西安・シルクロード旅行記-6







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11日目)西安 秦始皇帝兵馬俑博物館、り山、鴻門宴遺址、秦陵地宮、他

秦始皇帝兵馬俑博物館1 兵馬俑2



兵馬俑3 兵馬俑4



兵馬俑5 兵馬俑6

「秦始皇帝兵馬俑博物館」は、西安郊外にあり、予想通りものすごい人、人。10人乗り電動カートで入口から博物館まで直行。
グループ毎に専門ガイドが付き、陳列館、1号〜3号坑まで見学。大声で一生懸命説明するのだが、雑踏の中で聞取りにくい。

圧巻は、おなじみの1号坑。長さ230m、幅60m、深さ5mの地下を巨大な屋根で覆い、2,000体もの兵馬俑が復元されている。
これでもほんの一部。そのスケールの大きさに感動。よく見ると顔の表情が皆異なり、穏やかだ。

 




り山から見た「華清池」 り山

西安郊外の「り山」では、ロープウェイで中腹まで登った。楊貴妃が入浴した「華清池」がぼんやりと見えた。天気がよければ「秦始皇帝陵」や、「兵馬俑博物館」も見渡せる。 残念だ。





鴻門宴遺址1 鴻門宴遺址2

「鴻門宴遺址」は、始皇帝が死後、天下を争っていた「項羽」と「劉邦」が、紀元前に宴を開いた場所。





鴻門宴遺址3 秦陵地宮

 西安郊外の観光地を回るのに、周遊バスか、観光タクシーか迷った。周遊バスは、1日回って20元と安いが、「秦陵地宮」のように行きたくない所も回り、土産品店やレストランでの昼食時間もある。

 一方、観光タクシーは、200〜300元だという。交渉すればもっと安くなるはず。しかも行きたい場所を指定でき、時間的にも効率がよい。
 今回は、周遊バスを選択したため、「秦始皇帝陵」と「華清池」には行けず残念。




白身魚フライとビール 牛肉炒飯

 最後の夜日本料理店で、白身魚フライが19元、麒麟瓶ビールが12元(約150円)。牛肉炒飯は、予想通り量が多く、半分残した。





12日目)西安→北京(乗換え)→成田

乗継ぎの北京首都国際空港では、時間に余裕が全くなし。国内線は満席に上、恒常的に遅れが目立ち、空港のあまりにも巨大。
 着陸してからターミナルに飛行機を移動させるのに、30分もかかり、ターミナル間を電車移動後、果てしなく歩く、歩く。

 本来は、1時間半の乗継ぎ時間があったのに。荷物を今回は機内持込みにしてよかった。




石榴(ざくろ)の店 特産の豆類






おわりに

 「絲綢之路」(シルクロード)は、西安を起点に北西側の「河西回廊」を通り、その先大きく3つのルートに分かれて西進する。

 「河西回廊」とは、黄河の西側の峡谷のような地域で、古くから「河西回廊4郡」などとして、多くの都市が栄えた。

 タクラマカン砂漠南側と崑崙山脈の間を通るのが、「西域南道」。タクラマカン砂漠北側と天山山脈の間を抜けるのが、「天山南路」。
 そして、天山山脈の北側を西へ進むのが、「天山北路」。

 今回の旅行では、西安から「河西回廊」、「天山南路」付近を通り、中国最西端「カシュガル」まで往復したことになる。

 
駱駝(らくだ) 「絲綢之路」地図

 「西域南道」の若羌(チャルクリク)、和田(ホータン)、「天山南路」の哈密(ハミ)、庫爾勒(コルラ)、庫車(クチャ)、
 そして「天山北路」の阿勒泰(アルタイ)、伊寧(イーニン)なども機会があれば訪れたい。

 さらに、未開の地であったタリム盆地やタクラマカン砂漠を縦断する、「タリム砂漠公路」と「アラールホータン砂漠公路」が近年開通した。
 

 いつもながら、大声で話す、大きな荷物を抱える、誰とでも気さくに話しをする、大きなカップラーメンを食べる中国の人々に、元気をもらって帰国した。

   ひとり旅日記に、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。


 




 
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