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2024.12.31 公開ひとこと
4月9日(木) カードマジック(その1)
カードを使ったマジック(手品)の話です。
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こんなカードマジックを知りました。Peter Winkler のパズルの本からですが、出典は “Mathematical Card Magic”(Colm Mulcahy:2013)だそうです。
マジシャンがトランプのカード一組をリフルシャッフルして、カードを伏せて、何のカードなのかわからないように上から5枚のカードをあなたに配りました。そして、「5枚のうち好きな枚数を選んで、そのカードの数字の合計を教えてください。Jは11、Qは12、Kは13、Aは1として計算してください。」とあなたに言いました。あなたは言われた通り数枚のカードをこっそり選んで取り分け、その合計をマジシャンに伝えました。するとマジシャンはあなたが選んだカードをスート(スペード、ハート、ダイヤ、クラブ)も含めてすべて正確に言い当てました。このマジックの仕掛けを考えてください。 まず、リフルシャッフルは上手にやると完全にコントロールできるそうです。今回、一番上の5枚は完全にマジシャンはコントロールしています。さすがに一組のカード52枚の任意の5枚の組合せではこのマジックは成立しないのは明らかです。なのでマジシャンは相手に渡した5枚のカードはすべて記憶しています。その前提で、選ぶカードの枚数は指定せず、また選んだ枚数も伝えなくても、合計の数字だけからどのカードを選んだかわかるように5枚のカードを選びたいのです。特に作為がなさそうに見えるように、選んだ5枚はあまり規則的ではないように見えるほうが望ましいでしょう。
このマジックをきいて(読んで)、「え、そんなことできるの?」と思いました。なぜなら使えるカードの値の最大値がK(=13)なのです。それ、無理でしょ? と思ったのです。この時点ですでに術中にはまっているのですね。
(つづく) ○
昨日の、1,2,3,4,…,10を約数に持つ最小の数(=1,2,3,4,5,6,7,8,9,10の最小公倍数)ですが、1から10を素因数分解して素因数を決めれば求まります。
1 1 2 2 3 3 4 2 すでに2があるので新たに追加する素因数は2だけで良い 5 5 6 - すでに2も3もあるので新たに追加する素因数はなくて良い 7 7 8 2 すでに2が2つあるので新たに追加する素因数は2が1つだけ 9 3 10 - すでに2と5があって10の倍数なので新たに追加する素因数はなくて良い 上の表は、求める数の素因数に必要な数字を順に追加していったものです。2列目の数字を全部掛け算すると、求める最小公倍数が求まります。2520になるはずです。
<おまけのひとこと>
数理的なカードゲームの話は過去にいくつかご紹介していると思うのですが、これは初めてだと思います。
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