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以前の「ひとこと」 : 2001年4月


4月2日(月) 顔

 「顔」というのは、生き物にとって特別の意味をもつようですね。身の回りのものがなんとなく顔に見えることってありますよね。これは、相手の生き物が攻撃的なのかどうかをいち早く判断できることが、生存にとって重要だからでしょうか。

 あそびのコラムに「顔を動かす」を追加しました。


4月3日(火) ライブカメラ

 ふと思い立って、今はほとんど稼動していない旧いディジタルカメラと、同じく旧いノートパソコンを使って「簡易ライブカメラ」のシステムを作ってみました(ここです)。まだ実験中で、画像が切り替わらなかったり、カメラを固定するよい方法がみつからないため他人が見ても(本人が見ても)ちっとも面白くない画像だったりします。

 ソフトウェアは、橘家 鶴蔵さんのホームページからいただいたCameというユーティリティです。このソフトを使うと、とても面白いことがたくさんできます。おいおい「あそびのコラム」などで紹介して行きたいと思います。


4月4日(水) ライブカメラ(つづき)

 自前でライブカメラができる、というのはなんだかとても楽しいです。夜は真っ暗ですけれど。


4月5日(木) ツバメ

 今朝、この春はじめてツバメを見ました。
 ライブカメラ作成記録の公開をはじめました。


4月7日(土) 『ほんとうの空色』

 「ほんとうの空色」という児童文学をご存知でしょうか? 魔法の絵の具「ほんとうの空色」を手にした貧しい少年のお話です。小さなころ、この児童文学がとても好きでした。たとえば、こんなページで詳しく紹介されています。

 ライブカメラで出先から自宅付近の風景を眺めていると、この「ほんとうの空色」の話を思い出しました。もちろんお話の世界のほうがずっとずっとすばらしいんですが。


4月8日(日) 朝日

 八ヶ岳から朝日が昇ります。日の出る位置がだいぶ北になってきました。1年でいちばん日が短い頃は、ライブカメラの画像のちょうど中央、八ヶ岳の南端の稜線付近から日が昇っていたのですが、今は画面の左側から昇ります。

 本日もライブカメラ作成記録を更新しました。しばらくは撮影間隔を1時間おきに変更します。


4月11日(水) 新芽

 急に暖かくなってきました。ライブカメラの画像の左下に木の枝が見えますが、これはうちの庭のライラックです。新芽がふくらんできました。そのむこうに、ビニールハウスが建ったのが見えます。

 固定カメラからの撮影というのは、ほとんどかわらないようでいてちょっとずつ変化があって楽しいです。ここ数日留守にしていたのですが、出先から画像が確認できてとても楽しめました。安定稼動しているようなので、撮影を1時間1回から1時間3回に増やすことにしました。


4月12日(木) 混ざったものを分ける

 たとえば、絵柄は違うけれど色合いが似ているジグソーパズルを2組買ってきて、そのピースを混ぜてしまったら、それを分けるのはとても大変です。でも、たとえば100ピースくらいの簡単なジグソーパズルだと、複数を混ぜて遊ぶと難易度が上がって楽しめたりします。

 「あそびのコラム」に覆水盆に返らずを追加しました。


4月13日(金) 犬

 ある種の心臓の発作が起こる前に、それを予知してくれる犬がいるんだそうです。もちろん飼い主の発作だけです。発作が起こる前にはある種の化学物質(ホルモンとかオータコイドとかの類)の血中濃度が上がり、犬はその「におい」に反応するのだ、と医学的には説明されています。(あくまでも仮説です。)

 “以前このにおいになったときに飼い主が大変な状態だった”ということを犬が学習して、次に同じにおいを嗅ぐと、それを教えてくれるんだそうです。ところが、実際に発作が起こってしまうとその化学物質の血中濃度は下がってしまうため、その「予知の鍵となる物質」を調べる手段がないのだそうです。


4月14日(土) 

