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葡萄畑


[葡萄畑 目次]



'98/07/26 カベルネ・ソーヴィニョンの成育状況

● 98/08/01 ボルドー液を作る

 7/26日にリドミルMZの2度目の散布をした。1度の散布では完全に直りきっていないところが見受けられたからだ。2度の散布で完治と思うが散布後ここ一週間、雨がちなのがちょっと心配。雨で湿気が増えるし薬剤は洗い流されてしまう。いったい梅雨明けはいつになるのだろう。2度目の散布でべと病を撲滅して、そこへボルドー液を散布して、防除を畳み掛けようという計画にした。
 7/31(金)のお昼過ぎ、農協富士見支所の営農センターに行って生石灰と硫酸銅を買うことにする。がセンターに誰も人がいない。ガラーンとしている。「あれー、どこいっちゃったんだろう?出直してくるかー」としばらくどーしよーかなーと思っているとおじさんとおばさんが奥から出てきた。おじさんはカウンターのお客サイドに来て、勘定をしようとしている。おばさんがレジを打ち出した。おじさんが帰って、「硫酸銅と生石灰、ください」と告げる。「硫酸銅、あったかなー」と価格表を見だしたので、「この間来たときとっておいてくれるっていってたよ」「そー言ってた?ちょっと探してくるは」と言って奥に行ってしばらくして「あったわ」といって持ってきた。「それで次は消石灰だっけ?」「消石灰じゃなくて"生(なま)石灰"ね、価格表のここにある」「それは今はやってねー」「えー、この間来たとき若い人があるっていったよー」「ほんじゃ、ちょっと聞いてくるは」といってドアを開け倉庫の方に「"せい"石灰あるー?」そうするとこの間対応に出てくれた若い人が出てきて、「ほにゃらかってやつがあるけどアルカリが落ちるんだよな」「それってボルドー液に使えます?」と私。「ほれじやー、ちがうは。こっちの消毒用ってやつ、たしかひとつ残っていたは」と言って倉庫に物を取りに行き、車のところまで運んでくれる。レジでお金を払って一件落着、硫酸銅が1,330円、生石灰が1,155円で消費税を入れて2,609円也だ。それにしても価格はたいしたことないが硫酸銅が5kg、生石灰が20kgもある。こんなに買ってどうするんだろう(^^;
生石灰 20kg
硫酸銅 5kg

 せっかく買ったのでというかやっと生石灰と硫酸銅を手に入れたので、記念撮影をしておくことにする。いままで使って来た他のものも一緒に収めておくことにする。硫酸銅は写真からも見て取れるように劇物ということで購入に判子が必要ということだった。変な事件も起こる昨今であるし、管理には気をつけなくてはならない。下のジマンダイセンとかマンネブダイセンとかスミチオンも取り扱いには気をつけなければならないが、一般のホームセンターなどでもよく売っている。買うのに判子も必要ではない。
ジマンダイセン
リドミルMZ
マンネブダイセン、
展葉剤、スミチオン

 8/01日、昨日購入した生石灰と硫酸銅で4-4式のボルドー液を作ることにする。4-4式とは前の数値が硫酸銅、後ろの数値が生石灰の1L当りの量で4g、4gを表している。あとこれに砂糖を4g/1L入れることにするので、正確には4-4-4式か。この砂糖を入れるのは葡萄の栽培上手で有名な勝沼の土屋さんという人が考案したやり方だそうで、砂糖を入れると薬害が出ないんだそうな。新ボルドー液と呼ばれているらしい。
 今回のボルドー液の総量は20L。まず生石灰80gを計量し、プラスティックバケツに4Lの水を計量して入れる。そこに生石灰を投入!緊張の一瞬、でもなぜかブクブクもシュワシュワも起こらない。なぜ?本には生石灰は水と反応して発熱すると書いてあるのに。しばらくすれば反応が起こるだろうと木の棒でかき混ぜておいておく。
 続いて硫酸銅を80g計量、硫酸銅は青い。筒のタッパーウェアをよく洗い、1Lの水を入れ、硫酸銅を徐々に投入!きれいな青の溶液ができた。本には硫酸銅は溶けにくいと書いてあったが、割りばしで二三度かき回したら下に沈んだ物もきれいに溶けた。それにしても生石灰の方は全然シュワシュワしない。とりあえずここまででしばらく放置。
 2時間ほど放置しておいただろうか。その間も何回か様子を見たが全然シュワシュワしている様子が無い。かき混ぜてみるが沈殿した石灰が舞い上がってきれいな乳白色である。がしばらくするとまた沈殿する。生石灰の様子にこれ以上の変化が無いみたいなので、ここに砂糖を80g計って投入!これといった変化なし。砂糖もすんなり溶けたようなので、硫酸銅溶液を生石灰を攪拌しながら徐々に入れる。水性絵具の空色を好かした様な色になる。
 これをよくかき混ぜてよく洗った石油用20Lポリタンク(実は18Lポリタンクだと作り始めてから気づいてどーしようか、と悩んだが20Lになるまで水を入れてみたらすれすれのところではいった、ラッキーv(^^)に漏斗をつけて移し、そこに15Lの水を入れて、ボルドー液作成終了。これを明日、散布しようと思う。しかし生石灰がシュワシュワしなかったのが気になる。
水に溶いた硫酸銅と生石灰
左の物を混ぜた

(98/08/01 ボルドー液を作る編 文、写真:Takumi Nagasaki)


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