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葡萄畑


[葡萄畑 目次]


● 98/04/04-05 葡萄苗木、本植え

  去年の暮れに葡萄の苗木を買い付け、仮植えしておいたのはいいが、今年の冬は異常なほど雪が多く、冬の間にもう少し畑の整備と杭立てをやっておこうと考えていたのだが、まるでできなかった。そこへ持ってきて今年は例年より、春の訪れが一週間ほど早まってきていると来る。「春になったら本植えしてください」と言われていたが、実際どの程度春になったら植えてよいのか、ちょっと悩んだが、そこは怖いもの知らずの知ろうと、ええぃと植えてしまうことにする。当然の事ながら一人ではつらいのでボランティアを募るも二人ほどしか快い返事が無い。しかもその内一人が当日葬式が出来て来れないことになってしまった。実は前日店でちょっとしたワイン会があったが、そこで唯一の協力者に「ほんじゃ、明日9時半ね」といって別れる。

  当日は9時ちょっと過ぎにお店に行き、トラックに必要なものを積む、協力者は多分9時半より遅れるだろうと予想していたので用意しておいた杉の木杭に防腐剤を塗る作業をする。協力者は10時に現れる。「予定通り遅れたね」といったら「御柱をちょっと見に行ったら身動きが取れなくなった」と協力者。そう、今日は上社山出しの2日目だ。リカーハウスは下社の担当地区なので関係ない。車に乗り、山に出陣する。
 まず最初に垣根のレイアウトを決める(写真上)。写真はわかりずらいがプラスティック杭をまず畑の端からほぼ南北に一対立て水糸を張る。その水糸に平行になるように同じようにプラ杭を立て水糸を張った。垣根の間隔は当初、1.5mにしようと思っていたが、畑が狭く、予定本数が植えられないと直感的に判断し、予定より30cm狭い、1.2mとした。垣根の本数は7本とれたが南北が狭いので効率は悪い。
 レイアウトの次は杭立てだ!ブロックが入る程度の大きさで深さ40cmの穴を汗だくになりながら掘る。そこにブロックを入れ、真ん中の穴に木杭を入れて地上高1.2mになるように掛矢で打つ。これを埋め戻せば木杭は1.8mなので1/3の60cmが入っているということになる。杭一対を立てたところで御昼にする。

  御昼をお店で食べていると大阪の常連客が現れた。御柱を見に来たという「ちょうど、いいところに来たねー、今面白いことやってんだよ!」といってボランティアGETだぜ!(ちょっと違うか(^^;)
 御昼過ぎからは午前中に要領を確認してあるので、黙々とたまに水分補給をしながら所定の位置に穴を掘ってはブロックを入れ、木杭を掛矢で打ては、埋め戻す。写真左はほぼ2/3の杭が立った所。結構、石が出てきたり、山側では水が出てきて作業が思ったようにははかどらない、疲れてきたのでみんな無言(^^;。握力が無くなってきたので掛矢で杭を打つとき、杭ではなく人間の頭を打ちそうに何度かなる。

  それでも「今日の目標は杭立てだから」と皆にはっぱをかけ頑張る。ラスト一、二本になるとなぜか作業がスピードアップする?皆のがんばりのかいあって午後4時半頃には目標達成!(写真右)垂直では無かったり、杭の高さが揃ってなかったりするが、まあ大目に見てもらおう。今日の作業はここまでとし、山を下りて店でビールを飲む。私自身久し振りのビールだが、体を動かした後のビールは銘柄が何であれ、美味い!明日は集合10時ということでこの日は解散。


  4/05日、今日はいよいよ本植え、昨日都合が急遽悪くなって参加出来なかったボランティアが今日は参加。昨日頑張ってくれた大阪の人は今日は御柱を見に行くという。今回の御柱はオリンピックの影響もあり、かなりの人でのようだ。作業を手伝ってくれるメンバーがほぼ10時に集合。山に出掛ける。
 今日の最初の作業は仮植えしてある苗木の掘り起こし。苗木を傷つけないように掘り起こし、苗木の本数を確認して近くの小川に苗木を浸けておく。その後、鍬で畑の表面を掘り起こしながら、草の根などを取り除き、畑がだいたい平らになるように製地する。

  杭の間にワイヤーを張る。1.6mmの針金だ。これを杭の一番上と地上高60cmのところに2本づつ、各垣根にはる。いよいよ葡萄畑なしくなってきた。(上写真)
 苗木の植え付け間隔を決め、穴を掘る。間隔は当初75cmを予定してたが、垣根の長さを実測してみると長さが足りない、臨機応変に60cmと決め、プラ杭を立ててみる。そうすると植え付け予定数の35本のプラ杭が丁度立つではないか、なんという偶然だろう。そこに根の分だけの穴を掘り、川から苗木を上げてきて、各穴に苗木を配置、台木の部分が垂直になり、穂木の部分が山側(つまり北側)になるように、余り潜ってしまわないように丁寧に植え付け。
 苗木、一本一本に添え木としてプラ杭を添わせ、プラ杭を結束帯でワイヤーに固定し、添え木に苗木の台木の部分を誘引テープで倒れない様に誘引する。各苗木にバケツ半杯ほどの水を掛け、土が沈むので苗木の根元に盛り土をする。最後に垣根の間を鋤簾で均して、もっと以前に撒こうと思っていた消石灰を撒いて、本日も午後4時頃には作業終了。(写真下左)
 仕事がほぼ終了したところにちょっと上の畑で農作業していたじーさまの訪問を受ける。じーさま「こりゃー、なにを植えてるだ」わたし「ぶどうです」じ「こんなに低くて、木が混んでていいだかや」わ「これはヨーロッパ流の垣根仕立てという植え方です」じ「こんな標高の高いところでぶどうがうまく育つだかえ」「うまくいきゃーいいなー」といって去って行きました(^^。まあ、何事もやってみなけりゃわからない!の精神でやっていますのでだめでもともとです。
 作業を終了してそれがイメージ通りに出来たので満足度が高い!なんとも言えない達成感に包まれます。これはやった人でないと分からない!ということで記念撮影です。(写真下右)
 この日もビールが美味しかったのは言うまでもありませんV(^^)V。


(98/04/04-05 葡萄苗木、本植え編 文、写真:Takumi Nagasaki)


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