 ライブカメラのページ、および作成記録のページを更新しました。

 ライブカメラはちょっとした実験のつもりではじめたのですが、けっこう面白くて夢中になっています。ただ、セキュリティの問題が気になりますね。


4月15日(日) こいのぼり

 春の保育園の園庭作業に行ってきました。私は高いところが好きなものですから、「屋根に登って雨樋の枯葉の掃除」とか、「ジャングルジムの上に立ってこいのぼりのポールを支える」とかいう作業が得意です。会社の避難訓練などでも、外壁に垂直に取り付けられた非常梯子を降りたり、布製のシューターを滑り降りたり、という役は率先してやっています。とても楽しいのに、なぜかみんなやりたがらないんですよね。(でも遊園地のジェットコースターとかは苦手です。自分がコントロールせずに振り回されるのはダメなんです。)

 こいのぼりを固定する金具なども、年々工夫されていることがわかってとても面白かったです。でも、普段運動していないくせに調子に乗って張り切って作業したら筋肉痛になりました。やれやれ。


4月17日(火) 画像集

 昨夜、ちょっとgooを検索してみたら、ライブカメラ集のページ(ここ)に、このサイトが載っていてちょっと驚きました。

 新しくライブカメラ画像選集のページを作ってみました。よろしかったらご覧下さい。


4月18日(水) 『十一月の扉』

 高楼方子著『十一月の扉』(リブリオ出版)という本を図書館から借りて読みました。最近は、読んで面白かった本は必ずネットで検索をかけてみています。この本に関してもいくつも感想や書評がみつかりました。

  • うさぎ屋本舗・幻想書棚
  • 産經新聞の書評
  • 乱読日記99/11
  • 子どもの本で言いたい放題
  • 肯定的な意見も否定的な意見もあって楽しめました。こういった様々な「声」が読めるところもWebのいいところだと思います。

     リンク集でリンクが切れていたところを修正しました。


    4月19日(木) 本

     昨日は珍しく往復で3時間ほど列車に乗ったので、文庫本を2冊半読みました。著者は西部邁・日高敏隆・堀田あけみです。(濫読の私はジャンルがばらばらです。)ちなみに西部 邁の「すすむ」の漢字が表示できなかったので、本のタイトルでインターネット検索をかけて、見つけた著者名の文字列をcopy & paste しました。

     青空文庫というページがあります。ここには著作権上問題のないテキストがたくさん置いてあります。ここからいただいたテキストを小型携帯機器などに入れて読んでみたりもしているのですが、やっぱり文庫本のほうが読みやすいです。ただ、遠くへ行くときなど乗車時間が10時間を超えるようになると、文庫本をかなり持って行かないと足りなくなってしまうので、そんなときは大量にデータを入れられる携帯機器も便利です。


    4月20日(金) Chain Reaction フレームキューブ

     このサイトで紹介している仮名称「フレームキューブ」というブロックがあります(写真)。以前このブロックを紹介した友人がちゃんと説明書を保存していて、製品名を教えてくれました。(いいかげんな私とは大違いです。)

     “Chain Reaction”というのがその名前です。イギリス製で、輸入元は「やのまん」。日本での製品名も「チェーンリアクション」と、そのままです。ちなみにこれは連鎖反応という意味です。名前の由来はよくわかりません。そうそう、製品名に納得できなかったせいで、覚えられなかったんです。(昔から意味もなく暗記するというのは一番苦手です。)

     残念ながら上記のやのまんのページにも情報はありませんし、Webで検索をかけても、同じ名前の映画の情報ばかり引っかかってきて、この Chain Reaction に関する情報は見つかっていません。でも、正式名称がわかっただけでも大きな前進です。


    4月21日(土) ハエの脳のモデル

     数日前、読売新聞のサイトにハエの脳でヘリを制御という記事が載っていました。

     これは、ハエを捕まえてきて脳に電極を繋いでヘリコプターのコントロール系と電気的に接続したら本物のヘリコプターがハエのように舞った、という話ではもちろんなくて、ハエの視覚情報処理の仕組みを真似てコンピュータのプログラムを作り、それを利用して模型のヘリコプターを制御したらうまくいった、という話です。

     今日、埼玉県和光市の理化学研究所で公開されているそうです。こんなときは首都圏に住んでいる人が羨ましくなります。


    4月22日(日) 図書館

     図書館をよく利用させてもらっています。最近はこのページのように、Webでもいろいろな情報が取得できてだいぶ便利になってきました。

     図書館には開架式と閉架式がありますが、私は開架式のファンです。本棚のあいだをぶらぶらと歩いて、ふと手に取った本が自分の好みだったりするととても嬉しくなります。資料や技術文献ならばともかく、日常の読書のための本を提供してくれる地域の図書館は、開架式がいいです。


