寧夏、内蒙古自治区、青島旅行記-3
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9日目)青島→北京
青島駅
北京・王府井
高速鉄道で初めて1等車に乗った。2プラス2シートの豪華シートでゆったり。飲み物と菓子が無料サービス。
北京南駅まで819km、4時間50分、最高195km/h、474元(9,500円)。2等座席より3,200円も高いが。
途中山東省の省都「済南西」駅は、前回来た時は郊外の寂しい所にある新駅だったが、今では高層ビル群が林立。
北京南駅から地下鉄を乗り継いで、「灯市口」で下車し、ホテルへ。近くの北京一の繁華街「王府井」を散策する。
10日目)北京⇔承徳
避暑山荘1
避暑山荘2
まだ暗い早朝6時過ぎに、地下鉄を乗り継いで、「六里橋」へ。六里橋バスターミナルから、承徳行き長距離バスに乗車。
北京市内で約30分間渋滞のため、約4時間かかり、承徳へ到着。約230km、85元(1,700円)。市内バスで「避暑山荘」へ行く。
避暑山荘3
避暑山荘4
「避暑山荘」は、燕山山脈のふもとに清の皇帝が1,700年代に造ったもので、確かに涼しい。まるで軽井沢のようだ。園内は宮殿区と湖景区に分かれていて、
広大な敷地に温泉もある。
11日目)北京→成田→自宅
北京のホテルを5時半にチェックアウト。地下鉄と空港快速線で、北京首都国際空港第3ターミナルへ着く。予定通りフライトの3時間前だ。
巨大空港でいつも大変な混雑なので、これでちょうどいい。日中便は、円安元高の影響や、日本への中国人観光客の旅行ブームもあり、今や9割が中国人客だ。
今回の旅のまとめ
1)老人割引き
入場料の割引きが3箇所であった。青島にラオ山は無料に、寺院は半額、承徳の避暑山荘は、外国人適用外であった。
長年中国を旅しているが、自分が「老年人」であることを実感した。
2)抗日戦争勝利70周年記念
9月3日に天安門広場で軍事パレードがあった4日後の訪中のため、街にはまだ「横断幕」が掲げられており、テレビでは、
軍事パレードを繰返し放映していた。パオトウ博物館では、「抗日戦争勝利70周年記念」特別展を開催していた。
複雑な心境だ。
3)中国全土踏破達成
31省市区のうち、残りの「寧夏回族自治区」と「内蒙古自治区」の2つを観光して、長年の夢がかなえられた。
今回は観光地としては地味であるが、これで「中国一人旅」も最後となると寂しい。
広大な観光地や、北京や上海の巨大空港、「北京西」や「上海虹橋」の巨大なターミナル駅は、もはや体力的にきつくなった。
中国の人々の元気な話声を、聞けなくなると残念だ。
ホテルからの贈り物(銀川)
シャワーやトイレの見える部屋
「中国全土踏破」の総括
1)内容
31省・市・区の行政区を全て観光。内訳は22省、4直轄市、5自治区。世界遺産は41箇所中30箇所探索。
2)期間、渡航回数、滞在日数など
1996年〜2015年の20年間、渡航回数20回以上、滞在日数200日以上、訪問都市70都市以上、訪問都市の平均人口約600万人。
アラビア語併記(銀川)
如家酒店の朝食
3)旅行方法
一人旅で1回あたり15日以内の個人旅行。出発前にインターネットで、中国国内の航空機、鉄道などの時刻、料金を調べる。
中国国内の切符は現地で購入。ホテルも全て現地で電話予約。
4)目的
中国4,000年の歴史、文化、名所旧跡や世界遺産の探索。中国の人々とのふれあい。
雲南過橋米線
モンゴル語併記(フフハト)
5)動機
NHK TVの「シルクロード」、「大地の子」、「中国鉄道大紀行」などで感動。司馬遼太郎、井上靖、陳舜臣などの中国関連書籍。
中国語習得(1990年代)。
6)一人旅
自分のペースで行動、興味のある所に都合のよい日程で行ける。臨機応変に行動。人々の親切さが身にしみ、楽しい思い出。
一人だと積極的になり、あの緊張感がたまらない。
短所としては一人のためホテル代が割高、病気、事故の不安。
王昭君(フフハト)
刀削面
7)推奨観光地
黄山(安徽省)、九寨溝(四川省)、長江三峡(重慶市、湖北省)、西安・シルクロード(陝西省、甘粛省、新疆ウイグル自治区)、
玉龍雪山(雲南省)、桂林(広西チワン族自治区)、ラサ(チベット自治区)他多数。
承徳行き長距離バス
セブンイレブンのおにぎり
「中国全土踏破」という壮大な目的達成のために、長い間ご協力下さいました関係者の皆さんと家族に感謝します。 2015年9月彼岸 (完)
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