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葡萄畑

●　98/05/11　成育順調！でもケムンパス出現

リースリング

　今日、5/11日まで諏訪は御柱だ！御柱に行く前に少し早起きして葡萄畑の様子を確認して、垣根の中の草取りをすることにする。先週の5/06にちょっと様子を確認したときに、随分と周りの草が元気よく生えだしているので、草叢になってしまいはしまいかとちょっと心配だったが、垣根の中はいまのところ大丈夫だ。だが畑の周辺は草がすごい早い時期に一回なんとかしなくては。
　それにしても葡萄の成育は順調である。４種類のうち一番腐ってしまうのでは、と心配していたカベルネ・ソーヴィニョンが一番成育がよい、以外だ。成育が遅れていたリースリングも葉が出てきた。一番遅れているのはピノ・ノワールだ。葡萄を植えてから結構雨が降っているが、ピノ・ノワールがいちばん雨に弱いのだろうか？しかし全部の苗が無事、根付いて遅いものもあるが成育していること自体が驚きなのだ。もっと驚きなのが房の原形も散見され、「１年目から房がなるかー」という嬉しいような、将来を考えると房を付けさせずに幹造りに専念したほうがいいのかな？などという余計な心配までしなくてはならない状況である。でも結構成り行き任せでいいのかもしれない、などと楽観的でもよいのかもしれない。

カベルネ・ソーヴィニョン

　草を取りながら葡萄木を一つ一つ確認するとメルローに数本葉っぱが虫に食われて穴の開いている奴を発見する。「えー、もう害虫の餌食かー」と葉の裏を注意深く捜すと、犯人"ケムンパス"発見。２センチ位の小さいやつで胴が黒く、黒と白の毛が無数に生えているやつだ。注意深く葉から取り、お亡くなりになってもらった。葉が食べられているすべての木に一匹づついたので、すべてを潰した。この"ケムンパス"のいったいどこから来たのだろう。もともと木に付いていたのかそれとも春になって羽化した何かの蛾が早速卵を産んだのか？前者だと考えると本植えの時、温湯処理を面倒くさがって省いた自分のせいだと言える。これから害虫との戦いが始まるのかなー、と思うとちょっとぞっとする。早めにボルドー液の散布と木の根元に虫が寄り付かないように農薬を撒かなければ！また、やることが増えてしまった。

メルロー
ピノ・ノワール

(98/05/11　成育順調！でもケムンパス出現編　文、写真：Takumi Nagasaki)

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