけんのパーとチョキで、パーの方が指5本だからチョキの指2本より強いって言うみたいに変な話だよ」と言ったら、ますますわからなくなったようです。自分が説明が下手だということを実感しました。


5月3日(木) 雪 p010503.jpg(8kbyte)

 「♪夏も近づく八十八夜〜」も過ぎたというのに、今朝起きて外を見るとなんだか白っぽいのです。思わず、眼がボケているんだろうかとこすってみましたが、目の錯覚ではありませんでした。土や木、車などの上にうっすらと雪が積もっていました。庭のチューリップが雪にあたってぐんにゃりとうなだれていました(写真)。

 せっかくなので、ライブカメラ画像選集のページに、今朝の雪の画像を追加しました。よろしかったらご覧下さい。

 ほんの数日前は、最高気温が25℃、夏日とか言っていました。(とはいえその夏日の日も、朝の最低気温は3℃とかで、とても寒かったのですが。) 内陸は日較差・年較差が大きくて大変です。(参考


5月4日(金) 交通標識

 ゴールデンウィークで、家族で車で出かける機会が増えています。子供たちの一人が眠ってしまったりすると、もう一人が退屈そうにしています。そこで、昨日は道路標識探しをして遊んでみました。

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 「何種類の標識を見たか」とか「予めどれか1つ決めた標識をいくつ見たか」とかで遊ぶのですが、そんな中で昨日、「横断歩道あり」の標識は1種類ではないということに気がつきました(右図)。

 このように、大人がひとりで渡っているデザインのものと、子供が二人で渡っているデザインのものがあるのです。しかも、昨日見た限りでは、学校や保育園等の近くの横断歩道は子供のデザイン、郊外の幹線道路の横断歩道には大人のデザインというふうになっているように思われました。

 さらに、この図では人物はみな右向きですが、左向きのデザインの標識も1つだけ見ました。自動車は左側通行なので、交通標識は通常道路の左側にあります。その場合は、横断歩道の標識のデザインの人物が右向きというのは当然です。しかし、センターラインのないような狭い道などで、まれに右側に標識がある場合があります。そんなときには右向きの人物の標識を用いるようです。

 交通標識を設置する側も、きっといろいろ考えて直感的にわかりやすいように工夫しているのだな、と感心しました。


5月5日(土) 水蒸気

 5月3日の朝、雪が降りましたが、10時過ぎくらいから日が射してくると、畑や屋根や道路から、降った雪がどんどん解けて蒸発し、そこらじゅうから水蒸気が上がりました。

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 写真ではわかりにくいかもしれませんが(写真も小さいですし)、見渡す限りそこらじゅうからもうもうと湯気が上がります。しかも、その湯気はなかなか消えずにゆらゆらと漂い、風に渦巻いていました。

 多分、雨ではなく雪だったため、流れたりしみ込んだりせずに地表にとどまっていた水分が、強い太陽に照らされて一気に蒸発したためにこのような現象がみられたのだと思います。

 青空には太陽が輝き、霧でもかげろうでもない、不思議な風景でした。これも5月の雪ならではの景色だと思います。

 ライブカメラのページに、山の名前の説明図を追加しました。


5月6日(日) 『11ぴきのねこ』

 『11ぴきのねこ』という絵本があります(写真左:こぐま社)。先日亡くなられた馬場のぼるさん(プロフィールはこちら)の作品で、このページの情報によると、もう30年以上前に出版されたものだそうです。

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 “11ぴきのねこ”シリーズはその後4〜5冊出版されていると思いますが、私はシリーズ第1作であるこの『11ぴきのねこ』と、確か第2作の『11ぴきのねことあほうどり』が好きです。

 昨日、この“11ぴきのねこ”のぬいぐるみを見かけ、つい購入してしまいました(写真右)。大きさは20cm程度、値段は1体1,680円でした。ここはやはり11体購入して、絵本のシーンをジオラマとして再現して写真にとって・・・という考えが一瞬頭をかすめましたが、幸いお店に在庫がありませんでした。

 さらに、『11ぴきのねこと仲間たち ポストカードブック』(こぐま社 760円 ISBN4-7721-7003-0)も買ってしまいました(大散財)。

 ポストカードブック、つまり絵はがき集なんですが、18枚のはがき大のイラスト集です。なんとなくカレンダーの図案を意識したような作りになっていて、1年間の季節を順にたどって行くような構成になっています。

 この中に『11ぴきのねことあほうどり』の後日談とも思えるイラストが1枚ありました(というか、このイラストを見て購入を決意したんですが)。『11ぴきのねこ』シリーズのファンの方、お勧めです。


5月7日(月) Sternmosaik b_tile1.jpg(4kbyte)

 ブロックなどを紹介するページに、新しく木製のタイル玩具(パズル?)のページを追加しました。

 先日、「キッコーパズル」というタイル玩具を紹介しましたが、あれと同類のものです。タイルで何か美しいパターンを作って遊ぶ、というのは、ブロックともパズルとも違うような気もするのですが、一応ブロックのカテゴリに入れておきます。

 余談ですが、この写真、なんだか「右肩上がり」に見えませんか? いわゆる「目の錯覚」(視覚の錯視現象)です。写っている図形に対する先入観によって、認識がゆがめられるのです。


5月8日(火) Sternmosaikの型紙 smpl1.gif(6kbyte)

 タイルを並べる遊びは2次元なので、Drawソフトを使ってSternmosaikを再現してみました(右図)。このタイルは辺の比が無理数なので、単純に方眼紙の格子点上に頂点が乗りません。CADとかの図面を描けるソフトなら簡単なのでしょうけれど、手持ちのソフトではちょっと大変でした。

