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宮ノ越宿:  

 

宮ノ越宿は時間の都合もあり、バスの車中で横山先生の説明を聞きながら通過です。

左手の山上に木曾義仲の山城を見ていると道路のちょっと先に、義仲の出陣を祝った

という八幡神社の林が見えてきます。

又、宮ノ越から鳥居峠へ繋がる山肌はブナの美林だそうで、これだけ続くブナ林は珍しいそうです。

薮原宿:

薮原宿では、おろく櫛の直売センターを見学しました。     

そこでは職人さんが、櫛の歯けずりの実演 を見せてくださいました。    

櫛の歯は、時計のゼンマイから手作りしたという鋸で、目分量で一歯づつ

表と裏の2回ひいて作るのだそうですが、まあその出来栄えの細かい事感心させられます。   

手引きの櫛 は、溝が円をえがく様に作られているそうです。     

材料はネズコだそうで、出来あがった櫛はみごとな色 あいをしていました。     

しかし、そんな工場も今メインで作っているのは、パネルの様で下の工場には 沢山積まれていました。     

皆さん、気に入ったお土産を沢山調達されたので、帰りにお店から菜箸のお土産をいただきました。

奈良井宿:

 

町の中心・ここも今日は静かです。

申頭・なんとなく猿ににています。  

申頭・なんとなく猿ににています。  

木曾の大橋の駐車場でバスを降りて、一路今日の昼食所の越後屋さんに向かいます。

汽車の線路を渡る所にはいつの間にか、横断禁止の立て札が立っていました。

確かこの前は無かった様な気もします。

町中は、シーズンはずれの平日のせいか観光客も少なく、静かすぎるぐらいの感じでした。

今日のお昼は、奈良井宿の越後屋さんです。  

入り口を入ってずっと奥の裏道までぬけた所に、はなれがありました。   

食事を待つ間、いつの間にか横山先生が松茸を調達して帰ってこられました。

皆さん、思わぬところでおすそ分けをいただき、今夜のすてきな夕飯のおかずが出来た様です。

昼食後は1時間ほど自由散策です。  

お土産をさがされる方、町並み見物をされる方等いろいろです。   

横山先生に見所を教わりながら、町はずれまで散策しました。 

町には、何箇所か水場があります。  

どこの水場も美味しい水が一杯流れています。 

札場・高札の文字はほとんど消えてしまっていました。   

消えない様にするには、漆を混ぜて書く と良いのだそうです。  

上町のはずれには、鎮神社(シズメジンジャ)がありました。

諏訪には、ないそうです。  疫病を鎮めたのだそうです。

今日の最後は、奈良井駅の近くにある二百地蔵にお参りしました。   

しかし、有ったのは地蔵尊ではなく、観音様でした。   

歯の痛そうな如意輪観音、三面八被の馬頭観世音、その中に一体だけ不動明王が混じっていました。    

不動明王が観音の位まで上がるには、56千万年ほどかかるそうです。

ここにも、前回浪人塚で見た徳本の念仏塔か゛ありました。

最後は、横山先生のお経に合わせて、皆でお参りしました。  

無事に旅が終わりますように。

 

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