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以前の「ひとこと」 : 2014年2月前半





2月2日(日) 箱詰めパズル:ワイヤータイプ

 知育玩具や輸入玩具など、ちょっとめずらしいおもちゃを扱っているボーネルンドという会社があります。自宅の近くのリゾートアウトレット(といっても距離にして20kmくらい、車で3〜40分はかかります)にこのボーネルンドのお店があるので、行ったときには何かないかなと必ずのぞいてみることにしています。

 先日行ったときにも、3つほど買ってきました。今日はその1つをご紹介します。

図 1

 針金のパーツを木製の台の正方形の周囲にはめてゆくパズルです。図1は失敗例です。

図 2

 台のほうは4×4のマス目になっていて、その周囲にパーツが収まる溝があります。縦方向に長さ4単位が5本、横方向も同じなので、全部で40単位の溝があります。

図 3

 パーツは全部で8つ。いずれも長さ5単位です。折れ曲がりの数は、1回のものが1つ、2回のものが1つ、3回のものが2つ、4回のものが4つです。1つだけループしているパーツがありますが、それ以外は枝分かれはありません。どのパーツも1本の針金を曲げるだけで作られています。

図 4

 パーツの図を載せておきます。(こういう図を描くのは面白いです。)

 このパズル、通常のブロックをはめてゆくような箱詰めパズルと等価にならないかなあと思ってちょっと考えてみました。

図 5

 これは、最初の図1と同じパーツ配置にしてみたものです。針金の5つの部分をそれぞれ正方形を45度回転したパーツで置き換えてみました。

図 6

図 7

 図6ではもともとの骨格(赤線)と、肉付けしたパーツ(黄色)を重ねて表示しています。図7では赤い線を消してみました。もとの針金のパーツが90度曲がっているところは正方形どうしが辺で接するのですが、曲がっていない部分は正方形どうしが頂点で接続することになるので、いわゆる普通のブロックパズルにはなりません。

 これはアウトレット価格ということで、通常の半額の1,000円(+消費税)で購入しました。若干精度が足りないと思われる部分などありましたが、こういったパズルは実物をさわって解くのが楽しいです。難しいパズルではありませんでしたが、楽しませていただきました。


   このパズルの解を解析ソフト BurrTools で調べてみました。2021年4月6日の「ひとこと」 をご参照ください。



 実は先週はインフルエンザにかかってしまって、週の後半はずっと寝ていました。

 27日(月)に、会社の居室のフロアで何人かインフルエンザ発症者が出たので予防に心掛けるようにという連絡がありました。火曜日の朝、咳が出てちょっとだるい感じでした。体温を計ると36.9度。マスクをして会社に行って仕事をしたのですが、だんだんだるいのがひどくなって、夕方は定時で帰宅し、熱を計ると37.8度でした。

 29日(水)は早朝に会社に行って、最悪済ませなければいけないことを済ませてから病院に行きました。検査の結果、職場でも何人もかかっていたインフルエンザB型との診断で、薬を出していただいて帰ってきました。

 29日(水)の夜から30日(木)にかけてがいちばん症状がひどくて、いくら部屋を暖めても布団を2倍かけてもとにかくとても寒くてよく眠れず、30日(木)の朝起きると38.6度の熱がありました。会社には「今週はもう行けません」と連絡し、ずっと寝ていました。

 31日(金)夕方、上司が心配してお見舞いに来てくれました。しょうが湯やバナナなどをいただいて、とてもありがたかったです。月末に3日も休んでしまって、本当に申し訳ないです。周りに迷惑をかけた分、来週からしっかり復帰して頑張らないといけないなあと思っています。

<おまけのひとこと>
 1月31日(金)は、お世話になった方の定年退職のパーティがあったのですが、参加できませんでした。
















2月8日(土) セパタクローボールをつくろう

 今日2月8日(土)は、大学を卒業して以来実に二十数年ぶりに学部の同期会があるということで、東京に来ています。同期会は18時からということで、最初から宿泊するつもりで宿を手配してありました。昼間はどうしようかなと思っていたのですが、たまたま第2週ということでリスーピアのワークショップがある週でした。いつも自分が講師をやるときに何名かの方にティーチングアシスタント(TA)をやっていただいているので、今回もしも手が足りないようでしたらTAをやりましょうかとお話したら、何なら一部は講師をやっていただいても…ということだったので、お引き受けしました。

 今月は「セパタクローボールをつくろう」という回でした。

図 1

 写真のように、6色のPPバンドを使って二十面十二面体の形をつくるというワークショップで、2月8日(土)、9日(日)、11日(火)の3日間それぞれ2回ずつの開催です。2月10日(月)は仕事なので、8日と9日にお手伝いしましょうという予定にしていて、事前にCGを作ったりして用意をしていました。

 いつもですと金曜日の夜に移動して前泊するのですが、今回は初日の午前は講師ではなくTAということだったので、当日の朝、始発の特急で行くことにしました。最寄り駅が朝6時半過ぎ、新宿に9時過ぎに着くので、会場には遅くとも10時前にははいれるという計算でした。

