あやとり紐について

 連載ではご説明できなかった、あやとり紐についての説明ページです。

〇 紐の素材について

 まず、指を傷めない紐であることが大前提です。その上で、太すぎず細すぎず、やわらかくて扱いやすい紐が好ましいです。100円ショップでも様々な素材の紐が手に入りますが、手芸店で紐を入手するのがおすすめです。私はアクリルのカラーひも(3m)という製品を愛用しています。

 これまで試してみた紐です。写真をクリックすると拡大します。

 この写真の3種類の紐はすべて100円ショップ(ダイソー)で入手したものです。左のワックスコードは結び目が大きくなりすぎて今一つでした。中央のカラーひも、長さが4mあって良いのですが、やや太すぎます。右のレース編み用の糸は細すぎました。鎖編みにして使おうかと思ったのですが面倒なのでやめました。

 このカラフルな毛糸玉もダイソー出身です。毛糸はあやとり紐として使い勝手は良いですが、長く使っているとけば立ってきて滑りが悪くなります。子供のころは鎖編みにしてあやとり紐を作ってもらっていました。この毛糸を用いたあやとりの写真を掲載しているwebサイトがいくつかあります。

 これは手芸屋さん(トーカイ)で買ったひもです。上の「人絹飾り紐」は滑りが良いのですが、結び目が大きくなってしまって今一つでした。下2つのアクリル紐(3m)を気に入って、たくさんの色を買って使っています。

2024.06.23


〇 紐の長さについて

 あやとり紐の長さを記述するとき、結ぶ前の1本の状態の長さを測る流儀と、結んで輪にした後で紐が二重になった状態で長さを測る流儀があります。

 私が「使用紐の長さ」を記述するときは結ぶ前の長さを使うことが多いです。

2024.06.23


〇 紐の結び方について

 最初に使いたい長さの紐を準備します。

 [重要] あやとり紐を結ぶとき、紐の「ねじれ」をできるだけ無くしてから結ぶことを心がけてください。紐に「ねじれ」や「よれ」があると、特に緩めに取った時に思ったようにかたちが定まらないことがあります。まず、下の写真のように結ぶ前に紐を吊るして垂らします。

 上から下に向かって紐を指ではさんでしごくようにして、ねじれをなくしてゆきます。

 あやとりの紐を輪にするために両端を結びます。可能であれば吊るしたままの状態で結んだほうが「ねじれ」や「より」が戻りにくくて良いと思います。以下のように結ぶと結び目がそれほど大きくならず、ほどけにくくて丈夫な輪になります。

 両端を接着したり熱溶着したりする方もいますが、まずはこれで十分だと思います。

2024.07.07


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2024.06.23 公開
2024.07.07 更新
長谷川 浩(あそびをせんとや)


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