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【 体験して分かる冬の別荘生活とは 】


 第 7 回 生活の中の雪国とは・・・

 前回お届けした「停電は恐ろしい」で感じたことですが、今までは観光でスキーへ出かけて雪国の生活を垣間見ることはよくありましたが、観光という「遊び」ではなく実際に雪国で生活すると言うことがどの様なことなのかを認識させてくれた体験が先の停電事件でした。

 通常、都会の生活では冬であっても、もし停電になった場合困るのはエアコンが使えない、FF石油ストーブが使えない、ガスストーブも・・・ということになりますが、そんなに危機感を感じる程ではないように思います。

 なかでも一番困るのはテレビやビデオにパソコンが使えないことの方が重要でしょう。
 
 そのことは直接的に「生死」を意識するような事態ではありません。
 しかし雪国にでは文字通り「生死」の問題として危機感を抱かせたのが停電事件でした。
 お年寄りの1人住まいなど大変に危険です。

 今まではスキーへ出かけ大雪に見舞われてもリフトが止まる、ゴンドラが運転中止となる等でスキーが出来ない悔しさのみを感じる程度でした。
 ですが、その地域に生活している人々にとって大雪とは大変なことなんだとしみじみと感じました。

 スキー場では車は駐車場にあって宿泊先の従業員の方が常に雪かきをを行い幹線道路は24時間除雪車が行き交い交通路を確保していてくれています。いわば何も気にせず心配もしていなかったというのが実際の感想です。

 しかし、別荘地の中はそう簡単に除雪が行き渡るものではありません。
 除雪車の台数にもよりますが、富士見高原の場合はまずは永住者方の道路を確保し、幹線道路まで出られるようにすることを目的に除雪作業を行うそうです。
 そして次に冬期でもよく滞在されていそうな方達の道路の確保、最後に敷地全体の道路の作業を行うそうです。

 ですので、大雪が降ってきた場合は管理事務所に連絡して○○地区の○○号は滞在中という一報を入れていた方が無難です。

         
  
 また、雪国の生活をスキー場でしか知らなかった私達は、普通の乗用車だと積雪30pも降るともう走行不可能であるとの認識が欠けています。
 スキー場へ向かう道路はほとんど除雪していますし、降っている最中でも交通量があるお陰で雪の轍は深くなることはあっても走行できない程に積もり続けることは稀です。
 
 高速道路などでは通行止めになりますが生活幹線道路はよほどの大雪が降り続けないと交通遮断という経験に出会うことはそうそうありません。

 ですが別荘地の場合は朝起きてみると30〜40pの新雪が積もっているいる場合などが多々あります。
 するとほとんどの車が動かすことは不可能になってしまいます。

 幹線道路は除雪してあってもそこまで行くことが出来ません。
 車道を10m雪かきすることの労力は想像以上に大変な作業です。スタットレスタイヤにチェーンそれに四輪駆動車であっても道路状況によりますが満足に走行できません。
 
 20p程の適度な積雪なら最高の景色と雰囲気を味わうことが出来るのですが、それ以上降ると状況が一変してしまいます。その「恐怖」は体験してみないと分からないと言いますが、幸い富士見高原での除雪作業は迅速におこなわれていてまだ積雪で家に閉じこめられた経験はありません。

 しかし知人の方の別荘地は私道を抜けていく為か、なかなか除雪車が来ず3日間閉じこめられた経験があるそうです。その時の体験の「恐ろしさ」で雪が降ると即撤退の準備をおこなうそうです。

ですので、必ず何日分かの食料は常に確保しておくべきとの忠告を受けたのでした。

 というわけで、冬期に別荘に滞在する場合はライフラインが断たれたときの対応や、食料対策等を常に心がけておかないと大変なことに結びつきかねないので、観光地に遊びに行く感覚とは全く違うことを常に意識するようになったのでした。

 それでも、その心がけと準備とがあって別荘に滞在している限りは実に快適な生活がおくれます。

 朝起きたとき、うっすらと雪が積もりあたりの風景が一変していることがよくあります。
 そんなときの朝のカッチーンと冷え切った空気と、室内の薪ストーブの揺れる炎を見ているだけで、最高の満足感を得ることが出来るのです。

 というわけで、次回は「 最終回 それでも冬の別荘生活は最高に楽しい・・・ 」をお送りします。