    4月23日(月) 『百万回生きたねこ』

     子供が自分で図書館から『百万回生きたねこ』(佐野洋子 作・絵:講談社)の絵本を借りてきました。

     私「面白かった?」
     子「うん。」
     私「そうかぁ。どんな話だった?」
     子「えーとね。・・・(かなり正確にあらすじを説明する)・・・」
     私「そうか。じゃあ最後はどうしてトラ猫はあのままだったんだと思う?」
     (すみません、ご存知ない方のためにあいまいに書いています)
     子「うーん、わかんない・・・」

     ・・・そうか。やっぱりまだわからないのか。まあ本人がおもしろかったと言っているのだからいいか。でもちょっと早かったかな。


    4月24日(火) 遅霜

     昨日(4/23)の朝は氷点下になり、霜が降りました。やっぱり八十八夜までは霜の心配があるようです。ちょっと検索してみると、こんなページがありました。

  • まいにちKids:八十八夜
  • 5月の移動記念日
  • 季語

     春の最後の霜を「別れ霜」「分かれ霜」「忘れ霜」「霜の別れ」「終霜(しゅうそう)」などというのですね。知りませんでした。


    4月25日(水) リアプノフ

     リアプノフ(Liapunov)という名前をご存知でしょうか。微分方程式を勉強すると出てくるリアプノフ関数とか、リアプノフの大域安定性とかで名前が出てくる有名なロシアの数学者です。

     昨夜、ちょっと調べものをしていて、いつものようにどんどんわき道にそれて行ってロシアピアノ音楽発掘のページというサイトをのぞいていたら、リアプノフという作曲家の曲が載っていました。聴いてみるととてもいい曲です。

     「ロシア五人組」(ボロディン、キュイ、バラキレフ、ムソルグスキー、リムスキー=コルサコフ)のひとりであるバラキレフの弟子なんだそうですが、なんと数学者のリアプノフの弟だそうです。(などと、さも常識であるかのように書いてますが、ロシア五人組は今調べました。ボロディン、ムソルグスキー、リムスキー=コルサコフはともかく、キュイ、バラキレフなんて曲のタイトルすらひとつも思い浮かびません。)

     ピアノがお好きな方、上記のページは大変お勧めです。


    4月26日(木) ライブカメラ不調

     今朝見たら、ライブカメラの画像が更新されていないことに気がつきました。カメラは定期的にシャッターを切っていたので、てっきりちゃんと稼動していると思っていたのですが、サーバへの画像の転送に失敗していました。

     とりあえずPCをバックアップと差し替えて、あとで調査することにしました。


    4月28日(土) つばめ

     昨日、JRの駅に行ったら待合室につばめが一羽迷い込んでいました。開けることのできないガラスの縁で、ばたばたと羽ばたいては止まり、また羽ばたいては止まり、ということを繰り返していました。待合室には学生のグループや勤め人をはじめ、様々な世代のいろいろな人が20人以上いたのですが、誰もつばめには全く無関心でした。

     なんとか外へ放してやりたい、でも下手に手を出して逆にパニックになってあばれて怪我でもしたらかわいそうだし、と思ってためらっていたのですが、その間につばめはガラスと自動販売機の間の、とても自力では出てこられないであろう狭いところへ入りこんでしまいました。

     これはもうなんとかしないと、と思って、まず外へ出てガラス越しにつばめを自動販売機の裏から追い出し、再び待合室に入って素手でつばめをそっと捕まえました。疲れたの諦めたのか、簡単に捕まってくれました。小さな生き物は心拍数が高いものですが、とてもこわかったのでしょうか、ものすごく「ドキドキ」していました。

     そのまま外へ出て、フェンスのへりにそっとおいてやると、元気に飛んで行きました。

     それにしても私がひとりでそんなことをしている間、その場にいる方々は皆さん「無関心」のままでした。(まあそのほうが恥ずかしくなくていいんですけど。)



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