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【 体験して分かる冬の別荘生活とは 】


 第 2 回 スリッパはどこだ!?

 富士見高原お助け会の2回目のお助け依頼が再び○○さんからありました。

 内容は前回と同じく「深夜現地入りするので、まっちゃん申し訳ないけどまた薪ストーブ焚いておくのをお願いします」とのことでした。

 前回の時にあまりに寒かったので、○○さんといろいろお話しましたが、現地に到着したときに氷点下になっていない住宅がどんなに快適であるのかをしみじみ感じたそうです。
 
 というわけで、○○さん曰く「今まではあの寒さが普通と思っていたのですが、すでに暖まった別荘に到着する『快適さ』を味わってしまうと、もうあの寒さには耐えられない」とのお話でした。

 その話を聞いて素直に納得してしまい、我が家が先にお山に居るときには薪ストーブを焚いてあげることにしたのでした。

         
   
 よって2回目の薪ストーブ焚き付けお助け会の登場となったわけです。
 
 もう○○さん宅の寒さは理解できています、心の準備も出来ています、薪ストーブ焚き付け小道具もガスボンベ残量確認し、完璧な準備を整えてたつもりで○○さん宅へ出かけたのでした。

 その日も確か氷点下10度を下回るどんより雲の寒い日でした。
 案の定ログハウスの室内は前回同様氷点下5〜6℃でした。

 ところが決意も準備も万全なはずが何かが違う、やたらと寒い、じっとしていられない!!と足下を見ると、前回の時には玄関にスリッパが並べてあり、それを履いて作業していたのですが今回はスリッパがない!
 
 素足ではありませんが、無垢の床板も凍っているように感じました。氷点下5〜6℃の室内の床は当然冷え切り、氷の上を歩いているような感じです。これにはまたまたビックリしました。

 我が家F・K Homeは、地下室に蓄熱暖房機が設置され断熱処理されていない床施工方法にしてあるため、地下室がほんわか暖かいとその熱が床材を暖め、床暖房もどき状態となって足下の寒さは感じないのです。

 しかし、○○さん宅は完璧な冷凍庫状態でログ材が冷え切っているため、当然床材も冷え切り、スリッパ無しでは足の裏が完璧に冷え切ってしまいます。小走りで絨毯まで駆け寄り難を逃れましたが、絨毯とて冷え切っているため、薪ストーブ着火作業は難を極めたのでした。

 そしてあらためて毎回このような苦労をしながらの別荘生活ではやはり大変だと感じたのでした。

 そこで早々に焚き付け作業を行おうとしたところ、ガスボンベが冷え切っていたために何度やってもガスバーナーに着火しないのです。それは前日ガスボンベを車の中に入れっぱなしにしていたためで、氷点下にまで冷え込んでしまったガスボンベはガスの放出が上手く働かず、バーナーに着火しないのでした。

 そこで泣く泣く防寒着の中に冷え切ったガスボンベを鶏が卵を抱える如く懐に抱きかかえ、あまりの寒さにピョンピョン跳ねながらガスボンベを暖めたのでした。

 次号「 第 3 回 凍った薪の焚き方とは・・・ 」へ続きます。