旅人マイケルオズの見聞録 「歴史の舞台を訪ねて」 

西軍の総司令官・笹尾山に布陣

関が原北西にある笹尾山に石田三成は陣を張った。家康西上の情報を先取りするかのように、東軍を迎え撃つ形で布陣。三成には過ぎ足るものと言われた島左近とともに、合戦の時を待つ。

笹尾山から関ヶ原を眺める

笹尾山は、関ヶ原を一面に見渡せる絶好の場所に位置しており、万が一の場合でもすぐ後ろの山づたいに北国街道方面に逃げることができる。実際にこの地に立ってみると、確かに東軍の陣はすべて見とおせるが、味方の陣で見とおせるのは宇喜多隊まで。去就不明瞭な小早川、毛利のようすを見渡すことはできない。

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