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[見学会・その他 目次]


98/09/06 久しぶりに奥野田ワインを訪問

いちばん上の支線を越え、大きく伸びたカベルネ・ソーヴィニョン。摘心されてもさらに上へと伸びている
 季節はもう秋!春に植えたカベルネ・ソーヴィニヨンとシャルドネはどうなったか?と心配しつつも自分も畑なんぞを始めてしまったものだからなかなか訪問する時間がとれない、苗植えからその成長を時々刻々(?)、レポートしようなどと考えていたが、考えているうちに月日は流れ悲しいかな今日になってしまった。
 今日は団体のお客様が午後3時過ぎまであるということで私は昼過ぎに行くことに。訪問の前に以前から興味は持っていたのだが上り口の交差点を素通りしていた"ぶどうの丘"をこの機会に訪問することにする。訪問することにしたのはいいのだが、今日は日曜日、観光客がたくさんいて案の定、ぶどうの丘への坂を登り初めてすぐ渋滞にはまる。でもここはぶどうの丘というだけのことはある道の沿道はぶどう畑、結構角度のある斜面にワイン用ではないがぶどう棚が広がっている。きょろきょろ見ていればあまり渋滞も苦にならない。そうこうしているうちに係員の誘導で施設からちょっと距離のある駐車場に車を止め、徒歩で登って"ぶどうの丘"へ。
 ぶどうの丘に期待することいえばなんといっても地下セラーの飲み放題だろうが、一時を回ってお腹が空いていたのでとりあえず昼食と思うが、レストランは70分待ちの看板、しょうがないので軽食コーナーのカレーと相成った。テラスの軽食コーナーは天気がよければ周りのぶどう畑の緑がよく見え、すごく気持ちいいのだろうが今日はあいにく小雨交じりの天気、周りはガスっていてよく見えなかった(;_;)。
 1,100円でタートバンを購入して地下セラーへ、薄暗いセラーには試飲用のボトルが樽の上に置かれており、両サイドにワインの棚がある。試飲をしてみて気に入ったものがあれば、棚からとってレジに持っていけば購入できる仕組みだ。試飲できるワインは2,000円程度のものまで高級なものはおいてないようでちょっと残念な感じがする。赤ワインばかりを何種類か試飲してみたが、タートバンでの試飲のせいか、それともすでに十分に空気にさらされているせいか、どれも口当たりがよく感じられた。ただ、車で来ているので飲むわけにもいかず、スピトーンにほとんどを吐いたが、スピトーンの数が少なく注いだ場所から人でごった返したセラーの中をスピトーンまで行かなければならないのがいただけない。こころゆくまで勝沼ワインを堪能するにはとても至らないが3時近くになったので奥野田ワインへ向かうことにする。

多少の差はあるが成育順調なカベルネ・ソーヴィニヨン。新梢を一本垂直に伸ばすという方針で、上の支線をある程度越えたところで摘心してある。
 奥野田ワインに到着して驚いた!なんと以前のテイスティングルームが無くなっており、縦長のパレハブが立っている。さらに驚くのは醸造所の屋根の高さと同じくらいのところに鉄骨で土台を作り、そこにログハウスがのっている(残念ながらこの件に関しては写真なし)。パレハブの2階から知子さんが「いらっしゃーい」と言っている。うーん、それにしてもすごいものを立てたものだ!階段を上がっていき、プレハブの2階の方へ、2階は事務所になっている。コンピューターが並んでいる。下は樽庫だそうだ。ログハウスの方に通される。ログハウスはテイスティングルームだ。
 早速、甲州の辛口ワインを頂きながら。いろいろ話す(何を話したっけ?)。話の中心は当然ぶどう栽培のことだ。つまみは桜沢のシャルドネ。昨日のボルドー液散布前に採ったもので今年は残念ながら20kgということで醸造にはならないそうだ。食べてみるとまず甘い!皮が薄く、水気があり、ちょっと小さいが食用に近い食感である。が糖度は食用よりはある感じ。これが食べれただけでも今日は大収穫!遠慮せずに結構食べる(^^;。でも桜沢の今年の春植えた苗はほとんど育っていないそうだ。どうしたというのだろう?電話が掛かってきて知子さんが団体接客中の社長を迎えに行くというので、歩いて見に行けるカベルネ・ソーヴィニヨン畑を見に行くことにする。
 カベルネ・ソーヴィニヨンは概ね、順調に成育しているようだ。成育の方針は僕と違い、新梢を一本に絞って結構な高さまで伸ばしてある。伸びているものは僕の身長より高い位置で摘心してあるが、樹勢の強いぶどうは摘心すると摘心された位置から近い二つ位の節から新たな芽を発生させてさらに伸びようとするが、この傾向のものが結構見られる。新梢を一本に絞って伸ばしていているせいか幹はさほど太くはなく、葉も小さめ。葉には前日散布したボルドー液がふんだんに掛かっており、合わせてべと病の対策後で枯れた葉が結構見られ、あまりきれいではない(^^;。写真を撮ってワイナリーに戻る。
 ワイナリーに戻ると社長が戻ってきており、その他にカベルネ・ソーヴィニヨンの契約栽培をしてもらっている甘利さんの御友達、春の苗植えの手伝いに来ていて、今では畑の栽培責任者(?)と化しているという植原ぶどう研究所の人などがおり、ワイン&コーヒーを飲みながら談笑。有機栽培ワインについてとか、無添加ワインについてなど話す。10月10日に草取り大会をやるようだが、今年はカベルネ収穫会はやらないのか?と聞くと今年は収穫の時期が読みずらく、多分9月の後半になると思われるが、その頃は"このゆびとまれ"の出荷準備で猫の手も借りたいくらい忙しく、とてもじゃないけどイベントやってられない、とのこと。楽しみにしていただけに非常に残念である(;_;)。桜沢の畑を見る時間がなく、ちょっと残念だったが5時過ぎに御暇して、諏訪への帰路に就いた。

(98/09/06 久しぶりに奥野田ワインを訪問編 文、写真:Takumi Nagasaki)


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