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フレームキューブ(仮名称)

 これがフレームキューブです。購入したのは1993年です。パッケージはとうの昔に捨ててしまい、名称すら忘れてしまいました。で、勝手にフレームキューブと呼んでいます。

 この写真の真中に、赤・青・黄色の3つのキューブが見えていますが、これが1セットです。最初は1セットだけ購入したのですが、新しいパターンを作るために、苦労して作ったパターンを破壊するのが忍びなく、だんだん買い足しました。ひとに譲ったりして今では手元にほぼ3セット分残っています。



パーツと基本形


 これがパーツです。コの字型をしており、先端部分が円筒状にえぐられています。この部分が別のパーツをしっかりと押さえ込みます。色はご覧の通り赤・青・黄色の3色があります。わりと柔らかくて弾力のある素材です。
 なんだか、荷造りした荷物の紐につけるプラスチックの取っ手か、家具の引き出しの取っ手のようにも見えます。



基本のキューブの作り方

 上記のパーツを6本組み合わせて基本となる立方体形状を作ります。これは6本を組み合わせることによってはじめて安定するため、組み立てにはある程度の手の大きさと力、それから手先の器用さが要求されます。このパズルに添付されていた説明書には、この基本キューブを作る所要時間の記録はわずか4秒と書かれていました。

サンプル1  ⇒  サンプル2  ⇒  サンプル3  ⇒ 
(1).ピース2つでループを作り、   (2).もう1つのループを挿入し、   (3).3つめのループのパーツを入れ、  
サンプル4  ⇒  サンプル5  ⇒  サンプル5  
(4).反対側も入れ   (5).できあがり   (6).独楽のように回ります  

 写真で見ると易しそうに見えますが、これだけでも結構大変です。組み立ててしまうとそれなりにしっかりしており、最後の写真のように独楽のように回すこともできます。この程度では分解しません。ただし衝撃には弱く、回っている最中に手でとめたりするとそれだけで壊れたりします。また、30cm以上の高さから落とすと、まず間違いなく分解してしまいます。

赤いキューブ3色キューブ
一色で作ってみたキューブと3色のキューブ。


応用編

  • 結合パターン1:くさり
    fc_chain.jpg  基本キューブが作れれば、これは比較的作るのが簡単です。最初にそれぞれのキューブを独立して作っておき、ピースを1つだけ外して鎖のように組みます。


  • 結合パターン2
    結合パターン2の写真1 結合パターン2の写真2
     このパターンでは、それぞれのキューブの2つのリングが、相手のリングと絡んでいます。こういった構造を作る場合は方法が二通りあります。独立したキューブを2つ作っておいて少しずつリングを絡めてゆく方法と、1つ目のキューブに対して、2つ目は最初からリングを絡めながら作っていく方法です。


  • 結合パターン3
    結合パターン3"  このパターンは、2つのリングが互いに2つリングと絡んでいます。写真では上が青いキューブ、下が黄色いキューブですが、水平面のリングを除いて、縦方向のリングはそれぞれ相手のキューブの2つの縦のリングの中を通る構造になっています。

     この2つのキューブをさらにぎゅっと圧縮すると、互いに噛み合わせることができるようです。ただその場合はパーツにかなり無理な力がかかるようで、まだやってみていません。


  • 結合パターン4
    結合パターン4の写真1 結合パターン4の写真2
     4番目のパターンです。写真が小さくてわかりにくいのですが、このパターンはキューブを構成する3つのリング全てが、隣のキューブのリング2つと絡まっています。この方法でキューブ2つを組むのはかなり大変です。ただし、いったん2つのキューブがこの方法で組み上がってしまうと、3つ目のキューブからは追加がとても易しくなります。キューブ内部の密度が高いため、追加するキューブのピースが1本だけでも安定しやすくなるためです。
     ちなみにこの製品を購入したときのパッケージは、赤・青・黄色の単色キューブ3つがこのパターンで結合されていました。


  • p.s. この製品の名称等情報をお持ちの方はメールで教えていただけると嬉しいです。webで検索しようにも名前もわからないのでどうしようもないんです。

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    2001 hhase