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いい旅をするための6つのStep(トップページ)Step1 旅行プランを立てるまでAプランづくりのこつ〜「逆算論」と欲張らない
 

Step1 旅行プランを立てるまで
 


Aプランづくりのこつ〜「逆算論」と欲張らない


○「逆算論」とは

 1泊2日、あるいは2泊3日といった日程を決めた場合、具体的な旅程はどこから決めていきますか?私の場合、まずは往復の交通機関から決めます。とりわけ帰りの交通機関の時間は重要なポイントとなってきます。

 せっかくの旅行なので、できるだけ長く現地に滞在したいという思いは誰しもが持っています。だからといって、家に帰り着くのが夜中になるというのは避けたいものです。休暇の翌日には仕事が待っているわけですから、旅疲れを理由に休むということは許されません。旅装を解いて、風呂に入って、できるだけいつもと同じ時間に就寝したいものです。

 そこで私は、旅程を「逆算論」で組んでいきます。すなわち、自宅に何時に着くためには、何時の列車に乗ればよいか。そのためには旅先を何時に出発すればよいか。それを考えて交通機関の予約などを決めていきます。往路の方がいろいろなパターンを考えることができるため、復路の後回しとする場合が多いです。

 諏訪地方に住んでいるので、旅の出発と帰着の起点は東京か名古屋となります。東京だと新宿からスーパーあずさ号で2時間半弱、名古屋だとしなの号を塩尻乗り換えでやはり2時間半弱という時間を計算に入れなければなりません。たいていの場合、新宿発 は19:00、名古屋発は18:40という列車を使っています。これなら自宅に到着するのが21:30頃でちょうどいいのです。

 往路も同じように東京か名古屋が起点になるわけですが、出発についてはたいがい仕事を終えた(あるいは早退した)あとに、スーパーあずさ号やしなの号に乗って東京か名古屋に出ます。その時間は、寝台特急のダイヤに合わせたり、東京や名古屋で少々一杯飲むことを考えたり、仕事の都合を考えたりとまちまちになります。臨機応変に対応できるよう多少余裕を持つことが多いです。

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○あっちもこっちも行きたいけど・・・

 どうせ旅をするのなら、あっちもこっちも巡ってみたいと思うのはだれしも思うことです。しかし、欲を張って旅程を組むのは感心しません。私もひとり旅を始めた最初の頃は、今では考えられないような強行スケジュールを組んだものでした。でも、旅を重ねていくごとに、旅程はゆったりと組む方がかえって旅先での印象が強くなることが分かってきました。

 一番いい例が、旅行会社のツアーです。近年ではゆったりプランのツアーも増えてきましたが、以前は「いいとこどり」のツアーが多かったように見受けます。それはそれで、ニーズに合ったものなのかもしれませんが、旅が散漫になることを私的には心配してしまいます。せっかく、見知らぬ町にやってきたのだから、その町を思う存分堪能してほしい。そこには、観光ガイドなどには載っていない、本当のその町の姿が見えるかもしれない。それを探すのも旅の楽しみだと思うからです。

 移動に時間がかかりすぎるのも、ギスギスした旅程にするひとつの要因です。北海道に行ったからといって、3日間で函館と釧路を巡ろうというのはちょっと考えものです。両都市を移動するだけで1日かかってしまいます。もっとも、JR北海道の列車に乗ることやレンタカーでドライブをすることを目的としているなら話は別ですが。

 その場合、私が旅程を組むならば、函館だったらせいぜい札幌まで、釧路なら帯広もしくは根室のどちらかをセットします。常々考えることは「今回は函館なので、次回は釧路に行こう」と、 再来訪を意識するということです。じっくり腰を据えて巡った旅先というのは、強く印象に残っているものです。もちろん、再来訪がまた函館ということだって十分あり得るのです。

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Step1 旅行プランを立てるまで

@まずは日程を決めよう

★行き先、目的の考え方

Aプランづくりのこつ〜「逆算論」と欲張らない

B旅先の天気は「運不運」

ABに関連し、プランづくりの実践例も紹介しています

 

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