 数日前から、この週末は広く大雪になりそうなこと、東京も5〜10cmくらいの積雪になりそうだということが予報されていました。どうなることやらと思っていたのですが、朝、乗車予定の特急列車がいきなり車両故障で30分ほど遅延し、結局会場入りできたのは予定より1時間近く遅れて10時半過ぎになってしまいました。(朝、氷点下の駅で30分以上待っているのが寒くて大変でした。)

 もっとも、とにかく天気が悪くて列車も軒並みダイヤが乱れていて、午前のワークショップは参加者がいつもの1割程度、10名にも満たず、テーブルも1つで済むくらいでした。近隣の科学館等も午後から休館が決まり始め、リスーピアも13時で閉館が決まり、午後のワークショップは中止になりました。

図 2 図 3
図 4 図 5

 ちなみに、用意したのは上のようなCGです。正八面体骨格の3本リング(図2)、立方八面体骨格の4本リング(図3)、今回ワークショップで作った二十面十二面体骨格の6本リング(図4)、そして五芒星が12個見える10本リング(図5)の図を用意しました。会場で、パーツ2セット分を使って10本リングの模型も作りました(写真を撮り忘れました)。

 なお、明日2月9日(日)は、午前のワークショップは予定を1時間繰り下げて12時開始、午後は予定通り14時開始とのことです。明日の朝電車が動いているかどうか心配ですが、お昼前には会場にたどり着けるのではないかと思っています。



 同期会が文京区の本郷であるので、宿は上野駅近辺に予約してありました。とりあえず午後のワークショップが中止になったので、早めに上野に移動してチェックインしてしまうことにしました。

図 6

図 7

 今回、和室の宿を予約してみました(図6)。窓の外から不忍池が見えます(図7)。今、宿でゆっくりしてお茶など飲みながら、のんびり更新をしているところです。外は吹雪いています。落ち着きます…

 実は学生時代も常磐線、千代田線、京成線沿線に住んでいて、上野駅から大学まで歩いて通っていました。年に1度くらいは雪が積もることがあって、そんな日に不忍池を突っ切って歩いていると、エサを欲しがってカモとかが集まってきます。貧乏学生だったのですが、近くのお店で食パンとかを買って、一斤まるごと、細かくちぎってカモにあげたりしたなあと思い出しました。

 私の出身学部は人数が少なくて、1学年全体で70名くらいでした。今回はその約半数が集まる予定とのことだったのですが、今日の天候や交通機関の状況を見ると、果たして何人くらい来るのか、ちょっと心配です。徒歩圏内に宿をとっておいてよかったなあと思っていますが、それでもこの道の状況だと歩くのも大変そうです。

<おまけのひとこと>
 先日からひっそりと更新再開したのですが、パズル工房「葉樹林」のoshoさんから、「祝 web再開」というメールをいただきました。ありがとうございます。感激です。相変わらず「葉樹林」のサイトはファンで見に行っています。またお店にもお伺いしたいなあと思っています。










2月11日(火) ダ・ヴィンチの橋

 棒を15本組み合わせて、図1のような橋を作ってみました。

図 1

 これは「ダ・ヴィンチの橋」とか「レオナルドの橋」と呼ばれるそうで、YouTubeなどにもいろいろな素材でいろいろな大きさのものを作っている動画がありました。

 私がこの形を知ったのは、「芦ケ原伸之の究極のパズル(クォークスペシャル)」で、マッチ棒で作られた写真を見たのが最初だったと思います。一度作ってみたいものだなあと思っていたのですが、適切な材料が見当たらず、これまで作ったことがありませんでした。

 今日2/11は久しぶりにお休みだったので、割り箸を材料に作ってみることにしました。割り箸をそのまま使えば、割と簡単に作ることができたのですが、もう少し小ぶりなほうがかっこいいかなと思って、割り箸を半分に切って組んでみました。そうしたら、パーツが軽くなってしまったのと、太さの差が無視できない誤差になって、うまく組めません。

 仕方がないのでパーツどうしが引っ掛かるように切り欠きを入れて(図2)組みなおしました。

図 2

 実はこれでもあまり安定がよくなくて、ちょっと触ると形が崩れていってしまいます。バランスを直そうとして下手にパーツに触ると崩壊することが何度かありました。

図 3

 完成写真が撮れたので、今は分解してあります。

 実は最初、家にある材料で目に付いたのは綿棒でした。両端がふくらんでいるので、うまく引っ掛かってくれるかなと思ったのです(図4)。

図 4

 ところがこれが不安定で、すぐに崩れてしまうのです。図4はなんとか横棒3本まで組んだところです。ここまでは比較的簡単なのですが、もう1段階(横棒4本目)がどうしても安定させられず、あきらめました。糸とかで仮止めしながら組んで、最後に糸を外せば作れそうな気もしますが、素手では私の技術ではこれ以上は無理でした。



 10年ほど前、地区の公民館の役員をやった年にお祭りで綿あめの担当をしたのですが、そのときに余った「一本箸」を貰ってあったのを思い出して、それをひっぱり出してきて出窓に「ダ・ヴィンチの橋」を組みました。周りがやや雑然としているので写真は載せませんが、これはしっかり安定しています。見飽きるまでしばらく飾っておこうと思います。

<おまけのひとこと>
 今週は週の途中に祝日があるので、それにつなげてお休みをとる人が職場にけっこういます。私は2週間前にインフルエンザで3日もお休みをしてしまったので、これ以上はとても休めません。








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