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7月19日(金)
舩木窯(先生のお話) 大山レークホテルフレンチ(昼食)
岡山県重要無形文化財 伊勢崎満先生宅訪問(先生のお話&手ひねり体験)
牛窓リゾートホテル・リマーニ(泊)
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六代目舩木伸児先生 |
出雲で訪れる二つ目の窯元は、スリップウェアの技法で名高い舩木窯。
舩木窯は江戸時代中期に興された布志名焼を元祖とする。柔らかな光沢の緑釉、黄釉を特色とする布志名焼だが、舩木窯の作風はひときわ大胆華麗。
宍道湖を望む敷地には、その昔、民芸運動の錚々たる提唱者、柳宗悦、浜田庄司、バーナード・リーチらが訪れたという日本家屋の客室が、ギャラリーとして使われている。
スリップウエアとは、色が異なる粘土を水で溶いた化粧泥(スリップ)で模様を描く手法のこと。伸児さんの作品はスポイトを使って描かれている。
宍道湖湖畔にある。バーナード・リーチが故郷に似ていると滞在した部屋で作品を見る。此処も、環境は素晴らしい。黄釉は濃く深い。宍道湖(しんじこ)は、猪の通っていた道の湖とか。 |

ギャラリー
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ギャラリーへ続く道
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熱心に見ている
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庭から見る宍道湖
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五代当主研兒氏が英国へ航海中に書いた絵日記
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午後は、いよいよ備前へ出発。途中、大山レークホテルでフレンチの昼食をとり、その後は2時間ほどのドライブ
大山の懐、大野池の畔に建つ山荘風のホテルで、地元の食材をふんだんに使ったリッチなフレンチのコースランチを
米子ICから20分。木立越しに湖を見ながらフランス料理のフルコース。 |
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先生のお話を少しでも長く聞くため時間が押している。バスは遅れを取り戻すため高速で走る。大山は雲をかぶっている。和気ICから374号線へ |
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備前陶芸美術館 |
伊部駅 |
不老川 |
首相官邸の壁画は備前焼 |

岡山県重要無形文化財
伊勢崎満先生 |
伊部駅を背に旧山陽道を左へ行くと、不老川の石橋を越えたすぐ先に当代のお宅が見えてくる。茅葺きの屋根、”庵“風の門構え、古い民家そのままのギャラリー、陶板が敷きつめられた中庭、全てが古風で重厚な設えだ。
岡山県重要無形文化財作家 伊勢崎陽山の長男として生まれ、幼い時から土をいじっていた当代と、その子息の作品を展示。
伊勢崎家では、四人のご子息全員が陶芸家として独立。それぞれの窯を持って個展や公募展を舞台に活躍している。
その各陶房を訪れてみた。まず長男の卓さんは実家で、父上とは上下の工房に分かれて作陶を。次男の紳さんと四男の競さんが、車で5分程離れた不老山の麓で。三男の創さんだけは、片上湾を望む丘の中腹に陶房を持つ。 |
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この陶房には、備前に来るたび訪れてしまう。
不老川沿いに散策していると、目に付く茅葺きの家、門に戸が無く縁側に作品が展示してあるので気軽に入れる。
登り窯を新しくしてから、初めての窯に入れてくれるという。左馬を描いても良いのかなと思う。手ひねりは、10人づつ4組に分ける、我々は三男の創先生の陶房へ。 |
創先生の陶房で手ひねり体験。久々井湾を望む丘の中腹、潮風の心地よい陶房で作陶。土と窯焚きについて教えていただく。
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さて、ここからバスで30分程行くと東洋のエーゲ海、牛窓だ。鶴海ICから岡山ブルーラインを邑久ICまで。
その昔、風待港と呼ばれた瀬戸内海の港町は今、リゾート地として開発されている。 |

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「海からようこそ」
ホテルの目の前は瀬戸内の海。客室は大きく設備も豪華でお洒落なホテルだ。全室オーシャンビューのギリシャ風リゾートホテル。日本のエーゲ海と呼ばれる牛窓の多島美を目前の景色は絶景です。海に抱かれた白亜のリゾートホテル。
瀬戸内の海を篝火に見ながら和食をいただく。舟が着く。灯台の光がまたたく。 |
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