はじめに

四国お遍路は1200年以上前に弘法大師が修行した足跡を辿る全長1200~1400kmにおよぶ巡礼の旅です。
それは祈りの旅であり、慈しみややさしさに満ちた癒しの旅、同行二人、四国4県(徳島:発心の道場、高知:修行の道場、愛媛:菩薩の道場、香川:涅槃の道場)八十八霊場を巡る旅です。

高野山

 四国お遍路、巡礼満願のお礼参りには大師様の聖地(和歌山 高野山)を訪ね、金剛峯寺(真言宗総本山:豊臣秀吉の母の菩提寺)と大師様が眠る奥之院(今でも1日に2回「御廟」に食事が運ばれいる)に参拝することを勧めます。
 奥の院までの2km程の参道には上杉謙信、武田信玄、豊臣秀吉、伊達正宗、石田三成、明智光秀、武田信玄など戦国武将の墓や供養塔が並んでいるのが印象的で、歴史の重さと深さを感じます。また、真言密教の道場とされる根本大塔は平清盛(三十三間堂の建立、厳島神社の修復)が再建し、塔内は立体の曼荼羅世界が広がり、真言密教のシンボルとなっています。

 高野山 山門

 







  金剛峯寺                      本堂

 

  奥之院参道

 

  

奥之院(御霊)  









高野山 蓮華定院
鎌倉時代に創建され高野山真言宗を宗旨とする寺院で、関ヶ原の戦いの後、真田昌幸、真田幸村の親子が仮寓した真田家ゆかりの寺(真田家の菩提寺)とされ、現在も宿坊として一般方が利用できます。
豊臣秀吉の家臣として日本一の兵(ひのもといちのつわもの)とされた真田幸村(家紋:六文銭)、現在の本堂・山門などは1860年に再建されたもので歴史ある建築や庭園を楽しむことができます。