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ごめんなはり線 第1回 第2回 第3回
ごめんなはり線に乗る 第2回
(10年2月の旅)
阪神キャンプで満員
新しい路線なのでほとんどが高架になっており、まるで新幹線か首都圏の新路線に乗っているかのような感覚である。のいち駅までは市街地郊外を走っているが、その先からはいよいよ海岸線に出てくる。前回このあたりをバスで通ったときは、腹痛下痢による体調不良であまりいい思い出のなかったところだが、こうして高い位置から見てみると太平洋の雄大な眺めというのは素晴らしい。それだけこのごめんなはり線の車窓も一級品ということになる。
夜須駅からどどどっと乗客が乗り込んできて車内が一気に満員状態となった。いったいどういうことかと思ったが、後で調べてみるとどうやら夜須駅の近くに公共の駐車スペースが多くあり、ごめんなはり線のパーク&ライドになっていたようだ。もちろん、安芸市の球場周辺に駐車場が少ないための措置であろうが、少しの区間であっても鉄道を利用してもらおうという営業努力には頭が下がる。本来なら高知市から直接鉄道を使ってほしいものであるが、まあそのあたりは今の時代仕方ない。ただし、阪神のキャンプとは関係ない一般観光客の私にはやや迷惑であった(苦笑)。
列車は一駅ずつたんねんに停車していき、やがて球場駅前に到着。この駅のキャラクターは「球場ボール君」というそのまんま。まあ、駅のまん前が安芸市民球場なのだから駅名がそうなっても仕方がない。駅に着くと、おなじみの阪神タイガース応援歌「六甲颪」が鳴り響いていた。そのなかを大勢のタイガースファンが下車していった。確認する機会がなかったので何ともいえないが、やはり高知の方は阪神ファンが多いということなのだろうか?
(つづく)
安芸そして奈半利へ