 辺がぴったり合っていませんが、そのほうが本物っぽくて雰囲気が出るからいいか、と開き直っています。

 せっかく作ったので、Sternmosaikのページにファイルを置きました。gifファイル版(69kbyte)と、pdfファイル版(29kbyte)があります。厚紙などに印刷して切り取って遊べます。お試しください。


5月9日(水) Posit

 このページのリンク集でもご紹介している、Tsuppy's Abstract Gamesというページがあります。こちらで、私のページを紹介していただきました。

 なお、Tsuppy さんの環境では、私のPosit JAVAアプレットが動作しない、という貴重なご意見もいただきました。とりあえず旧いバージョンをテストしていただいたところ、そちらはOKだったようなので、ここに、こっそり置いてみました。もし今までのアプレットが動かなかったという方がいらしたら、こちらをお験し下さい。


5月10日(木) 自分のページの検索

 このページも公開して2ヶ月あまり、そろそろアクセスカウンタも4桁になろうかとしています。ここを訪れてくださった全ての方に感謝しています。

 先日、ネットワークのセキュリティ関連の記事を読んでいて、「定期的に自分のメールアドレスやホームページのURLで検索をかけてみるとよい」という話が出ていました。

 試しにやってみましたが、幸か不幸か「思いがけずリンクしていただいている」というページは発見できませんでした。でも、フレッシュアイというWeb検索エンジンのUFOと宇宙人の研究というトピックスの中に自動分類されていたことがわかりました。これはもちろん、このページで紹介している「UFOパズル」のUFOという言葉がキーワードとして選択されているためです。

 現在(5/10)は存在していないようです。フレッシュアイは更新後1ヶ月程度の新しいページしか紹介しない方針のため、しばらくUFOパズルに関する情報を載せていない私のページは失格になっているのでしょう。

この「UFOと宇宙人の研究」トピックスに選ばれたページのリストを眺めていると、計算機による自動分類というのがいかに困難か、よくわかります。


5月11日(金) 縞模様

 縞枯れ現象というのがあります。八ヶ岳にはその名も「縞枯山」というのがあります。山の等高線に沿って木が枯れるという現象が起き、それが毎年、波のように少しずつ移動して行くという現象です。

 1ヶ月ぶりにあそびのコラムに新作“縦じまと横じま”を追加しました。ところで、「邪(よこしま)」という言葉がありますが、あれは「横じま」と何か関係があるんでしょうか。


5月12日(土) プラモデルのカメラ

 カメラのプラモデルというのがあるんだそうです。ここのページの画像を見ると、箱に入ったパーツは、まさにプラモデル。しかも、このページ("DOS/Vマガジン"という雑誌の“買い物ウォーカー”というコーナー)の写真にあるように、ちゃんとフィルムを入れて撮影ができるものらしいです。ちなみに、実際に作った方がここに組み立ての注意等を載せて下さっています。

 レンズつきフィルム(いわゆる使い捨てカメラ。もちろん本当は再利用されている)と同等かそれ以下の写真しか撮れないらしいんですが、簡単なカメラの仕組みなどがわかっておもしろそうです。ただ、いったん組むとばらせないというのが残念。(接着剤は使わないそうですが、ツメではめ込み式になっているそうで、はめてしまうと破壊的にしか開けられないそうです。)

 1セット1,000円だということなので、2セット買って1セットは組み立てて性能(本当に撮れること)を確認し、もう1セットは標本として組まずに保存する、というのがいいかな・・・とか考えています。


5月13日(日) 

 ・リンク集に1件追加。
 ・ライブカメラ作成記録のページにトラブルの記録を追加。



5月14日(月) ディジタルカメラ+単眼鏡

 ディジタルカメラと単眼鏡でちょっと遊んでみました。

ツールの画像(4kbyte) ライブカメラの画像(5kbyte) ズーム画像(3kbyte) ズーム画像(3kbyte)
写真1 写真2 写真3 写真4

 写真1は、撮影に使ったディジタルカメラ(FUJIFILM FinePix700:150万画素、光学ズームなし)と単眼鏡(中国製: 8x21)です。単眼鏡は購入価格1,000円くらいの非常に安価なもので、視界の中心以外は暗くて歪んでいます。

 写真2はライブカメラの画像を縮小したもので、これとは違うカメラで撮影しています。この写真の左上の長方形部分、権現岳付近を “カメラ+単眼鏡” で撮影してみたのがその右側、写真3です。カメラを右手に持ち、単眼鏡を左手に持ってレンズの前に押し付け、液晶ファインダで確認してシャッターを切ります。単眼鏡のピント合わせが大変難しい上、非常に手ブレしやすいです。

 写真4は、夜、月を撮影してみたものです。1/45sec、F3.2でした。(トリミングしてガンマ補正しています。) 素朴な手法ですので撮れる写真もこの程度ですが、なんだかとても楽しいです。

 「あそびのコラム」に書くほどの内容ではないので、ここに。


5月15日(火) LEGO Mindstorm

 LEGOというブロック玩具がありますが、このシリーズの“上級編”として、LEGO Mindstorm というのがあります。センサーとモーターを組み合わせ、プログラムを書いて実行させることができるようです。つまりロボットが作れるのです。日本でもファンが多いようで、特に大人のファンがすごいものを作っているみたいです。

 たまたま、Mindstormのページで、こんなものを見つけました。昔流行したルービックキューブを解くロボットだそうです。すごい。



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2001 hhase