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【 体験して分かる冬の別荘生活とは 】


 最終回 それでも冬の別荘生活は最高に楽しい・・・

 八ヶ岳富士見高原の週末族を経験して3年の間に様々な体験をしました。
 四季折々の素晴らしさは特筆すべきものがあります。
 しかし、八ヶ岳の冬の厳しさは東京の生活しか知らない者にとって観光地化された高原地帯とはいえ気候の違いに驚くばかりです。

 東京での冬の気温で氷点下を記録することは希です。しかし八ヶ岳では冬季の期間は常に氷点下10℃前後を記録し寒さの厳しさは東京とは比べものになりません。

 しかし、八ヶ岳での氷点下10℃は寒いことは寒いですが、なぜか凛とした空気に触れているだけで身が引き締まり気持ちのよい寒さなのです。

 とりわけ朝の空気は澄み切り晴れた日は西側から富士山・南アルプス・中央アルプス・北アルプスまで見渡すことができ、眺めているだけで気持ちが浄化されていくような気分にさえなります。

 そして朝目が覚めた時にうっすらと積雪しているときなどは感激してしまいます。
風景が一変し木々に積もった雪が舞い落ちてきて、キラキラ輝きながら舞っている光景は素晴らしく綺麗です。さらにベランダに餌を求めてやって来るリスの姿や、野に下ってきた鹿の親子がゆっくりと雪原を歩く姿を窓越しに見えた時など思わず声を上げて感激してしまいます。

そこには冬だからこそ味わうことのできる自然の中の風景を享受できる「贅沢」な体験が待ち受けています。

      
      
 室内では薪ストーブが赤々と炎が揺らぎ、薪ストーブ独特(輻射熱)の暖かさが部屋中を満遍なく暖め快適な空間を演出してくれています。

 窓越しに見える雪景色と室内の薪ストーブの炎とがマッチして素晴らしい雰囲気を醸し出してくれます。
こんな時はやはり八ヶ岳は冬が一番いい季節なんだと思い知らされます。

 さらに冬の時期は常に薪ストーブを焚いているためストーブクッキングも楽しめ屋内バーベキューさながらに薪ストーブでの料理が楽しめます。

 レンジやオーブンで焼く料理とどうしてこうも違う味に調理できるのだろうかと不思議に思うほどに美味しく楽しく料理を堪能できます。
 「スーパーマーケットの一個30円のコロッケが300円の味に変身する」が我が家の合い言葉のようになっていますが、それほど薪ストーブで焼いた食材は普段では味わうことができない程に美味しく焼き上がります。

 冬の八ヶ岳、何もしないゆっくりとした時が流れる一時はこの上ない贅沢です。東京の喧騒を離れ日常生活から解き離れた非日常生活を味わう体験は最高の喜びであり最高の楽しさを与えてくれます。

 以上、「体験して分かる冬の別荘生活 ビックリ体験記」をお届けしてきましたが、別荘週末族にとって初めて体験することばかりで、驚き・感激・楽しさを享受できたことに感謝しています。
 環境と住宅との相性が合って初めて体験できる様々な出来事を経験しましたが、これからも住宅の性能に助けられながら、四季折々体験していくことを今後またご報告していきたいと思っています。

 最後までお読みいただいてありがとうございました。

では、続いて「別荘生活5年目の想い」をお送りします。